光のスターライトキッス

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ビーバーヤング
光のスターライトキッス
ジャンル トーク番組
バラエティ番組
放送方式 収録
放送期間 1987年10月12日1991年4月5日
放送時間 #放送されていた局の節を参照
放送局 ニッポン放送
制作 ニッポン放送
ネットワーク 中部日本放送
パーソナリティ
内海光司大沢樹生
提供 三菱重工業
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ビーバーヤング 光のスターライトキッス(ビーバーヤング ひかるのスターライトキッス)は、ニッポン放送の制作により放送されていたラジオ番組。放送期間は1987年10月12日から1991年4月5日まで。

概要[編集]

1987年にデビューした光GENJIの番組としてこの年の10月12日にスタート。なお、光GENJIは「光」内海光司大沢樹生)と「GENJI」諸星和己佐藤寛之山本淳一赤坂晃佐藤敦啓)の2組が合体したグループであったが、ニッポン放送でのラジオ番組においては合体前の光とGENJIに分かれてパーソナリティを務めることになった。なお、一方のGENJIの5人については、同じ1987年10月にスタートした『GENJI GENKI爆発』に出演することになった。本番組は三菱重工業一社提供番組であり、前番組『木村一八のギリギリtwist and shut』に続いて同社が販売するエアコンの製品ブランドに因み「ビーバーヤング」のサブタイトルが付いた。

スタート当初の番組のコンセプトは「全国の乙女のために」[1]。1988年の時点では、その日のテーマごとにフリートークを展開し、お便りを紹介するというのが主な内容だった[2]が、1989年5月に大きくリニューアルし、日替わりコーナーを多く新設した(後述)[3]

はがき採用者には、番組オリジナルワッペン[4][5]、1988年末の時点では抽選で二人のサイン入りブルゾンももらえた[4]

リスナーの割合は全体の8~9割が女子中高生だったが、残る男性リスナーの内訳は、小学生からおじさんまで幅広いというデータがあった[5]

本番組はニッポン放送と中部日本放送(CBCラジオ)JRN単独加盟局)の2局のみでの放送で、CBCでは金曜日は放送されてなく[6]、またCBCでは途中の1990年4月改編で打ち切っており[6]、これ以降はニッポン放送のみでの放送となっていた。なお、ニッポン放送においては『GENJI GENKI爆発』が1988年4月11日 - 1988年10月3日の間の月曜日は直前の枠(21:15 - 21:45)に[注釈 1]、1989年4月14日 - 同年9月及び1990年4月 - 1991年4月5日の間の金曜日は直後の枠(22:00 - 22:30)にあり、これらの期間中は光GENJIの番組が2本続けて放送されていた[7]

1991年4月改編を以って当番組が終了した後は、同時期に終了した『GENJI GENKI爆発』と合体し、改めて「All About 光GENJI」となり、本番組の後継番組としてスタートした。

主なコーナー[編集]

以下は1989年5月以降のコーナー。
  • ブームの予感(月曜)
    • リスナーの身近にある小さなブームを紹介し、それが全国的に広がっていく過程を追ってレポート[3]。1989年9月で終了[8]
  • 教育の輝き(月曜)
    • リスナーから寄せられた「昔、学校の授業で習った勉強が思わぬ所で役に立った」「習っておいてよかった」というエピソードを紹介[5]。『ブームの予感』に代わって1989年10月にスタート[8]
  • 半ベソのコーナー(火曜)
    • リスナーが日常生活の中で“半ベソ”(半泣き)をかいた体験を綴ったレポートを紹介[3][5]
  • (へ)まるへの男(水曜)
    • 身近にいる危ない人物、変な人物の報告。写真投稿も受け付けていた[3]。このコーナーが盛り上がる余り、内海が「みんなで(へ)の男を見に行くバスツアーをしよう」と口走り、その問い合わせが殺到したこともある[9]
  • おやすみコール(木曜)
    • 応募してきた中で選ばれたリスナーの元へ直接電話をかけ、「おやすみ」のコールをする[3]。このコーナーで「光の二人と電話で話した」ことで女子にもてるようになったというエピソードが出てから、男子リスナーからの応募が増えたという[8]
  • 大人の条件(金曜)
    • 二人が「よりかっこいい男」を目標として、大人の流行について語る[3]。1989年9月で終了[8]
  • 他人の日記(金曜)
    • 当時における最近の出来事を題材として、その中心人物の心境(「選挙で大敗した党の代表はその時どんな心境か」「浮気が発覚して離婚したあの有名人の気持ちは」など)を勝手に想像して綴ったネタを紹介[8]。『大人の条件』に代わって1989年10月にスタート[8]
  • 1989年1月時点では、リスナーが腹立たしいと思ったこと、不満なことを二人が代弁するというコーナーがあった[4]

放送されていた局[編集]

ニッポン放送
中部日本放送(CBCラジオ)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 間にニッポン放送ニュースと天気予報(21:45 - 21:50)を挟む。

出典[編集]

  1. ^ 月刊ラジオパラダイス 1987年11月号 p.12
  2. ^ 月刊ラジオパラダイス 1988年10月号 p.55
  3. ^ a b c d e f 月刊ラジオパラダイス 1989年7月号「R・P NEWSパレット アイドルプログラム・ニュース」p.66
  4. ^ a b c 月刊ラジオパラダイス 1989年2月号「<特集>アイドルラジオ宣言!」p.9
  5. ^ a b c d 月刊ラジオパラダイス 1989年12月号「<特集>なんてったってアイドルラジオ」p.19
  6. ^ a b ラジオ新番組速報版三才ブックス)1987年秋号~1990年春号 中部日本放送番組表
  7. ^ ラジオ新番組速報版(三才ブックス)1988年春号~1990年秋号 ニッポン放送番組表
  8. ^ a b c d e f 月刊ラジオパラダイス 1989年11月号「R・P NEWSパレット アイドルプログラム・ニュース」p.73
  9. ^ 月刊ラジオパラダイス 1989年8月号「R・P NEWSパレット アイドルプログラム・ニュース」p.62
ニッポン放送 月 - 金 21時台の10分帯番組枠
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