JR東日本キハ100系気動車

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JR東日本キハ100系・110系気動車
八高線を走行するキハ110系(2017年2月11日)
八高線を走行するキハ110系
(2017年2月11日)
基本情報
製造所 富士重工業新潟鐵工所
主要諸元
最高速度 100km/h
最大寸法
(長・幅・高)
17,000×2,928×3,995(キハ100系200番台)
20,500×2,928×3,995(キハ110系150番台以降)
台車 ボルスタレス台車
機関出力 330PS/2000rpm(キハ100系)
420PS/2000rpm(キハ110系)
駆動方式 液体式
制動装置 電気指令式ブレーキ
保安装置 ATS-P, ATS-Ps, ATS-SN
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キハ100系・キハ110系気動車(キハ100けい・キハ110けいきどうしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の一般形気動車

概要[編集]

老朽化したキハ20系キハ45系などの取り替えとローカル線における輸送サービスの改善を目的に製造され、1990年平成2年)3月10日北上線でキハ100形、釜石線山田線でキハ110形量産先行車がそれぞれ営業運転を開始した。製造メーカーは富士重工業および新潟鐵工所である。

気動車であるが、車体と台車の軽量化を図り、高出力直噴式エンジンと効率の高い液体変速機との組み合わせにより電車並みの性能を有している。ブレーキシステムも電車で実績のある応答性の高い電気指令式を採用し、連結器も密着連結器であるため、従来車との併結はできない。

本系列の導入により、特に急勾配の多い山岳路線では速度向上による時間短縮が実現した。さらに冷房装置を搭載したことにより、夏期における旅客サービスの向上が図られている。

車両系列・形式の呼称について[編集]

本系列は短尺のキハ100系のグループと長尺のキハ110系のグループがある。両車は基本設計に共通部が多いこともあり、「キハ100・110系」と呼称される[1]。ただし、相違点も多いため、本項目では便宜上、短尺車体のグループをキハ100系、長尺車体のグループをキハ110系と呼称する。

キハ100系[編集]

16 - 17m級車体の車両である。いずれも両運転台。

  • キハ100形
  • キハ101形(トイレなし)
  • キハ103形(改造車。710番台のみに設定)

キハ110系[編集]

20m級車体となっており、片運転台車も設定されている。キハ111形とキハ112形は1両単位で分割することも可能であるが、基本的に同番号の車両とユニットを組んで運用される。

  • キハ110形:両運転台車
  • キハ111形:片運転台車
  • キハ112形:片運転台車(トイレなし)
  • キクシ112形:片運転台車(改造車。エンジンなし。700番台のみに設定。)

諸元[編集]

車体[編集]

車体は角を落とした独特の形状、普通鋼製ながら板厚の見直しと強度に無関係な箇所への穿孔、プラグドア化および固定窓化による側構体の厚みの低減(50mm、通常の電車は100mm)により軽量化を図っている。一方で「キハ54形などの従来型気動車なみ[2]」の車体前面強度を確保している。なお、キハ101形および各型式の200番台以降はさらなる車体の強化とドアの引き戸化が行われている。

床面高さは1,175mmであり、地方線区の低いプラットホーム[注釈 1]に対応するため出入り台にはステップ(高さ1036mm)が設けられている。なお、キハ101形および各型式の200番台以降ステップ高さは970mmに変更されている。窓は複層ガラスの固定窓である。

塗装は一部の特別仕様車を除いて共通となっており、わずかに緑がかった白色(「ベリーペールグリーン」)を基本に、車体隅などに「ダークライムグリーン」をアクセントとした。

機関[編集]

(奥羽本線横手駅 - 大曲駅間、1996年9月21日)

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キハ100系はDMF11HZコマツ製SA6D125-H)またはDMF13HZ新潟鐵工所製)、DMF14HZカミンズ製NTA-855-R-1)(ともに連続定格出力330PS/2000rpm、排気量コマツ製11.04l新潟鐵工所製12.7lカミンズ製14.0l)、キハ110系はDMF13HZA(新潟鐵工所製)またはDMF14HZAカミンズ製NTA-855-R4)である(ともに連続定格出力420PS/2000rpm、排気量は13.3または14.0l)。いずれも小型軽量の直列6気筒直接噴射式エンジンで、排気タービン過給器吸気冷却器付きであり、これを1台搭載している。小型軽量のエンジンで、乾燥重量キハ40系のDMF15HSAの2,720kgに対して1,365kgとなっている。

液体変速機[編集]

変速機は試作車・量産車を通じ、全ての形式がトルクコンバータを1組内装する液体式である。

キハ100系はDW14Bを1台、キハ110系についてはDW14A-Bを1台搭載する。湿式多板クラッチ式の変速1段、直結2段の多段式で、トルクコンバータは3段6要素である。コンバータブレーキ機能も搭載している。

なおキハ110形量産先行車は充排油式の変速1段、直結(流体継手)1段式のフォイト製T211rzで、リターダブレーキ機能付きであったが、量産化改造時に他と同様とされた。

いずれもプログラマブルコントローラにより機関と共に制御され、力行指令は5ノッチ、変直の切り換えも自動である。

ブレーキ[編集]

応荷重装置電気指令式空気ブレーキ装置で、制御装置形式はC-76、常用(8ノッチ)、非常、直通予備(保安ブレーキとして使用)、耐雪、抑速(2段指令で押しボタン式)の各ブレーキを装備している。このうち、抑速ブレーキは機関ブレーキ+コンバータブレーキ(キハ110形量産先行車はリターダブレーキ)で対応し、空気ブレーキは使用しない。ブレーキシステムも電車で実績のある応答性の高い電気指令式を使用しており、国鉄から継承した在来車との併結はできない。なお、後年登場したキハE130系キハE120形とは混結が可能となっている。

性能[編集]

キハ110系の50 km/h での動輪周引張力は約1,300 kg で、キハ20系の約600 kg や、キハ40系の約800 kg と比較して大幅に向上している。キハ100系・110系とも25 の上り勾配で、補機負荷100 %・乗車率100 % でも60 km/h 以上の均衡速度となっている。

台車[編集]

いずれもボルスタレス式空気バネ台車で、動台車は2軸駆動、基礎ブレーキはユニット式である。

キハ100系は動台車がDT59・従台車はTR243となっている。

キハ110系は動台車がDT58・従台車がTR242であるが、量産車では動台車が減速機の歯数比の変更により動台車はDT58Aに区分されており、200番台の陸羽東線・陸羽西線向け増備車については台車は軸ばねをロールゴムから円すいゴムへ変更した、DT58B形・TR242A形となっている。

キハ100系とキハ110系では軸距の違い(2,000mmと2,100mm)がある。

冷暖房[編集]

冷房コンプレッサを機関で駆動する機械式AU26J-B×1台(キハ100形)・AU26J-A×2台(キハ110・111・112形)で、除湿機能付き、暖房は機関の廃熱を利用する温水・温風方式であるが、始動性のよい直噴エンジンの採用により機関予熱器を装備しないため、下り勾配での暖房能力低下対策としてコンバータブレーキでの変速機油の廃熱を暖房に利用している[注釈 2]

その他機器[編集]

キハ110形200番台 運転席
(2007年2月24日 / 酒田駅)

車内温度保持のために、客用ドアは半自動扱いを可能としており、ドアの横に開閉スイッチが設置されている。また、ドアチャイムも搭載されている。 連結器は従来車の小型自動密着連結器にかわり、電気連結器付きの密着連結器を採用し、分割併合を容易としている。電気連結器は配置先により1段式と2段式がある。

キハ100・101形(および登場時のキハ110形0番台)については幌枠の形状がキハ110系列とは異なっており、そのままでは幌を直接つなぐことはできない。

形式・番台区分(キハ100系)[編集]

キハ100形0番台[編集]

キハ100形0番台
(2006年10月9日 / 気仙沼駅

キハ100系グループの基本形として1990年(平成2年)から翌年にかけ46両が製造された。

ワンマン運転を前提に運転台は半室構造となっており、側面は左右非対称となっている。車内はセミクロスシートで、クロスシート部は車内中央に2+2の配列で左右3組設置されている。トイレは和式のものを4位側に設けるが、2008年の一ノ関運輸区所属車を皮切りに順次洋式化されている[3]

大船渡・北上線向けが一ノ関運輸区、釜石・山田線向けが盛岡客車区(→盛岡車両センター)にそれぞれ投入された。のちに、2010年12月ダイヤ改正での大湊線の編成増強と大湊駅 - 八戸駅間直通列車を増発するためキハ100-21が2010年11月下旬に、2014年3月ダイヤ改正での大湊線の快速「しもきた」増発および多客期増結対応によりキハ100-20がそれぞれ盛岡から八戸運輸区へ転属し、200番台と混用されている。

試作車[編集]

1990年(平成2年)1月から2月にかけ1, 2が新潟鐵工所、3, 4が富士重工業で制作された[3]。パイプ式のスカートを採用しており、側面は吹き寄せおよびトイレ部分にもダミーガラスを使用して、連続窓のように見せるデザインとなっている。また、量産車と異なり、乗務員室の側窓が鋼製枠支持となっている[3]

登場当初は、先頭車の正面の左右が黒色に塗装されていたが、後に量産車に合わせてベリーペールグリーンに変更された。また、車体に雨どいを設置していなかったが、のちに量産車同様乗降扉・乗務員室扉上部に取り付けられている。当初ワンマン運転は準備工事とされたため、1991年に改造工事が行われている[3]

室内は1・2・3位側出入り口付近のロングシートを2席づつ折り畳みとしている点が特徴である[3]。定員103名(折り畳み座席格納時は104名)。

なお、1と3は2012年に後述の「POKÉMON with YOUトレイン」へ改造されている。

量産1次車[編集]

1991年3月に富士重工業で製造された5 - 8では、側面のダミー窓の廃止、運転室側窓のHゴム支持への変更、室内の折りたたみ座席の廃止が行われた。また、以降のグループは当初より車内収受方式のワンマン運転に対応して製造されている。定員103名[3]

量産2次車[編集]

1991年6月から10月にかけ製造された9 - 46では、スカートのパイプによる補強が廃止されたほか、側面方向幕がHゴム押さえに変更されている。室内はつり手の支持方式が曲げパイプからブラケット支持に変更されている。製造は、9 - 29が富士重工業、30 - 46が新潟鉄工所である[3]

なお、キハ100-29は2017年に後述のキハ103形に改造されている。

POKÉMON with YOUトレイン[編集]

POKÉMON with YOUトレイン(2012年12月22日 / 気仙沼駅)

大船渡線を中心に運転される「POKÉMON with YOUトレイン」専用車として、郡山総合車両センターで改造された。車両は、一ノ関運輸区所属のキハ100-1・3を改造している[4]。内外装ともにポケットモンスターのキャラクターを装飾するなど手が加えられているが、車号の変更はされず、駆動機関や台車などの変更は行われていない[5]

なお、内外装は2017年7月15日から「親子でピカチュウと楽しむ列車」をコンセプトとした新しいデザインとなる予定である[6][7][8]

2012年12月22日から[注釈 3]臨時列車として大船渡線の一ノ関駅 - 気仙沼駅間で運行を開始している[9]。このほか、2014年には東日本大震災復興支援事業の一環として、同年1月から2月にかけて水郡線常磐線総武本線磐越西線磐越東線只見線左沢線へ出張運転されている[10]

キハ100形200番台[編集]

キハ100形200番台(2010年12月 / 野辺地駅) キハ100形200番台 車内(2008年6月 / 青森駅)
キハ100形200番台
(2010年12月 / 野辺地駅
キハ100形200番台 車内
(2008年6月 / 青森駅

1993年(平成5年)に大湊線で使用されていたキハ40形を置きかえるために201 - 205の5両が富士重工業で製造された[3]

後述のキハ101形の改良が踏襲されており、同様に客用側扉を引き戸式へ変更、車体の延長・強化、3位側出入口への車いすスペースの設置、音声合成方式のワンマン機器搭載、TE装置新設といったマイナーチェンジがなされている[2][3]

室内は車いすスペースが設置された以外、0番台量産2次車からの変化はなく、トイレも和式となっている(のちに2010年から洋式化[3])。定員は103名で変更はないが、車いすスペースの設置により座席定員が減少している[3]

八戸運輸区に投入され、大湊線青い森鉄道線(←東北本線)で運用されている。

キハ101形[編集]

キハ101形「フルーツライナー」
山形駅

左沢線用として1993年(平成5年)10月に6両、1994年(平成6年)9月に11両、1997年(平成9年)2月に2両の計13両が製造された[2]。後述の室内レイアウトの変更に伴い、区別を明確にするため形式が分けられている[2]。全車が新潟鐵工所で製造されている。

本形式が導入された左沢線は、朝夕を中心に非電化線区としては比較的混雑する状況にあったため、流動を均一にする目的でオールロングシートを採用し、営業距離・乗車時間も比較的短いことからトイレを省略し車椅子スペースとしている。このため一部機器類の配置・形状が変更されている[2]。これにより定員は107名に増加している。

車体は、1992年(平成4年)に発生した成田線大菅踏切事故を受けて、キハ100形をベースに、運転室部分の鋼体を台車中心から車端部にかけて250 mm延長し、衝突時の乗務員の挟まれを抑制している。このため全長は16.5 mから17 mへ延長されている。このほか、前面鋼体の構造見直しによる強度向上が行われている[2]。また、側扉の方式をプラグドアから引き戸に変更したことで、側扉出入り口(ステップ)の高さを従来の1,036 mmから970 mmに変更している。これに伴い戸袋部は側板厚みが50 mmから90 mmに増加している[2]。また、側扉にはドアチャイムが装備されている。

機器類についても従来は優等列車用や機関車のみに設置していたTE装置を設置したほか、運転台横の客室照明を運転台から消灯するスイッチが新設されている。空調装置についても冷媒が環境対策としてフロンR-12からフロン134aに変更されている[2]

車内の床材はピンクの色の物とブルーの色の物がある。ロングシート足元部の床に黒い線が引いてあるが、これは座席と立席の範囲を区分するために投入後に引かれたものである。車体塗色はホワイトを基調に最上川をイメージした青を配した同線独自のものを使用するとともに、前面とドア横に左沢線シンボルマーク、側面に「FRUITS LINER(フルーツライナー)」のロゴが施されている[2]

運賃表示器は設置車と未設置車があったが、現在は全車両に液晶ディスプレイ(LCD)の運賃表示器が設置されている。かつての運賃表示器未設置車には運賃表示器の代わりに運賃表のステッカーを貼付してある。なお、LCDの運賃表示器が設置された現在もステッカーは貼付されたままである。運転台はキハ100形同様に半室運転台を採用しており、助士側で車掌がドア扱いを実施している時に乗客が立ち入らないように柵が設置されている。

1993年(平成5年)12月1日から左沢線で運用を開始し、同区間の所要時分を4分短縮した[2]。当初は新庄運転区配置であったが、山形新幹線新庄延伸に伴う山形 - 新庄間の標準軌化に伴い、1999(平成11)年度までに山形電車区(現・山形車両センター)に転配された。キハ101-12とキハ101-13には左沢寄りにメガホンが設置されている。

キハ103形[編集]

キハ103-711+キハ112-711
HIGH RAIL 1375(2017年7月9日)

小海線を中心に運転される観光列車「HIGH RAIL 1375」用として、2016年11月26日付で盛岡車両センター所属のキハ100-29が小海線営業所へ転属し、後述のキハ110-108(→キハ112-711)とともに改造され、2017年7月1日から運行を開始した[11][12][13][14]。なお、改造と同時に形式がキハ103に変更され、キハ103-711となっている[15]

本車は2号車となり、室内は「天空にいちばん近い列車」をコンセプトに、リクライニングシートを中心に、書棚「ギャラリーHIGH RAIL」を設置する[13]

なお、営業運転でのキハ100系とキハ110系の併結は例がない。

形式・番台区分(キハ110系)[編集]

0番台[編集]

キハ110形0番台(2007年3月10日 / 盛岡駅) キハ111形0番台(キハ111-1) 車内(2009年8月28日 / 上有住駅 - 陸中大橋駅間)
キハ110形0番台
(2007年3月10日 / 盛岡駅)
キハ111形0番台(キハ111-1) 車内
(2009年8月28日 / 上有住駅 - 陸中大橋駅間)

急行列車用として投入された番台である。1990年(平成2年)1月から2月にかけ試作車としてキハ110-1 - 3が製造されたのち、1991年3月に量産車となるキハ110-4, 5とキハ111・112-1 - 3が製造された[16][17]。製造所はキハ110-1, 2, 4, 5が富士重工業、そのほかが新潟鐵工所である。

外観上は、他番台と異なり、パイプ式のスカートを使用している。また、試作車についてはキハ100形試作車と同様、側面へのダミーガラス使用、先頭車の正面の左右が黒色に塗装(登場時のみ)が行われている。

室内は他の番台と異なり940mmピッチの回転リクライニングシート(キハ111・112の後位のみ4人掛けボックスシート[17])を装備し、照明にはグローブがつけられている。デッキは省略されているが、ガラス製の仕切りが設けられている。この番台のみキハ111・112形の後位側の貫通扉は前面と同じ狭幅となっており、通常ユニットで運用されるキハ111・112形も1両単位で運用されることが多い。

定員はキハ110形が52名、キハ111形が60名、キハ112形が64名となっている。

2016年現在、JRグループにおいて急行列車で使用されることを前提として新製された最後の車両である。なお、2013年にキハ111-2およびキハ112-2は、700番台に改造されている。

当初は全車が盛岡客車区(→盛岡車両センター)に配属され、東北・釜石・山田線急行陸中」で使用を開始した。2002年の「陸中」廃止後は、後継の快速「はまゆり」をはじめ、釜石線および東北本線日詰駅 - 盛岡駅間の普通列車に使用されている。快速「はまゆり」では、指定席となる3号車に優先的に使用される。また、東日本大震災以前の2007年7月から2011年3月まではキハ110形の一部が小牛田運輸区に所属し、石巻気仙沼線快速「南三陸」の指定席車両でも使用されていた。2013年にキハ111・112-2が後述の700番台へ改造され転出し、代替として小牛田からキハ110形が戻り、2016年現在は全車が盛岡所属となっている。

100番台[編集]

キハ110形100番台
(2013年12月26日 / 石巻駅
キハ111形100番台
(2008年7月26日 / 仙台駅

普通列車用として設計された番台であり、1991年(平成3年)2月から翌年2月にかけキハ110形39両、キハ111・112形2両編成21本の計81両が製造された。郡山運輸区(→磐越東線営業所郡山総合車両センター郡山派出所)を皮切りに新津運輸区小海線営業所や常陸大子運転区(→水郡線営業所)に投入された。うち、新津運輸区投入車は後述の200番台投入でいったん全車が水郡線営業所に転属している。のちに水郡線営業所所属車についてもキハE130系投入による後述の転用により盛岡車両センター小牛田運輸区新津運輸区へ転属している。

外観はほぼ0番台と同様であるが、パイプ式スカートは通常の鋼板によるものに変更され、以降の番台にも踏襲されている。 車内はキハ100形と同様のセミクロスシートであり、クロスシート部はキハ100形と異なり、ワンマン運転時の旅客の動線や混雑時を考慮して1-3位側(キハ112形のみ2-4位側)を1人掛けとした横2+1列配置となっている。また、この番台以降、キハ111・112形の後位側貫通引き戸は幅広の両開きのものが採用されているため、ユニットを分割する場合、貫通扉にアダプターの装着が必要となっている。定員はキハ110形が119名、キハ111形が131名、キハ112形が136名である[16][17]

なお、キハ110-105は2013年に700番台へ、キハ110-108は2017年に710番台へ改造されている(いずれも後述)。

特別塗装車[編集]

小海線開業80周年記念事業の一環としてキハ110形キハ110-121が首都圏色に塗装変更された[18][19]。その後キハ111-111+キハ112-111も国鉄急行色に塗装変更された[18][20]

150番台[編集]

キハ112形150番台
(2010年11月22日 / 大館駅

1994年にキハ111・112形2両編成2本が製造された。キハ110形は存在しない。水郡線営業所に投入された。

100番台の増備車という位置づけであるが、製造が200番台へ移行していた後の製造であるため、後述の200番台中期車と同様、運転台強化に伴う車体延長や、引き戸化が行われている一方、床面高さは100番台の仕様(1036mm)である[16][17]

水郡線からの撤退後は盛岡車両センターに転属し、その後151は小牛田運輸区へ再転属している。

200番台[編集]

キハ110-206(2016年10月6日 / 米沢駅) キハ110-209車内(八高線)
キハ110-206
(2016年10月6日 / 米沢駅)
キハ110-209車内(八高線)

1993年(平成5年)2月から製造が開始されたマイナーチェンジ車であり、100番台と同様普通列車用となっている。キハ110形50両、キハ111・112形2両編成21本の計92両が導入された。そのうち、キハ110形14両(223 - 236)とキハ111・112形2両編成3本(210-212)の計20両は、後述の300番台からの編入改造車である。 新津運輸区、高崎運転所(→高崎車両センター高崎支所)を皮切りに、長野総合車両所(→長野総合車両センター)、小牛田運輸区に投入された。 なお、以下に示す投入区分は本項における便宜上のものである。

初期車[編集]

1992年度(1993年2月)に製造されたグループで、キハ110形のみ10両(201 - 210)が制作された。同100番台と比較し、車体はドアが引き戸式とされたため、側扉出入口の高さを従来の1036mmから970mmに変更している。この側扉開閉機構の変更の関係で便所ユニットの位置、座席配置が変更されており、定員は118名となっている[16]

中期車[編集]

キハ111形200番台
(2005年8月12日 / 高麗川駅

1993年度から制作されたこのグループから同年度に登場したキハ101形などと同様のマイナーチェンジが行われている。外観上では側扉の引き戸化に加え、踏切事故対策として運転台部鋼体が250mm延長・強化されており、乗務員室と側扉の間が広くなっている。室内では、キハ110形およびキハ111形室内3位側(便所向かい)のロングシートを車いすスペースに変更しており、定員がキハ110形で121名、キハ111形で131名、キハ112形で136名となっている。1993年と1996年にキハ110形12両(211 - 222)とキハ111・112形2両編成9本18両(201 - 209)が製造された[16][17]

300番台編入改造車[編集]

1995年(平成7年)に特急仕様車として登場した300番台(後述)を使用終了後に改造の上編入したグループである。キハ110形14両(223 - 236)およびキハ111+112形2両編成3本6両(210 - 212)が1997年(平成9年)に改造された。

改造工事は改造前に新津運輸区に転属していたキハ110-223, 224(←301, 302)のみ郡山工場、そのほかの長野総合車両所(→長野総合車両センター)所属車は同所で行われ、それぞれ新潟地区、飯山線に投入されている[16][17]

他の200番台とは以下の相違点がある[16][17]

  • 天井の蛍光灯に設けられていたカバーは存置。
  • デッキは撤去し、他の一般車と同様の仕切りを設置。ただし、便所部分の壁面処理等に名残がみられる。
  • 窓枠に物を置く面台はロングシート部を含め存置。
  • 車いすスペースとなった部分の荷棚は、郡山改造車はすべて存置。長野改造車は窓枠1つ分のみ撤去。
  • 種車の仕様からキハ111形のトイレは車端部に洋式のものを設置(キハ110形は従来通りの和式)。
飯山線眺望車ふるさと→おいこっと[編集]
キハ110-235(手前)+236「おいこっと」  (2015年5月 / 十日町駅) キハ110-236「おいこっと」車内
キハ110-235(手前)+236「おいこっと」
(2015年5月 / 十日町駅
キハ110-236「おいこっと」車内

300番台からの編入車のうち、キハ110-235, 236(←313, 314)は、飯山線向けに「眺望車"ふるさと"」として座席のすべてがレール方向(千曲川・信濃川)に向いたオールロングシートに改造され、飯山線沿線の景色が楽しめるようになっていた。また、千曲川に面する1-3位側のカーテンはロールブラインドとされた。定員は120名であった[16]

その後、236については比較的早期に他の300番台編入車と同様の仕様となり、235も先に2-4位側に5組の4人掛けボックスシート(通常は4組)を設置したのち、1-3位側を他車と同様の仕様とした。いずれも、カーテンの違いは存置された[16]

その後、2015年(平成27年)の北陸新幹線長野 - 金沢間延伸にあわせ、飯山線の観光列車「おいこっと」の専用車として、2両とも長野総合車両センターで改造が行われている。駆動機関や台車などの変更、改番は行われていない[21]

外装はアイボリーえんじを基調に五線譜をイメージした格子様の塗装がなされ、沿線出身の高野辰之が作詞した唱歌「故郷」をイメージするアイコンがつけられている。ただし、前頭部のみ、235と236で色が反転している。

内装は「田舎のおばあちゃんち」を意識した古民家風とし、ロングシート部がソファタイプになり、ボックス部には着脱式のテーブルの設置が可能となっている。カーテンについてはすべて障子風の柄のブラインドへ変更されている。また、トイレが和式から、車いす対応の洋式へ変更されている。なお、観光列車だけでなく、運転日以外には定期列車にも投入されるため、つり革や優先席は存置された。

2014年12月23日に先行して落成したキハ110-235が飯山駅で展示され、2015年1月2日から定期列車の運用に投入された。236の改造が終了した2015年4月4日より臨時快速「おいこっと」として運用が開始された[22][23][24]。「おいこっと」のほか、定期列車として飯山線全線、しなの鉄道北しなの線長野駅 - 豊野駅間)、上越線越後川口駅 - 長岡駅間)で運用される。

陸羽東線・陸羽西線向け車両[編集]

キハ110-237(陸羽西線向け)(2007年8月16日 / 鳴子温泉駅) キハ111・112-221(陸羽東線向け)(2009年7月25日 / 鳴子温泉駅)
キハ110-237(陸羽西線向け)
(2007年8月16日 / 鳴子温泉駅
キハ111・112-221(陸羽東線向け)
(2009年7月25日 / 鳴子温泉駅)
キハ110形200番台(陸羽西線向け・眺望車)の回転式クロスシート
(2007年2月24日 / 酒田駅)

1999年12月の山形新幹線新庄延伸に合わせ、1998年から陸羽西線(キハ110-237 - 245)と陸羽東線に投入された車両(キハ111・112-213 - 221)は本系列の最終増備車となり、設計変更がなされている。いずれも小牛田運輸区に配置された。現在では明確な線区の区分は消滅し、どちらも両線および仙台・小牛田地区で運用される。

外観は専用塗装とし、「雪景色」の白をベースに「豊かな自然」の緑を用いている。窓下にはアクセントカラーとして、陸羽西線向けのキハ110形は「最上川のもたらす豊かな恵み」の黄色、陸羽東線向けのキハ111・112形は「鳴子渓谷の紅葉をイメージした」赤色を配している。先頭車前面左下に両線の愛称(奥の細道最上川ライン・奥の細道湯けむりライン)にちなみ「奥の細道」のロゴが表記されている[25][注釈 4]。なお、塗装については1998年度導入分のキハ110-237 - 239およびキハ111・112-213 - 217については従来のもので登場したのち、1999年度増備車に合わせ変更されている。

客室については基本的に従来通りであるが、熱線吸収ガラスを採用し、カーテンを省略している。キハ110-243 - 245の3両については「眺望車」とされ、1列側のクロスシートが窓側に45°回転あるいは通路側に180°回転可能となっている。そのためこの3両は定員が112名に減少している[25]。便所はいずれも車いす対応の洋式となり、キハ111形については300番台編入車同様、車端部に移設されている。また、側面の行先表示器はキハ111形については省略、キハ112形は車端部に移設されている[25]

機器面でも、ワンマン機器がバス用の改良品から鉄道車両用のものとなり、自動放送装置もROM方式からICカード方式となっている。台車は軸ばねをロールゴムから円すいゴムへ変更した、DT58B形・TR242A形に変更されている[25]

特別塗装車[編集]

八高線全線開通80周年記念塗装車キハ111・112-204
(2014年10月18日/高崎車両センター高崎支所にて)

2014年10月に、八高線全線開通80周年記念事業の一環として高崎車両センター所属のキハ111・112-204が、八高線をかつて走ったキハ38形の塗色に変更され[26][27]、2017年現在も運転されている。

また、2017年3月には、信州デスティネーションキャンペーンの一環としてキハ110-231, 233が、旧飯山線標準色に変更された[28]

300番台[編集]

特急「秋田リレー」として運転されるキハ110形300番台
(1997年2月 / 北上駅)

1995年度に本系列唯一の特急型として、キハ110形14両(301 - 314)、キハ111・112形2両編成3本6両(301 - 303)の計20両が製造され、南秋田運転所に配属された[29]。仕様面では当時増備が進んでいた200番台を基本としている。

本番台は田沢湖線を経由して運行されていた特急たざわ」が、秋田新幹線開業に伴う田沢湖線改軌のため1996年(平成8年)3月30日から翌1997年(平成9年)3月21日までの約1年間、盛岡 - 秋田間で運行ができなくなったため、その代替としてその間非電化の北上線を経由して運転された特急「秋田リレー」(北上 - 秋田間)に使用された[注釈 5]

外観はホワイト系の地色にタークピンクと灰色、ライトパープルで塗装され、前面と側面に先頭車の前面に竿灯をデザインしたイラストと「AKITA」の文字が施されていた[29]

車内はE217系電車のグリーン車と同様の回転リクライニングシート(950mmピッチ)を採用したが、喫煙車両として運用することがあるため、キハ111形を除き、灰皿をひじ掛けに追加している。デッキ部には自動扉つきの仕切りが設けられており、客室後位側には各車とも荷物置き場を設置している。なお、キハ112形は後位側車端部にも座席を1列設置しているがここについては仕切り扉を設置せず大形のガラス製の仕切りのみとなっている。キハ111と112形後位の貫通引き戸についてはドアクローザーを設置している。室内灯についても蛍光管を2本としてカバーで覆っている[29]

便所はキハ111形については車端部となり洋式のものが設置されているが、キハ110形については引き続き和式となっている[29]

「秋田リレー号」では、3 - 4両編成(北上駅発最終のみ7両編成)を組んで運転された。秋田新幹線開業を2日後に控えた1997年3月20日にキハ110-301, 302が新津運輸区に転属したことを皮切りに、順次他区所への転属が進められ、先述の2両が新津、残りが長野総合車両所に転属した[30]。転属後は長野新幹線開業前に「信州循環列車[注釈 6]」などで運用された後、前述の200番台(キハ110-223 - 236、キハ111・112-210 - 212)に編入した。なお、改造時に発生したリクライニングシートは当時増備が進んでいたE217系電車のグリーン車に流用された。

700番台[編集]

キハ110形700番台 TOHOKU EMOTION
(2014年10月12日 / 陸奥白浜駅 - 鮫駅間にて)

八戸線で運転されるジョイフルトレイン「TOHOKU EMOTION」専用車として、0番台と100番台から2013年9月26日に郡山総合車両センターで改造された。番号の新旧対照は次のとおり[31]

  • キハ111-2→キハ111-701
  • キハ112-2→キクシ112-701[注釈 7]
  • キハ110-105→キハ110-701

710番台[編集]

小海線を中心に運転される観光列車「HIGH RAIL 1375」用として、2016年11月26日付で小牛田運輸区所属のキハ110-108が小海線営業所へ転属し、前述のキハ100-29(→キハ103-711)とともに改造され、2017年7月1日から運行を開始した[11][12][13][14] 。なお、改造と同時に形式をキハ112形に変更し、キハ112-711となっている[15]

本車は1号車となり、室内は窓側を向いたシングルシート、ペアシートを中心とし、片側の扉を埋め込んでボックスシート(4人掛け×2)を設けるほか、トイレを撤去し物販カウンターも設けられる[13]

車両配置と運用路線[編集]

2017年現在以下の車両基地に所属し、運用される。運用については各車両基地の項目も参照。

盛岡支社[編集]

八戸運輸区

盛岡車両センター

  • キハ100形0番台
  • キハ110系0番台
    • 東北本線・釜石線快速快速「はまゆり」として盛岡駅 - 花巻駅 - 釜石駅間で運用されるほか、間合い運用として釜石線や東北本線(盛岡駅 - 日詰駅間)の普通列車で運用される。うち、「はまゆり」の指定席は本番台が限定使用される。
  • キハ110系100番台・150番台
    • 0番台と併結して東北本線・山田線・釜石線の快速「はまゆり」(自由席)・普通列車に運用される。
    • 単独では山田線(盛岡駅 - 宮古駅間)、いわて銀河鉄道線・花輪線(盛岡駅 - 好摩駅 - 大館駅)間、奥羽本線鷹ノ巣駅 - 大館駅間で運用されている。
      • かつては被災前の山田線(宮古駅 - 釜石駅間)、岩泉線でも運用されていた。

一ノ関運輸区

仙台支社[編集]

小牛田運輸区

郡山総合車両センター郡山派出

山形車両センター

  • キハ101形
    • 左沢線で運用される。
    • 山形車両センター内はすべて標準軌のため、狭軌の本車は入線できない。そのため、導入以来寒河江駅構内の左沢線営業所を拠点として運用されている。

新潟支社[編集]

新津運輸区

長野支社[編集]

長野総合車両センター

小海線営業所

  • キハ110系100番台

高崎支社[編集]

高崎車両センター高崎支所

転属[編集]

水郡線からの撤退と他線への転用[編集]

水郡線では、キハ110系が2扉であることが混雑の激しい水戸口での列車遅延の要因となっていた。そのため、2006年(平成18年)から2007年(平成19年)度にかけて3扉の新型車両キハE130系を投入し、同線に在籍するキハ110系全車を他線へ転出させることとした。水郡線でのキハ110系の営業運転は2007年9月12日をもって終了した。水郡線のキハ110には、2007年8月18日から9月12日の同線撤退までの間、先頭車の前面に「ありがとうキハ110系」の特製ヘッドマークが装着された。

2006年度[編集]

2007年度[編集]

事故・廃車[編集]

2010年7月31日に岩泉線押角 - 岩手大川間を走行中の茂市岩泉行きの普通列車に充当されていた盛岡車両センター所属のキハ110-133が土砂崩れに突っ込み脱線した(岩泉線列車脱線事故)。当該車両は、前面ガラス窓が破損し、11月18日に撤去されるまで4か月間にわたり現場に残されたが、後に復帰している。

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震東日本大震災)に伴う津波では、盛岡車両センター所属のキハ100-9・12(山田線津軽石駅・1647D・津波により脱線)[32]、一ノ関運輸区所属のキハ100-30・38(大船渡線下船渡駅 - 大船渡駅間・338D・床下浸水で機器損傷)[32]、およびキハ100-31・41(大船渡線盛駅・333D・床下浸水)[32]が被災した。キハ100-31・41は郡山総合車両センターにて復旧されたが、床上まで浸水した9・12と、被災箇所からの搬出が困難だった30・38は現地で解体となり、本系列初の廃車となっている。

2015年12月11日には山田線松草駅 - 平津戸駅間で、盛岡駅行きの上り最終普通列車に充当されていた盛岡車両センター所属のキハ110-132が線路上に崩れていた土砂に乗り上げ脱線した(山田線列車脱線事故)。2017年現在本車は現地に放置されたままであり、2017年5月の大型連休明けに、復旧工事のため車体を重機で切断の上撤去される方針であることが報道されている[33]

沿革[編集]

  • 1990年3月10日 キハ100形量産先行車4両が北上線に、キハ110形量産先行車3両が釜石線急行陸中に投入され、営業運転開始。
  • 1991年
    • 3月16日 キハ100形量産車を北上線に、キハ110系0番台量産車を急行陸中に、100番台を磐越東線に投入。
    • 7月 キハ100形を釜石線・山田線(宮古駅 - 釜石駅間)に、キハ110系100番台を小海線に投入。
    • 10月 キハ100形を大船渡線に投入。
    • 11月 キハ110系100番台を磐越西線に投入。
  • 1992年3月14日 キハ110系100番台水郡線に投入。
  • 1993年
    • 3月18日 キハ110系200番台を磐越西線・羽越本線八高線に投入。
    • 12月1日 キハ100形200番台を大湊線に、キハ101形を左沢線に、キハ110系200番台を磐越西線・羽越本線に投入。これに伴い、磐越西線に投入された100番台6両が水郡線に転属し水郡線全列車がキハ110系に統一。
  • 1994年
    • 9月 キハ111・112形150番台を水郡線に投入。
    • 12月3日 キハ101形を左沢線に投入、全列車がキハ101形に統一。
  • 1996年
  • 1997年
    • 3月22日 左沢線増発のため、キハ101形を投入。また、特急秋田リレー運行終了。
    • 10月1日 秋田リレー用に使われたキハ110系300番台合計20両を200番台に改造し、磐越西線・羽越本線・飯山線に投入。
  • 1998年12月8日 キハ110系200番台を陸羽東線に投入。
  • 1999年12月4日 キハ110系200番台を陸羽東線・陸羽西線に投入。
  • 2007年
    • 3月18日 小海線・水郡線のキハ110系が新型車両投入および予備車見直しに伴い、花輪線・快速南三陸気仙沼線に転属。
    • 7月1日 快速南三陸全列車がキハ110系に統一。これに伴い、快速はまゆり用キハ110系の一部を快速南三陸用に転用。
    • 9月12日 水郡線での運用終了。
    • 10月21日 水郡線へのキハE130系投入により、山田線(盛岡駅 - 宮古駅間)・岩泉線に転用。
    • 11月25日 山田線(盛岡駅 - 宮古駅間)・岩泉線全列車がキハ110系に統一。
  • 2008年
  • 2009年11月 一ノ関運輸区所属のキハ100形の方向幕がLEDに改造される。
  • 2010年4月 高崎車両センター所属のキハ110系の方向幕が全車、LEDに改造される。
  • 2011年7月16日 運転を再開した仙石線矢本駅 - 石巻駅間で小牛田運輸区所属のキハ110系が使用される[注釈 8]
  • 2012年
    • 3月17日 仙石線陸前小野駅 - 矢本駅間運転再開に伴い、同区間でも小牛田運輸区所属のキハ110系が使用される。
    • 12月22日 一ノ関運輸区所属のキハ100形のうち改造した2両を「POKÉMON with YOUトレイン」として運用開始。
  • 2013年2月中旬 小海線営業所所属であったキハ110形のうち3両が小牛田運輸区に転属した。
  • 2014年4月1日 岩泉線廃止に伴い、同線での運用終了。
  • 2015年
    • 4月4日 長野総合車両センター所属のキハ110形のうち2両が「おいこっと」として運用を開始する。
    • 5月30日 仙石線陸前小野駅 - 石巻駅間での小牛田運輸区所属のキハ110系の運用が終了。石巻線石巻駅 - 女川駅間で運用開始し、石巻線・陸羽東線の全列車がキハ110系での運用となる[34]
  • 2017年
    • 3月10日 デスティネーションキャンペーンに合わせ、飯山線で運用される長野総合車両センター所属のキハ110系のうち2両が旧飯山線色、1両が「飯山線の四季」デザインで運用開始[35]
    • 7月1日 デスティネーションキャンペーンに合わせ、小海線にキハ100形および110形を改造した観光列車「HIGH RAIL 1375」を運用開始[11][12][13][14]
    • 10月14日 東北本線黒磯駅の電力設備改良工事に伴い、黒磯駅 - 新白河駅間で運用開始予定[36]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ プラットホームは「電車用」(1100mm)、「電車及びその他列車の共用」(高さ920mm)と「客車用」(760mm)が存在する。
  2. ^ ちなみに、酷寒地用の北海道旅客鉄道(JR北海道)キハ150形では、直噴エンジン搭載車であるにも関わらず、極寒時対策として機関予熱器を装備している。
  3. ^ 2012年12月28日までは事前招待客のみが対象だった。
  4. ^ このほか、ドア横にキハ110は「Mogami-gawa Line」キハ111・112は「Yukemuri Line」のロゴが入っていたが、後に消去されている。
  5. ^ JR東日本の定期運転の列車で初めての気動車特急でもあった。
  6. ^ 長野→(信越本線)→小諸→(小海線)→小淵沢→(中央本線篠ノ井線)→松本→(篠ノ井線・信越本線)→長野間で運転された臨時列車
  7. ^ キクシ112-701はディーゼルエンジンを搭載してはいるもののサービス電源用となっており走行用には使用されないためキクシとなっている
  8. ^ 仙石線ではホームの高さの関係から、ステップが閉塞されている。

出典[編集]

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  2. ^ a b c d e f g h i j 吉田純一 (1994-01-01). “キハ101形”. 鉄道ファン (交友社) 第34巻 (通巻393号): pp.60-61. 
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  5. ^ railf.jp 鉄道ニュース、2012年12月13日(2012年12月30日閲覧)
  6. ^ 「POKEMON with YOU トレイン」が生まれ変わります 車両エクステリア・インテリアデザインが決定しました (PDF)”. JR東日本 (2017年5月26日). 2017年5月26日閲覧。
  7. ^ JR東日本の新・ポケモン列車、コンセプトは「親子でピカチュウ」 7月15日デビュー”. Response.(株式会社イード) (2017年5月26日). 2017年5月26日閲覧。
  8. ^ 「POKÉMON with YOU トレイン」が生まれ変わります 車両エクステリア・インテリアデザインが決定しました”. 東日本旅客鉄道 (2017年5月26日). 2017年6月22日閲覧。
  9. ^ 東北のこどもたちに笑顔を! 「POKÉMON with YOU トレイン」がデビューします! (PDF) - 東日本旅客鉄道 プレスリリース 2012年10月12日
  10. ^ POKÈMON With YOU トレインが千葉で運転されます! (PDF) JR東日本千葉支社公式ニュースリリース
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  28. ^ 信州デスティネーションキャンペーンに合わせ飯山線で特別な外装の車両を運転します 東日本旅客鉄道長野支社 2017年3月8日
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参考文献[編集]

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  • 白土裕之 (2007-04-01). “JR東日本平成18年度車両運用プロジェクト”. 鉄道ファン (交友社) 第47巻 (通巻552号): pp.91-106(キハ110系に関する項目はpp.104-106). 
  • 西脇浩二 (2011-04-01). “JR各社の新世代気動車の現況 JR東日本キハ100・101形”. 鉄道ファン (交友社) 第51巻 (通巻600号): pp.133-137. 
  • 西脇浩二 (2011-05-01). “JR各社の新世代気動車の現況 JR東日本キハ110形その1”. 鉄道ファン (交友社) 第51巻 (通巻601号): pp.110-113. 
  • 西脇浩二 (2011-12-01). “JR各社の新世代気動車の現況 JR東日本キハ111・112形”. 鉄道ファン (交友社) 第51巻 (通巻608号): pp.100-105. 
  • 今尾恵介監修. 『日本鉄道旅行地図帳 東日本大震災の記録』. 新潮社. ISBN 978-4-10-790047-0. 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]