中丸三千繪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

中丸 三千絵(なかまる みちえ、1960年7月24日 - )は、日本オペラ歌手(ソプラノ)。欧文表記だと「Michiè Nakamaru」。茨城県下館市(現・筑西市)出身。

人物・来歴・エピソード等[編集]

茨城県下館市稲荷町(現・筑西市)出身。栃木県・宇都宮短期大学附属高等学校(音楽科)を経て桐朋学園大学声楽科卒。同大学研究科修了。在学中よりニューヨークザルツブルクに留学。

1986年小澤征爾指揮の「エレクトラ」で日本デビュー。

1987年イタリアに渡り、ミラノスカラ座と出演契約を結び、各地の名門劇場で主役を務めた。

1988年、第3回「ルチアーノ・パヴァロッティ・コンクール」優勝。ヨーロッパデビューを果たす。第4回「マリア・カニリア・国際声楽コンクール」優勝。

1989年、「フランチェスコ・パオロ・ネリア・コンクール」優勝。

1989年、『愛の妙薬』でルチアーノ・パヴァロッティと共演し、アメリカ・デビュー。

1990年、中丸の夢であった「マリア・カラス・コンクール(イタリア国営放送RAI主催)」にて、イタリア人以外で初めて優勝。現在まで唯一の日本人優勝者である。

その後、ミラノ・スカラ座にデビュー。以来、世界各国の歌劇場で、プラシド・ドミンゴ、ホセ・クーラ、リッカルド・ムーティロリン・マゼールケント・ナガノなどの音楽家と共演。東芝EMIより20タイトルのアルバムをリリース。クーラ、ダニエル・デッシーらとローマ国立歌劇場のオペラ全曲版、ベルリン・フィルとの共演などがある。

1994年、パリ・ベルサイユ宮殿において、中丸のファンだったダイアナ妃の前で、ユネスコ子供のためのチャリティー・コンサートを開いた。1998年より、世界各地で小児がんの子供を支援するチャリティー・コンサートを行うなど、社会活動においても高い評価を受けている。

日本国内においてもリサイタル・ツアーの他、フィルハーモニア管弦楽団ハンガリー放送交響楽団、スロヴァキア国立放送交響楽団などのソリストとして出演。2001年にはポーランド国立歌劇場日本公演『椿姫』のヴィオレッタ役で出演、絶賛を受ける。

また、メジャーリーグ開幕戦開会式、ワシントンでのサンフランシスコ講和条約締結50周年記念式典などの国際的イベントにおいて日米両国国歌を斉唱。

2007年には、イタリア大統領よりコメンダトーレ勲章授与。日伊文化交流組織委員、桐朋学園大学特任教授。最近は日本に拠点を移して活動している。

私生活では、1995年に音楽プロデューサー加藤和彦と結婚するが、2000年に離婚している。

ノンフィクション作家中丸美絵は実姉。

出演[編集]

コンサート[編集]

出版[編集]

CD・DVD等[編集]

著書[編集]

  • マリア・カラス・コンクール―スカラ座への道 (講談社、1991、のち文庫)

脚注[編集]

[ヘルプ]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]