原宏一

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原 宏一(はら こういち、1954年 - )は、日本の小説家。早稲田大学卒業。長野県生まれ、茨城県水戸市育ち。

学生時代はギタリストを目指し、大貫妙子のアルバムに坂本龍一細野晴臣らと参加したこともあるが、周りのレベルの高さを思い知り挫折[1]。広告制作会社のコピーライターとなる[1]。1985年、東京コピーライターズクラブ新人賞を受賞し、フリーランスとなる。

1997年、「かつどん協議会」で作家デビュー。その後も執筆を続けて作品を発表し続けるも芽が出ず、いつも初版止まりだった[1]。才能の無さを感じ、2007年に一度作家を辞める決心をする[1]。資料なども処分したが[1]、その1か月後、1999年発表の『床下仙人』(祥伝社文庫)が有隣堂ルミネ町田店の書店員の目に止まって店頭にPOPを掲げられたことをきっかけに売れ始め、初の増刷が決定[2]。同年、同作が「啓文堂書店おすすめ文庫大賞」にも選ばれ[1]、再び作家の道を歩むと決める[1]

作品リスト[編集]

  • かつどん協議会(1997年5月 ベネッセコーポレーション / 1999年2月 幻冬舎文庫 / 2009年1月 集英社文庫
  • こたつ(1998年1月 ベネッセコーポレーション / 2008年12月 角川文庫
  • 極楽カンパニー(1998年10月 幻冬舎 / 2009年7月 集英社文庫)
  • 姥捨てバス(1998年10月 ベネッセコーポレーション / 2008年4月 角川文庫)
  • 床下仙人(1999年9月 祥伝社 / 2001年1月 祥伝社文庫
  • ムボガ(2000年10月 幻冬舎 / 2008年9月 集英社文庫)
  • 爆破屋(2002年1月 小学館 / 2004年1月 小学館文庫
    • 【改題】ダイナマイト・ツアーズ(2008年3月 祥伝社文庫)
  • 暴走爺(2002年9月 小学館文庫)
  • 穴(2003年2月 実業之日本社 / 2008年3月 Jノベル・コレクション)
  • 天下り酒場(2007年10月 祥伝社文庫)
  • トイレのポツポツ(2009年2月 集英社
    • 【改題】 シャイン!(2012年3月 集英社文庫)
  • 東京箱庭鉄道(2009年5月 祥伝社 / 2011年10月 祥伝社文庫)
  • へんてこ隣人図鑑(2009年7月 角川文庫)
  • ヤッさん(2009年11月 双葉社 / 2012年10月 双葉文庫
  • 大仏男(2010年3月 実業之日本社 / 2013年4月 実業之日本社文庫
  • 佳代のキッチン(2010年12月 祥伝社 / 2013年7月 祥伝社文庫)
  • アイドル新党(2011年5月 徳間書店 / 2012年9月 徳間文庫
  • 東京ポロロッカ(2011年11月 光文社 / 2013年12月 光文社文庫
  • ファイヤーボール(2012年2月 PHP研究所)
  • 握る男(2012年10月 角川書店)
  • ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!(2013年9月 光文社)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 西秀治 (2009年5月10日). “トイレのポツポツ 原宏一さん”. asahi.com. 2014年1月8日閲覧。
  2. ^ 瀧井朝世 (2007年12月16日). “床下仙人 〔著〕原宏一”. BOOKasahi.com. 2014年1月8日閲覧。