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安藤サクラ

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あんどう サクラ
安藤 サクラ
安藤 サクラ
本名 柄本 さくら(旧姓:安藤)
生年月日 (1986-02-18) 1986年2月18日(33歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
身長 160 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 2007年 -
配偶者 柄本佑(2012年 - )[1]
著名な家族 犬養毅(曽祖父)
犬養健(祖父)
緒方貞子(再従姉妹)
奥田瑛二(父)
安藤和津(母)
安藤桃子(姉)
柄本明(義父)
角替和枝(義母)
柄本時生(義弟)
事務所 ユマニテ
公式サイト 所属事務所プロフィール
主な作品
テレビドラマ
野田ともうします。
ショムニ2013
ゆとりですがなにか
まんぷく
映画
愛のむきだし
ケンタとジュンとカヨちゃんの国
かぞくのくに
0.5ミリ
百円の恋
万引き家族
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安藤 サクラ(あんどう サクラ、1986年2月18日 - )は、日本女優。旧姓:安藤 さくら(読み同じ)。結婚後の本名:柄本 さくら(えもと さくら)。

東京都出身。学習院女子大学国際文化交流学部卒業。鈍牛倶楽部を経てユマニテ所属。夫は俳優の柄本佑[1]

来歴

父の俳優・奥田瑛二、母のエッセイスト・安藤和津の間に次女として誕生。姉は映画監督の安藤桃子。5歳の時に父の舞台を見て女優になろうと決意するが、芸能一家という周りの声が気になり小学2年生のときにその夢を一旦封印。学生時代にアルバイトなどの経験を積んだ後に高校生の時に女優の道へ進む[2]

2007年に父・奥田瑛二が監督を務める映画『風の外側』にクランクイン直前に降板した主演女優の代役として出演しデビュー[3]。映画デビューとなった同作品には両親が出演しているほか、姉・桃子も助監督として参加している[4]

2009年園子温が監督を務めた映画『愛のむきだし』で、カルト教団の勧誘員・コイケを演じ、ひと際強い存在感を発揮する[5]

2011年、映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を始め、立て続けに注目作に出演し、第84回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞した。

2013年1月、映画『かぞくのくに』の演技が高く評価され、第86回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞。また同賞で助演女優賞を受賞。主演女優賞、助演女優賞のダブル受賞はキネマ旬報ベスト・テン開始以来初めての快挙[6]

2014年、姉が監督を務めた映画『0.5ミリ』と、オーディションの募集記事を見て応募した『百円の恋』で主演を務め[7]、2年連続でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞をするなどその年多くの主演女優賞を受賞。翌年度第39回日本アカデミー賞では『百円の恋』で最優秀主演女優賞を受賞した。

キネマ旬報が企画したオールタイム・ベスト 映画遺産 日本映画男優・女優100(映画雑誌『キネマ旬報』創刊95周年記念)の女優ランキング第8位に選出された[8]

2016年4月スタートの『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)で連続ドラマ初ヒロイン[9]

2017年3月3日に行われた第40回日本アカデミー賞にて西田敏行とともに司会を務める。

2017年に第1子を出産し育児への専念を予定していたが、何度もオーディションに挑戦し落選していた憧れのNHK連続テレビ小説のヒロインのオファーが届き、夫や両親、義父母の叱咤激励や、NHK側からの育児に協力するとの約束を受け、育児と撮影を両立することを決意。実に1ヶ月も悩んだ末にオファーを受諾し、2018年10月1日より放送の『まんぷく』のヒロイン・立花福子を演じることとなった[10]。1月のヒロイン発表では連続テレビ小説史上初の「ママさんヒロイン」と紹介された[10]。NHKの働き方改革も背景にNHK大阪放送局内にキッズスペースが開設されるなどのサポートが提供され、ほぼ毎日子供をNHKに連れての撮影に臨む[11][12]

2018年リリー・フランキーとW主演した映画『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞し、女優としても高い評価を得た[13]。国内では数々の主演女優賞を受賞し、第92回キネマ旬報ベスト・テンと第73回毎日映画コンクールではその年、別の映画に主演した夫の柄本とともに夫婦で主演賞に輝いた[14][15]

人物

女優として

『愛のむきだし』に出演した際に、CNNの「まだ世界的に名前は売れていないが、演技力のある日本の俳優7人」の一人に選ばれた[16]

女優という職業については、普段思ったことや感じたことを言葉にするのが苦手で、だからこそ脚本や監督があって身体を使って表現する職業に興味があるのかもしれないと明かす[17]

だらしない女性の役を演じるときは、「女優さんが汚い役を演じている」と思われるのが嫌で、本当に汚くだらしない人間になろうと心がけるが、そのために歯をガタガタにしようとした際には歯科医に断られた[18]。 『百円の恋』では、ニートからボクサーになる主人公を演じるため、まず太ってだらしない体型を作り、撮影の後半の10日間で体を絞りプロテストに合格できるようなボクサーの体型を作っていった[19]

身長は160cmだが、スクリーンで見ると実際よりも大きく見られ、初めて会った人に「意外と小さいんですね」と言われることが多い[17]

NHK連続テレビ小説まんぷく』の製作統括を務める真鍋斎は安藤について「幅が広く、役を憑依させる。単純に綺麗なだけでなく、物語の人物として生きることが出来、ちょっとひと味違うと思っていた」と評している[20]

映画『万引き家族』がカンヌ国際映画祭にてパルムドールを受賞し、安藤自身も海外メディアから高い評価を得たが、特に審査員長を務めたケイト・ブランシェットは、「もし今回の審査員の私たちがこれから撮る映画の中で、あの泣き方をしたら、安藤サクラの真似をしたと思ってください」と安藤の芝居を絶賛していた[13]

家族・私生活

母方の祖父には元法務大臣犬養健、曾祖父には元内閣総理大臣犬養毅再従姉には元国連難民高等弁務官緒方貞子がいる[21]

2008年あきた十文字映画祭で出会った俳優の柄本佑と、3年の交際期間を経て2012年3月14日に婚姻届を提出し結婚[1]、佑も俳優の柄本明角替和枝の長男にあたるため、2世俳優同士のビッグカップルとして注目を集めた[22][23]

子どもの頃から映画作りを近くで見てきたため、映画とどう向き合うか父から影響を受けてきたが、女優として大きく影響を受けたのは、同じく芸能一家の柄本家に嫁いでからだと話す[24]。 父が監督を務めた映画『今日子と修一の場合』で、夫の柄本佑とW主演を務めた。NHK連続テレビ小説おひさま』では、義弟の柄本時生と夫婦役、義母の角替和枝の嫁役を演じている。父の映画に出演した際には、お店や小田急線沿線で自らチラシ配りもやり営業活動をしていた[25]

2017年3月7日に第1子妊娠を発表、妊娠7か月で6月に出産予定とされた[26]。映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』撮影終了後産休に入り、同年6月27日のWebムービー『元、落語家〜話が下手な元噺家のハナシ〜』公開プレミアム上映会において夫の柄本が第1子出産を報告[27]。性別は「内緒」とされたが、のちに安藤が女児であることを明かしている[10]

出演

映画

テレビドラマ

舞台

ドキュメンタリー

CM

配信

  • WEBドラマ「MAKE THE LAST WISH」(2008年)
  • LISMOオリジナルドラマ「恋ばな〜スイカと絆創膏〜」(2009年)
  • NTTドコモ スマートフォン動画「東京モナムール」(2011年)
  • Miu Miuショートフィルムプロジェクト・女性たちの物語「SEED」(2016年) - 主演[37]

受賞歴

脚注

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  1. ^ a b c “柄本佑&安藤サクラ、2世婚!大型芸能一家誕生”. サンケイスポーツ. (2012年3月17日). オリジナルの2012年9月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120902071240/http://www.sanspo.com/geino/news/20120317/mar12031705060001-n1.html 2012年5月14日閲覧。 
  2. ^ 2度目の「ブルーリボン」 安藤サクラの“特異性”に絶賛の声 日刊ゲンダイ日刊ゲンダイ、2015年2月28日参照
  3. ^ 奥田, 瑛二 (2007年12月3日). 『風の外側』奥田瑛二監督 単独インタビュー. インタビュアー:平野敦子. シネマトゥデイ.. https://www.cinematoday.jp/interview/A0001586 2018年6月8日閲覧。 
  4. ^ スポーツ報知web 2007年8月13日 Archived 2008年1月17日, at the Wayback Machine.
  5. ^ “イギリスで園監督の『愛のむきだし』一般公開決定!安藤サクラの妖艶演技を姉モモ子「父の奥田瑛二譲り」”. シネマトゥデイ. (2009年10月14日). https://www.cinematoday.jp/news/N0020160 2018年6月15日閲覧。 
  6. ^ 読売新聞 2013年1月11日、2013年1月11日参照。
  7. ^ ““肉体を使って表現する”ことへの憧れ 安藤サクラ インタビュー”. ぴあ関西版WEB. (2015年1月10日). http://kansai.pia.co.jp/interview/cinema/2015-01/100yen-koi.html 2018年6月15日閲覧。 
  8. ^ キネマ旬報社 お知らせ 創刊95周年記念『オールタイム・ベスト 映画遺産 日本映画男優・女優100』発売&ランキング発表! 2014年12月11日
  9. ^ 安藤サクラ、連ドラ初ヒロイン!クドカン脚本に「ワクワクです」スポニチアネックス、2016年3月9日参照
  10. ^ a b c “「まんぷく」安藤サクラ、朝ドラ初ママさんヒロイン”. 日刊スポーツ. (2018年1月31日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201801310000363.html 2018年2月1日閲覧。 
  11. ^ 梅田恵子 (2018年2月6日). “子育てと朝ドラ、安藤サクラを支える「働き方改革」 - B面★梅ちゃんねる”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/column/umeda-b/news/201802060000813.html 2018年6月8日閲覧。 
  12. ^ “NHK:大阪放送局にキッズスペース “ママさんヒロイン”安藤サクラの撮入と共に”. 毎日新聞. (2018年5月1日). https://mainichi.jp/articles/20180501/dyo/00m/200/026000c 2018年6月8日閲覧。 
  13. ^ a b “『万引き家族』安藤サクラの演技に、ケイト・ブランシェットが興奮”. マイナビニュース. (2018年5月24日). https://news.mynavi.jp/article/20180524-635270/ 2018年6月15日閲覧。 
  14. ^ 毎日映画コンクールで「万引き家族」が大賞ほか3冠、柄本佑と安藤サクラが主演賞”. 映画ナタリー (2019年1月23日). 2019年1月23日閲覧。
  15. ^ “2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン”. KINENOTE. (2019年2月4日). http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/ 2019年2月4日閲覧。 
  16. ^ Japanese actors who can actually act”. CNN Travel. CNN (2010年3月25日). 2016年6月27日閲覧。
  17. ^ a b 安藤サクラ『トルソ』インタヴュー”. 2018年6月15日閲覧。
  18. ^ 安藤サクラ、ボクサーの役作りで驚異の肉体改造!” (2014年12月25日). 2018年6月15日閲覧。
  19. ^ 安藤サクラ、ボクサーの役作りで驚異の肉体改造!” (2014年12月19日). 2018年6月15日閲覧。
  20. ^ “安藤サクラの起用理由は?プロデューサーが明かす〈まんぷく〉”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2018年1月31日). https://mdpr.jp/news/detail/1743888 2018年6月8日閲覧。 
  21. ^ “超お嬢様の金持ちエピソード連発 フット後藤もあ然「ハンパじゃない」”. スポニチアネックス. (2016年6月23日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/06/23/kiji/K20160623012831550.html 2018年6月15日閲覧。 
  22. ^ “柄本佑と安藤サクラが結婚発表 2世俳優同士がゴールイン”. ORICON NEWS (oricon ME). (2012年3月16日). https://www.oricon.co.jp/news/2008553/full/ 2018年6月8日閲覧。 
  23. ^ 小松芙未 (2012年3月16日). “柄本佑と安藤サクラが結婚!交際3年!芸能一家同士のビッグカップル!”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0040375 2018年6月8日閲覧。 
  24. ^ インタビュー 安藤サクラ” (2015年7月31日). 2018年6月15日閲覧。
  25. ^ “奥田瑛二監督『今日子と修一の場合』”. ラジオ deハピネス. http://ra-ha.jp/archive13/1013okuda.html 2018年6月15日閲覧。 
  26. ^ 安藤サクラが第1子を妊娠 夫は柄本佑デイリースポーツ、2017年3月7日参照
  27. ^ 柄本佑、第1子誕生を報告 性別は「内緒」早くもデレデレスポニチアネックス、2017年6月27日参照
  28. ^ 2009年7/8から8/31までyahoo動画にて公開、2009年10月COREDO乃木坂(TALK&Live)にて上映,第35回湯布院映画祭、山形国際ムービーフェスティバル2009、お蔵出し映画祭2011にて上映
  29. ^ “安藤サクラ出演「島々清しゃ」、沖縄舞台に音楽を通じて変化する少女描く”. 映画ナタリー. (2016年10月6日). http://natalie.mu/eiga/news/204356 2016年10月7日閲覧。 
  30. ^ 岡田准一、名匠タッグのもとで小栗旬と初共演!『追憶』”. シネマカフェ (2016年3月18日). 2016年4月30日閲覧。
  31. ^ “妻夫木聡“奥田民生になりたいボーイ”に!大根仁が渋谷直角のマンガ実写化”. 映画ナタリー. (2016年5月20日). http://natalie.mu/eiga/news/187820 2016年5月20日閲覧。 
  32. ^ “安藤サクラ:18年後期の朝ドラ「まんぷく」のヒロインに”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2018年1月31日). https://mantan-web.jp/article/20180131dog00m200009000c.html 2018年1月31日閲覧。 
  33. ^ 安藤サクラ、連ドラ初ヒロインに! 宮藤官九郎脚本「ゆとりですがなにか」”. シネマカフェ (2016年3月9日). 2016年3月9日閲覧。
  34. ^ “松田洋子「ママゴト」実写ドラマ化、スナックのママ・映子役は安藤サクラ”. コミックナタリー. (2016年7月1日). http://natalie.mu/comic/news/192883 2016年7月1日閲覧。 
  35. ^ 木俣冬(インタビュー・文)、米光京子(構成・文)「ドラマ「カルテット」がくれる愉楽 佐野Pインタビュー&撮影現場レポート」『テレビブロス関西版』平成29年3月11日号、東京ニュース通信社、2017年、 13頁。
  36. ^ “安藤サクラ「まんぷく」後初のNHKドラマ出演 8月に終戦関連ドラマ”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2019年5月10日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/05/10/kiji/20190510s00041000263000c.html 2019年5月11日閲覧。 
  37. ^ 河瀬直美×安藤サクラ×サカナクション、ショートフィルム「SEED」公開”. 映画ナタリー (2016年2月17日). 2016年2月18日閲覧。
  38. ^ “高畑充希、飛躍の一年を回顧「台風の目にいるような感じ」”. ORICON STYLE. (2016年11月24日). http://www.oricon.co.jp/news/2081875/full/ 2016年11月24日閲覧。 
  39. ^ “第10回TAMA映画賞、最優秀作品賞は是枝裕和『万引き家族』と濱口竜介『寝ても覚めても』に”. Real Sound. (2018年10月4日). https://realsound.jp/movie/2018/10/post-259173.html 2018年12月3日閲覧。 
  40. ^ “山路ふみ子映画賞で「寝ても覚めても」が2冠、唐田えりかは新人女優賞に”. 映画 ナタリー. (2018年10月23日). https://natalie.mu/eiga/news/304837 2018年12月3日閲覧。 
  41. ^ “ヨコハマ映画祭で「寝ても覚めても」が6冠、新人賞に唐田えりか、吉沢亮、木竜麻生”. 映画 ナタリー. (2018年12月1日). https://natalie.mu/eiga/news/310407 2018年12月3日閲覧。 
  42. ^ 『万引き家族』に作品賞!日刊スポーツ映画大賞発表”. シネマトゥデイ (2018年12月4日). 2019年2月4日閲覧。
  43. ^ 毎日映画コンクールで「万引き家族」が大賞ほか3冠、柄本佑と安藤サクラが主演賞”. 映画ナタリー (2019年1月23日). 2019年2月4日閲覧。
  44. ^ たけしが選ぶ東スポ映画大賞で「万引き家族」4冠!新人賞はしゅはまはるみ”. ナターシャ (2019年1月30日). 2019年2月4日閲覧。
  45. ^ 2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン”. キネマ旬報者 (2019年2月4日). 2019年2月4日閲覧。
  46. ^ 第42回日本アカデミー賞 最優秀賞決定!” (2019年3月1日). 2019年3月1日閲覧。
  47. ^ フロリダ映画批評家協会賞2018 『万引き家族』、安藤サクラ、『未来のミライ』が受賞!” (2018年12月25日). 2019年2月4日閲覧。
  48. ^ ニューメキシコ映画批評家協会賞2018 受賞結果! 安藤サクラが助演女優賞受賞!” (2018年12月13日). 2019年2月4日閲覧。
  49. ^ ボストン映画批評家協会賞2018 『万引き家族』がアンサンブル賞、外国語映画賞、作品賞次点など受賞!” (2018年12月17日). 2019年2月4日閲覧。

外部リンク