乙武洋匡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
乙武 洋匡
(おとたけ ひろただ)
誕生 1976年4月6日(40歳)
日本の旗 日本 東京都 新宿区
職業 文筆家
国籍 日本の旗 日本
配偶者 乙武仁美[1]
公式サイト 乙武洋匡オフィシャルサイト
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

乙武 洋匡(おとたけ ひろただ、1976年4月6日 - )は、日本の文筆家タレント、元NPO法人グリーンバード新宿代表、元東京都教育委員、元教職員、元スポーツライターである。東京都出身。

人物[編集]

東京都新宿区出身。先天性四肢切断(生まれつき両腕と両脚がない)という障害があり、移動の際には電動車椅子を使用している。世田谷区立用賀小学校東京都立戸山高等学校卒業、1浪後、早稲田大学政治経済学部卒業。その後、明星大学通信教育課程人文学部学士入学

2001年3月に結婚。2008年1月3日に第1子(長男)が誕生。2010年7月9日に第2子(次男)が誕生。第一子誕生の際は小学校勤務だったため育児休暇を取得[2]。2015年3月には第3子となる長女が誕生した。

自身のTwitterによると、身長107cm、体重38kgとのことである[3]

来歴[編集]

大学時代[編集]

大学時代に早稲田まちづくり活動に参加。このまちづくり活動を取材したNHKの番組出演がきっかけで、障害者としての生活体験をつづった『五体不満足』を執筆し、出版。単行本の表紙に、電動車いすに乗り移動する乙武の写真が用いられたこの本は、彼の屈託のない個性と「障害は不便です。しかし、不幸ではありません」と言い切る新鮮なメッセージがあいまって、文体の読みやすさもあり大ベストセラーとなった。この『五体不満足』は、一般書籍の部数記録としては2010年現在で日本第3位の記録を持っている(出版科学研究所調べ)。また学生時代から、報道番組にサブキャスターとして出演。2000年2月に都民文化栄誉章を受賞[4]

大学卒業後[編集]

大学卒業後は、スポーツライターとして、2005年新宿区の非常勤職員として「子どもの生き方パートナー」に就任。また同年より小学校教諭免許状を取得するために、明星大学通信教育課程人文学部学士入学し、教員の道への足がかりとした。教員免許状取得を思い立ったのは、以前からの教育への関心に加え、長崎男児誘拐殺人事件などをきっかけに、子どもの人格形成に大人がどのような責任を負っているか問題意識を抱いたためという。小学校での4週間の教育実習を行い、2007年2月に小学校教諭二種免許状を取得。同年4月より2010年3月31日まで杉並区の任期つき講師として杉並区立杉並第四小学校に勤務。合宿の際は児童と共に入浴したりトイレの手助けを受けたとも語った[5][6]。この件に関してはライトノベル作家葵東が自身のブログ2013年5月27日 「【乙武問題】教師時代に小学生に下の世話をさせた」と題し、一見美談に見えるこの話も、当日介助員の都合がつかなかったため児童に下半身の世話をさせたと説明しているが、小学生でもできる程度の乙武の介助に特殊技術は不要であり、他の介助員を呼ぶなり他の教師か妻にさせるなり方法はいくらでもあり、それでも児童にさせるのは不自然である。そのために他者に見つからないよう隠れて練習までしており異常であるとし、猪瀬東京都知事と都議会に教育委員罷免するよう働きかけると発言している[7]

2011年4月よりロックバンド「COWPERKING」のボーカル「ZETTO」としても活動している。

2013年3月8日、東京都教育委員に就任するも、2015年12月31日で途中辞任[8]

2014年4月、ボランティア団体・グリーンバード新宿を発足させ代表に就任する[9]。同年7月、この団体のポスターが区内の掲示板から撤去される事態に。自身の新宿区長選挙への事前PRと捉えた区民から苦情が寄せられたことが原因である[10]

福島県双葉郡広野町に2015年に開校した県立中高一貫校の「福島県立ふたば未来学園高等学校」の「応援団」に就任した[11]

2015年4月、政策研究大学院大学へ進学したが修了したかどうかは現在明らかになっていない。修了要件を満たしている場合、2016年3月に修了しているはずである[12]。なお、ちょうどこの修了と同じタイミングで後述の不倫騒動が報じられることになる。

その他[編集]

選択的夫婦別姓について
選択的夫婦別姓制度について賛同する。「家制度にこだわり、夫婦同姓を望む人々の価値観を否定するつもりはない。しかし、彼らもまた、その価値観を他者に押しつけるべきではない。『別姓』というオプションがあっていい。」と述べる[13][14]
レストラン入店問題 [15]
2013年5月、乙武は銀座の2階にあるレストランを訪ねた。車椅子だと告げずに予約し、店の前(正確には店のあるビルの入口)に来てエレベーターが2階に止まらないことを知った。店主からは「車いすのお客様は、事前にご連絡いただかないと対応できません」「ほかのお客様の迷惑になる」などと言われたという[16]。店員の協力を得て入店が可能か尋ねると、「忙しいから無理」「これがうちのスタイルなんでね」と言われたと乙武は述べている。「忙しい」と主張していたものの、実際には店主自ら店外まで出てきて入店を拒否したことなどの矛盾も乙武は指摘している。15分ほど待ち、時間を見つけて2階までの移動介助をしようとした店員がいたが、店主がその店員をわざわざ制止して入店させなかったという[17]
乙武はこの一連の対応を店の実名とともに自身のTwitter公式アカウントに投稿した。レストラン側はその対応が公になり、謝罪と釈明を行った[18]。その数日後、乙武氏は自身のブログにその詳細を載せた[19]
同年6月、読売新聞での対談で「日本ではホテルやレストランの検索サイトで『車椅子で行けるかどうか』検索できない」と発言し「また自分に都合のいいように思い込み」「ろくに調べもせず知ったかで語るマヌケ」などと批判を受けることになる[20]。なお、前出の詳細を載せたブログ[21]によると「お恥ずかしい話だが、自分で店を予約する際、あまりバリアフリー状況を下調べしたことがない。さらに、店舗に対して、こちらが車いすであることを伝えたことも記憶にない。それは、とくにポリシーがあってそうしているわけではなく、これまで困ったことがなかったのだ。」と語っている。
それから半年後の同年12月、フォロワーからの「店名を晒し続けた理由は?」との問いに乙武は「心神喪失状態だった」と答えた[22]
2016年3月の不倫騒動の際には、この騒動の際には通常付き添っている介助スタッフではなく、妻以外の女性と2人きりでスーツ姿でもなく、かつてより妻に浮気がばれない方法を自慢していた乙武がバレそうになって入店拒否騒動に置き換えた見事な戦術だとする乙武に近い業界人がTwitterに書いたことまで紹介された。
テロリストと対話?
2015年11月に発生したパリ同時多発テロ事件を受け、乙武は自身のツイッターで、「テロリストも含めて国際社会」「テロリストと対話すべき」などと投稿。それに対し、「薄っぺらい理想論」「現実に対話が通じない相手はいる」といった反応があり炎上した[23]
不倫報道
2016年3月、5人の女性との不倫関係が、週刊誌『週刊新潮』(2016年3月31日号)にて報じられた[24]。2015年末にチュニジアパリ旅行に20代後半の女性を同伴しダミーとして1名の男性を同行させていた。一旦は否定したものの、その後、自身の公式サイトで事実を認め、妻と共に謝罪した[25]。またこれまでの結婚生活で5人の女性と不倫したことを告白した[26]。不倫報道後の4月5日、自身の誕生日パーティーにおいて再度謝罪した[27]
参院選出馬見送り
2016年、自民党の東京選挙区から出馬を検討していたが、週刊誌で不倫報道され出馬を断念した[28]。また出馬検討の際に民主党、日本を元気にする会の幹部にも面会していたことが明らかになる[29]
日本を元気にする会の松田公太は自身のブログで乙武が署名した誓約書の存在を明らかにした[30]

著書[編集]

共著[編集]

翻訳[編集]

  • 『Zero ゼロ』 - キャサリン・オートシ著(2015年7月7日、講談社)ISBN-10: 4062830906
  • 『One ワン』 - キャサリン・オートシ著(2015年7月7日、講談社)ISBN-10: 4062830914

出演[編集]

バラエティ番組[編集]

2014年11月、僕らの一歩が日本を変える。代表(当時)の青木大和2014年香港反政府デモを取材に行った際のレポートが放送された。なお、香港を訪れたのは10月である[31] [32][33]

映画[編集]

ディスコグラフィー[編集]

参加作品[編集]

  1. COWPERKING - ミニアルバム『Lost Virgin』(2012年9月13日 自主制作)
    メガネロック/新しい歌を唄え/311
  2. 16 Voices - シングル『ひとり ひとつ』(2015年10月1日) [34]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈

出典

  1. ^ 【乙武仁美さんコメント全文】私にも責任の一端がある - スポーツ報知 2016年3月24日
  2. ^ 2013年7月21日ニュースZERO
  3. ^ Twitter / 乙武 洋匡 (2011年5月31日)
  4. ^ 東京都文化賞・都民文化栄誉章、東京都の文化政策、東京都生活文化局文化振興部文化事業課。
  5. ^ 2010年4月2日読売新聞
  6. ^ [1]
  7. ^ 葵東公式ブログ - 多摩幕府【乙武問題】教師時代に小学生に下の世話をさせた(再修正)
  8. ^ 乙武氏が都教育委員を辞職 「一身上の都合」
  9. ^ [2]
  10. ^ http://news.livedoor.com/article/detail/9104418/
  11. ^ 『福島民報』、2014年7月11日
  12. ^ http://blogos.com/article/106413/
  13. ^ 本人Twitter
  14. ^ 「夫婦別姓、最高裁が判決へ 乙武洋匡さん、世論調査の結果『非常に理性的』」、The Huffington Post、2015年12月16日。
  15. ^ [3]
  16. ^ 「イタリアン入店拒否について」
  17. ^ 【Twitterで激白】乙武洋匡氏が車椅子を理由にレストランで入店拒否されたと告白 / レストランは謝罪と弁明
  18. ^ 乙武様のご来店お断りについて。
  19. ^ 「イタリアン入店拒否について」
  20. ^ [4]
  21. ^ 「イタリアン入店拒否について」
  22. ^ 乙武さん「車いす入店拒否」騒動振り返る 「ほとんど心神喪失状態にあった」
  23. ^ [5]
  24. ^ 乙武洋匡氏5人不倫報道 出馬ピンチ自民またゲス禍
  25. ^ 『週刊新潮』の報道について
  26. ^ Yahoo!ニュース デイリー新潮「「乙武洋匡」氏が不倫を認める 過去を含め5人の女性と」 3月23日(水)17時0分配信
  27. ^ [6]
  28. ^ Yahoo!ニュース FNNニュース「乙武洋匡さん、参院選出馬見送りへ 不倫報道の反響など大きく 3月30日(水)4時50分配信
  29. ^ Yahoo!ニュース 週刊朝日 三股“ゲス出馬”乙武洋匡の本音 自民党で仕事なんて「ヘドが出る」 3月30日(水)11時40分配信
  30. ^ 週刊新潮の「乙武クン」記事について 3月17日(水)12時05分配信
  31. ^ [7]
  32. ^ http://news.livedoor.com/article/detail/9427146/
  33. ^ http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/11/22/kiji/K20141122009334760.html
  34. ^ 青年海外協力隊50周年ソングを川嶋あい、乙武洋匡、倉木麻衣、宮沢和史ら16組歌う”. 音楽ナタリー (2015年10月1日). 2015年10月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]