JR東日本キハE120形気動車

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JR東日本キハE120形気動車
キハE120-7 (今泉駅にて)
キハE120-7 (今泉駅にて)
基本情報
製造所 新潟トランシス
主要諸元
編成 両運転台付単行車
最高速度 100km/h
車両定員 114名(座席定員39名)
車体材質 ステンレス
台車 ボルスタレス台車
機関出力 331kW (450PS) / 2000rpm
駆動方式 液体式
制動装置 電気指令式
保安装置 ATS-Ps
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キハE120形気動車(キハE120がたきどうしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の一般形気動車

2008年(平成20年)に同社新潟支社管内の主に非電化区間向けに投入され、11月1日から営業運転を開始した。

導入[編集]

2008年4月16日、新潟支社の公式サイトにおいて米坂線磐越西線会津若松以西)・白新線(快速べにばなのみ)・羽越本線酒田以南)向けに投入・運行されることが発表された。導入数は2008年時点では8両[1]

2006年のキハE130系導入の際に、同系列の起動用アルカリ蓄電池を納品した古河電池がそのトピックスで「キハE130系とキハE120系47両に採用された」と発表した[2][3]

2008年6月に黒山駅 - 新潟駅 - 新津駅甲種輸送され、新津運輸区に納入され、同15日午後に新潟駅1番線にて報道公開ののち一般公開された[1][4]

2008年11月1日に営業運転を開始し、当初は羽越本線3本、磐越西線・信越本線4本、米坂線4本の計11本の普通列車に充当された。その後、2009年3月14日改正でキハ110系と共に米坂線でのキハ40・47・48形キハ52形キハ58系の運用を置き換え、これによりキハ52形・キハ58系は定期運用から撤退した。

特徴[編集]

キハ110系との併結運用

車体は3扉のキハE130系から中央部の客用扉を省略した構造である。また車体カラーリングはブナをイメージして赤と橙色のラインが入り、SLばんえつ物語の客車側面にあるオコジョが描かれているのが特徴である[1]

足回りはキハE130系と同一で、エンジンはコマツ製SA6D140HE-2(JRでの呼称はDMF15HZ、定格出力450ps/2000rpm)を搭載する。変速機は日立ニコトランスミッション製のDW21系(変速1段・直結4段、自動式)で、最高速度は100km/hである。

新潟県北蒲原郡聖籠町に製造拠点を置く新潟トランシスが全車両の製造を手掛けた。これ以前の新潟トランシスの同県内への直近の納入実績としては、前身の新潟鐵工所1997年に開業した北越急行の一般型車両・HK100形を製造した例があるが、この車両は同社がトランシスとして初めてJR東日本新潟支社管内へ納入した新型の一般型車両となった。

車内[編集]

座席はキハ110形同様、ロングシートとクロスシートがあり、クロスシートは片持ち式で2人掛け+1人掛けである。構造はキハE130系などとほぼ同じである。またつり革もキハE130系などと同じで優先席付近は黄色で大型のものになっている。運転台仕切部に運賃表示器車内案内表示器が設置されている。

トイレ車椅子対応の洋式で、出入口は自動ドアである[1]

運転台の主幹制御器はキハE130系と同一の左手ワンハンドルタイプが採用された。

運用[編集]

本系列は8両全車が新津運輸区に配置されており、同区のキハ110系と共通運用で運用されている。キハ110系と併結されて運用される場合も多い。運用線区は以下の通り。

一部区間ではワンマン運転を行っており、車内運賃表示には米坂線各駅・羽越本線新津駅 - 坂町駅間/鶴岡駅 - 酒田駅間・信越本線新潟駅 - 新津駅間・磐越西線新津駅 - 馬下駅間・白新線豊栄駅の表示がされている。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d “15年ぶりの新型気動車 キハE120形公開”. 交通新聞: p. 3. (2008年6月18日) 
  2. ^ 機関始動用アルカリ蓄電池 東日本旅客鉄道株式会社殿 キハE120系、130系へ採用:古河電池
  3. ^ キハE130系は39両導入であることから、本形式の導入数は8両であることが間接的に判明したことになる。
  4. ^ 【鉄道ファン必見】ブナ色の気動車「キハE120形」飯豊連峰望み進行! 産経新聞 2008年6月22日付け

関連項目[編集]

外部リンク[編集]