大月駅

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大月駅
JR駅舎(2012年12月)
JR駅舎(2012年12月)
おおつき - Ōtsuki
所在地 山梨県大月市大月一丁目
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細
富士急行駅詳細

大月駅(おおつきえき)は、山梨県大月市大月一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・富士急行である。

JR東日本の中央本線と、富士急行の大月線が乗り入れており、大月線は当駅を起点としている。富士急行の駅には駅番号としてFJ01が設定されている。また、両路線を直通する列車はJRのホームに発着する。

歴史[編集]

大正期の大月駅
  • 1902年明治35年)10月1日 - 国有鉄道中央本線 鳥沢駅・当駅間開通と同時に開業。旅客および貨物の取扱を開始。
  • 1903年(明治36年)1月17日 - 駅前に富士馬車鉄道(後の富士電気軌道)が乗り入れ。
  • 1928年昭和3年)1月1日 - 富士電気軌道が大月・富士吉田間を富士山麓電気鉄道(現・富士急行)に譲渡。
  • 1929年(昭和4年)6月19日 - 富士山麓電気鉄道 当駅・富士吉田駅間開通。元富士電気軌道の大月 - 富士吉田間廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物の取扱を廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 中央線快速電車の一部列車が当駅まで運転区間を延長。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、中央本線の駅は東日本旅客鉄道の駅となる。
  • 1990年平成2年)3月10日 - 中央線快速電車の一部列車が当駅から富士急行線に乗り入れ開始。
  • 1997年(平成9年)10月12日 - 大月駅列車衝突事故が発生。
  • 1997年(平成9年) - 「関東の駅百選」に選定される。選定理由は「丸太を組み合わせ、周辺の山々の中にとけ込んでいる駅」。なお、富士急行の駅は選定対象にはなっていない。
  • 1999年(平成11年)4月8日 - 天皇皇后およびルクセンブルク大公の山梨県訪問に伴う1号御料車編成のお召し列車が、当駅から原宿駅間に運転される。EF5861牽引。[1]
  • 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
  • 2002年(平成14年)10月1日 - 開業100周年。大月駅・猿橋駅開業100周年イベント開催。立川・大月間に展望形電車「四季彩」を使用した「快速大月駅開業100周年号」を運転。
  • 2012年(平成24年)6月15日 - 大月駅周辺整備事業による大月駅前広場が供用開始。
  • 2015年(平成27年)3月14日 - 富士急行でICカードSuica供用開始。

駅構造[編集]

JR東日本[編集]

JR 大月駅
おおつき - Ōtsuki
猿橋 (2.5km)
(6.1km) 初狩
所在地 山梨県大月市大月一丁目1-1
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央本線
キロ程 87.8km(東京起点)
電報略号 オキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
5,478人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1902年明治35年)10月1日
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、あわせて2面3線のホームを有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は丸太造りの平屋建て、山小屋風の建築物で1928年昭和3年)11月に完成したものである。関東の駅百選に選ばれている。一部の特急「スーパーあずさ」が停車するため、ホームの有効長は12両編成分ある。

直営駅駅長配置)であり、管理駅として梁川駅 - 笹子駅間の各駅を管理している。駅舎内にはみどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)、自動券売機(指定席券売機も含む)、自動改札機が設置されている。なお、2008年平成20年)7月19日に4番線・5番線ホームの階段を東京側に降りたところに新しく自由席特急券売機が設置された。

東京方面からの快速電車の一部が当駅まで運転される。その中には当駅で前4両を切り離し、富士急行線河口湖駅まで直通するものもある。後6両は当駅止まりで折り返し高尾行の列車となる。JR - 富士急直通列車は、JR線ホームを発着する。富士急線連絡改札口が存在し、連絡改札口とそれに付随する富士急出札口は富士急、JRと富士急入出場用Suica簡易改札機はJRと富士急がそれぞれ設置している[2]。ただし、富士急連絡口ではJR線の乗越精算はできない[3]

JR中央線は、2020年度を目途に東京から当駅までのオレンジ帯で運行する列車に、2階建グリーン車を2両連結させ12両編成運転を行なう。既に当駅のJRホームではごく一部に12両編成の列車が停車するため、今後はグリーン車Suicaシステム対応の券売機設置や信号設備などの各種改良工事が実施される[4]

のりば[編集]

番線 会社 路線 方向 行先 備考
3 東日本旅客鉄道 中央本線 下り 甲府小淵沢松本方面  
上り 高尾八王子立川新宿方面 一部
富士急行 大月線 富士山富士急ハイランド河口湖方面 JR中央本線新宿方面からの直通
4 富士急行 大月線 富士山富士急ハイランド河口湖方面 JR中央本線新宿方面からの直通
東日本旅客鉄道 中央本線 下り 甲府小淵沢松本方面 待避・始発
上り 高尾八王子立川新宿方面 待避・始発及び富士急行大月線からの直通
5 上り 高尾八王子立川新宿方面  

富士急行[編集]

富士急行 大月駅
富士急駅舎(2012年12月)
富士急駅舎(2012年12月)
おおつき - Ōtsuki
(0.6km) 上大月 FJ02►
所在地 山梨県大月市大月一丁目1-1
駅番号 FJ01
所属事業者 Fuji Kyuko Q Logo.svg 富士急行
所属路線 Fuji Kyuko Q Logo.svg 大月線*
キロ程 0.0km(大月起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
4,061人/日
-2013年-
開業年月日 1903年明治36年)1月17日
備考 標高:358m
直営駅
* JR中央本線と直通運転実施。

JRの単式ホームの西側から延びる島式ホーム1面2線を有する地上駅自動券売機も設けられている。このホームは「人」の字のような形である。この両線間の空地はかつて貨物列車用の側線があった場所で、現在は駐車場として利用されている。駅舎はJRの単式ホームから富士急行線ホームが分かれる付け根に設けられており、JRとの連絡改札口があり、それに付随して自動券売機も設置されている。連絡改札口の窓口は、特急などの予約済み整理券引き換え窓口を兼ねており、土休日午前中などはJR改札内から行列ができることもある。

のりば[編集]

番線 会社 路線 行先 備考
1・2 富士急行 Fuji Kyuko Q Logo.svg 大月線 富士山・富士急ハイランド・河口湖方面 始発のみ

大月駅周辺整備事業[編集]

駅舎の改築を含めた周辺整備事業が2007年度(平成19年度)より開始された。以前から整備構想は持ち上がっていたが、市の財政難などにより頓挫していた。今回は国のまちづくり交付金を得て事業が行われた。橋上駅舎化、南北自由通路の設置、北口の新設、南口の拡張などが行われる予定であったが、財政上の観点から市全体の事業の優先順位が見直された結果、南北自由通路や橋上駅舎などの事業が一時凍結、最終的に執行が停止された。南口駅前広場の整備については、山梨県が同時に実施している県道大月停車場線拡幅事業と一体的に整備が進み、2012年6月15日に大月駅前広場が供用を開始、同年8月4日に竣工式が行われた[5]

駅弁[編集]

2012年現在、駅弁の販売はない。2011年7月まで販売していた駅弁は下記の通り。販売は土曜休日のみであった。

  • しめじ御飯
  • お好み弁当
  • 幕の内弁当
  • 食べてミーナ
  • 竹鶏物語(春季のみ)
  • 釜めし
  • ほろほろランチ

いずれも桂川館による調製。4・5番線ホームの売店で販売されることがあった。 また時間帯にもよるが、駅弁は富士急行線ホームで販売されていた。

駅弁以外に毎年晩夏から初秋にかけて、午後から夕方の間ホームで甲州ぶどうが立ち売りされることがある。笹子駅の名物でもあった「笹子餅」も4・5番線ホームのキオスクや改札外の売店で販売されていたが、笹子餅の車内販売や駅構内売店などの外部委託販売は2014年6月30日をもって中止され、本店と工場および笹一酒造でのみの販売となった。

利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2013年度(平成25年度)の1日平均乗車人員は5,478人である。
  • 富士急行 - 2013年度(平成25年度)の1日平均乗降人員は4,061人である[6]
年度 JR東日本
(乗車人員)
富士急行
(乗降人員)
2000年 5,825
2001年 5,744
2002年 5,731
2003年 5,520
2004年 5,472
2005年 5,378
2006年 5,420
2007年 5,385
2008年 5,352
2009年 5,193
2010年 5,241
2011年 5,153 3,593
2012年 5,418 3,763
2013年 5,478 4,061

駅周辺[編集]

バス乗り場(大月駅前広場整備前)

バス路線[編集]

駅前広場にあるバス停から路線バスが発着している。路線バスの乗り場は西方面と東方面に向かうバスで分けられている。この他に路線バスの降車用バス停や送迎バスの乗降場もある[5]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
大月駅 2 新田線 大月中央病院前・下真木・初狩駅前笹子駅前 新田 富士急山梨バス
桑西線 大月中央病院入口・下真木
大月中央病院前・下真木
ハマイバ前
上真木
    大月中央病院前
西奥山線 大月東中入口 西奥山
日影、循環線   大月東中前 平日のみ
都留大月線 田野倉禾生駅前 都留市駅
県立リニア見学センター線 田野倉 県立リニア見学センター 県立リニア見学センター休館日は運休
4 日影、循環線 岩殿・日影入口 日影
岩殿・日影入口・田無瀬・猿橋駅 大月駅 平日のみ
竹の向・上和田・
浅川・奈良子線
猿橋駅・田無瀬・日影入口・岩殿 大月東中前
大月駅
平日のみ
猿橋駅・田無瀬・浅川入口 小菅の湯
竹の向
上和田
猿橋駅・田無瀬・浅川入口 浅川
新倉・山谷線 猿橋駅・猿橋鳥沢駅前 山谷 平日1本のみ
猿橋駅 猿橋 平日1本のみ
藤崎・桂台線 猿橋駅・関屋・四季の丘 藤崎
朝日小沢線 猿橋駅・関屋 朝日小沢上
宮谷線 猿橋駅・百蔵山入口 堀江製作所

その他[編集]

隣の駅[編集]

※中央本線の特急「あずさ」「スーパーあずさ」かいじ」(「かいじ」以外は朝夜のみ停車)、および中央本線・富士急行線の「ホリデー快速富士山号」の隣の停車駅は列車記事を参照してほしい。

東日本旅客鉄道
中央本線
猿橋駅 - 大月駅 - 初狩駅
Fuji Kyuko Q Logo.svg 富士急行
Fuji Kyuko Q Logo.svg 大月線
フジサン特急
大月駅 (FJ01) - 都留文科大学前駅 (FJ08)
快速「富士登山電車」
大月駅 (FJ01) - 三つ峠駅 (FJ11)
普通
大月駅 (FJ01) - 上大月駅 (FJ02)(※) - 田野倉駅 (FJ03)
(※)一部の列車は上大月駅に停車しない。
  • 一部、中央本線からの直通あり。

脚注[編集]

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  1. ^ 交友社『鉄道ファン』2007年1月号より。
  2. ^ Suica簡易改札機はJRと富士急をICカードで乗り継ぐ場合はタッチする必要はない。
  3. ^ 大月駅でお乗り換えのお客様へ
  4. ^ 中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について 東日本旅客鉄道 2015年2月4日
  5. ^ a b 大月市 大月駅周辺整備事業
  6. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]