東京プリンスホテル
東京プリンスホテル(とうきょうプリンスホテル)は東京都港区芝公園にあるホテルである。経営は西武ホールディングス傘下の株式会社プリンスホテルで、西武グループに属する。
概要
[編集]1964年10月10日に開催される東京オリンピックに合わせて徳川家霊廟跡に同年9月1日に開業。同時に開業した地階のショッピングアーケード「PISA」(Prince International Shopping Arcade)は海外の一流品を集めた高級セレクトショップ兼ブティックとして当時、銀座のサン・モトヤマと並んで人気を博した。
東京都内には既に高輪プリンスホテル(現グランドプリンスホテル高輪)や赤坂プリンスホテル(後のグランドプリンスホテル赤坂、2011年閉館)等が営業しており、開業前は芝公園に位置することから「芝プリンスホテル」の名称も考えられていたが、社内では「芝ではインパクトが足りない」との意見が出ており、東京オリンピック直前の開業だったこともあり、当ホテルが「東京」を名乗る事になった[1]。
ブランド再編以前は全てのプリンスホテルの中でも序列1位であった。ザ・プリンス パークタワー東京が隣接して開業してからは上級ビジネスホテルとしての位置づけだが、現在でも「プリンスホテル」ブランドの中では筆頭格である品川プリンスホテルより先行して序列1位であり、ベルサービスは廃止されたものの、他のプリンスホテルにはいないドアマンを置いている。また、12月のディナーショーの会場としても有名である。
グランドプリンスホテル高輪同様、2016年4月より1年間、改装のために休業し[2]、2017年4月1日にリニューアルオープンした。
周辺
[編集]増上寺や芝公園、東京タワーに隣接し、入口前には旧有章院霊廟二天門(国の重要文化財)がある。また、7線6駅から徒歩でのアクセスが可能な利便性の高さが特徴である。
2005年には、丹下憲孝(丹下都市建築設計)設計[3]のザ・プリンス パークタワー東京が、増上寺と芝公園に隣接する芝ゴルフ場跡地に完成したが、その後も、この新たなホテルと東京プリンスホテルとは、それぞれ別のホテルとして運営されている。
アクセス
[編集]鉄道
[編集]7線6駅からの徒歩でのアクセスが可能である。
- 都営地下鉄三田線御成門駅より徒歩1分
- 都営地下鉄三田線芝公園駅より徒歩6分
- 都営地下鉄浅草線、大江戸線大門駅より徒歩8分
- 都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅より徒歩10分
- JR山手線及び京浜東北線・東京モノレール浜松町駅より徒歩10分
- 東京メトロ日比谷線神谷町駅より徒歩10分
バス
[編集]- 成田国際空港から東京空港交通のリムジンバスが運行
- 都営バス・東急バス「東京タワー」「御成門小学校前」バス停より徒歩3分
- 港区コミュニティバス「ちぃばす」芝ルート・麻布東ルート「港区役所」バス停より徒歩3分
- 浜松町駅に隣接する世界貿易センタービルから発着するザ・プリンス パークタワー東京行きの送迎バスが東京プリンスホテルを経由する[4]。
脚注
[編集]- ^ 東京プリンスホテル/上 世界に飛躍、決意込め 64年の五輪直前に誕生 /東京毎日新聞(2017年6月3日)2017年6月9日閲覧。
- ^ 東京プリンスホテル、全面改装へ 4月から1年間休業 ラグビーW杯控え - 産経Biz(2016年1月16日)2016年3月11日閲覧。
- ^ “主要メンバー紹介”. 丹下都市建築設計. 2019年12月20日閲覧。
- ^ “ザ・プリンス パークタワー東京・東京プリンスホテル 送迎バスのご案内” (PDF). ザ・プリンス パークタワー東京 (2020年9月30日). 2020年10月1日閲覧。