日野駅 (東京都)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
日野駅
1937年移転開業以来の駅舎(2005年6月12日)
1937年移転開業以来の駅舎(2005年6月12日)
ひの - Hino
立川 (3.3km)
(2.3km) 豊田
所在地 東京都日野市大坂上一丁目9-6
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央本線中央線
キロ程 40.8km(東京起点)
電報略号 ヒノ
駅構造 高架駅(盛土上)
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
26,927人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1890年明治23年)1月6日
備考 みどりの窓口
テンプレートを表示

日野駅(ひのえき)は、東京都日野市大坂上一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線である。

当駅を含む区間は、運行系統上は「中央線」と案内される。運転形態の詳細については該当記事を参照のこと。

歴史[編集]

  • 1890年明治23年)1月6日 - 地元有志の寄付により甲武鉄道の駅として開業。旅客および貨物の取り扱いを開始。
    • 駅北50mほどのところに用水路を跨ぐ小さな跨線橋がある。赤レンガを積んだ風情のあるものだが、これは甲武鉄道開業当時(1889年)からのもの。ここで使われているレンガは日野煉瓦(現在は廃業)製のもの。多摩川橋梁の橋脚にも同社製のレンガが用いられており、現在も上り線の立川寄りの橋脚に見ることができる。
  • 1906年(明治39年)10月1日 - 甲武鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
  • 1937年昭和12年)6月 - 複線化に伴い300mほど北、現在地に移転。
    • 民芸調の入母屋造りの駅舎が建設されたが、これはこの地が「多摩の米蔵」と称された日野でも「八丁田圃」と呼ばれる稲作地帯だったことによる。その田園風景との調和を考えたデザインとなっているため。
    • また移転時にホームのみを移設したため、機回し線など旧駅の機能はそのまま残る結果となった。旧駅のあった場所には鉄道総合技術研究所日野土木実験所が立地する。
  • 1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道発足。
  • 1959年(昭和34年)12月1日 - 貨物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
  • 2001年平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
  • 2010年(平成22年)1月11日 - 開業120周年記念として記念セレモニー・記念入場券発売などを実施。

駅構造[編集]

築堤上に島式ホーム1面2線を有する高架駅。これは日野台地多摩川の橋梁の間に駅が存在し、地上駅にすると線路の高低差が問題になるためである。なお、ホーム西側の一部は日野台地に掛かっている。

高尾側にホームのない中線が1線設置されている(旧駅の中線を転用したもの。後述)。土手に設けられたため、ホームの幅が狭く、特に高尾寄りは危険である。

高尾方には過去に踏切が1か所あったが(旧甲州街道踏切)、都市計画で駅西側に新設道路の取付やターミナル新設の改良工事があったこと、さらに人身事故などが多かったことを理由に1981年に廃止された。

駅舎は1937年の移転時に建てられたもので、民家風の素朴な造りになっている。改札口は立川方に1か所。みどりの窓口自動改札機、指定席券売機が設置されている。ホームから改札口への通路の途中にトイレNEWDAYSがある。KIOSKは改札口を出てすぐのところにある。バリアフリー対応施設として、エレベーター1基と車椅子対応多目的トイレが設置されている。

現在のホームから駅改札までの通路は1969年の改良工事にて竣工されたものだが、それまでは現在の中央線ガード脇(歩行者トンネルの入口付近)からホーム上に昇降する通路があり、立川方ホーム終端部分にホーム出入口が存在した。改札口の位置も当時は現在のKIOSK付近に存在した。

のりば[編集]

JR日野駅プラットホーム
番線 路線 方向 行先
1 中央線 下り 八王子高尾方面
2 上り 立川新宿東京方面
  • 当駅には中央本線の中距離列車も乗り入れるため、本項では中央線のラインカラーをオレンジと青の併記としたが、実際のホーム案内はすべてオレンジのみ用いられている。
  • JR中央線は、2020年度を目途に東京 - 大月駅間のオレンジ帯で運行する列車に2階建グリーン車を2両連結させ12両編成運転を行なう。そのため当駅は、今後12両編成の列車が停車できるようにホームを延長する工事などが実施される[1]

利用状況[編集]

2014年度の1日平均乗車人員は26,927人である。日野自動車エスアールエルセイコーエプソンスーパーアルプスなどへの通勤や、実践女子大学実践女子短期大学東京都立日野台高等学校に通学する学生・生徒の利用が多い。また、八王子や立川および東京都心方面への通勤・通学や買い物客の利用も多い。近年の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[2][3]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年(平成04年) 28,195 [* 1]
1993年(平成05年) 28,468 [* 2]
1994年(平成06年) 28,537 [* 3]
1995年(平成07年) 28,537 [* 4]
1996年(平成08年) 28,912 [* 5]
1997年(平成09年) 28,259 [* 6]
1998年(平成10年) 27,764 [* 7]
1999年(平成11年) 27,049 [* 8]
2000年(平成12年) [JR 1] 25,867 [* 9]
2001年(平成13年) [JR 2] 25,823 [* 10]
2002年(平成14年) [JR 3] 25,719 [* 11]
2003年(平成15年) [JR 4] 26,291 [* 12]
2004年(平成16年) [JR 5] 26,708 [* 13]
2005年(平成17年) [JR 6] 26,857 [* 14]
2006年(平成18年) [JR 7] 27,288 [* 15]
2007年(平成19年) [JR 8] 27,706 [* 16]
2008年(平成20年) [JR 9] 27,798 [* 17]
2009年(平成21年) [JR 10] 27,340 [* 18]
2010年(平成22年) [JR 11] 27,713 [* 19]
2011年(平成23年) [JR 12] 27,710 [* 20]
2012年(平成24年) [JR 13] 28,038 [* 21]
2013年(平成25年) [JR 14] 28,651 [* 22]
2014年(平成26年) [JR 15] 26,927

駅周辺[編集]

改札口を出て左手(西側)に行くとバスターミナルがある。ここには京王電鉄バス西東京バスの路線が発着し、日野市内および隣接する八王子立川国立府中の各市内への路線バスが運行されている。駅の南側すぐには中央自動車道の高架がある。南側の豊田寄りには鉄道総合研究所の日野土木実験所がある。

新撰組と日野[編集]

日野市は、新選組副長・土方歳三の出身地として知られるが、六番組隊長の井上源三郎の出身地でもある。当駅のホームから東の方に見える宝泉寺は井上家の菩提寺であり、源三郎もここに眠っている。また、生家も当駅から歩いて5分ぐらいのところにあり、子孫が資料館を開設している。

甲州街道東京都道256号八王子国立線)に面した改札口を抜け、右手(東側)へ甲州街道を行くと八坂神社がある。さらに進むと新選組を物心両面で支えた佐藤彦五郎家がある。ここは東京都内に唯一当時の建物の遺された本陣址である。現在駐車場になっている辺りに道場があり、近藤勇や土方はこの道場にて剣の腕を磨いたといわれている。

バス路線[編集]

日野駅

  • 1番乗り場
  • 2番乗り場
    • 日11:日野自動車前・泉塚経由 豊田駅北口行(京王)
    • 立65:市民の森ふれあいホール・甲州街道駅北・下田経由 高幡不動駅行(京王)
    • 立65:市民の森ふれあいホール・甲州街道駅北・日野橋経由 立川駅北口行(京王)
  • 3番乗り場
  • 4番乗り場
    • 日21:宇津木台行(西東京)
  • 5番乗り場
    • 日01:日野本町経由 高幡不動駅行(京王)
    • 日02:日野市役所経由 高幡不動駅行(京王)
    • 日03:日野市役所東経由 高幡不動駅行(京王)
    • 分53:日野本町・万願寺駅・NEC正門経由 分倍河原駅行(京王)※平日朝1本のみ
    • 高32:日野市役所入口・万願寺駅経由 モノレール北(高幡不動駅)行(京王)
  • 6番乗り場

付記[編集]

  • 中央特快・通勤快速の停車駅であるが、大宮発着の普通列車(むさしの号)は2014年3月14日まで通過していた。なお、立川発着の普通列車も1996年(平成8年)までは通過扱いであった。
  • 昭和40年代初頭まで当駅始発・終着列車が設定されていた。歴史の項で触れた旧駅の機回し線を利用した折り返し運転が可能だったためである。その後、西隣の豊田駅に隣接して当時東洋一の規模の車両基地だった豊田電車区(現・豊田車両センター)が開設されてからは同駅が始発・終着駅となったため、当駅始発・終着列車は廃止となった。その後、この折り返し線は上下線の待避線(中線)となり、貨物列車、試運転列車などの事業用途列車、回送電車の待避として使用されることが多い。また、三鷹方面から武蔵野線に入る回送列車や臨時列車が使用している。
  • 将来計画として、ホームを増設して上下で分離させる計画がある。また、築堤になっている当駅を高架化に合わせて、西口と豊田駅寄りに改札口を新設する計画もある[4]。しかしながら、市の事業スキームとしての陳情意見でありJRとの調整がついていないことや、市の財政逼迫から自治体負担分である予算捻出が困難であることから、具体的な目途は立っていない。但し、ホームの延長は2020年度までに行う。
  • 多摩モノレールの甲州街道駅まで徒歩15分程であり、中央線の輸送障害時には同駅まで移動してモノレールによる振替輸送を利用するよう推奨されることがある。
  • 中央線は当駅より東京駅まで立体交差化されており、当駅以東において踏切は一つもない。

ギャラリー[編集]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
中央線
通勤特快
通過
中央特快・通勤快速(下りのみ)・快速・各駅停車(緩行線直通、早朝・深夜のみ)・普通(大月駅以西直通)・むさしの号
立川駅 - 日野駅 - 豊田駅

脚注[編集]

[ヘルプ]

出典[編集]

JR東日本の2000年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

関連項目[編集]


外部リンク[編集]