青春アドベンチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
青春アドベンチャー
ジャンル ラジオドラマ
放送方式 録音
放送期間 1992年4月6日-放送中
放送時間 毎週月曜-金曜22:45-23:00
放送局 NHK-FM
制作 NHK
特記事項:
祝日などの特別編成でレギュラー番組が休止となる場合でも当番組が休止となることは少ない
テンプレートを表示

青春アドベンチャー』(せいしゅんアドベンチャー)は、ラジオドラマ(オーディオドラマ)作品を放送するNHK-FM放送ラジオ番組である。

放送[編集]

番組は1992年4月6日に開始された。現在の放送時間は、毎週月曜日 - 金曜日の22:45 - 23:00(15分)。かつては、翌週月曜日 - 金曜日の17:45 - 18:00に再放送枠が設定されていたものの、2006年4月7日をもってこの放送時間枠は終了した[1]。近年は、本放送枠自体の半分以上を再放送が占める。この1週分を単位とした「全5回」、2週連続「全10回」、3週連続「全15回」のシリーズ構成が基本となり過去には4週以上に及ぶ大型企画もあったが、逆に15分一回完結作品のオムニバス構成も少なくない。

なお、NHK-FMの他番組では祝日などに特別番組 (今日は一日○○三昧など) が編成され通常番組が休止となることが多いものの、「青春アドベンチャー」だけは通常通り放送されることが多い[2]。しかし近年はゴールデンウィーク夏休みの時期に大型企画編成の都合で休止する事がある。加えて年末年始は12月最終週に特別番組「バイロイト音楽祭」の放送のため休止となるほか、12月31日1月1日を含む週も[3]休止となる。

かつては年末に、藤井青銅の一年をふりかえる作品「年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズ」を1週・全5回で放送するのが恒例であったが、2009年を最後に放送されていない。放送形態の例外として、2006年は不定期放送の『特集オーディオドラマ』枠で「年忘れ青春アドベンチャースペシャル・干支シリーズ」として、1時間の一回完結で放送された。なお、年忘れ青春アドベンチャーは「バイロイト音楽祭」の1週前の放送(概ね12月18日 - 20日が含まれる週)となっていた。

前身番組[編集]

この15分間×平日5日間を基本単位とするフォーマットは前身番組の『アドベンチャーロード』『サウンド夢工房』から変わっていない[4][5]。系譜としては更に、10分間番組であった『FMアドベンチャー』まで遡ることができ、その歴史は四半世紀に及ぶ。

誤解・混同されやすいが、『ふたりの部屋』およびその後継番組『カフェテラスのふたり』は、1988年3月に終了するまで、本稿番組の時間帯 (『カフェテラスのふたり』は22:50からの10分間) において、『FMアドベンチャー』および『アドベンチャーロード』 (共に21時台の放送) とは全く別個に制作されていた番組である。つまり1980年代中盤、平日夜のNHK-FMは2本立てでオーディオドラマが放送されていた訳である。

作品の傾向[編集]

同局のラジオドラマ番組の『FMシアター』や『深夜便小劇場』『新日曜名作座』と比較すると、当番組は若年層リスナーを対象としたエンターテインメント性の強い作品傾向にある (原作にライトノベルや少年少女向け文学作品を多数起用している) が、稀に文芸大作をとり扱い、配役に豪華俳優声優陣を揃えることがある。(江戸川乱歩黒蜥蜴』など)

放送初期は、小説 (とりわけ、「ハヤカワ文庫」「ソノラマ文庫」「創元推理文庫」などのSF文庫作品) を原作とした冒険ミステリー作品が中心であった。バイノーラル録音で制作され、「ダミーヘッドアドベンチャー」と呼んで放送された作品も多い。宝塚歌劇団出身者の出演が多いことも特徴のひとつであった。ちなみに、青春アドベンチャーとしての初作品は、谷村志穂原作、東京書籍初版(のちに講談社文庫所収)『十四歳のエンゲージ』[6](全10回) である。

本屋大賞の入賞作、または投票獲得上位作家の作品を取り上げる事も多い。結果として、同賞をめぐるメディアミックス展開の一翼を担っている。なお、この様な、ある賞の「ノミネート作家に白羽の矢を立てる」「メディアミックスの一翼」という開拓手法は、実は放送開始当初 (および前身番組時代) からのものであり、他には日本ファンタジーノベル大賞 (特に顕著)、日本SF大賞星雲賞このミステリーがすごい!などが挙げられる。

ここ数年、原作採用した小説等が、追随して映画化・テレビドラマ化・アニメ化される、即ち本番組がメディアミックスで最先行したケースが少なからず発生しており(後述)、上記の開拓手法が一定の成果を挙げている事を示している。

CD化された作品[編集]

青春アドベンチャーに関しては、一部だが、CD化されている。

主な作品[編集]

前身番組の『アドベンチャーロード』『サウンド夢工房』時代に制作され、1992年4月以降に再放送された作品についても含める。太字は、本番組での制作・放送がメディアミックスにおいて最先行したとみられる作品である。

世界の古典[編集]

海外の小説など[編集]

現代日本の小説・児童文学・ライトノベルなど[編集]

漫画[編集]

ノンフィクション[編集]

  • 下関崇子 『闘う女。〜そんな私のこんな生きかた〜』
  • 柳澤健 『1985年のクラッシュ・ギャルズ』

番組オリジナル[編集]

過去の出演者[編集]

この節には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。

全てを網羅しているわけではなく、あくまでも一部。作品名についても同様。

俳優・女優
声優
歌手
芸人
アナウンサー、キャスター、リポーター
アスリート

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 青春アドベンチャー公式サイト・2006年
  2. ^ 地震速報のため1日放送を休止したが、2週目の金曜日に2本まとめて放送することで対応したことがある(1993年7月に放送された『ふたり』)
  3. ^ 年によっては1月1日を含む週の翌週も
  4. ^ 過去に例外はごく稀ながらあった。例えばアドベンチャーロード時代の1988年に制作された、萩尾望都原作『マージナル』は30分間×全5回のフォーマットであった。この作品はカセットテープにより商品化された事もある。(2009年現在は絶版。)
  5. ^ 特別編成などの影響で休止になる場合、「全4回」「全9回」などの半端な回数になることもある。このケースは大抵、オムニバス作品の一部を再放送、という形態になる。
  6. ^ 東京書籍初版ISBN 978-4-48-775380-2、講談社文庫版ISBN 978-4-06-185928-9
  7. ^ このシリーズのうち『タイムスリップ明治維新』『タイムスリップ戦国時代』は原作(鯨統一郎)があるが、『タイムスリップ源平合戦』『タイムスリップ川中島』『タイムスリップ大坂の陣』は完全なオリジナルである。

外部リンク[編集]