野村萬斎
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| のむら まんさい 野村 萬斎 (二世) | |||||||||||||||
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| 本名 | 野村 武司(のむら たけし) | ||||||||||||||
| 生年月日 | 1966年4月5日(52歳) | ||||||||||||||
| 出生地 |
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| 身長 | 174cm | ||||||||||||||
| 血液型 | B型 | ||||||||||||||
| 職業 | 狂言師・俳優 | ||||||||||||||
| ジャンル | 舞台・映画 | ||||||||||||||
| 活動期間 | 1970年 - 現在 | ||||||||||||||
| 活動内容 |
1970年:狂言初舞台 1985年:俳優デビュー 1994年:『花の乱』 1997年:『あぐり』 2000年:『蒼天の夢』 2001年:『陰陽師』 2003年:『にほんごであそぼ』 2003年:『陰陽師II』 2012年:『のぼうの城』 2016年:『シン・ゴジラ』 2019年:『七つの会議』 | ||||||||||||||
| 配偶者 | 1996年:野村千恵子 | ||||||||||||||
| 著名な家族 |
曾祖父:五世野村万造 曾祖父:阪本釤之助 祖父:六世野村万蔵 大叔父:九世三宅藤九郎 祖父:阪本越郎 大伯父:阪本瑞男 大叔父:高見順 父:二世野村万作 母:阪本若葉子 伯父:七世野村万蔵(野村萬) 叔父:野村四郎 叔父:野村万之介 母の従妹:高見恭子 子(長女):野村彩也子 子(長男):野村裕基(狂言師) 子(次女):野村彩加里 | ||||||||||||||
| 主な作品 | |||||||||||||||
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狂言 『まちがいの狂言』 『髭櫓』 『敦 - 山月記・名人伝 - 』 ドラマ・映画 『花の乱』 『あぐり』 『陰陽師』 『のぼうの城』 『シン・ゴジラ』 『七つの会議』 | |||||||||||||||
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二世野村 萬斎(のむら まんさい、本名・野村 武司〈のむら たけし〉、1966年(昭和41年)4月5日 - )は、狂言方和泉流の能楽師、俳優。能楽狂言方和泉流野村万蔵家の名跡である。二世野村万作と詩人阪本若葉子の長男。野村裕基は萬斎の長男。
目次
概要[編集]
東京都生まれ。4人きょうだいの3番目で姉・姉・妹という女性に囲まれて育った。1969年、3歳のときに初舞台を『靱猿』の子ザル役で踏み、4歳で初めて台詞のある役を『いろは』で演じる[1]。1979年に筑波大学附属小学校を卒業後、中学になると型にはめ込まれる狂言を窮屈に感じて、父は狂言をやることを強制したわけではないが自由にしたく部活動のバスケットボールやバンド活動をして、他とは違うと思われたくないため家が狂言師の一族なのは周りに言わなかった[1]。変声期になると声が出なくなりより一層狂言に身が入らなくなった[1]。高校に入り3年生の17歳で演じた『三番叟』で狂言の面白さに目覚め、狂言師の立場を認識して受け入れられた[2]。筑波大学附属中学校・高等学校を経て、1989年に東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻を卒業した。平成6年(1994年)萬斎を襲名。
伯父・初世野村萬(本名:太良)と父・二世野村万作(本名:二朗)の兄弟は、六世万蔵の息子だが、六世の死後名跡を分配することになった。長男・萬(太良)が七世野村万蔵を襲名し、次男・万作(二朗)は五世万造(六世万蔵の父)の隠居名・萬斎を相続することになった。しかし、万作は「万作」という名に愛着を持っていたために「萬斎」を自分では名乗らず、この名前を名乗ることを希望した長男・武司に譲ったものである。
父の兄弟には萬の他に、四男・野村四郎(観世流シテ方)、五男・野村万之介(狂言方)がいる。いとこに、九世野村万蔵および万蔵家の分家である万禄家を50年ぶりに復興した福岡在の野村万禄(本名:吉積史高)がいる。
母方の曾祖父は福井県知事・鹿児島県知事を務めた阪本釤之助、祖父は詩人・ドイツ文学者の阪本越郎。越郎の兄に阪本瑞男、異母弟に高見順、従兄に永井荷風がいる。
幼少より厳しい稽古が必要とされる伝統芸能の世界で育つ。狂言以外でも一般の俳優としてドラマ、映画、舞台などで活動を行っており、端整な容姿と気品ある物腰、独特の発声等で存在感を示す。NHKで1994年の大河ドラマ『花の乱』や、1997年の朝の連続テレビ小説『あぐり』、2000年のスペシャルドラマ『蒼天の夢』などに出演し、知名度を上げた。その後、2001年に映画『陰陽師』で主演し、また2008年に木曜時代劇『鞍馬天狗』で主演の鞍馬天狗(倉田典膳)を演じた。
NHK Eテレの子供向け番組『にほんごであそぼ』に2003年の放送開始時よりレギュラー出演している。
東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチームの一員でもある。
また、著作や舞台イベントなどで狂言の普及に努めるかたわら、日本伝統芸能と現代劇との融合を目指して『藪の中』や『RASHOMON』、『敦 - 山月記・名人伝 - 』などを演出し、評価を得た。重要無形文化財「能楽」保持者に認定(総合認定)。
逸話[編集]
略歴[編集]
- 1970年:『靱猿』で初舞台。
- 1979年:筑波大附属小を卒業。
- 1981年:『千歳』を披く。
- 1982年:筑波大附属中を卒業。
- 1984年:『三番叟』を披く。
- 1985年:黒澤明監督作品『乱』で、鶴丸役(「野村武司」として出演)。
- 1985年:筑波大附属高を卒業。
- 1986年:『奈須与市語』を披く。
- 1987年:『ござる乃座』主宰(以後年2回)。
- 1988年:『釣狐』を披く。
- 1990年:『ハムレット』主演。
- 1994年:曾祖父・五世万造の隠居名、萬斎を襲名。NHK大河ドラマ『花の乱』で、細川勝元役。文化庁芸術家在外研修制度で渡英。
- 1996年:『花子』を披く。
- 1997年:NHK朝の連続テレビ小説 『あぐり』で、望月エイスケ役(吉行エイスケがモデル)。
- 2000年:司馬遼太郎原作『世に棲む日日』のNHKスペシャルドラマ『蒼天の夢』で、高杉晋作役。
- 2001年:『まちがいの狂言』演出・主演(シェイクスピア『間違いの喜劇』の翻案)。滝田洋二郎監督作品『陰陽師』で、安倍晴明役(映画初主演)。
- 2002年:世田谷パブリックシアター芸術監督に就任。
- 2003年:NHK子供番組 『にほんごであそぼ』出演開始。長男・野村裕基、『靱猿』で初舞台。ジョナサン・ケント演出『Hamlet』に主演し、「男優だけのハムレット」として日本公演のほかロンドン公演を行った。
- 2004年:ギリシャ・アテネの古代劇場で上演された蜷川幸雄演出のギリシャ悲劇『オイディプス王』に主演。9月2日、重要無形文化財「能楽」保持者に認定(総合認定役割:狂言方(和泉流))[4]。
- 2007年:世田谷パブリックシアター芸術監督(2期目)
- 2008年:東京大学教養学部非常勤講師。
- 2010年:『現代能楽集V〜「春独丸」「俊寛さん」「愛の鼓動」』で、企画・監修。
- 2011年:文部科学省日本ユネスコ国内委員会委員に就任。
- 2016年:映画『シン・ゴジラ』にてモーションキャプチャによるゴジラ役を担当。公開当日まで出演はシークレットとなっていた。
受賞歴[編集]
1997年
- 第15回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞(『あぐり』)
- 橋田賞 新人賞
- ベストドレッサー賞 文化部門
1998年
- エランドール賞 特別賞
- 日刊スポーツ・ドラマグランプリ 助演男優賞(『あぐり』)
- 文化庁芸術祭演劇部門新人賞(『藪の中』の演出)
- 文化庁芸術祭演劇部門優秀賞(『花子』の成果)
- 読売演劇大賞 優秀男優賞(『子午線の祀り』・『オイディプス王』)
- ブルーリボン賞 主演男優賞(映画『陰陽師』の主演)
- 第25回日本アカデミー賞 新人俳優賞・優秀主演男優賞(映画『陰陽師』の主演)
- 芸術選奨文部科学大臣新人賞(古典芸術部門 狂言『髭櫓』朗読『弟子』)
- 紀伊國屋演劇賞(『敦 - 山月記・名人伝 - 』の演出・構成)
- 朝日舞台芸術賞(『敦 - 山月記・名人伝 - 』の演出・構成・出演)
- モンブラン国際文化賞
- 第36回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞(映画『のぼうの城』の主演)
- 2013年度ベスト・ファーザー イエローリボン賞
- 第20回千田是也賞(『子午線の祀り』の演出)
出演作[編集]
テレビドラマ[編集]
- 大河ドラマ『花の乱』(1994年、NHK) - 細川勝元 役
- あぐり(1997年4月7日 - 10月4日、NHK連続テレビ小説) - 望月エイスケ 役(吉行エイスケがモデル)
- 蒼天の夢(2000年1月3日、NHK) - 高杉晋作 役
- 鞍馬天狗(2008年1月17日 - 3月6日、NHK) - 主演・鞍馬天狗 役
- あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機(2008年12月24日、TBS) - 昭和天皇 役
- 負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜(2012年9月8日 - 10月6日、NHK土曜ドラマスペシャル) - 近衛文麿 役
- オリエント急行殺人事件(2015年1月11日・12日、フジテレビ) - 勝呂武尊 役(日本版エルキュール・ポアロ役)
- 黒井戸殺し(2018年4月14日、フジテレビ) - 主演・勝呂武尊 役
映画[編集]
主演は太字
- 乱(1985年、監督:黒澤明) - 鶴丸 役(「野村武司」名義)
- 陰陽師(2001年、監督:滝田洋二郎) - 安倍晴明 役
- 陰陽師II (2003年、監督:滝田洋二郎)- 安倍晴明 役
- のぼうの城(2012年[5]) - 成田長親 (のぼう様)役
- 風立ちぬ(2013年、製作:ジブリ) - カプローニ 役(声の出演)[6]
- GAMBA ガンバと仲間たち(2015年、製作:白組) - ノロイ 役(声の出演)[7]
- スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年)- 仙石和彦 役[8]
- シン・ゴジラ(2016年) - ゴジラ 役(モーションアクター)[9]
- 花戦さ(2017年) - 初代池坊専好 役[10]
- 七つの会議(2019年) - 八角民夫 役[11]
舞台(伝統狂言以外)[編集]
- 子午線の祀り(1999年2月3日 - 20日、新国立劇場) - 新中納言知盛 役
- まちがいの狂言(2001年、世田谷パブリックシアター/イギリス・グローブ座公演/) - 演出・主演(シェイクスピア『間違いの喜劇』の翻案)
- オイディプス王(2002年・04年、 - 主演・オイディプス 役
- ジョナサン・ケント演出「ハムレット〜Hamlet」(2003年6月7日 - 7月26日、世田谷パブリックシアター/ロンドン公演)主演・ハムレット役
- 国盗人―W.シェイクスピア「リチャード三世」より(2009年12月05 - 12日、世田谷パブリックシアター) - 演出・主演
- 「敦 - 山月記・名人伝 -」(2005年) - 演出・主演
- わが魂は輝く水なり - 主演・斎藤実盛 役
- 蜷川幸雄演出「ファウストの悲劇」(2010年7月4日 - 25日、BUNKAMURAシアターコクーン) - 主演・ファウスト博士 役
- 三谷幸喜作演出「ベッジ・パードン bedge pardon」(2011年、世田谷パブリックシアター) - 夏目漱石 役
教育番組[編集]
バラエティ[編集]
- スタジオパークからこんにちは(2006年6月29日・2007年5月30日・2008年1月24日・2012年10月22日、NHK) - ゲスト
CM[編集]
- 本田技研工業(2011年)「フィット10周年特別仕様車」篇、「ライフ特別仕様車」篇
- 公文(2014年2月1日 - ) - 2017年より長男の野村裕基と共演[12][13]
- ヤマサ醤油「鮮度の一滴」 “マイしょうゆ”篇(2015年9月23日 - )
- BOSSコーヒー 『関が原篇』石田三成、『忠臣蔵篇』大石内蔵助。
著作物[編集]
書籍[編集]
- 野村萬斎『萬斎でござる』(朝日新聞社、1999年)
- 朝日文庫でも刊行。(朝日新聞社、2001年)
- 野村萬斎『狂言サイボーグ』(日本経済新聞社、2001年)
- 小野幸恵『日本の伝統芸能はおもしろい(3) 野村萬斎の狂言』(野村萬斎監修、岩崎書店、2002年)
- 野村萬斎・土屋恵一郎『狂言三人三様 第1回 野村萬斎の巻』(岩波書店、2003年)
- 『野村萬斎 What is 狂言?』(網本尚子監修・解説、檜書店、2003年)
- 野村萬斎『MANSAI◎解体新書』(朝日新聞出版、2008年)
映像資料[編集]
- 『万作・萬斎 狂言の世界』(NHKソフトウェア、2004年)
- 「狂言師 野村萬斎 初舞台から襲名まで」(VHS版、1995年)
- 「狂言師 野村萬斎 エイスケそしてニューヨーク」(VHS版、1998年)
脚注[編集]
- ^ a b c 仕事を選ぶ 先輩が語る働く現場64 111ページ 朝日ウイークリー編集部 朝日学生新聞社 2014年
- ^ 仕事を選ぶ 先輩が語る働く現場64 111-112ページ
- ^ INLIFE 男の履歴書 野村萬斎
- ^ 文化庁「国指定文化財等データベース」
- ^ 当初は2011年9月17日公開の予定だったが、「水攻め」のシーンがあることから東日本大震災による津波被害に配慮し、公開を2012年秋に延期している。
- ^ “風立ちぬ”. 金曜ロードSHOW!. 2016年7月29日閲覧。
- ^ “21世紀の「ノロイ」は野村萬斎 映画『GAMBAガンバと仲間たち』”. ORICON STYLE (2015年8月14日). 2015年8月14日閲覧。
- ^ “野村萬斎、初の現代劇で宮迫博之とコンビ演じる「僕も漫才師になったよう」”. 映画ナタリー. (2015年7月27日) 2015年7月27日閲覧。
- ^ “シン・ゴジラ役は野村萬斎だった 329人目のキャストが判明”. ORICON STYLE (2016年7月29日). 2016年7月29日閲覧。
- ^ “野村萬斎と市川猿之助映画で初共演!”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2016年4月6日) 2016年4月6日閲覧。
- ^ “萬斎主演で池井戸氏「七つの会議」映画化 香川&及川&愛之助“常連”勢ぞろい”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2018年5月10日) 2018年5月10日閲覧。
- ^ “「親も!子も!やっててよかった、公文式!」 CMで初の親子共演!”. 公文(プレスリリース) (2017年1月20日). 2018年5月22日閲覧。
- ^ 最新TVCM公文
外部リンク[編集]
- 万作の会 公式サイト
- 野村萬斎 - KINENOTE

- 野村萬斎 - テレビドラマデータベース
- 野村萬斎 - NHK人物録
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