里中満智子
| 里中 満智子 | |
|---|---|
| 生誕 |
1948年1月24日(70歳) |
| 国籍 | 日本 |
| 職業 |
漫画家 大学教授 |
| 活動期間 | 1964年 - |
| ジャンル | 少女漫画 |
| 代表作 |
『アリエスの乙女たち』 『天上の虹』 |
| 公式サイト | 里中満智子 オフィシャルサイト |
里中 満智子(さとなか まちこ、女性、1948年1月24日 - )は、日本の漫画家、大阪芸術大学教授。大阪府大阪市出身。
目次
人物[編集]
16歳での華々しいデビュー(そのため大阪市立桜宮高等学校を中退[1])の後、当時の少女漫画で描かれたような「恋」や「ときめき」だけでなく、激しい愛のあり方や、愛によって生まれる憎しみや苦しみ、道ならぬ恋愛などを描いた。それらはやがて少女漫画というジャンルを超えて、大人の女性も読む恋愛ドラマとしてその世界を広げていった。
近年では、『天上の虹』(2015年完結)・『ギリシア神話』・『名作オペラ』・『旧約聖書』等を出版している。創作活動以外にも多彩な社会活動を行なっており、過去現在ともに学識経験者・文化人として実績がある。「コミック表現の自由を守る会」世話人、「漫画原稿を守る会」賛同者など、漫画家の権利と地位向上に関する活動にも熱心である。国が計画中の漫画・アニメ等を展示する施設「国立メディア芸術総合センター(仮称)」を推進する立場を取っており、新聞報道などで同施設が「国立漫画喫茶」と書き立てられたことに「誤解されていると危惧している」とコメントしている[2]。その上で、近年取り上げられている児童ポルノ法改正案に対しては「表現の自由を侵害する」として慎重な立場を取っており、創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志の賛同人として名を連ねている[3]。2010年の東京都青少年の健全な育成に関する条例改正に反対する記者会見にもちばてつや、永井豪、竹宮惠子らとともに出席している。
また、漫画『ドカベン』に登場する里中智の名前の元となった人でもある。『野球狂の詩』の富樫平八郎が主人公である「~10番」シリーズでは子供や女性の作画で協力している。
私生活では二十歳のとき編集者と結婚、その後離婚している。
作品リスト[編集]
- 『ナナとリリ』 1968
- 『絵里子』朝日ソノラマ、1969
- 『恋人たちの物語』朝日ソノラマ、1969
- 『愛のコンチェルト』朝日ソノラマ、1970
- 『銀河はるかに』朝日ソノラマ、1971
- 『わが愛の記録』朝日ソノラマ、1971
- 『海鳴りがやむとき』朝日ソノラマ、1973
- 『ララ♡ハート』朝日ソノラマ、1973
- 『あした輝く』講談社、1974 のち中公文庫
- 『しあわせですか?』講談社、1974
- 『恋人はあなただけ』講談社、1975
- 『クラスメート』講談社
- 『6月4日月曜日』講談社、1975
- 『レモンの季節』講談社、1976
- 『Pinkyピンク』講談社、1976
- 『レディー・アン』講談社
- 『クレオパトラ』講談社、1976
- 『さすらい麦子』講談社、1976
- 『アップルマーチ』講談社、1976
- 『プラスマイナス大爆発』講談社、1977
- 『愛の時代』講談社、1977
- 『花よめ先生』講談社、
- 『風のゆくえ』講談社、1978
- 『あかね雲』講談社、1978
- 『悪女志願』講談社、1979 のち双葉文庫
- 『恋愛白書』
- 『愛情の設計』
- 『天上の虹』1983-
- 『スポットライト』講談社
- 『パンドラ』小学館、1984
- 『風の構図』講談社、1984
- 『浅葱色の風―沖田総司』講談社、1984 のち中公文庫
- 『北回帰線』講談社、1984 のち中公文庫
- 『わが愛の記録』(ほるぷ平和まんがシリーズ)作・画 ほるぷ出版 1984
- 『愛人たち』講談社、1986 のち双葉文庫
- 『アリエスの乙女たち』1987
- 『愛生子』講談社、1988
- 『さよならの理由(わけ)』講談社、1988 のち双葉文庫
- 『ミスターレディ』
- 『Boy's』講談社
- 『積乱雲』講談社、1989
- 『あすな路坂』講談社、1990 のち「あすなろ坂」
- 『海のオーロラ』中央公論社、1991 のち文庫
- 『長屋王残照記』徳間書店 1991 のち中公文庫
- 『女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語』読売新聞社、1992 のち中公文庫
- 『アトンの娘』小学館、1994
- 『夢色果実』講談社、1994
- 『まちこの千夜一夜 ショートショート劇場』 (里中満智子浪漫選書) 翔泳社 1995 のち双葉文庫
- 『4階のミズ桜子』(里中満智子浪漫選書)翔泳社 1995 のち双葉文庫
- 『心中天網島』(マンガ日本の古典)中央公論社、1996
- 『ラファエロ―その愛』美術出版社、1996 のち中公文庫
- 『鶴亀ワルツ』小学館 1997
- 『マンガ ギリシア神話』中央公論新社、1999 のち文庫
- 「名作オペラ」中央公論新社、2003 のち文庫
- 『ブッダをめぐる人びと』佼成出版社 2006 のち中公文庫
- 『花影 千葉佐那の愛』講談社 2010
- 『マンガ旧約聖書』中央公論新社、2011-のち文庫
- 『若き日のブッダ ゴータマ・シッダールタ』中央公論新社 2013
- 『古事記』(マンガ古典文学)小学館 2013
他多数
マンガ以外の著書[編集]
- 『愛し始めたあなたに』(Big backs)講談社 1975
- 『マンガ愛してます』大和書房 1977
- 『満智子の人生相談 自分を発見したい女へ』(ヤングレディbooks)講談社, 1986
- 『恋歌・万葉集』光文社 1987
- 『里中満智子のマンガ入門 人よりちょっとうまく描くテクニック』 (カッパ・ブックス)光文社, 1987
- 『万葉集』(イラスト古典)米川千嘉子文 学習研究社 1990
- 『純白』スコラ 1993 (小説)
- 『シンデレラストーリーにだまされないで 里中満智子漫画家生活30周年記念エッセイ集』NTT出版 1994
- 『タマタマ女』実業之日本社 1996
- 『人生の贈り物 人の出会いとぬくもりを求めて 里中満智子『ジュンとヨーコ』&夏目雅子グラフティ』講談社コミックス 1997
- 『円空―魂の形を求めつづけた旅人』木村直巳作画 メディアファクトリー、1999
- 『シェイクスピア・ジュニア文学館』小田島雄志文(挿絵)汐文社、2001
- 『里中満智子の健康法の女王』マキノ出版 2003
- 『里中満智子のコミック実技講座 DVD』(小池書院)2005
受賞歴[編集]
西暦は受賞年を示す。
- 1964年 ピアの肖像:第1回講談社新人漫画賞(高校2年)
- 1972年 あした輝く、姫が行く!:講談社出版文化賞
- 1982年 狩人の星座:第6回講談社漫画賞
- 2006年 全作品及び文化活動に対して:日本漫画家協会賞文部科学大臣賞
漫画家として以外の活動[編集]
歴任[編集]
- 1991年
- NHK趣味百科:「少女コミックを描く」 講師
- 1994年
- 1996年
- 文部省:中央教育審議会専門委員会 専門委員
- 中央教育審議会第一次答申パンフレット
- 1997年
- 文部省:教育課程審議会 委員
- 第1回東アジアマンガサミット(現・マンガサミット)実行委員会:事務局長
- 財)都市防災研究所:安全安心まちづくり女性フォーラム 発起人
- 1997年 - 2002年 手塚治虫文化賞:選考委員
- 1998年
- 文部省:児童生徒の問題行動等に関する調査研究協力者会議 委員
- 東京都建設局:下町河川の明日を創る会 委員
- 1999年 都市整備公団:都市観光を創る会 発起人
- 2000年 - 2002年 科学技術庁:国際宇宙年委員会 理事
- 2002年 文部省:国際文化交流懇談会 委員
現職[編集]
- 財)宇宙フォーラム 理事 (2000年 - )
- マンガジャパン 事務局長
- デジタルマンガ協会 副会長 (2003年 - )
- 文化庁文化審議会委員(2007年2月5日 - )
- 日本ペンクラブ会員
- 神楽坂女声合唱団団員
- 大阪芸術大学キャラクター造形学科長・教授
- 平城遷都1300年記念事業協会評議員
主な出演[編集]
テレビ[編集]
- 毎日放送・TBS系「世界まるごとHOWマッチ」(準レギュラー回答者)
- 彼女独自の計算方法から里中方式という言葉が生まれた。
映画[編集]
アシスタント[編集]
脚注[編集]
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.481
- ^ 公式ブログより
- ^ 創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志より