矢尾一樹

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やお かずき
矢尾 一樹
プロフィール
性別 男性
出生地 日本の旗 日本石川県金沢市[1]
生年月日 (1959-06-17) 1959年6月17日(59歳)
血液型 A型
身長 177 cm
職業 声優俳優ナレーター
事務所 マックミック
配偶者 林なつき
声優活動
活動期間 1984年 -
ジャンル アニメゲーム吹き替えナレーション
デビュー作 シュルギ・ナム(『BIRTH』)[2]
俳優活動
活動期間 1970年代 -
ジャンル テレビドラマ舞台
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

矢尾 一樹(やお かずき、1959年6月17日[1] - )は、日本男性声優俳優ナレーターである。東京俳優生活協同組合、エムカンパニー、シグマ・セブン(2004年5月20日[3] - 2009年5月)を経て、2009年6月1日よりマックミック所属。

身長177cm、体重57kg。血液型A型。最初の妻は声優の冨永みーな、現在の妻は女優の林なつき[4]

略歴[編集]

幼少時は、友達と秘密基地を作ったり外で遊んだりと活発な子供で、テレビはあまり見ていなかったという。また、父親が国家公務員という事もあり、3年ごとに転勤があったため各地を転々としていた。中学2年生の頃に、東京に転勤した事で、入居することになった官舎が狭く、家族会議の結果、狭いからテレビは置かないという事になり、しばらくテレビのない生活を送る。その頃に、4歳年上の姉と母親がミュージカル芝居が好きで、矢尾も2人によくくっついて見に行ったという。そんな中、当時ウィリアム・シェイクスピア劇を歌舞伎俳優が演じるのが流行しており、河原崎権十郎主演のシェイクスピア劇を観、その千秋楽での舞台挨拶を見た際に「舞台俳優になりたい」という思いを固める。高校を卒業し大学に進学すると同時に、同級生の女子の中に赤星昇一郎の妹がいたため、彼女の伝手を頼って平光琢也が主宰する「劇団摩天楼」の稽古場に通うようになり、スタッフとして2、3作品に関わった後、役者として舞台に立つ[5]。同じ劇団の先輩に郷田ほづみがいた。

劇団では赤字にならない程度で収入にはならなかった。そこでスタッフに相談するとプロダクションを紹介され、テレビドラマや映画の仕事を得るようになる。その中でアニメのオーディションに受かり、OVA『BIRTH』のシュルギ・ナム役で声優デビューした[2]

1985年にテレビアニメ『超獣機神ダンクーガ』に藤原忍役で出演。同作品は矢尾の中で一番記憶に残っている作品であり、アニメのキャラクターを演じるとはどういうことかが分かっていった作品だという。[2]また、忍のセリフでもある「やってやるぜ!」は矢尾の代名詞とも言えるものであり[2]、他作品でしばしば引用される。アーケードゲームカイザーナックル』では「やってやるぜ!」の他、「ダンクーガ!」と叫ぶシーンもある。この他、「YATTE YARUZE!」という曲があり、アルバム収録されている。

人物[編集]

趣味、特技は剣道二段、剣武道初段、ギターバスケットボールなど。

イベントなどで登場する際の派手目の衣装はほとんどが自前であり、毛皮製品や靴の収集が趣味である。声優界では「矢尾さんと言えば短パン(ショートパンツ)」と言われる程、普段着として穿いており、多少寒くても冬本番まで我慢する程である。

自他ともに認める酒豪。ラジオ番組で自身の曲の替え歌を募集した際に、リスナーからそれを揶揄するような内容の替え歌『夜更けの酔っ払い』を投稿されるが、内容を気に入り採用される(採用者には本人が本レコーディングしたその曲のテープを送るという企画であった)。なお、舞台期間中は禁酒したりと、状況に応じて酒量をセーブしている。

エピソード[編集]

アルケミスト主催のイベントでも同社ゲームで共演した釘宮理恵になり切り、観客の爆笑を誘った。

男はつらいよ』の寅さんのファンで、『忍者戦隊カクレンジャー』でニンジャマンを演じた時に「それをいっちゃーおしめーよー」と寅さんのセリフをアドリブで挿入、そのまま採用された。

富士見ファンタジア文庫から、彼をモデルとした小説作品『眠り姫からの手紙(ラブレター)-夢探偵・矢尾一気』(園田英樹作・1988)が出版されている。

NG騎士ラムネ&40』での収録は主演の草尾毅とハイテンションな絶叫を毎度繰り返していたので、国王役の肝付兼太に「そんなに叫んでいると、君たち二人は早死にするよ」と冗談めかして言われたことがある。

飲みに出かけた先で『銀河英雄伝説』のパーティが催されていた際、「あれだけ出演声優がいる作品なら自分も出ているだろう」と飛び入り参加したが、実は出演していなかった。しかし、ずっと後になって『銀河英雄伝説外伝』ヒューズ役にてキャスティングされる。

2006年1月30日に、TVアニメ『ブラック・ジャック』の「karte:56 縫い目皮膚の提供者」でB・Jの幼馴染役、タカシとして出演したが、B・J役の大塚明夫とは実際に旧友(高校の同級生)であったという。「30歳までに街で声をかけられるような役者になれなければ引退する」とインタビューで答えていた。

「夕やけニャンニャン」の後番組として始まった学園バラエティー「桃色学園都市宣言」の「曙橋みすずや学園」に出演。当時30歳目前にして学ランを着て高校生の役を演じた。主人公の担任教師役は本木雅弘だったのだが、矢尾の方が年上である。役名は「藤原マサル」。マサルの字は初期に「勝」後期に「優」の両方でクレジットされた。

ONE PIECE』の原作者の尾田栄一郎とは矢尾がジャンゴ役で出演してからの友人関係にあり、尾田を「栄一郎」と呼んでいる。彼がアニメで声をあてているフランキーは彼自身がモデルである。テレビコスコスプレプレではフランキーのコスプレで登場し、自前のビキニパンツを着用していた。さらに、矢尾自身の希望で同じく矢尾が声を担当しているボン・クレーのコスプレもした。

フランキーはコーラを好物・燃料としているが、本人は甘いものが苦手[6]田中真弓と『ONE PIECE』の企画で作ったレストランで周りに気付かれながらも食事をしていたところ、アイスティーを飲んだら子供に「あぁ、コーラじゃないんだ…!」と驚愕・失望されてしまった。

ハーメルンのバイオリン弾き』のドラマCDと劇場版で演じた主人公のハーメルを気に入っており、アニメ化の際に「原作とは作風が違うから」と降ろされた時はかなり悔しがっていたらしい。

2016年に死去した肝付兼太(『燃えろ!!ロボコン』など共演)に代わり、2017年に公開した『それいけ!アンパンマン』の劇場版『ブルブルの宝探し大冒険!』からホラーマン役の後任を担当する。

ガンダム関連[編集]

機動戦士ガンダムF91』のザビーネ・シャル役を演じる予定があったものの、急遽変更になったことがある。本人も後にラジオ番組で「知らないうちに降板になっていた」と驚いていた。

機動戦士Ζガンダム』のカミーユ・ビダン役のオーディションに参加しているが不採用になり、シリーズ後半にゲーツ・キャパ他2役を演じている。この時も『機動戦士ガンダムΖΖ』のジュドー・アーシタ役のオーディションを受けに来たが、一度は不採用となり、代わりにこのゲーツ役を貰ったと後に本人が語っている。その後ジュドー役を射止めるが、当時のジュドーの演技に関してはかなり不本意であったとし、「下手糞」「演じ分けができてない」「もっと見せ場を上手く演じたかった」など後悔する発言が多い。

『Ζ』、『ΖΖ』以外のガンダム作品にも、ゲーム『SDガンダム GGENERATION』のケイン・ダナート役とグレイ・ストーク役、『機動戦士ガンダム00』のアーバ・リント少佐役で出演している。

出演[編集]

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ[編集]

1983年
1984年
1985年
1986年
1988年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年

劇場アニメ[編集]

1985年
1986年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1995年
1996年
1997年
1999年
2001年
2002年
2004年
2005年
2007年
2008年
2009年
2011年
2012年
2013年
  • 映画 ベルセルク 黄金時代篇III 降臨(ガストン[18]
2016年
2017年
2018年

OVA[編集]

1984年
  • BIRTHシュルギ・ナム
1986年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
  • アルスラーン戦記 征馬孤影(ギーヴ
1996年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2005年
2006年
2007年
  • 頭文字D BATTLE STAGE 2(池谷浩一郎)
  • MURDER PRINCESSドミニコフ
2008年
2009年
2012年
2014年
  • 史上最強の弟子ケンイチ(武田一基) ※単行本第55巻特別版付属DVD

Webアニメ[編集]

2011年

ゲーム[編集]

1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年

ドラマCD[編集]

シリーズ続巻タイトルは省略して表記(途中巻からの登場の場合は例外)

吹き替え[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

人形劇[編集]

特撮[編集]

1985年
1994年
1996年
1997年
1999年
2001年
2005年
2006年
2012年
2013年
2015年
2017年

ラジオ[編集]

Web放送[編集]

CD[編集]

  • CDシングル ファンタジア(1991年7月12日)
  • CDシングル ムーンライトドライバー(1992年9月23日)
  • CDシングル NG騎士ラムネ&40DX ワクワク時空 炎の海賊盤1(1993年5月21日)
  • Say ハレルヤッ!/DON'T BE A COWARD
  • CDシングル 男同志-NAN TONG ZHI-(1997年1月)
  • CDミニアルバム Super Lucky Guy(1996年3月21日)
  • CDアルバム YAO(1986年11月21日)
  • CDアルバム DESTINY28(1988年3月2日)
  • CDアルバム BEST ONE(1988年11月21日)
  • CDアルバム EVERYTHING MUST CHANGE(1994年8月24日)
  • CDアルバム roots(1997年1月22日)

ドラマ・歌[編集]

オムニバス[編集]

  • おしゃれ秘セッション・イリューガルブロードキャスト
  • おしゃれ秘セッション3フィーリン・グルーヴィ
  • Secret Sessions Series#1 OMNIBUS LAUGH
  • Secret Sessions Series#4 PRACTICAL JOKE
  • 声優グランプリCD Vol.1
  • 声優グラフィティー
  • ミレニアム・シリーズ タイムカプセルVol.5〜WHO AM 愛…Mou Man Tai〜(2000年9月21日)
  • ラジオマガジン2 矢尾一樹&高乃麗

その他[編集]

  • カセット文庫ACC 超獣機神ダンクーガ(藤原忍)
  • カセット文庫ACC NG騎士ラムネ&40シリーズ(ダ・サイダー)
  • カセット文庫ACC VS騎士ラムネ&40炎シリーズ(ダ・サイダー)
  • カセット文庫ACC 機動戦士ガンダムΖΖジュドー・アーシタ
  • サイバーカセットコレクション ぷよぷよ の〜てんSPECIAL(サタンさま、コネコネ大王)
  • ビデオ It's say you!! Vol.1 「眠れぬ森の美女姉妹」
  • ビデオ It's say you!! Vol.2 「居酒屋やおちゃん」(店主)
  • ビデオ It's say you!! Vol.3 「私立・聖アニメ学園大学」
  • ビデオ It's say you!! Vol.4 「眠れぬ森の美女姉妹」
  • ビデオ It's say you!! Vol.5 「居酒屋やおちゃん」(店主)
  • ビデオ It's say you!! Vol.6 「私立・聖アニメ学園大学」
  • ビデオ サイレントメビウス外伝幕末闇婦始末記坂本竜馬
  • ビデオ 声・優倶楽部+α?! テレビじゃ見れないスペシャル版 Vol.1
  • ビデオ ヴォイスアクター30 Vol.1
  • ビデオ ヴォイスアクター SUPER Vol.1
  • ビデオ ヴォイスアクター POWERスペシャル Vol.3
  • ビデオ 矢尾一樹 WAGAMAMA
  • ビデオ パソコンGirl ギャラリービデオ パソモーション 1・2(ナレーション)
  • 朗読イベント 「オルゴール・レクイエム」(小一郎)※ 後にDVD化
  • TOYAKOマンガ・アニメフェスタ

テレビドラマ[編集]

舞台[編集]

  • 黄昏ダンキング
  • サクラ大戦歌謡ショウ
    • サクラ大戦歌謡ショウ3紅蜥蜴(1999年8月)(清流院琴音)
    • サクラ大戦歌謡ショウ4アラビアのバラ(2000年7月-8月)(清流院琴音)
    • サクラ大戦歌謡ショウ 巴里花組特別ミニライブショウ(2001年8月)(清流院琴音)
    • 帝国歌劇団花組 スーパー歌謡ショウ「新編 八犬伝」(2002年8月)
    • サクラ大戦 帝国歌劇団花組 スーパー歌謡ショウ「新宝島」(2003年8月)(清流院琴音)
  • 鈴置洋孝プロデュース
    • 煙が目にしみる(1997年9月、2001年12月)(牧慎一郎)
    • スターダスト(1999年7月)(沢渡哲)
    • 見果てぬ夢(2000年6月)(郷田啓一郎)
  • 劇団S.W.A.T!
    • 緑の戦場(MF8)
    • 緑の戦場3〜拝啓、フィリップ・トルシエ様
  • WAKUプロデュース
    • Help? 〜せっぱつまった人たち〜(1996年7月)(畑山善男)
    • ばらんたいん とれいん(1998年2月)(桐生忍)
  • 劇団すごろく
    • 森<MURI>は生きている(1997年6月)(ジュライ)
  • C-ランド
    • Little Wing〜手つかずの空〜(1999年10月)(安田たけし)
  • 瀬川組
    • 紅弁天部隊上海へ行く(1993年9月-10月)(村尾一郎)
  • バーストマン
    • Bondage(1995年4月)(まさお)

バラエティ[編集]

CM[編集]

PRアニメーション[編集]

2015年

パチスロ[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 『日本音声製作者名鑑2004』Vol.1、小学館2004年、112頁。ISBN 978-4095263014
  2. ^ a b c d (2)すべて現場の経験のなかから学んでいった”. 声グラWEB (2013年4月3日). 2013年4月3日閲覧。
  3. ^ 株式会社シグマ・セブン”. 2005年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月20日閲覧。
  4. ^ ご報告”. 林なつき公式ブログ 〜Dreams come true〜. アメーバブログ (2011年4月28日). 2011年5月1日閲覧。
  5. ^ (1)舞台役者になりたいと思った中学生のころ”. 声グラWEB (2013年3月20日). 2013年4月3日閲覧。
  6. ^ お願い!ランキング』内コーナー『雄二のぶっちゃけ部屋』 2011年11月10日放送分
  7. ^ 機動戦士ガンダムΖΖ”. メディア芸術データベース. 2016年11月20日閲覧。
  8. ^ GTO”. メディア芸術データベース. 2016年9月8日閲覧。
  9. ^ ジャンゴ”. ONE PIECE.com. 2016年6月9日閲覧。
  10. ^ ボン・クレー(Mr.2)”. ONE PIECE.com. 2016年6月9日閲覧。
  11. ^ スタッフ・キャスト”. ONE PIECE.com. 2016年6月9日閲覧。
  12. ^ アストロボーイ・鉄腕アトム”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月19日閲覧。
  13. ^ “ブラック・ジャック”. 手塚治虫公式サイト. http://tezukaosamu.net/jp/anime/123.html 2016年5月6日閲覧。 
  14. ^ 逆境無頼カイジ”. マッドハウス. 2016年6月24日閲覧。
  15. ^ 100 万再生を記録した配信アニメ『京騒戯画』が今秋テレビアニメ化放送決定!”. アニメイトTV. 2013年7月26日閲覧。
  16. ^ サクラ大戦 活動写真”. メディア芸術データベース. 2016年9月20日閲覧。
  17. ^ GUILSTEIN”. メディア芸術データベース. 2016年8月5日閲覧。
  18. ^ CAST”. 映画『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』. 2012年9月14日閲覧。
  19. ^ 遠山桜宇宙帖 奴の名はゴールド”. 徳間書店. 2016年5月20日閲覧。
  20. ^ 戦闘妖精雪風”. GONZO公式サイト. 2016年6月12日閲覧。
  21. ^ 『史上最強の弟子ケンイチ』47巻 オリジナルDVD付き特別版 第2弾!!”. 小学館コミック. 2012年5月24日閲覧。
  22. ^ キャラクター”. CAPCOM : ガイストクラッシャー ゲーム情報サイト. 2013年10月14日閲覧。
  23. ^ 『ワンピース 海賊無双2』麦わらの一味が全員集結!”. ファミ通.com. 2013年1月31日閲覧。
  24. ^ タクティカルRPG『流線系エンカウンター』、2ndSeasonに突入!堀江由衣さんなど豪華声優陣によるボイス実装など大幅リニューアル”. アプリゲット. 2014年5月29日閲覧。
  25. ^ イベント『たすけて!マイヒーロー〜学校の怪談編〜』開催中♪”. ガールフレンド(仮)公式ブログ (2015年7月31日). 2015年8月3日閲覧。
  26. ^ ドラマCD「あやかしコンビニエンス」”. あやかしコンビニエンス オフィシャルホームページ. 2018年3月29日閲覧。

外部リンク[編集]