柘植伊佐夫

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つげ いさお
柘植 伊佐夫
生年月日 (1960-01-27) 1960年1月27日(58歳)
国籍 日本の旗 日本
血液型 O
職業 ビューティーディレクター
人物デザイナー
ジャンル ビューティー設計/人物造形
活動期間 1979年-
活動内容 ビューティー分野を中心とした人物表現。またはキャラクター全体の人物造形
公式サイト https://www.koogen.net/isao
主な作品
映画
双生児-GEMINI
殺し屋1
式日
オペレッタ狸御殿
『拘束のドローイング9』
TOKYO!
おくりびと
十三人の刺客
テレビドラマ
龍馬伝』『平清盛
'舞台
『赤鬼』
『透明人間の蒸気』
『カメレオンズ・リップ』
『夜叉ケ池』
『バージニアウルフなんかこわくない?』
『エッグ』
『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』
『ドリアン・グレイ』

柘植 伊佐夫(つげ いさお、1960年1月27日 - )は、日本のビューティーディレクター[1]および人物デザイナー。長野県伊那市出身。

略歴[編集]

1979年-1989年[編集]

1979年より美容界へ入りヴィダルサスーンの技術を習得する。1982年モッズヘアへ入社。ヘアメイクアーティストとして活動する。

1990年-1999年[編集]

1990年、「第一回日本ヘアデザイナー大賞」(Japan Hairdressing Award) を受賞、1991年同アワードで「セッションスタイリスト優秀賞」を受賞。1999年手塚眞監督『白痴』で映画全体のヘアメイク監督を担当する。

2000年-2009年[編集]

2003年、ヘアメイク監督から、「ビューティーディレクター」へ改称する。同年、「キャラクター監修」として本木克英監督『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』のキャラクターデザインを統括する。

2010年-[編集]

2010年、NHK大河ドラマ『龍馬伝』、2012年NHK大河ドラマ平清盛』の人物デザイン監修を担当する。同年、「龍馬デザイン。」「さよならヴァニティー」を刊行する。「人物デザインの開拓」により第30回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞を受賞する。

特徴[編集]

ヘア、メイク、ウィッグなどをデザインする場合は、「ビューティーディレクター」、衣装・小道具が加わった扮装全体の表現では、「人物デザイナー」として活動する。制作の主題は「現実の非現実」。リアリズムを重視し必要箇所に強いデフォルメ[2][3]を施す。「リアリティーの実現」が製作上の傾向である。

活動[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

  • ブリキノマチノ夏の夜の夢1993年、ヘアメイク)
  • 赤鬼タイ語上演(1998年、ヘアメイク)
  • 赤鬼タイ語上演(1999年、ヘアメイク)
  • カメレオンズ・リップ(2004年、ビューティーディレクション)
  • 透明人間の蒸気(2004年、美粧)
  • 赤鬼タイ語上演(2004年、美粧)
  • 赤鬼 日本語上演(2004年、美粧)
  • 夜叉ヶ池(2004年、ビューティーディレクション)
  • キャバレー(2004年、エムシー/サリーのヘアメイクデザイン)
  • 赤鬼 韓国語上演(2005年、美粧)
  • SHAKESPEARE'S R&J(2005年、ヘアメイクデザイン)
  • ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?(2006年、ビューティーディレクション)
  • バレエ『ペトリューシュカ』(2006年、首藤康之ヘアメイク)
  • バレエ『牧神の午後』(2006年、ビューティーディレクション)
  • 春琴(2008年、宣伝ヘアメイク)
  • 空白に落ちた男(2008年、首藤康之ヘアデザイン)
  • ミュージカル・シラノ(2009年、宣伝コンセプトデザイン)
  • 貞奴 世界を翔る(2012年、ヴィジュアルプロデュース)
  • 第四回貴雅の会(2013年、映像:監督補 、 舞台:人物デザイン監修、宣伝:クリエイティブディレクション)
  • あかいくらやみ~天狗党幻譚~(2013年、人物デザイン監修)
  • ダンス『ドリアン・グレイ』(2013年、ヘアメイク)
  • ABKAI市川海老蔵第一回自主公演(2013年、宣伝クリエイティブディレクション)
  • 冒した者(2013年、人物デザイン監修)
  • MIWA(2013年、美粧)
  • 天才執事ジーヴス(2014年、人物デザイン監修)
  • 半神(2014年、美粧)
  • PLUTO(2015年、2018年、キャラクタービジュアル・コスチュームデザイン・ヘアメイクデザイン)
  • メンフィス(2015年、キャラクタープロデュース)
  • エッグ(2012年、2015年美粧)
  • 十一ぴきのネコ(2012年、2015年、美粧)
  • 逆鱗(2015年、美粧)
  • 足跡姫~時代錯誤冬幽霊~(2016年、美粧)
  • 王将(2017年、扮装統括)
  • 六本木歌舞伎座頭市(2017年、扮装)
  • 八月納涼歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』(2017年、美粧)
  • 贋作桜の森の満開の下(2018年、美粧)

テレビ[編集]

  • ブラック・ジャック(2000年、ブラック・ジャックヘアメイクデザイン)
  • ブラック・ジャックII(2000年、同上)
  • ブラック・ジャック3–悲劇の天才料理人』(2001年、同上)
  • NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年、人物デザイン監修)
  • ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA2011年、人物デザイン)
  • NHK大河ドラマ『平清盛』(2012年、人物デザイン監修)
  • 放送90年NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』(2015年、人物デザイン監修)
  • 放送90年NHK大河ファンタジー『精霊の守り人 悲しき破壊神』(2017年、人物デザイン監修)
  • 放送90年NHK大河ファンタジー『精霊の守り人 最終章』(2017年、2018年 人物デザイン監修)

ライブ[編集]

  • ビョークフジロックフェスティバル』(1998年、ヘアメイク)
  • ビョーク『LIVE 8』(2005年、ヘアメイク)
  • 福山雅治 『20TH ANNIVERSARY WE'RE BROS TOUR 道標』(2009年、ビジュアルプラン/ビューティーディレクション)
  • 福山雅治『福山☆夏の大創業祭 稲佐山』(2009年、ビジュアルプラン/ビューティーディレクション)

イベント[編集]

  • KANSAI HUMAN VOLCANO(1988年、ヘアデザイン)
  • KANSAI HUMAN SPECTACLE(1990年、ヘアデザイン)
  • ハロー・ロシア(1993年、ヘアデザイン)
  • ハロー・ベトナム(1995年、ヘアデザイン)
  • ハロー・インディア(1997年、ヘアデザイン)
  • ハロー・ジャパン・ハロー21・イン岐阜(2000年、ヘアデザイン)
  • 山口きらら博『やまぐち元気伝説』(2001年、ヘアメイクデザイン)
  • KANSAI SUPER SHOW アボルダージュ(2004年ビューティーディレクション)
  • KANSAI SUPER SHOW 太陽の船(2007年、ビューティーディレクション)

アート[編集]

  • マシュー・バーニー『拘束のドローイング展(日本、米国、韓国)』(2005年-2006年、ビューティーメイクアップ)
  • 崔左銀『KI-DO-AI-RAKU展(韓国)』 (2007年、天児牛大のヘアメイク)
  • バレエアポロ『第2回フェニックスアートプロジェクト(東京)』『第12回バージョンクリップ(パリ)』(2015年、プロデュース・芸術監督)


コレクション[編集]

1988年からの抜粋

ビデオクリップ[編集]

アルバムアートワーク[編集]

  • CHARA 『Caramel Milk-The Best of Chara−』(2000年、ヘアメイク)
  • ビョーク『拘束のドローイング9-サウンドトラック−』(2006年、ビューティーメイクアップ)
  • 福山雅治『残響』(2009年、 ビューティーディレクション)
  • 福山雅治『はつ恋』(2009年、ビューティーディレクション)
  • 福山雅治『心color』(2010年、ビューティーディレクション)
  • AKB48『風は吹いている』(2011年、ビューティーディレクション)
  • ももいろクローバーZ『5TH DIMENSION』(2013年、ビューティーディレクション)
  • 真木ようこ『幸先坂』(2013年、クリエイティブディレクション)

その他[編集]

教育[編集]

  • ダートパックス(2002-2012年、撮影のためのメイクアップ教育」を目的としたワークショップ、英語表記:DARTPACs

出版[編集]

著作[編集]

寄稿[編集]

受賞[編集]

  • 第1回日本ヘアデザイナー大賞/大賞(1990年、ジャパン・ヘア・ドレッシングアワード)
  • 第2回日本ヘアデザイナー大賞/優秀セッションスタイリスト賞(1991年 、ジャパン・ヘア・ドレッシングアワード)
  • 第30回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞(2012年、人物デザインの開拓に対して)
  • 第9回アジアフィルムアワード優秀衣装デザイン賞(2015年、作品『喰女ークイメー』)

脚注[編集]

  1. ^ 作品のビューティー分野におけるデザインマネージメントを司る運営責任者の意。登場するキャラクター全体のビューティー面の「コンセプト」「デザイン」をつくり、プロデューサー監督など製作側と役者との「調整」をしながら「具体的な姿」を決める。現場の規模と質に見合った「チーム編成」を行い、これを「マネージメント」する。必ずしも現場でヘアメイク業務を行うものではない。(“映画という建築物”. QRANK. 6. ケイビープランニングインターナショナル. (2005). ISBN 4861130387. 
  2. ^ 例:映画『双生児-GEMINI-』(1999年)のキャスト全員の眉つぶし
  3. ^ 例:『拘束のドローイング9』(2005年)のビョーク
  4. ^ 井上陽水楽曲「東へ西へ」のカバーを歌った際、牛乳をつめた複数のコンドームをステージ上で割った。

外部リンク[編集]