渡瀬恒彦

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わたせ つねひこ
渡瀬 恒彦
渡瀬 恒彦
本名 渡瀬 恒彦
生年月日 (1944-07-28) 1944年7月28日(72歳)
出生地 日本の旗 日本 島根県能義郡安来町
身長 174cm[1]
血液型 AB型[1]
職業 俳優歌手
活動期間 1969年-
活動内容 1969年:デビュー
1976年: 『狂った野獣
1978年:『皇帝のいない八月
1980年: 『震える舌
1983年: 『南極物語
1984年: 『天城越え
1985年: 『真田太平記
1992年: 『十津川警部シリーズ
2002年: 『おみやさん
2006年: 『警視庁捜査一課9係
配偶者 大原麗子 (1973年 - 1978年)
一般人女性 (1979年 - )
著名な家族 渡哲也(兄)
主な作品
映画
殺し屋人別帳』/『仁義なき戦いシリーズ』/
鉄砲玉の美学』/
暴走パニック 大激突』 /『狂った野獣
赤穂城断絶』/『事件』/『皇帝のいない八月
戦国自衛隊』/『影の軍団 服部半蔵
『神様がくれた赤ん坊』/『震える舌
天城越え』/『南極物語』/『敦煌
忠臣蔵外伝 四谷怪談』/『釣りキチ三平
テレビドラマ
大激闘マッドポリス'80』/『特命刑事
真田太平記』/『炎立つ
事件・市民の判決』/『武蔵 MUSASHI
北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼
世直し公務員 ザ・公証人
十津川警部シリーズ
タクシードライバーの推理日誌
おみやさん』/『警視庁捜査一課9係
医師・円城寺修

渡瀬 恒彦(わたせ つねひこ、1944年7月28日 - )は、日本俳優歌手。本名同じ。島根県能義郡安来町出身。東映マネージメント所属。兄は俳優の渡哲也。身長174cm、血液型AB型[1]

来歴[編集]

兵庫県津名郡淡路町に移り、淡路町立岩屋中学校、三田学園高等学校卒業。早稲田大学法学部除籍[2]。在学中は空手道部に籍を置き、段位は弐段。電通PRセンターに勤務していた[3]

兄の渡哲也日活の青春スターとして地位を確立していた一方で、渡瀬は芸能界に興味がなく、入る意思はまったくなかった。当時の東映は時代劇から任侠映画アクション映画へ転換を図っており、渡瀬は社長の岡田茂に三顧の礼をもって口説き落とされ、エリートサラリーマン生活にピリオドを打って、1969年(昭和44年)に東映と契約した[4]。渡が芸名で活動しているのに対し、本名で活動し始めたのは、高倉健を意識した東映に「大倉純」という芸名を付けられそうになったが気に入らず、それなら本名の方が良いと申し出たことに由来している。

1970年(昭和45年)、映画『殺し屋人別帳』の主役としてデビュー。アクション映画やヤクザ映画の出演を経て、1978年(昭和53年)に『赤穂城断絶』、松竹映画『事件』で、ブルーリボン賞日本アカデミー賞・キネマ旬報等助演男優賞を受賞したことで評価を一新し、同年は松竹映画『皇帝のいない八月』でも、狂気を湛えた元エリートの反乱分子を演じている。1979年(昭和54年)には松竹映画『震える舌』『神様のくれた赤ん坊』でキネマ旬報主演男優賞受賞した。

この間、1973年昭和48年)9月に女優・大原麗子と結婚していたが、5年後の1978年昭和53年)2月13日に離婚した。翌1979年(昭和54年)、一般人女性と再婚。

作品のアクションシーンでは代役を立てることを好まず、基本的にスタントは自分自身で演じてきた。1976年(昭和51年)の『実録外伝 大阪電撃作戦』では走り出す車のドアに摑まりそのまま引きずられたり、同年の『狂った野獣』、『暴走パニック 大激突』でのカーアクションシーンは自ら運転し、1977年(昭和52年)の『北陸代理戦争』ではジープで転倒して下敷きになり、片足を失いかけるほどの大怪我を負ったこともある(作品は降板、代役は伊吹吾郎)。予告編はすでに劇場で上映されており、そのまま渡瀬の出演シーンが挿入されている(発売中のDVDに収録)。近年の作品ではスタントマンが代役を務めることもある。ただし、2002年に放送された『十津川警部シリーズ24伊豆の海に消えた女』では、下り坂を下るトラックの先に回り込んで車をスピンさせて停車させるというカーアクションシーンがあり、当初、スタントマンにより撮影が行われていたが何度もフレームアウトしてしまったため、監督と相談して渡瀬が自ら運転しそのシーンは撮影されている[5][出典無効]

故郷の兵庫県が阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けた時に、渡ら石原軍団と共に被災地を訪れ、炊き出しを行った。

1994年平成6年)に脳梗塞を起こしていたことを、『徹子の部屋』で明らかにした。『徹子の部屋』には2008年(平成20年)にも出演した際、普段は刑事役で知られる渡瀬であるが、実生活で「振り込め詐欺」の被害に遭いそうになったことを告白した(その後「おみやさん」第6シリーズ最終話では、この振り込め詐欺の手口をリアルに演じた)。

2004年(平成16年)の『十津川警部シリーズ 東北新幹線「はやて」殺人事件』では、最初の妻だった大原と26年ぶりの共演を果たした。

2011年平成23年)12月23日放送のTBSの年末スペシャルドラマ『帰郷』では、渡と約40年ぶりの共演を果たした[6]。1971年度放送のNHKの連続ドラマ『あまくちからくち』以来のことで、その時と同じく兄弟役で共演した[7]

人物[編集]

俳優の江藤潤は古くからの友人であり、家族で食事をするほどの付き合いがある。東映のやくざ映画やアクション映画などに出演した際に親交を深めた志賀勝川谷拓三片桐竜次野口貴史岩尾正隆小林稔侍らが結成した「ピラニア軍団」の発起人となったことでも知られている。そのピラニア軍団の成瀬正孝はプライベートでも親友の間柄で、普段から「俺、お前」の付き合いである。

普段は温厚だがけんか腰で議論することもあり、『炎立つ』に北大路欣也の代役として出演した際、脚本家中島丈博と意見を対立させている[8]

親族にプロテニスプレイヤーの錦織圭がおり、渡・渡瀬兄弟と錦織の母がはとこに当たる。

2015年に胆のうガンにより治療を行っていたことが、2016年に明らかとなった[9]

受賞[編集]

出演[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

その他[編集]

トーク番組
  • BS-TBS開局10周年記念番組「プレミアム6 西村京太郎ミステリー紀行〜十津川警部が見た風景〜」(2010年2月28日、BS-TBS) - 西村京太郎伊東四朗との初三者対談
アニメ

CM[編集]

[編集]

シングル[編集]

  1. さすらい人別帳(1970年、クラウン、CW-1038)
    • 作詞:星野哲郎 / 作曲:鏑木創 / 編曲:鏑木創
    • 東映映画「人別帳」シリーズ主題歌
    (c/w 掟)
  2. ごっかんブルース(1970年、クラウン、CW-1068)
    • 作詞:東耳男 / 作曲:鏑木創 / 編曲:鏑木創
    • 東映映画「監獄人別帳」主題歌
    (c/w 俺は忘れもの)
  3. 三千世界のブルース(1971年4月、クラウン、CW-1129)
    • 作詞:東耳男 / 作曲:不詳
    • 東映映画「博奕打ち いのち札」挿入歌
    (c/w 命うりたし)
  4. 人間稼業(1971年10月、クラウン、CW-1196)
    • 作詞:星野哲郎 / 作曲:鏑木創 / 編曲:鏑木創
    • 東映映画「悪の親衛隊」主題歌
    (c/w 鉄砲玉ブルース)
  5. とんずらトンボ(1979年、キング、GK-285)
    (c/w カウンター列車)
  6. 静かにマイ ウェイ(1985年、東芝
    (c/w 男どうし)
  7. だいこんおろしの歌(1985年12月21日、東芝)
    (c/w 銀いろの雨)
  8. 裸の王様(1991年9月21日、ビクター、VIDL-10153)
    (c/w 裸の王様(オリジナルカラオケ))
  • おとこ雲

オリジナル・アルバム[編集]

  1. 傷だらけの獣たち 渡瀬恒彦真夜中に唄う(1970年、クラウン、GW-6019)
  2. 渡瀬恒彦〜手さぐりの日々(1978年、キング、SKS-54)
  3. だいこんおろしの歌(1986年、東芝、TP-90377)

「渡瀬恒彦」を演じた俳優[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 渡瀬 恒彦 - プロフィール”. YAHOO! JAPAN 人物名鑑. 日本タレント名鑑. 2013年8月23日閲覧。
  2. ^ 徹子の部屋 - ゲスト 渡瀬恒彦” (日本語) (2002年5月9日). 2003年10月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年10月10日閲覧。(個人サイト)
  3. ^ 2014年8月号 宣伝会議 広告の中の人 俳優・渡瀬恒彦「テレビCMがお客さんとの距離を近くする」
  4. ^ 撮影所マイスター対談vol9 「渡瀬恒彦さんと東映京都撮影所」『私と東映』 x 中島貞夫&渡瀬恒彦 トークイベント(第2回 / 全2回)BIG tomorrow 青春出版社、2009年10月号、52頁。
  5. ^ 西村京太郎ミステリー紀行〜十津川警部が見た風景〜(2010年2月28日初回放送、BS-TBS)
  6. ^ ドラマ特別企画2011 『帰郷』”. TBSテレビ (2003年8月14日). 2014年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月17日閲覧。
  7. ^ webザ・テレビジョン エンターテインメントニュース 2011年12月23日付 『渡哲也&渡瀬恒彦兄弟が共演! 家族の絆を問うドラマ「帰郷」が完成!』
  8. ^ 中島丈博『シナリオ無頼』。
  9. ^ “渡瀬恒彦 胆のうがんだった 経過順調で仕事復帰”. スポニチアネックス. (2016年5月27日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/26/kiji/K20160526012659110.html 2016年5月27日閲覧。 
  10. ^ あまくちからくち - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  11. ^ “『おみやさんSP』渡瀬恒彦&貫地谷しほりのコンビで第2弾 10月放送決定”. ORICON STYLE. (2016年8月17日). http://www.oricon.co.jp/news/2076884/full/ 2016年8月17日閲覧。 

外部リンク[編集]