第19回参議院議員通常選挙

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日本の旗 第19回参議院議員通常選挙 国会議事堂
投票日 2001年7月29日
内閣 第1次小泉内閣
任期満了日 2001年7月22日
改選数 121
選挙制度 選挙区制 73
非拘束名簿式比例代表制 48
議席内訳 Japanese House of Councillors election, 2001 ja.svg
選挙後の党派別議席数
 < 19982004 > 
参議院議員通常選挙
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第19回参議院議員通常選挙(だい19かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、2001年平成13年)7月29日に行われた日本国会議員参議院議員選挙である。

概説[編集]

第1次小泉内閣発足後初の国政選挙となった。また、比例代表区が従来の党名による投票(厳正拘束名簿式)から、党名、比例候補者名のいずれでも投票できる、非拘束名簿式に代わった。

自民党は小泉純一郎総裁が非常に高い人気を得ており、64議席と復調。比例区では20議席を獲得した。しかし、選挙区では前回参院選で2人擁立しての共倒れが続出したことに加え、前政権の森内閣末期の不人気から候補者を絞っていたため、東京都選挙区千葉県選挙区神奈川県選挙区では、1人で2人分以上の票数を記録する結果になった。

公明党は選挙区、比例区とも手堅く現有を維持し、13議席を得た。保守党は0議席も予想されたが、比例区で扇千景党首への個人票に助けられ、なんとか1議席を死守した。

民主党は現有を上回る26議席を得たが、自民党が候補者を絞ったことに助けられた部分もあり、比例区では公明党と並ぶ8議席に留まった。

前回躍進した共産党は5議席と1/3に激減、9年前の水準に戻った。自由党は岩手県選挙区の他、新潟県選挙区でも議席獲得に成功し、比例をあわせ6議席を得た。社民党は選挙区で全滅し、比例区の3議席のみとなった。

その他、比例に候補を立てた確認団体は、自由連合、第二院クラブ、女性党、新党・自由と希望、新社会党、無所属の会、維新政党・新風があったが、いずれも議席を得られなかった。

比例区は非拘束名簿式になったことで、個人票狙いのタレント候補の擁立など、全国区時代への回帰も見られた。しかし、結果は自民党の舛添要一が得た1,588,862票が最高で、団体の組織候補を含め、個人票の割合は概して低かった。また、自由連合は大量のタレント候補を擁立して注目されたが、結局0議席に終わった。

選挙データ[編集]

内閣[編集]

第1次小泉内閣(第87代)

公示日[編集]

  • 2001年(平成13年)7月12日

投票日[編集]

  • 2001年(平成13年)7月29日

有権者数・投票率など[編集]

投票総数 有効投票数 無効投票数 無効投票率
57,134,678 54,338,484 2,796,194 4.89

総務省|第19回参議院議員通常選挙結果 都道府県別投票総数、有効投票数、無効投票数(選挙区)より抜粋

改選数[編集]

  • 121議席
(選挙区73・比例区48)
  • 定数の削減が実施されている
選挙区3(岡山熊本鹿児島
比例区2

選挙制度[編集]

  • 選挙区
    • 小選挙区制:改選数27議席
      • 2人区(改選1名、単記投票):27選挙区
    • 中選挙区制:改選数52議席
      • 4人区(改選2名、単記投票):15選挙区
      • 6人区(改選3名、単記投票):4選挙区
      • 8人区(改選4名、単記投票):1選挙区
  • 比例区

主な争点[編集]

  • 小泉政権の是非

選挙結果[編集]

投票率[編集]

  • 56.4%
※総務省集計

議席数[編集]

政党名 改選 非改選 合計
与党 78
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61
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139
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自由民主党 64
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47
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111
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公明党 13
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10
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23
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保守党 1
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4
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5
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野党・無所属他 43
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65
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108
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民主党 26
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33
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59
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自由党 6
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2
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8
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日本共産党 5
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15
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20
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社会民主党 3
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5
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8
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無所属 3
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10
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13
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合計 121 126 247
党派別得票数・率
党派 比例代表区 選挙区
得票数 得票率 得票数 得票率
自由民主党 21,114,727 38.57 22,299,825 41.04
民主党 8,990,524 16.42 10,066,552 18.53
公明党 8,187,804 14.96 3,468,664 6.38
日本共産党 4,329,210 7.91 5,362,958 9.87
自由党 4,227,148 7.72 3,011,787 5.54
社会民主党 3,628,635 6.63 1,874,299 3.45
保守党 1,275,002 2.33
自由連合 780,389 1.43 1,243,790 2.29
二院クラブ 669,872 1.22
女性党 469,692 0.86 732,153 1.35
自由と希望 474,885 0.87
新社会党 377,013 0.69 386,966 0.71
無所属の会 157,204 0.29
諸派・無所属 5,819,420 10.71
合計 54,741,495 100.00 54,338,483 100.00
棄権・無効 44,151,561 44,097,142
当時有権者数
比例代表区:101,309,680名
選挙区:101,236,029名
出典:石川真澄『戦後政治史 新版』岩波新書 <データ>「国会議員選挙の結果」
総裁 幹事長 総務会長 政務調査会長 国会対策委員長 参議院議員会長
小泉純一郎 山崎拓 堀内光雄 麻生太郎 大島理森 竹山裕
代表 代表代行 副代表 幹事長 政務調査会長 国会対策委員長 参議院議員会長 常任顧問
神崎武法 浜四津敏子 坂口力
鶴岡洋
冬柴鐵三 北側一雄 太田昭宏 鶴岡洋 石田幸四郎
市川雄一
続訓弘
藤井富雄
党首兼参議院議員会長 幹事長 政務調査会長 国会対策委員長 最高顧問
扇千景 野田毅 井上喜一 二階俊博 海部俊樹
代表 特別代表 副代表 幹事長 政策調査会長 国会対策委員長 参議院議員会長
鳩山由紀夫 羽田孜 石井一
鹿野道彦
中野寛成
横路孝弘
菅直人 岡田克也 熊谷弘 角田義一
党首 幹事長兼政策調査会長 国会対策委員長 参議院議員会長
小沢一郎 藤井裕久 山岡賢次 田村秀昭
中央委員会議長 幹部会委員長 幹部会副委員長 書記局長 政策委員会責任者 国会対策委員長 参議院議員団長
不破哲三 志位和夫 石井郁子
上田耕一郎
浜野忠夫
市田忠義 筆坂秀世 穀田恵二 吉岡吉典
党首 副党首 幹事長 政策審議会長 国会対策委員長 参議院議員会長
土井たか子 清水澄子
谷本巍
東門美津子
渕上貞雄
福島瑞穂 辻元清美 中西績介 梶原敬義

議員[編集]

この選挙で選挙区当選[編集]

 自民党   民主党   公明党   自由党   共産党   無所属 

北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
伊達忠一 小川勝也 山崎力 平野達男 岡崎トミ子 愛知治郎 金田勝年 阿部正俊 太田豊秋 和田洋子
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県
狩野安 小林元 国井正幸 谷博之 山本一太 角田義一 佐藤泰三 高野博師 山根隆治
千葉県 神奈川県 山梨県 東京都
倉田寛之 今泉昭 小林温 松あきら 斎藤勁 中島真人 保坂三蔵 山口那津男 鈴木寛 緒方靖夫
新潟県 富山県 石川県 福井県 長野県 岐阜県
真島一男 森裕子 野上浩太郎 沓掛哲男 松村龍二 吉田博美 羽田雄一郎 大野つや子 平田健二
静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府
竹山裕 榛葉賀津也 鈴木政二 大塚耕平 山本保 高橋千秋 山下英利 西田吉宏 松井孝治
大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県
谷川秀善 白浜一良 山本孝史 鴻池祥肇 辻泰弘 荒井正吾 世耕弘成 常田享詳 景山俊太郎
岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
片山虎之助 柏村武昭 溝手顕正 林芳正 北岡秀二 真鍋賢二 関谷勝嗣 田村公平
福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
松山政司 岩本司 陣内孝雄 田浦直 三浦一水 後藤博子 小斉平敏文 加治屋義人 西銘順志郎

補欠選挙[編集]

選挙区 当選者 当選政党 欠員 欠員政党 欠員事由
2002年 4月 新潟県 黒岩宇洋 無所属 真島一男 自民党 死去
2005年 10月 神奈川県 川口順子 自民党 斎藤勁 民主党 第44回衆院選出馬

比例代表選出議員[編集]

 自民党   民主党   公明党   自由党   共産党   社民党   保守党 

1-8 舛添要一 高祖憲治 大橋巨泉 山本香苗 大仁田厚 小野清子 藤原正司 紙智子
9-16 西岡武夫 岩井国臣 木庭健太郎 田嶋陽子 橋本聖子 尾辻秀久 池口修次 遠山清彦
17-24 武見敬三 桜井新 朝日俊弘 筆坂秀世 田村秀昭 段本幸男 草川昭三 魚住汎英
25-32 大田昌秀 若林秀樹 清水嘉与子 渡辺孝男 福島啓史郎 近藤剛 伊藤基隆 井上哲士
33-40 広野允士 森元恒雄 魚住裕一郎 藤井基之 佐藤道夫 扇千景 山東昭子 又市征治
41-48 小泉顕雄 福本潤一 神本美恵子 有村治子 吉川春子 大江康弘 中原爽 加藤修一

繰り上げ当選[編集]

繰上年月 当選者 名簿政党名 欠員 欠員事由
2001年10月 中島啓雄 自民党 高祖憲治 辞職
2002年2月 ツルネン・マルテイ 民主党 大橋巨泉 辞職
2003年4月 田英夫 社民党 田嶋陽子 神奈川県知事選出馬
2003年7月 小林美恵子 共産党 筆坂秀世 辞職
2003年11月 藤野公孝 自民党 近藤剛 日本道路公団総裁就任


この選挙で初当選[編集]

  • 衆議院議員経験者には「※」の表示。
自由民主党


民主党


公明党
日本共産党
自由党
社会民主党
無所属

この選挙で返り咲き[編集]

自由民主党

この選挙で引退・不出馬の議員[編集]

自由民主党


民主党


公明党
日本共産党
自由党
社会民主党
保守党
無所属

この選挙で落選した議員[編集]

自由民主党


民主党
日本共産党
自由党
社会民主党
自由連合
無所属


ミニ政党・諸派[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]