高田敏子 (詩人)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

高田 敏子(たかだ としこ、1914年9月16日 - 1989年5月28日)は、東京都出身の詩人。旧制跡見女学校(現跡見学園中学校・高等学校)卒業。

人物・来歴[編集]

日本橋の陶器卸業の次女として誕生する。

学校卒業後に兄の友人と結婚。

1946年に満州から引揚げて詩作を開始。

1949年、「若草」に投稿した「夜のフラスコの底に」で注目を浴びる。

1960年より1963年までは朝日新聞に詩を連載する(毎週月曜日)。その功績により、第1回武内俊子賞を受賞。

誌の連載が好評を博し、1966年より「野火」を主宰(1989年の敏子の死まで続いた)。

初期はモダニズムを追求していたが、『月曜日の詩集』以降は女性の日常生活に根ざした平易な作風に変化。

主婦詩人」「お母さん詩人」などの異名で呼ばれ、大中恩中田喜直などの作曲家の手で歌曲や合唱曲の詞としても大いに用いられた。

1967年、『藤』にて第7回室生犀星詩人賞受賞。

1986年、『夢の手』にて第10回現代詩女流賞受賞。

三善晃の混声合唱組曲「嫁ぐ娘に」「五つの童画」、南弘明の混声合唱組曲「飛翔」はいずれも芸術祭奨励賞を受けた。

1989年、胃がんのために死去。

没後に花神社から『高田敏子全詩集』が出版された。

著作[編集]

詩集[編集]

  • 『雪花石膏』(1954)
  • 『人体聖堂』(1955)
  • 『月曜日の詩集』(1962)
  • 『月曜日の詩集 続』(1963)
  • 『にちよう日――母と子の詩集』(1966)
  • 『藤』(1967)
  • 『愛のバラード』(1969)
  • 『砂漠のロバ』(1971)
  • 『あなたに』(1974)
  • 『可愛い仲間たち』(1975)
  • 『むらさきの花』(1976)
  • 『季節の詩 季節の花』(1977)
  • 『枯れ葉と星』(1978)
  • 『薔薇の木』(1980)
  • 『野草の素顔』(1981)
  • 『こぶしの花』(1981)
  • 『夢の手』(1985)

その他[編集]

  • 『女性の手紙心の手紙』(1967)
  • 『詩をたのしく』(1968)
  • 『高田敏子の女性手紙文』(1970)
  • 『詩の世界』(1972)
  • 『とんでっちゃったねこ』(1972)
  • 『ひとりの午後』(1972)
  • 『娘に伝えたいこと』(1972)
  • 『やさしさから生まれるもの』(1975)
  • 『愛されるあなた』(1975)
  • 『嫁ぎゆく娘に』(1977)
  • 『娘への大切なおくりもの』(1979)

外部リンク[編集]

  • 高田敏子 - 「誰がどの詩に作曲したか」「どの詩に誰が作曲したか」