第19回衆議院議員総選挙

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第19回衆議院議員総選挙
日本
1932年 ←
1936年2月20日
→ 1937年

内閣 岡田内閣
解散日 1936年1月21日
改選数 466議席
選挙制度 中選挙区制
有権者 満25歳以上の男性日本国民
Japanese General election, 1936 ja.svg
選挙後の党派別勢力図

  第1党 第2党 第3党
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党首 町田忠治 鈴木喜三郎 不在
政党 立憲民政党 立憲政友会 昭和会

  第4党 第5党
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党首 安部磯雄 安達謙蔵
政党 社会大衆党 国民同盟

選挙前内閣総理大臣

岡田啓介
大日本帝国海軍

選挙後内閣総理大臣

岡田啓介
大日本帝国海軍

第19回衆議院議員総選挙(だい19かいしゅうぎいんぎいんそうせんきょ)は、1936年昭和11年)2月20日に投票された衆議院選挙

概説[編集]

1936年(昭和11年)1月21日、立憲政友会衆議院岡田内閣不信任案を提出した。衆議院の任期満了が近づいていたこともあり、岡田啓介首相は衆議院を解散した。

前年、岡田内閣は選挙の腐敗を是正する為、革新官僚新官僚)の働きかけの下、選挙粛正選挙革正)をスローガンとする選挙粛正委員会令勅令にて公布し、選挙粛正中央連盟(会長・斎藤実前首相)を結成していた。

第19回総選挙は選挙粛清中央連盟下で行われる初の選挙となり、買収・供応の取り締まりなどが行われ、政党も連盟の監視を意識しながら選挙戦を戦う事となったが、それはあたかも選挙粛正中央連盟下で総選挙が運営されているかのような様相を呈していた。

各党とも挙国一致体制の確立を掲げており、野党・政友会も政府に対しては「挙国一致性において、岡田内閣は弱体である。」と消極的な態度を取っていた。また軍部・革新官僚に対してもやや迎合的な姿勢が見られた。

総選挙の結果、与党であった立憲民政党が第一党となり、逆に政友会は鈴木喜三郎総裁が落選するなどの大打撃を受けた。このため、岡田内閣の政権基盤は安定化すると思われたが、総選挙からわずか6日後、二・二六事件が発生し、岡田内閣は総辞職する事となる。

北海道の色丹島で初めて選挙が適応された。

選挙データ[編集]

内閣[編集]

解散日[編集]

  • 1936年(昭和11年)1月21日

投票日[編集]

  • 1936年(昭和11年)2月20日

党派別獲得議席[編集]

  総裁=町田忠治、幹事長=川崎卓吉

  総裁=鈴木喜三郎、幹事長=松野鶴平

この選挙で当選[編集]

 立憲民政党   立憲政友会   昭和会   社会大衆党   国民同盟   無産諸派   国家主義団体   中立 

北海道 1区 一柳仲次郎 沢田利吉 山本厚三 岡田伊太郎 2区 東武 林路一 浅川浩 坂東幸太郎
3区 大島寅吉 渡辺泰邦 登坂良作 4区 手代木隆吉 岡田春夫 南条徳男 深沢吉平 北勝太郎
5区 南雲正朔 東条貞 三井徳宝 尾崎天風
青森県 1区 工藤鉄男 小笠原八十美 藤井達二 2区 兼田秀雄 工藤十三雄 菊池良一
岩手県 1区 田子一民 八角三郎 菊池長右衛門 2区 松川昌蔵 鶴見祐輔 志賀和多利 三鬼鑑太郎
宮城県 1区 内ヶ崎作三郎 守屋栄夫 菅原伝 宮沢清作 佐々木家寿治 2区 小山倉之助 村松久義 大石倫治
秋田県 1区 町田忠治 信太儀右衛門 中川重春 中田儀直 2区 川俣清音 小山田義孝 土田荘助
山形県 1区 高橋熊次郎 西方利馬 木村武雄 佐藤啓 2区 松岡俊三 熊谷直太 清水徳太郎 奥山亀蔵
福島県 1区 粟山博 堀切善兵衛 菅野善右衛門 2区 八田宗吉 仲西三良 助川啓四郎 湊季松 林平馬
3区 比佐昌平 氏家清 鈴木辰三郎
茨城県 1区 内田信也 豊田豊吉 中崎俊秀 宮古啓三郎 2区 中井川浩 石井三郎 山崎猛
3区 風見章 飯村五郎 山本粂吉 佐藤洋之助
栃木県 1区 船田中 高田耘平 大門恒作 岡田喜久治 坪山徳弥 2区 松村光三 木村浅七 高松長三 森下国雄
群馬県 1区 中島知久平 青木精一 飯塚春太郎 清水留三郎 生方大吉 2区 最上政三 畑桃作 木桧三四郎 篠原義政
埼玉県 1区 松永東 宮崎一 高橋泰雄 鈴木康太郎 2区 高橋守平 横川重次 石坂養平 綾川武治
3区 野中徹也 出井兵吉 山森利一
千葉県 1区 多田満長 篠原陸朗 川島正次郎 本多貞次郎 2区 吉植庄亮 今井健彦 鵜沢宇八
3区 岩瀬亮 土屋清三郎 池田清秋 小高長三郎
神奈川県 1区 岡崎憲 戸井嘉作 飯田助夫 2区 小泉又次郎 片山哲 川口義久 野田武夫
3区 岡崎久次郎 平川松太郎 胎中楠右衛門 河野一郎
山梨県 全県 笠井重治 田辺七六 堀内良平 平野力三 今井新造
東京府 1区 河野密 渡辺銕蔵 原玉重 立川太郎 橋本祐幸 2区 安部磯雄 中島弥団次 鳩山一郎 駒井重次 長野高一
3区 頼母木桂吉 安藤正純 田川大吉郎 小坂梅吉 4区 浅沼稲次郎 真鍋儀十 森兼道 太田信治郎
5区 加藤勘十 麻生久 斯波貞吉 牧野賤男 伊藤武七郎 6区 中村梅吉 鈴木文治 前田米蔵 佐藤正 田中源
7区 八並武治 津雲国利 山口久吉
新潟県 1区 山本悌二郎 北昤吉 松井郡治 2区 小柳牧衛 松木弘 佐藤与一 高岡大輔
3区 大竹貫一 内藤久一郎 三宅正一 山田又司 佐藤謙之輔 4区 増田義一 川合直次 武田徳三郎
富山県 1区 野村嘉六 寺島権蔵 石坂豊一 2区 松村謙三 島田七郎右衛門 土倉宗明
石川県 1区 永井柳太郎 箸本太吉 神保重吉 2区 桜井兵五郎 益谷秀次 喜多壮一郎
福井県 全県 福田耕 添田敬一郎 猪野毛利栄 斎藤直橘 熊谷五右衛門
長野県 1区 松本忠雄 田中邦治 田中弥助 2区 小山邦太郎 小山亮 春日俊文
3区 宮沢胤勇 木下信 北原阿智之助 中原謹司 4区 畔田明 植原悦二郎 百瀬渡
岐阜県 1区 山田道兄 清寛 大野伴睦 2区 木村作次郎 伊藤東一郎 加藤賢司
3区 牧野良三 日比野民平 古屋慶隆
静岡県 1区 平野光雄 山口忠五郎 深沢豊太郎 小久江美代吉 宮本雄一郎 2区 高木粂太郎 春名成章 勝又春一 山崎釼二
3区 太田正孝 坂下仙一郎 倉元要一 永田善三郎
愛知県 1区 小山松寿 加藤鐐五郎 椎尾弁匡 服部崎市 瀬川嘉助 2区 丹下茂十郎 服部英明 山田佐一
3区 滝正雄 加藤鯛一 渡辺玉三郎 4区 岡本実太郎 武富済 小林錡
5区 鈴木正吾 大口喜六 杉浦武雄
三重県 1区 加藤久米四郎 片岡恒一 川崎克 松田正一 服部米次郎 2区 尾崎行雄 長井源 浜田国松 角源泉
滋賀県 全県 堤康次郎 青木亮貫 森幸太郎 田中養達 服部岩吉
京都府 1区 水谷長三郎 中村三之丞 福田関次郎 西村金三郎 川橋豊治郎 2区 川崎末五郎 田中好 池本甚四郎
3区 津原武 村上国吉 芦田均
大阪府 1区 田万清臣 枡谷寅吉 一松定吉 2区 紫安新九郎 山本芳治 木村吉太郎
3区 池崎忠孝 内藤正剛 塚本重蔵 上田孝吉 4区 吉川吉郎兵衛 中山福蔵 川村保太郎 森田政義
5区 杉山元治郎 勝田永吉 田中万逸 岩崎幸治郎 6区 松田竹千代 井阪豊光 古藤増治郎
兵庫県 1区 河上丈太郎 浜野徹太郎 中井一夫 野田文一郎 中亥歳男 2区 前田房之助 蔭山貞吉 原淳一郎 立川平
3区 小林絹治 柏木清治 青木雷三郎 4区 清瀬一郎 田中武雄 古河和一郎 小畑虎之助
5区 斎藤隆夫 若宮貞夫 植村嘉三郎
奈良県 全県 江藤源九郎 松尾四郎 八木逸郎 服部教一 岩本武助
和歌山県 1区 西田郁平 松山常次郎 玉置吉之丞 2区 田淵豊吉 小山谷蔵 三尾邦三
鳥取県 全県 三好栄次郎 山枡儀重 豊田収 由谷義治
島根県 1区 原夫次郎 木村小左衛門 桜内幸雄 2区 升田憲元 俵孫一 島田俊雄
岡山県 1区 久山知之 岡田忠彦 片山一男 行吉角治 黒田寿男 2区 西村丹治郎 犬養健 小川郷太郎 星島二郎 小谷節夫
広島県 1区 古田喜三太 荒川五郎 名川侃市 岸田正記 2区 望月圭介 田中貢 山道襄一 肥田琢司
3区 土屋寛 作田高太郎 永山忠則 横山金太郎 宮沢裕
山口県 1区 西川貞一 久原房之助 高良宗七 村岡吾一 2区 西村茂生 窪井義道 国光五郎 児玉右二 中野治介
徳島県 1区 田村秀吉 紅露昭 生田和平 2区 秋田清 真鍋勝 高島兵吉
香川県 1区 小西和 戸沢民十郎 宮脇長吉 2区 三土忠造 矢野庄太郎 山下谷次
愛媛県 1区 武知勇記 大本貞太郎 松田喜三郎 2区 河上哲太 村上紋四郎 小野寅吉
3区 本多真喜雄 砂田重政 山村豊次郎
高知県 1区 大石大 富田幸次郎 田村実 2区 佐竹晴記 林譲治 尾崎重美
福岡県 1区 中野正剛 藤勝栄 松本治一郎 前田幸作 2区 亀井貫一郎 田島勝太郎 高野喜六 石井徳久次 田尻生五
3区 山崎達之輔 岡幸三郎 鶴惣市 沖蔵 野田俊作 4区 勝正憲 末松偕一郎 片山秀太郎 末次虎太郎
佐賀県 1区 池田秀雄 中野邦一 田中亮一 2区 中村又一 藤生安太郎 愛野時一郎
長崎県 1区 西岡竹次郎 倉成庄八郎 馬場元治 中村不二男 本田英作 2区 牧山耕蔵 森肇 富田等平 佐保畢雄
熊本県 1区 安達謙蔵 木村正義 松野鶴平 大麻唯男 石坂繁 2区 中野猛雄 上塚司 三善信房 蔵原敏捷 伊豆富人
大分県 1区 一宮房治郎 金光庸夫 小野廉 朝倉毎人 2区 綾部健太郎 清瀬規矩雄 重松重治
宮崎県 全県 三浦虎雄 伊東岩男 田尻藤四郎 佐沢定二 陣軍吉
鹿児島県 1区 松方幸次郎 蔵園三四郎 井上知治 今給黎誠吾 中村嘉寿 2区 東郷実 寺田市正 富吉栄二 岩元栄次郎
3区 金井正夫 永田良吉 小林三郎
沖縄県 全県 漢那憲和 伊礼肇 盛島明長 仲井間宗一 花城永渡

補欠当選[編集]

参考文献[編集]

  • 衆議院事務局編『衆議院要覧 昭和17年11月 丙』内閣印刷局、1942年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]