武蔵野操車場

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武蔵野操車場
武蔵野操車場(1974年頃)国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
武蔵野操車場(1974年頃)
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
むさしの
Musashino
吉川 (2.2km)
(3.0km) 三郷
所在地 埼玉県三郷市
埼玉県北葛飾郡吉川町
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 武蔵野線
キロ程 79.2km(鶴見起点)
開業年月日 1974年昭和49年)10月1日
廃止年月日 1986年(昭和61年)11月1日
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武蔵野操車場(むさしのそうしゃじょう)は、かつて埼玉県三郷市および北葛飾郡吉川町(現・吉川市)に跨り所在した、日本国有鉄道(国鉄)の貨物列車用の操車場(ヤード)である。

概要[編集]

武蔵野線が開通した1年半後の1974年(昭和49年)、同線の吉川駅三郷駅の間に日本最大(全長5.2km、最大幅約350m)の操車場として誕生した。当時最新式を誇ったYACS(Yard Automatic Control System)を採用することによって自動化された操車場を目指していた。貨車の仕分け・組成はコンピュータで処理され、入場してくる列車の機関車及び貨車番号のカメラによる読み取り[1]とデータ化、入力した貨車番号や行き先等のデータによる仕分け作業の自動化が行われ、大幅な省力化と運送時間の短縮を実現した。貨車組み替えの際も、無線操縦の機関車によってハンプと呼ばれる坂に貨車の押し上げ分離を行い突放し、自動的にポイントを切り替えて目的別に貨車を組み替える。また、速度検出装置とカーリターダーを使用することによって貨車を連結する速度を一定以下に抑えるようにブレーキをかける等、人手を使わない最新鋭のシステムを誇っていた。

また操車場内には武蔵野機関区も設置されておりDE11が11両配属されていた。

しかし、当時の国鉄の経営悪化等の影響によるヤード集結型貨物輸送の廃止(→1984年2月1日国鉄ダイヤ改正も参照)にともない、開業わずか10年後の1984年(昭和59年)に機能を停止、1986年(昭和61年)に正式に廃止された。

歴史[編集]

廃止後の跡地利用[編集]

武蔵野操車場跡地と新三郷駅(1989年頃)。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

機能停止後の1985年(昭和60年)、沿線人口の増加により吉川 - 三郷間に新三郷駅が開業したが、武蔵野操車場内に線路等がそのまま残っている状態のため操車場を挟む形となってしまい、下りホーム(西船橋方面)と上りホーム(府中本町方面)が約360m離れていた。

その後線路が取り除かれ、上下線のどちらかにプラットホームを寄せるか揉めたものの、1999年(平成11年)に上りホームが下りホーム側に移動した。ホーム上の屋根も上りホームの方が明らかに新しく移動した様子がうかがえる。

360mを繋いでいた跨線橋は現在は切断され、駅だけを跨ぐ橋になっている。平地であるにも関わらず、常磐自動車道が武蔵野線を三郷トンネル(三郷JCT - 三郷料金所間)でアンダーパスするのは、高速道路建設時に当操車場があった名残である。

武蔵野操車場跡地(吉川市部分、2008年)
開発中の跡地(吉川駅方面、2008年)
開発中の跡地(三郷駅方面、2008年)

廃止されて以後、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化にともない、跡地は日本国有鉄道清算事業団に引き継がれたが、売却する事なく解散した。しばらく開発は停滞していたが、鉄道建設・運輸施設整備支援機構発足後の2006年(平成18年)頃より、ショッピングセンターの建設で進展した。

  • 三郷市域(約54.4ha
    • 2006年7月、跡地の競争入札が行われ、三井不動産が落札した。
    三郷市域では跡地を12の区画に分ける計画となっており、このうち商業誘致地区(約16.2ha)にはららぽーと新三郷コストコが、生活利便地区(約13.5ha)の一部にイケア新三郷店が出店している。2007年(平成19年)11月には、全街区の総称を「Shin-Misato LaLa City(新三郷ららシティ)」とすることが発表され、2008年(平成20年)10月1日に住居表示が施行された。また大型の物流倉庫や分譲住宅も建設された[2]
  • 吉川市域(約30ha)
    吉川市域では新駅を設置し、それを中心にして開発する計画である。2007年12月には吉川市とJR東日本の間に2面3線の折り返し可能な構造の駅を建設するという覚書が締結され[3]2012年(平成24年)3月17日吉川美南駅という名称で新駅が開業した。

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
武蔵野線
吉川駅 - 武蔵野操車場 - 三郷駅

脚注[編集]

  1. ^ 武蔵野操車場に入線する機関車はカメラによる読み取り対応として、側面の機関車番号を金属地から白色塗料で着色する対策がとられていた。
  2. ^ 三郷市公式サイトより「新三郷ららシティ地区の地区計画」 (PDF)
  3. ^ 吉川市公式サイトより「吉川新駅設置に関する『覚書』を締結!」 (PDF)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]