豊島ミホ

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豊島 ミホ
(としま みほ)
誕生 (1982-02-15) 1982年2月15日(36歳)
日本の旗 日本秋田県湯沢市
職業 小説家
最終学歴 早稲田大学第二文学部卒業
代表作 『檸檬のころ』(2005年)
主な受賞歴 第1回女による女のためのR-18文学賞読者賞
デビュー作 『青空チェリー』(2002年)
配偶者 既婚
公式サイト 豊島ミホのロング・ロング・バケーション
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豊島 ミホ(としま みほ 1982年2月15日- )は、日本の小説家、ライター。秋田県湯沢市出身。秋田県立横手高等学校早稲田大学第二文学部卒。

経歴[編集]

小説家として[編集]

幼少期からの将来の夢はマンガ家だった[1]。高校二年生のとき、スクールカーストの「底辺」になったと感じたことが理由で家出し、その後保健室登校となる[2]。浪人時代を代々木ゼミナール仙台校の寮で過ごし、2001年、早稲田大学第二文学部入学。

一年生の夏休みに執筆した「青空チェリー」が、2002年、第1回女による女のためのR-18文学賞の読者賞を受賞。同年、『青空チェリー』を刊行し小説家デビュー。ペンネームの由来は、当時東京都豊島区在住だったため。また綿矢りさが同時期に同じく早稲田大学第一文学部に在学していたため、当時は所属大学名を非公開にしていた[3]

大学を卒業後は専業作家として順調に単行本を刊行するが、2008年、『小説新潮』上で、小説家としての休業を宣言(2008年12月号「休業の理由」)[4]

休業後[編集]

2009年、秋田の実家に帰郷し、マンガ家としてのデビューを目指し新人賞に投稿する生活を送る。2011年7月、東日本大震災の復興チャリティとして、「女による女のためのR-18文学賞」ゆかりの女性作家10名による同人誌文芸あねもね[5]電子書籍で出版され、同誌に中編「真智の火のゆくえ」を掲載し、2年ぶりに小説を発表する。同年12月に求職のため東京に再上京[6]

2012年5月に別冊マーガレット増刊『bianca』に文章とインタビューまんがが掲載され、ライターとして活動を開始する[7]。8月、「ブクログパブー」で、まんが『読書感想文攻略法』を連載開始。10月、『別冊マーガレット』の読者ページにて、イラストと文章のコラム「片思いスクール」を連載開始。

2015年1月、自身のブログで結婚を発表[8]。5月、6年ぶりの著作として『大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル』を刊行。上記の休業に至るまでの経緯や心境が語られている。

著書[編集]

小説[編集]

  • 青空チェリー(2002年9月 新潮社、2005年8月 新潮文庫
  • 日傘のお兄さん(2004年3月 新潮社、2007年11月 新潮文庫)
  • ブルースノウ・ワルツ(2004年5月 講談社
  • 檸檬のころ(2005年3月 幻冬舎、2007年2月 幻冬舎文庫)
  • 陽の子雨の子(2006年3月 講談社、2010年4月 幻冬舎文庫)
  • 夜の朝顔(2006年4月 集英社、2009年6月 集英社文庫
  • エバーグリーン(2006年7月 双葉社、2009年3月 双葉文庫
  • 神田川デイズ(2007年5月 角川書店、2010年11月 角川文庫
  • ぽろぽろドール(2007年6月 幻冬舎、2011年2月 幻冬舎文庫)
  • 東京・地震・たんぽぽ(2007年8月 集英社、2010年8月 集英社文庫)
  • リリイの籠(2007年12月 光文社
  • 花が咲く頃いた君と(2008年3月 双葉社、2013年4月 双葉文庫)
  • カウントダウンノベルズ(2008年5月 集英社)
  • 初恋素描帖(2008年8月 メディアファクトリー、2011年8月 MF文庫ダ・ヴィンチ)
  • 純情エレジー(2009年3月 新潮社)
  • 夏が僕を抱く(2009年7月 祥伝社、2012年7月 祥伝社文庫)
  • リテイク・シックスティーン(2009年11月 幻冬舎、2013年2月 幻冬舎文庫)

エッセイ等[編集]

  • 底辺女子高生(2006年8月 幻冬舎文庫)
  • やさぐれるには、まだ早い!(2009年12月 メディアファクトリー、2011年12月 MF文庫ダ・ヴィンチ)
  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル(2015年5月 岩波ジュニア新書)

映画化作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 豊島ミホ『大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル』
  2. ^ 高校時代の経歴は、エッセイ『底辺女子高生』にて語られている。
  3. ^ 作家の読書道:第55回 豊島ミホ
  4. ^ 「もう色んなことが、嫌でしょうがありませんでした。いつも「使いやすい作家」として存在しなければならないこと。二年先まで予定が入っていること。本が売れなくても、反省を自分だけでしなければならないこと(中略)だから誰にも相談しないで、ひとりで決めました。ちょっと立て直したいから休ませて下さいとお願いしよう、と。」(『大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル』P.111)
  5. ^ 2012年3月に新潮文庫から書籍版が刊行。また井上喜久子田中敦子声優が同作を朗読するチャリティー企画「文芸あねもねR」も行われた。
  6. ^ 「やさぐれ」文庫発売&引っ越しました(12/23)
  7. ^ 別マの新増刊『bianca』のお知らせ(5/1)
  8. ^ 「結婚しました・その1」

外部リンク[編集]