WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜
| 「WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜」 | ||||||||
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| THE WAVES の シングル | ||||||||
| B面 | THE NAME OF THE GAME(オリジナル・バージョン)(歌:THE FANS) | |||||||
| リリース | ||||||||
| 規格 | 8センチCD | |||||||
| ジャンル | ポップス | |||||||
| レーベル | ポニーキャニオン | |||||||
| 作詞 |
DEJA DAIL SANDERS(ラップ詞) | |||||||
| 作曲 | ARMATH | |||||||
| チャート最高順位 | ||||||||
| THE WAVES シングル 年表 | ||||||||
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| 「WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜」 | ||||
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| SAY・S and J.World の シングル | ||||
| 初出アルバム『Myこれ!クション SAY'S best』 | ||||
| リリース | ||||
| 規格 | 8センチCD | |||
| ジャンル | ポップス | |||
| レーベル | ポニーキャニオン | |||
| 作詞 | ARMATH(Deja) | |||
| 作曲 | ARMATH | |||
| チャート最高順位 | ||||
| SAY・S and J.World シングル 年表 | ||||
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WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜(ウィー・アー・ザ・チャンプ 〜ザ・ネーム・オブ・ザ・ゲーム〜)は、1993年に発表された楽曲である。
概要
[編集]原曲はTHE FANSの「Olé, Olé, Olé(THE NAME OF THE GAME)」(作曲:Armath)。「ANDERLECHT CHAMPION」(という別題もある。
日本サッカー協会公認'93日本代表オフィシャル応援歌として、また同年に開幕したJリーグでは、フジテレビの中継イメージソングにも採用された。
THE WAVES(無名のスタジオ・ミュージシャンらによるユニット[4])とSAY・Sの競作という形でそれぞれポニーキャニオンからシングルリリースされた。Jリーグブームの流れに乗って大ヒットし、出荷枚数はTHE WAVESとSAY・Sのものを合わせて120万枚を記録した。なお、Jリーグの公式テーマソングはこの曲ではなく、春畑道哉の「J'S THEME」である。
「日本でもっとも知られているサッカー応援歌」とも言われる[5]。1993年当時、テレビ番組などにおけるサッカーに関する場面では必ずと言っていいほど流れていた。
楽曲の使用
[編集]Jリーグ発足前に、ロッテオリオンズの応援団が演奏していたことがある。
1993年にはとしまえんの[6]、2010年にはソフトバンクのCMにも使用された。
1993年6月、第40回衆議院議員総選挙の執行に際して、日本新党山梨県支部の立候補者が本曲を選挙カーで流していたところ、ポニーキャニオンが楽曲の使用中止を求めた。同支部は本曲の使用をとりやめた[7]。
スーパー戦隊シリーズの『忍者戦隊カクレンジャー』では第21話で妖怪サルガミを騙すシーンでこの曲が使用されている。また、同じく39話ではセイカイ/ニンジャイエローが妖怪ノッペラボウに「俺~、俺はここだ~!」と替え歌で挑発していた。
1996年には友栄のアーケードゲーム「エアーサッカー」のBGMに使用された(JASRAC許諾済み)[8]。
また、ハドソンから発売されていたゲームソフト「桃太郎電鉄シリーズ」に使われていた「Sリーグ応援歌」という曲には、本曲のイントロが使われている。
原曲
[編集]元のメロディはメキシコ発祥とされ、南米をはじめとするスペイン語圏でサッカーをはじめとする様々なスポーツの応援メロディとして一般的に知られている。元々は闘牛観戦において19世紀より用いられていた[9]。アルゼンチンでは、観客が「オレオレオレ」の後の2節目のメロディで応援する選手の名前を連呼しながら歌う。
初のレコードは1985年にベルギーのサッカーリーグの応援歌として、アーティスト「グラン・ジョジョ」(Grand Jojo) によってフランス語とフラマン語(オランダ語のベルギー方言)で「Anderlecht Champion」の題で録音された。翌1986年にはドイツ人歌手トニー・マーシャルによってドイツ語でも「Wir sind die Champions olé, olé, olé」の題で録音されている。
ルーマニア革命でニコラエ・チャウシェスクが失脚した時には、市民がこのメロディに乗せて「オレオレオレ、チャウシェスクはもういない」と合唱した。
この曲は、日本だけで総計300万枚以上を売り上げており、世界50か国以上でカバーされている[10]。ブルース・スプリングスティーンやローリング・ストーンズのコンサートで観客がこのメロディに乗せて「オレオレオレ」と歌った映像も存在する[10]。ベルリンの壁崩壊の際にも「オレオレオレ」が聞かれた[10]。
カバー
[編集]オーレ!チャンプ
[編集]| 「オーレ!チャンプ」 | |
|---|---|
| NAKAZY、ガチャピン、ムック、世田谷ジュニア合唱団 の シングル | |
| B面 | なっとうをおいしくたべるには(歌:永井寛孝とおっ、ぺれった) |
| リリース | |
| 規格 | 8センチCD |
| ジャンル | ポップス |
| レーベル | ポニーキャニオン |
| 作詞・作曲 |
ARMATH(#1) DEJA(#1) |
| 作詞 |
新井紀子(#1,日本語詞) 永井寛孝(#2) |
| 作曲 | 竹田えり(#2) |
| チャート最高順位 | |
『ひらけ!ポンキッキ』にて、新井紀子の日本語詞により「オーレ!チャンプ」として歌われた(歌:NAKAZY、ガチャピン、ムック、世田谷ジュニア合唱団)。1993年4月28日にポニーキャニオンからシングル発売。CD売上は10万枚を超えた[12]。1993年7月〜8月のポンキッキファミリーコンサートでの『ひらけ!ポンキッキ』における子供の好きな曲の来場者アンケートでは支持率67%で、2位の「ヤッホー!しんかんせん」の27%を大きく引き離して1位となった[12]。
「オーレ!チャンプ」は水木一郎、森の木児童合唱団(日本コロムビア版カバー。1993年7月1日発売『こどものうた オーレ!チャンプ』(規格品番:COCC-10895)などに収録)、石原慎一(サンリオ版カバー。1994年5月21日発売『みんなでうたおう!こどものうた オーレ!チャンプ』に収録)によってカバーされている。
WE ARE THE CHAMP NIPPON〜OLEOLE 2002 VERSION〜
[編集]| 「WE ARE THE CHAMP NIPPON〜OLEOLE 2002 VERSION〜」 | |
|---|---|
| 36年会 の シングル | |
| B面 | OLE OLE,THE SATOSHI TOMIIE INTERPRETATION |
| リリース | |
| 規格 | 12センチCD |
| ジャンル | ポップス |
| レーベル | ポニーキャニオン |
| 作詞・作曲 | Armath |
| 作詞 | Deja |
| プロデュース | 小倉良 |
2002年5月15日には36年会により「WE ARE THE CHAMP NIPPON〜OLEOLE 2002 VERSION〜」としてカバーされ、ポニーキャニオンからシングル発売された。カップリングはインストゥルメンタル版の「OLE OLE,THE SATOSHI TOMIIE INTERPRETATION」。
その他のカバー
[編集]1994年にフォルテ・ミュージックエンタテインメント(販売:日本コロムビア)から発売されたオムニバス盤『燃えろ!スポーツ!歌ってスポーツ!・テレビ主題歌篇』(規格品番:FMCF-7031)にB-MEGA、森の木児童合唱団によるカバー版が収録された。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ WE ARE THE CHAMP | THE WAVES、ORICON NEWS - 2025年6月7日閲覧。
- ^ WE ARE THE CHAMP | SAY・S、ORICON NEWS - 2025年6月7日閲覧。
- ^ WE ARE THE CHAMP | SAY・S and J.World、ORICON NEWS - 2025年6月7日閲覧。
- ^ 『読売新聞』1993年5月31日付東京夕刊、3頁。
- ^ オーレーオレオレオレーなど歴代サッカータイアップ曲一覧!、ORICON NEWS、2006年6月7日。
- ^ 「CMかたろぐ Vol.47 としまえん」『実業往来』1993年10月号、実業往来社、62頁。NDLJP:2245740/32
- ^ 「ニュース 衆議院選挙に向けて音楽の無断使用」『コピライト』1993年8月号、著作権情報センター、20頁。NDLJP:2696732/11
- ^ 『アミューズメント産業』1996年6月号、アミューズメント産業出版、50頁。NDLJP:2874271/30
- ^ "Desde el vestuario realista salían voces cantarinas de los jugadores que se apuntaban al clarnor popular: «Campeones hobe, hobe, hobe». Lo de hobe se puede traducir por el mejor en la lengua vasca"
- ^ a b c Mais qui est donc Jules Jean Vanobbergen ?、LE SOIR.be、2012年12月11日。(フランス語)
- ^ 『オリコンチャート・ブック:1968-1997』オリコン、1997年、231頁。ISBN 4-87131-041-8。
- ^ a b 博報堂トレンド研究会『コンセプトノート 1994』PHP研究所、1994年、42頁。NDLJP:13068763/24