リノベーション

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リノベーション(renovation)とは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。マンションの一部屋から一棟、また、木造RC造鉄骨造等、特に構造に関係なく行うことが可能。

概要[編集]

リノベーション住宅は戸建住宅のリノベーション物件と、マンションなど集合住宅のリノベーション物件に大きく分けられる。さらに、自分で中古住宅を購入してからリノベーションを行う場合と、あらかじめリノベーション工事が済んだ物件を購入する場合とがある。

特に自分で中古住宅を購入してからリノベーションを行う場合、以下の様なメリットが挙げられる。

  • 自分の住み方に合わせて、自由に内装を設計できる
  • 新築に比べて費用を抑えられる
  • 都心部など人気が集中するエリアでも、中古物件なら残っている可能性が高い
  • 資産価値の面で見ると、購入時よりも物件の価値を上げることができる

逆にデメリットとしては

  • 住むまでに時間を要する
  • 耐震性能などの検査が必要な場合がある(戸建住宅の場合)
  • 一般の住宅ローンでは、借入額に制限がかかる場合がある

などが挙げられる。

また、通常自分でリノベーションをする際には、リフォーム会社や設計事務所、不動産会社、金融機関など複数の会社に依頼する必要があり負担が大きい。ただし近年では、ワンストップでリノベーションのサービスを提供する業者も増えている。ワンストップとは、ひとつの場所でさまざまなサービスが受けられるということを指す。リノベーションのワンストップサービスにおいては、リフォーム会社、不動産会社、金融機関などの窓口をひとつに統一することができ、負担を軽減することができる。さらに独自ローンの適応などが行える場合もある。

リノベーションとリフォームの違い[編集]

リノベーションとリフォームは混同されやすい言葉である。どちらも住宅に手を加える点では同じだが、厳密にはその目的の部分で次のような違いがある。

リフォームは「老朽化した建物を建築当初の性能に戻すこと」を指し、元に戻すための修復の意味合いが強い。古くなったキッチンを新しいものに変えることや、汚れた壁紙を張り替えるなどの小規模な工事は「リフォーム」に分類される。

一方リノベーションは、修復だけでなく「用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりする」行為も含むため、より良く作り替えるという目的が含まれている。工事の規模も、間取りの変更を伴うような大規模なものを指すことが多い。

リノベーション住宅推進協議会[編集]

関連団体として、リノベーションに関する技術や品質などの標準化、普及浸透の事業などを行うことにより、安全で快適、かつ多様化するニーズに対応したリノベーション及びリノベーション住宅の提供を図り、既存住宅の流通活性化に寄与することを目的とした、一般社団法人リノベーション住宅推進協議会がある。

リノリース[編集]

リノリースとは、空室の賃貸物件をリノベーションし、家主の家賃収入を保証すると謳っているビジネスモデル。

空室物件の背景を調査・考慮したうえで、どのような部屋を提供するかを見極めて再生(リノベーション)を行う。空室物件は再生を行った不動産(仲介)業者が管理し、保障期間後に入居者を確保できなかったとしても家主に一定金額を支払うシステムとなっており、家主は収入を確実に確保できる。リノベーションにかかった費用は修繕費として計上されるため、節税対策になる。再生後はきめ細かな営業活動により入居者の確保と賃貸収入を確実に行うとしている[1]

脚注[編集]

外部リンク[編集]