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上野原駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上野原駅
北口(2016年5月)
うえのはら
Uenohara
JC 26 藤野 (3.5 km)
(4.2 km) 四方津 JC 28
地図
所在地 山梨県上野原市新田1025
北緯35度37分7.4秒 東経139度6分56.8秒 / 北緯35.618722度 東経139.115778度 / 35.618722; 139.115778座標: 北緯35度37分7.4秒 東経139度6分56.8秒 / 北緯35.618722度 東経139.115778度 / 35.618722; 139.115778
駅番号 JC27
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央本線
キロ程 59.5 km(新宿起点)
東京から69.8 km
電報略号 ウハ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
4,172人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1901年明治34年)8月1日[1][2][3]
備考 業務委託駅[4]
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南口(2018年10月)
画像左方の建物は昇降棟で、駅舎としての機能は無い[5]。右方の旧入口も利用可能[5]

上野原駅(うえのはらえき)は、山梨県上野原市新田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線である[1]。山梨県内の鉄道駅としては最東端となる。駅番号JC 27

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅である[1]。2番線南側に上下線に対応している待避線があるものの、現在は使用停止となっている。斜面途中に駅があることから特異な構造をしており、ホーム幅が大変広く、駅舎がホーム上中央に設けられている[1]。ホームから改札口を通って駅舎に入ると階段が上に伸びている。そこからこの駅南北に橋が伸びており、それぞれ南口、北口となっている。駅舎は1955年4月に供用を開始した。有効長は10両編成分あったが、中央線快速電車に2階建てグリーン車2両を連結した12両編成に対応するため、ホームの延伸工事を実施。2024年10月12日までに完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された[13]

当駅は大きく見て3段となっている。北口は旧バス、タクシーのりば(現在は一般車専用乗降車場)で、南口は階段、昇降施設を下ったホームより低い位置にある。南口は民家の立ち並ぶ中にある。つまり、北口が最も高く、間にホームと駅舎があり、最も低いのが南口である。

以前は直営駅であり、管理駅として四方津駅を管理していたが、2018年4月よりJR東日本ステーションサービスが駅管理を受託する大月駅管理の業務委託駅となった[4][12]。駅舎内には自動券売機指定席券売機併設)、自動改札機が設置されている他、売店がある。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 JC 中央本線 上り 高尾八王子新宿方面
2 下り 大月甲府小淵沢方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • かつては、特急「かいじ」のうち下り1本と上り2本が停車していたが、2017年3月4日ダイヤ改正に伴い通過となった[9]

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員4,172人である[JR 1]。山梨県内の駅では甲府駅大月駅に次いで第3位である。

1998年度(平成10年度)以降の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1998年(平成10年) 5,789
1999年(平成11年) 5,688
2000年(平成12年) [JR 2]5,540 [* 1]
2001年(平成13年) [JR 3]5,467 [* 2]
2002年(平成14年) [JR 4]5,476 [* 3]
2003年(平成15年) [JR 5]5,414 [* 4]
2004年(平成16年) [JR 6]5,479 [* 5]
2005年(平成17年) [JR 7]5,490 [* 6]
2006年(平成18年) [JR 8]5,401 [* 7]
2007年(平成19年) [JR 9]5,359 [* 8]
2008年(平成20年) [JR 10]5,415 [* 9]
2009年(平成21年) [JR 11]5,427 [* 10]
2010年(平成22年) [JR 12]5,414 [* 11]
2011年(平成23年) [JR 13]5,273 [* 12]
2012年(平成24年) [JR 14]5,267 [* 13]
2013年(平成25年) [JR 15]5,350 [* 14]
2014年(平成26年) [JR 16]5,203 [* 15]
2015年(平成27年) [JR 17]5,287 [* 16]
2016年(平成28年) [JR 18]5,212 [* 17]
2017年(平成29年) [JR 19]5,041
2018年(平成30年) [JR 20]4,996
2019年(令和元年) [JR 21]4,873
2020年(令和02年) [JR 22]3,278
2021年(令和03年) [JR 23]4,015
2022年(令和04年) [JR 24]4,206
2023年(令和05年) [JR 1]4,172

駅周辺

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上野原市の市街地からやや南方に離れた場所に位置する。市街地は台地になっており、当駅は一段下に位置する。そのため、北口は駅から一段高くなっており、市街地へのアクセス口は北口だが、バスターミナル等の役割は南口へと移転された。

道路・河川・旧跡等
公共機関
学校
墓地・公園・その他商業施設等

バス路線

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南口広場整備前の上野原駅北口で発車を待つバス(2011年1月)。右の画像は高台から見下ろしたところで、大変狭かったことがよく分かる。 南口広場整備前の上野原駅北口で発車を待つバス(2011年1月)。右の画像は高台から見下ろしたところで、大変狭かったことがよく分かる。
南口広場整備前の上野原駅北口で発車を待つバス(2011年1月)。右の画像は高台から見下ろしたところで、大変狭かったことがよく分かる。

路線バスは南口駅前広場から発着し、全て富士急バスによって運行されている。

のりば 運行事業者 行先 備考
1 富士急バス
  • 市街地循環バス
  • 本町三丁目
  • 光電製作所前
  • 向風
  • 飯尾
  • 小菅の湯[14]
  • 光電製作所前行の一部は新井止まり
  • 向風行は平日のみ運行
  • 小菅の湯行(鶴峠)は土休日の季節運行[14]
2
  • 井戸
  • 不老下
 
3  
4 無生野  

2018年4月1日まではバスは全て北口から発車していた。北口は大変狭く、幅15メートルもない道路の行き止まりで[15]、1台のバスの反転に3回の切り返しを要していた[16]。通勤時間帯には路線バスや企業送迎バス・直行通学バスなども発着し、1時間に20回以上の切り返しが行われていた[16]

その他

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  • 駅のスタンプは、当駅から大月甲府方面が「中央本線」、1駅東京寄りの藤野駅から高尾、東京方面が「中央線」と表記され、実際の定義(高尾駅から東京方面は「中央線」、大月方面は「中央本線」[注釈 1])とは数駅分ずれている。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
JC 中央本線
通勤特快(上りのみ)・中央特快・通勤快速(下りのみ)・快速・普通
藤野駅 (JC 26) - 上野原駅 (JC 27) - 四方津駅 (JC 28)

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 但し、案内上は「中央線」は東京 - 大月間、「中央本線」は立川以西。

出典

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  1. ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、19頁。 
  2. ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、22頁
  3. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、180頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
  5. ^ a b c 西崎 2019, p. 115.
  6. ^ 上野原駅南口駅前広場” (PDF). 上野原市公式ホームページ. 上野原市. p. 3 (2018年). 2024年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月12日閲覧。
  7. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、27頁
  8. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-119-8 
  9. ^ a b (甲府版)2017年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2016年12月16日、3頁。オリジナルの2020年4月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200419232009/https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20161216/20161216_info03.pdf2020年5月4日閲覧 
  10. ^ 駅の情報(上野原駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2017年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月27日閲覧。
  11. ^ a b 上野原駅南口駅前広場の全面供用開始について”. 上野原市 (2018年3月1日). 2018年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月12日閲覧。
  12. ^ a b 申19号「平成29年度営業関係施策(その3)上野原駅および武蔵五日市駅の業務委託について」” (PDF). JR東労組八王子地本 (2018年3月30日). 2020年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月24日閲覧。
  13. ^ 中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します ~快適な移動空間の提供を通じ、輸送サービスの質的変革を目指します~ 2024年9月10日 JR東日本
  14. ^ a b 飯尾・鶴峠・小菅の湯 時刻表” (pdf). 富士急バス. 2023年10月6日閲覧。
  15. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻506号(2008年12月号) p92
  16. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻506号(2008年12月号) p95

利用状況

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JR東日本の2000年度以降の乗車人員
山梨県統計年鑑

参考文献

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  • 西崎さいき『新駅舎・旧駅舎』イカロス出版、2019年6月30日、119頁。ISBN 978-4-8022-0725-6 
  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日。 

関連項目

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外部リンク

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