サヤエンドウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
サヤエンドウとして食用になるエンドウの若い果実
さやえんどう 若ざや 生[1]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 151 kJ (36 kcal)
7.5 g
デンプン 正確性注意 4.2 g
食物繊維 3.0 g
0.2 g
飽和脂肪酸 (0.04) g
一価不飽和 (0.02) g
多価不飽和 (0.09) g
3.1 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(6%)
47 μg
(5%)
560 μg
チアミン (B1)
(13%)
0.15 mg
リボフラビン (B2)
(9%)
0.11 mg
ナイアシン (B3)
(5%)
0.8 mg
パントテン酸 (B5)
(11%)
0.56 mg
ビタミンB6
(6%)
0.08 mg
葉酸 (B9)
(18%)
73 μg
ビタミンC
(72%)
60 mg
ビタミンE
(5%)
0.7 mg
ビタミンK
(45%)
47 μg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
1 mg
カリウム
(4%)
200 mg
カルシウム
(4%)
35 mg
マグネシウム
(7%)
24 mg
リン
(9%)
63 mg
鉄分
(7%)
0.9 mg
亜鉛
(6%)
0.6 mg
(5%)
0.10 mg
他の成分
水分 88.6 g
水溶性食物繊維 0.3 g
不溶性食物繊維 2.7 g
ビオチン(B7 5.1 µg

ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。別名: きぬさやえんどう。廃棄部位: すじ及び両端
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。

サヤエンドウ:podded pea)とは、エンドウの未熟の莢を食用とする場合の呼び方である。漢字では莢豌豆・絹莢とも表記される。野菜炒めの具材、あるいは味噌汁の具として用いられる。英語で"Snap pea"とは、サヤエンドウではなくスナップエンドウを意味する。未熟な豆を利用する場合は「実えんどう」とも呼ばれ、その代表がグリーンピースである。また、スプラウトの一種の豆苗(とうみょう)はエンドウの若芽である。サヤエンドウを代表するものが、絹さやである[3]

概要[編集]

原産地は中央アジア中近東地中海沿岸地域とされ紀元前より存在しツタンカーメンの墓から出土するなど、古代ローマギリシャでも盛んに栽培されていた。ツタンカーメンの墓から発見されたさやが赤紫色の種が後に発芽し、同品種が家庭菜園用として現在売られている。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8-10世紀ごろと考えられている。平安時代の辞書である「和名抄」に野豆とあるのがエンドウのことだとされる。日本でエンドウが食されるのは江戸時代になってからである[3]

当初は穀物として長く利用され、13世紀フランスで初めて若いさやを食すようになった。後にこれがグリーンピースとしての利用になる。日本では明治時代にいたり、欧米から優良な品種が導入されると全国に一気に普及した[3]

サヤエンドウの種類[編集]

絹さやより大きく10㎝以上になる。日本には昭和初期にカナダより輸入された「オランダ大莢」や「仏国大莢」などの品種がある。関西九州で多く栽培されている。

[3]

保存方法[編集]

乾燥に弱いためポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保管するが、美味しく食べられるのは3-4日を限度とする。家庭菜園などで大量に採取された場合などは、冷凍で長期保存が可能。この場合は、すじを取り払い、硬めにゆで水分を切って保存容器に入れて冷凍する。1ヶ月くらいはおいしく保存できる[3]

調理方法[編集]

加熱時間は短めにすることで食感が落ちない。煮物にする場合は火を止める直前に入れる程度。すじがある場合は取る。煮た後に冷水に漬けると色がよくなる[3]

脚注[編集]

  1. ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  2. ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)
  3. ^ a b c d e f 野菜ナビ(さやえんどう 莢豌豆 Garden pea)