松田公太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
日本の旗 日本の政治家
松田公太
まつだ こうた
2015 3 30 街頭演説をする松田公太氏.jpg
街頭演説をする松田公太
生年月日 (1968-12-03) 1968年12月3日(48歳)
出生地 日本の旗 日本 宮城県塩竈市
出身校 筑波大学国際関係学類
前職 会社経営者
所属政党 みんなの党→)
日本を元気にする会
公式サイト 松田公太オフィシャルWEBサイト

日本の旗 参議院議員
選挙区 東京都選挙区
当選回数 1回
在任期間 2010年7月26日 - 2016年7月25日
テンプレートを表示

松田 公太(まつだ こうた、1968年12月3日 - )は、日本実業家政治家参議院議員(1期)。タリーズコーヒージャパン創業者。

みんなの党筆頭副幹事長、広報委員長、参議院国会対策委員長、東京都総支部長、日本を元気にする会代表などを歴任し2016年に政界引退。

経歴[編集]

生い立ち[編集]

1968年、母の実家宮城県塩竈市にて出生し、幼少期は東京で過ごす。

1973年水産会社に勤める父の転勤でセネガルダカールに渡り、1978年に帰国。

1979年アメリカ合衆国マサチューセッツ州レキシントンに渡り高校までを過ごす。中学・高校とサッカー部に所属し、州大会で2度準優勝を経験した。

1986年に日本に帰国して筑波大学国際関係学類に入学し、大学4年までアメリカンフットボール部に所属した。この間に弟が若くして亡くなる[1][2]

1990年、大学を卒業し、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行[3]。土浦支店に配属された後、1992年4月に赤坂支店、1995年1月に池袋西口支店に配属。

同年12月に親友の結婚式で渡米した際にスペシャルティーコーヒーに出会い、その後アメリカ・シアトルのタリーズコーヒーと日本での展開の交渉を続ける。

実業家[編集]

1996年6月、高校時代から描いていた食分野での起業を実現するため三和銀行を退行[3]

同年9月にシアトルのローカルコーヒー店(当時5店舗。後に倒産)の「タリーズ」経営者と日本での営業権を交渉し、1997年1月にタリーズコーヒーの日本での1年間の独占契約権を得て、8月7日に東京都中央区銀座にタリーズコーヒー1号店を開店[3]。開業資金のために借金7千万円を背負い、それを全額返す為に朝から晩まで店に立ち続けた[4]

1998年5月にタリーズコーヒージャパン株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。

2001年にナスダック・ジャパン(現・ヘラクレス)に株式を上場し、2002年に持株会社体制に移行(フードエックス・グローブ株式会社)。

2004年にフードエックス・グローブをMBOにより非上場化し、2005年に日本における「Tully’s」商標権を完全取得。

2006年には伊藤園に安定株主として過半数の株式を売却。

2007年世界経済フォーラム(ダボス会議)の「Young Global Leaders」の1人に選出される。その後、1年かけて全店を回り、タリーズコーヒージャパン株式会社社長を退任[3]

2010年3月、ハワイの人気店Eggs'n Thingsの世界での展開権(アメリカを除く)を取得し、日本1号店を東京・原宿にオープン[5]パンケーキブームの火付け役となる[6]

政治家[編集]

第22回参議院選挙で街頭演説する松田

タリーズコーヒーの社長を退任し、海外の和食ブームを予感し、和食店の展開を考えシンガポールで新たな事業を模索していた最中に、旧知だった浅尾慶一郎衆院議員(当時、みんなの党)に「一緒に日本を立て直そう」と誘いを受けたのが政界入りのきっかけだった[7] 。 2010年7月11日投開票の第22回参議院議員通常選挙に出馬(みんなの党公認、東京都選挙区[8]。選挙では堀江貴文藤田晋経沢香保子の支援を受け、小池晃日本共産党)を降して最下位当選を果たす[9]

2010年9月29日、中国建国61周年を祝うレセプションに出席した[10]

2012年、みんなの党広報委員長及び東京都総支部長、2013年8月に党筆頭副幹事長、10月に党参議院国会対策委員長代理2014年4月に党参議院国会対策委員長などを歴任。9月には参議院議院運営委員会理事に就任した。

同年11月28日、みんなの党解党に伴い無所属となり、12月18日に井上義行山田太郎山口和之田中茂行田邦子とともにみんなの党の参議院会派を離脱し、新会派「日本を元気にする会」を結成し、会派代表者に就任[11]

2015年1月に井上、山田、山口と次世代の党を離党したアントニオ猪木を加えた5名で、政党「日本を元気にする会」を結党し、代表兼幹事長に就任する[12]。同年夏の平和安全法制審議では、9月16日に自民、公明、元気、次世代、改革の5党で関連法案成立に向けて連携することを確認した[13]

2016年6月2日、第190回国会が閉会した翌日に党代表兼幹事長の辞任届を提出。辞任の理由を「政党要件を失ったまま、党勢拡大を実現することができなかった。その責任をとる」と述べた[14]

同年7月の第24回参議院議員通常選挙に出馬せず、任期限りで政界を引退[15]。政界を去る理由について「政界では社会・ビジネス界の常識が驚くほど通用しない。自分がいるべきところではないのではないかと思うに至った」と語った。その1つ目は事業管理手法のPDCAサイクルの発想がないこと、2つ目は契約を順守する考えが欠如していることだと指摘した。「是々非々の政党を目指したが、自分の力不足だった」とした[16]

提出の発議者となった法案[編集]

  • 2010年
    • 第176回臨時国会
      • 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案
  • 2011年
    • 第177回通常国会
      • 原子力発電所等の緊急安全評価等に関する法律案
      • 国会法の一部を改正する法律案
      • エネルギー政策の見直し及びこれに関する原子力発電の継続についての国民投票に関する法律案(原発国民投票法案)※中心メンバーとして作成に関与するが、法案提出者とはならなかった
  • 2012年
    • 第180回通常国会
      • 内閣総理大臣の指名に係る国民投票制度の創設に関する法律案
      • 公職の選挙におけるインターネットの活用の促進を図るための公職選挙法の一部を改正する等の法律案
    • 第182回特別国会
      • 公職の選挙におけるインターネットの活用の促進を図るための公職選挙法の一部を改正する等の法律案 ※法案提出にと留まらず、各党協議会に参加するなどネット選挙解禁のため積極的に活動。翌年解禁されることとなった。
  • 2013年
    • 第183回通常国会
      • 電力自由化推進法案
    • 第185回臨時国会
      • 電力自由化推進法案
      • 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案

政策・主張[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度導入に賛同[17][18]。また、事実婚についても、より権利を幅広く与えるべき、とする[19][20]
  • LGBTの権利について、LGBTは人口の20人に1人を占め、新たな価値を創造する秘訣が多様性にあることからも、幅広く認めるべき、とする[19][20]
  • 最高裁の裁判官について男女比を一定の割合とするクオータ制の導入の検討をするべき、としている[21]
  • 供託金の存在しない、他の先進国を紹介しながら、日本の選挙における高額な供託金制度の見直しの必要性に言及している[22]

所属団体・議員連盟[編集]

  • 国際観光産業振興議員連盟 (副会長)
  • 2020年オリンピック・パラリンピック日本招致議員連盟(常任幹事)
  • 文化芸術振興議員連盟(副会長)

家族[編集]

2歳下の弟がいたが、先述の通り既に死去している[1][2]

エピソード[編集]

  • 日本を元気にする会党首として他党との交渉事が多かったが、一度交わした合意事項の書類を目の前で破られたことがあり、これにはショックを受けた。これは先述のように政界引退の一つの理由になっている。
  • 政界引退に際してのインタビューで、「みんなの党の分裂と解党、ベンチャー政党の結党と挫折を通して選挙で、当選のことしか考えない自己保身の国会議員の多さを感じた。理念もなく有利と判断した党派へ変える。過去に対立し批判した党派にも臆面なく参加する状況を数多く目の当たりにしてきた」との趣旨を述べている[16]

著書[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b 松田公太オフィシャルブログ「誕生日」より(2016年10月6日閲覧)
  2. ^ a b 松田公太のツイート (773156453007884288)
  3. ^ a b c d 参院選出馬松田公太 「イケメン経営者」の正体”. J-CASTニュース (2010年5月12日). 2016年6月17日閲覧。
  4. ^ https://mobile.twitter.com/matsudakouta/status/762249082043707394
  5. ^ 「パンケーキの行列」だけに依存しない EGGS 'N THINGS・荻野社長”. ITmedia ビジネスオンライン (2015年3月31日). 2016年6月17日閲覧。
  6. ^ パンケーキ戦争が勃発! 「bills」ほか仕掛け人はこの面々”. ビジネスジャーナル (2012年9月19日). 2016年6月17日閲覧。
  7. ^ http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/072100279/?P=1&ST=smart
  8. ^ 【参院選】みんなの党、東京選挙区にタリーズコーヒージャパン設立者、松田公太氏を擁立”. 産経新聞 (2010年5月12日). 2010年5月12日閲覧。
  9. ^ 選挙区 東京都 : 開票結果 : 参院選2010”. 読売新聞. 2016年6月17日閲覧。
  10. ^ 中国建国記念レセプション 日本の議員50人出席もあいさつなし - MSN産経ニュース
  11. ^ “旧みんなの党の6議員 参院で新会派”. NHKニュース. (2014年12月18日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141218/k10014092901000.html 2014年12月24日閲覧。 
  12. ^ 猪木氏は最高顧問 「元気会」が役職決定”. 産経新聞 (2015年1月13日). 2016年6月17日閲覧。
  13. ^ 安保関連法案、自公、週内の成立確認 与野党5党、国会関与強化で合意”. 産経新聞 (2015年9月16日). 2015年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月10日閲覧。
  14. ^ 松田氏が元気代表辞任 後任に猪木氏”. 日本経済新聞 (2016年6月3日). 2016年6月3日閲覧。
  15. ^ 元気・松田公太氏、参院選に出馬せず引退へ”. 読売新聞 (2016年6月16日). 2016年6月17日閲覧。
  16. ^ a b 静かに政界を去るタリーズ創業者・松田公太氏:日経ビジネスオンライン
  17. ^ 「様々な家族のあり方を受入れ始めた日本社会」、オフィシャルブログ、2015年11月6日
  18. ^ 「2010参院選 候補者アンケート」毎日jp (毎日新聞社)、2010年6月26日。
  19. ^ a b 「LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)についての代表質問」、オフィシャルブログ、2015年2月15日
  20. ^ a b 「首相、同性婚『現憲法で想定されぬ』 専門家には異論も」、朝日新聞、2015年2月19日
  21. ^ 「最高裁判所の視察で感じたこと」、オフィシャルブログ、2016年5月26日。
  22. ^ 松田公太議員 高すぎる選挙の供託金に見直し求める アメーバニュース 2014年4月10日

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

党職
先代:
(創設)
日本を元気にする会代表
初代:2015年 - 2016年
次代:
アントニオ猪木
先代:
(創設)
日本を元気にする会幹事長
初代:2015年 - 2016年
次代:
(空席)