西村博之

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にしむら ひろゆき
西村 博之
A Week in Tokyo 65.jpg
2011年
生誕 (1976-11-16) 1976年11月16日(41歳)
日本の旗 日本神奈川県相模原市
別名 ひろゆき
出身校 中央大学文学部教育学科卒業
職業 実業家
活動期間 1998年 -
著名な実績 電子掲示板サイト『2ちゃんねる』 (2ch.net) の開設
肩書き 東京プラス代表取締役
未来検索ブラジル取締役
ティーケイテクノロジー元取締役
2ちゃんねる』 (2ch.sc) 管理人
4chan』管理人
ニワンゴ元取締役
『2ちゃんねる』 (2ch.net) 元管理人、開設者
配偶者 有(2014年 - )
公式サイト ひろゆき日記@オープンSNS。
2ちゃんねる (2ch.sc)

西村 博之(にしむら ひろゆき、1976年11月16日 - )は、匿名掲示板2ちゃんねるの開設者。東京プラス代表取締役、未来検索ブラジルの取締役。 『2ちゃんねる』はサービス提供をWeb上で1999年5月に開始し、日本最多の利用者数を2000年代前半に記録した。後に管理者権限を他者に譲渡し実業家に転身。愛称・ひろゆきが2ちゃんねるにて命名される。主に日本のインターネット文化の形成に関する基盤を築いてきたことで知られる。血液型O型。

2ちゃんねる (2ch.net) の開設者かつ初代管理人であり、2ちゃんねる (2ch.sc) および4chan管理人[1]。 2015年から、平沢真一とともに『ヴァラエティ・ジャパン』のEditor in Chief(編集長)に就任した[2]

経歴[編集]

西村が1999年に設立した『2ちゃんねる』を「2ch.net」(現・5ちゃんねる5ch.net」)、2014年に開設した『2ちゃんねる』を「2ch.sc」と表記する。

生い立ち[編集]

1976年11月16日国税局職員の長男として神奈川県相模原市中央区で生まれる。その後東京都練馬区田柄、東京都北区赤羽に移る。1995年3月、東京都立北園高等学校卒業。高校では物理学専攻を志望していたが、代数の単位を落として理系進学を断念[3]。高校卒業時の成績は、下から10番以内だったという[4]1996年4月、中央大学文学部教育学科心理学コース入学。大学在学中に、原付バイクで交通事故に遭い、その慰謝料で[5]1998年夏には米国アーカンソー州アーカンソー中央大学 (University of Central Arkansas) へ1年間留学した[6]

1990年代[編集]

1998年1月(2月6日説もある)、大学在学中に「Hirox's room」を開設。3月には大学の友人と合資会社東京アクセスを設立した。6月6日、「Hirox's room」から、「実録!交通違反をもみ消して罰金を払わない方法」(別名:「交通違反の揉み消し方」)にサイト名を変更。

1999年5月、米国留学中に『2ちゃんねる』を開設[8][注 1]。7月22日、2ch.netを取得[9]

2000年代[編集]

2002年9月、東京プラス株式会社(東京都北区)を設立すると共に代表取締役に就任。

2003年4月、プログラマーの竹中直純らと共に未来検索ブラジルを設立し、取締役に就任。 同年6月には、西村が代表を務める東京プラスがガーラとの間でガーラのネット情報クリッピングサービスにおける2ch.netおよびまちBBSの掲載情報の独占利用許諾契約を締結[10]

2005年11月14日ニワンゴの取締役に就任[11]

2008年7月、ティーケイテクノロジー(札幌市)の取締役に就任。2008年10月、音楽配信サイト「mF247」をに・よん・なな・みゅーじっくと共同で運営していくことが決まった[12]

2009年1月2日、2ch.netをシンガポールのPACKET MONSTER INC.(以下「パケット社」)に譲渡し、2ch.netの管理人からも退いた、と主張した[13][14]

同年4月には、米エンターテインメント業界誌「ハリウッド・リポーター」にてアジアのエンターテインメント業界を牽引する20人「ネクスト・ジェネレーション・アジア」の1人に選ばれた。同誌では「日本の典型的エグゼクティブ(管理職)へのアンチテーゼ(反定立)」と評した。また、同年にNAVER JAPAN(現LINE社)のアドバイザリーボードに参加している。

2010年代[編集]

2012年12月20日、2ch.net上の違法な情報を放置したとして、麻薬特例法違反(あおり、唆し)幇助の疑いで警視庁によって書類送検された[15][16]。また、警視庁はパケット社をペーパーカンパニーと認識していると報じられた[15]

2013年1月、西村個人の名義で「2ちゃんねる」の商標を出願した[17]2月18日、一身上の都合によりニワンゴの取締役を辞任[18]

3月19日東京地方検察庁は西村を不起訴処分としたが、不起訴理由を開示していない。理由について日本経済新聞は、容疑事実を西村が把握していたことを示す証拠が無いことおよび2011年11月の家宅捜索後に違法な書き込みを削除したこと、朝日新聞は違法な書き込みを放置していた容疑はあるが教唆する書き込みは少なく悪質性が小さいことを夫々挙げている[19][20]

5月26日、西村が取締役を務めるティーケーテクノロジーが、2ちゃんねるビューアのサポート受付業務を取得[21]8月24日、東京国税局の税務調査で西村がパケット社より受け取った収入の内約1億円の申告漏れを指摘され、追徴税額として約3,000万円を納付したと報じられた[22][23]

2014年2月19日2ちゃんねる個人情報流出事件(2013年8月)によって2ちゃんねるビューアによる収入が停止して以降、2ch.netを運営するために必要な収入を獲得できなかったことを理由として、2ch.netのサーバーを運営するN.T.Technology(代表:ジム・ワトキンス)によって2ch.netの運営より解任された[24][25]3月27日、西村個人名義で「2ch」の商標を出願[17]4月1日、従前の主張を翻す形で西村は「2ch.netがN.T.Technologyに乗っ取られた状態にあり、2ch.netの諸権利は西村ないしパケット社に帰属する」とコメントした。なお、これに対して「2ch.net」のドメインを所有するRacequeen inc.(代表:ジム・ワトキンス)は2ch.netの諸権利はRacequeen inc.が有すると反論している[26][27][28]

4月11日、掲示板サイト『2ちゃんねる』 (2ch.sc) を開設し管理人に就任。なお、2ch.scについては2ch.netのデータをコピーしたサイトと評されている[28][29]4月20日、前日19日に入籍したと発表[30]

2015年9月21日、英語圏最大の匿名掲示板4chanの管理人になることを発表[31]

2016年5月、「2ちゃんねる」、「2ch」の日本国内における商標権を取得[32]。同時期に、世界知的所有権機関 (WIPO) の調停・仲裁センターに「2ch.net」が不法占拠されているとしてドメインの移転を求める申立てを行う[33]

2016年7月、世界知的所有権機関 (WIPO) は西村による上記のドメイン移転申し立てを棄却した[34][35]

人物像[編集]

小学校の卒業文集では「クラスが選ぶ明るい人第1位」に選ばれた[36]。高校時代には、万引き自転車サドル窃盗を行い、マジックマッシュルームを摂取したことがある他、泥酔して警察に連行され説諭されたので派出所ウイスキーをばら撒いたことがあると語っている[37]。大学では「文化連盟犯罪科学研究会」に所属するが、会計を担当した際、帳簿をつけない等のずさんな事務を問われ退会した。

うまい棒めんたい味)とルートビアが好物とされ、うまい棒に至っては2ちゃんねるサーバ名(cheeze、mentai、pizzanattococoaなど)にもなっていた。また、2001年に開設されていたうまい棒の公式サイトでの投票結果から、パッケージデザインのみではあるが「西村博之専用うまい棒」が製造された[38][39]

各種の講演で講師を務めることも多く、2006年11月4日には早稲田大学[40]、またインターネットを通じた公開討論などでもパネリストや司会も務めている。政財界では河野太郎麻生巌などが西村と対談している[41]

フランス滞在ビザ取得のために結婚しているが、配偶者の情報については公開されていない。[42]パリ同時多発テロ事件の際には、フランスからレポートを行った。[43]

IPを取ったら商用サイトになるとは思わないです」というスタンスで2chを運営しており、商用サイトとして運営しようとしていたジム・ワトキンスから商標権を取り戻している。[44][45][46][47]

複数の民事訴訟における敗訴と損害賠償金額5億円以上の未払い[編集]

西村は、多数の民事訴訟と多額の賠償債務を抱えている。最初のうちは裁判に対応していたが、2003年7月、自身発行のメールマガジンの記載にもとづき起こされた[48]DHCによる名誉毀損裁判[49]で、敗訴[50]するなどし、途中から被告としての主義主張を展開せず、法廷徹底無視の姿勢を貫くようになった [注 2]。それにより、原告の主張がほぼ認められる欠席裁判となり、その多くで管理責任を問われる判決を受けている(=敗訴)。

毎日新聞の記事によると2006年12月時点で賠償額は総額4000~5000万円ほど。ただし、西村の年収は1億円以上あり[52]、支払能力の有無に関わらず払う気はなく[53]時効まで放置するつもりであると見られている[注 3]。また自身で「時効成立の頃には飽きて別の事をやってるかも」と語っている[55]板倉宏日本大学大学院教授によると、裁判所の強制執行があれば賠償金は回収できるが[56]、被告の資産を調べるのは原告がしなければならない。訴訟を担当して西村の資産を回収しようとした弁護士は「(西村の自宅マンションにあったのは)生活必需品ばかりで差し押さえができなかった」「収入が入る金融機関口座を突き止めることができなかった」ことを明かしている[57]

2007年1月29日、元2ch.net副管理人の「切込隊長」こと山本一郎が起こした、西村に対する名誉毀損裁判に出廷した。西村は「基本的には出ない(注:「出廷しない」の意)のですが、今回は知り合いなので、面白いかなと思ったんです。原告がどんな顔をしてくるのか知りたかったんです」とコメントしている[58]。ちなみに口頭弁論は2007年9月までに5回行われ、そのなかで山本が西村に対し「ハゲ」と投稿したことについて西村が言及した。2008年2月、西村の敗訴に終わる。過去ログ削除と80万円の支払い命令(請求200万円)。2007年2月、西村自身と西村が経営する会社に課された税金(所得税法人税)の一部が滞納され続けていることを受け、東京国税局査察部が調査を開始したと夕刊フジが報じる[59]。翌3月には読売新聞で“債務4億円、50件以上民事で提訴され43件で敗訴確定”と報じられた[60]。また、3月20日には賠償金の債務が約5億円に上ると報道され、質問を受けた報道陣に対し「支払わなければ死刑になるのなら支払うが、支払わなくてもどうということはないので支払わない」、「踏み倒そうとしたら支払わなくても済む。そんな国の変なルールに基づいて支払うのは、ばかばかしい」と、支払いの意思がないことを明らかにした[61]

2010年1月、書籍『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(ISBN 978-4104715213)の印税新潮社から西村に支払われていることに着目し、印税を差し押さえることで初めて損害賠償金が回収される[62]

西村博之への捜査に関する国家賠償請求訴訟について[編集]

「2ちゃんねる」(2ch.net)で覚醒剤の購入を持ちかける違法な書き込みが放置された事件で、2012年3月に麻薬特例法違反(あおり・唆し)のほう助容疑で、警視庁は西村の自宅等を捜索・差押えした。[16]

西村が取締役を務める有限会社未来検索ブラジルは、2009年1月に西村がシンガポールの会社に「2ちゃんねる」(2ch.net)の事業を譲渡し、管理人を退いたことを明らかにしているにも関わらず、西村や未来検索ブラジルの家宅捜索と差押さえしたことに対し、違憲・違法として、2013年2月に東京都と大阪府を被告とした国家賠償請求訴訟を提起した。[13]

西村博之への訴訟の一例[編集]

生命保険会社書き込み削除請求[編集]

日本生命保険は2001年3月、掲示板「2ちゃんねる」に社員を中傷する記載があるとして東京地裁に削除を求める仮処分を申請した。(2001年8月23日 日経流通新聞 005ページ)

動物病院名誉毀損判決[編集]

2002年6月26日(事件番号:平成13年(ワ)15125号)

2001年1月以降、東京都内の動物病院を特定できるような表現で「えげつない病院」と中傷する書き込みが相次いだ。獣医師は西村博之に削除を求めたが、大部分が残されたままとなった。中傷発言の削除を拒まれ、名誉を傷つけられたとして、動物病院と経営者の獣医師が掲示板を管理する西村博之に500万円の損害賠償支払いなどを求めた訴訟で、東京地裁は2002年6月26日、総額400万円の支払いと書き込みの削除を命じた。判決では「掲示板で名誉を損なう発言を知り得た場合は、直ちに削除する義務を負っていた。(発言の公共性や真実性が明らかでないからといって)削除義務の負担は免れない」と指摘。(東京新聞 2002年6月27日 朝刊28面 東京地裁「2ちゃんねる」管理者に賠償命令「えげつない病院」削除拒否に400万円)

「2ちゃんねる」の書き込みで名誉を傷つけられたのに削除されなかったとして、東京都内の動物病院と経営者が、掲示板管理者の西村博之に損賠賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第二少法廷は、2005年10月7日、書き込み削除と400万円の支払いを命じた一、二審判決を支持、西村博之側の上告を退ける決定をした。2ちゃんねるを巡っては同種訴訟が複数あるが、西村博之の代理人弁護士によると、最高裁で敗訴が確定したのは初めて。(2005年10月8日 日本経済新聞朝刊 039ページ)

女性麻雀士被害[編集]

2003年6月25日(事件番号:平成14年(ワ)13983号)

インターネット掲示板「2ちゃんねる」の管理人を相手取った名誉棄損訴訟で2003年6月に原告の女性プロ麻雀士、清水香織さんが勝訴した直後、同掲示板に「殺す」などと脅迫的文言を数千件書き込まれていたことがわかった。清水さんが所属する麻雀店のホームページ上の掲示板にも同様の書き込みが10万件以上あり、HPは閉鎖に追い込まれた。東京地裁は2003年6月25日、「真実とは言えない」として、管理人の西村博之に書込の削除と100万円の損害賠償を命じた。双方が控訴せず、判決は確定した。(毎日新聞 2003年 8月13日 朝刊25面)

DHCメルマガ名誉毀損事件[編集]

2003年7月17日(事件番号:平成14年(ワ)8603号)2003年9月3日(事件番号:平成14年(ワ)12825号)

2003年西村博之が配信したメールマガジンで名誉を傷つけられたとして、東京都港区にある化粧品会社「DHC」が西村博之に1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2003年9月3日に東京地裁であった。大橋寛明裁判長は「真実ではない内容でDHCの信用を著しく損なった」と述べて700万円の支払いを命じた。(朝日新聞 2003年9月4日 朝刊33面「2ちゃんねる管理人 700万円の賠償命令」)

大阪歯科医院[編集]

2004年大阪市で歯科医院を経営する医療法人(京都市)と事務長が、管理運営者の西村博之に損害賠償などを求めた訴訟の判決で大阪地裁は2004年4月22日、請求通り計200万円の支払いと書込の削除、発信者の情報開示を命じた。森広司裁判長は「侮辱的な表現が用いられ公益を図る目的がないことは明らか」と述べた。(産経新聞 2004年4月23日 朝刊29面 「大阪地裁 2ちゃんねるに賠償命令」)

富士ハウス株式会社訴訟[編集]

2005年3月22日(事件番号:平成15年(ワ)11242号)

静岡県の住宅販売会社は、「暴利をむさぼる悪徳会社」などと書き込まれたとして、1000万円の賠償などを求め、東京地裁に提訴した。東京地裁は2005年3月22日、50万円の損害賠償を命じた。

株式会社X訴訟[編集]

2007年5月11日(事件番号:平成19年(ワ)733号)

株式会社Xは、名誉を毀損する発言が書き込まれたとして、損賠賠償請求、記事の削除請求、発信者情報の開示請求を求め東京地裁に訴訟した。東京地裁は、100万円の損害賠償と「2ちゃんねる」と題する電子掲示板における別紙発言目録記載 の文言を削除を命じた。

ひろゆきVS切込隊長山本一郎裁判[編集]

2007年1月12日(事件番号:平成18年(ワ)28359号)

2ちゃんのハンドルネーム「切込隊長」(東京都の会社役員、2ch元副管理人)が原告となり、2ちゃんねるの管理人西村博之を被告として、 損害賠償等を求めた、長期戦となる東京地裁での裁判。

会社役員を務める原告が、電子掲示板の管理人である西村博之に対し、電子掲示板に自らの名誉又は名誉感情を害する記載があるが、被告がその投稿を心理的に幇助するなどしたとして、不法行為又は人格権による妨害排除請求等に基づき、慰謝料の支払並びに電子掲示板の記載の各所及び原告に関するスレッドが新たに立てられることの禁止などを求めた。

2007年1月12日、「2ちゃんねるのドメイン(2ch.net)」を含む西村の財産仮差し押さえの申請。めずらしく西村氏も出廷し、6回にわたる口頭弁論が繰り広げられる。

2008年2月18日判決。80万円の損害賠償(請求額は200万円)と、書き込みの一部を削除するように命じる内容に対し、西村氏は控訴。

北海道の大学助教授[編集]

2006年、掲示板で「狂人」などと中傷された北海道の大学助教授、有道出人さんは札幌地裁支部で書込の削除と220万円の賠償を命じる判決を勝ち取ったが西村博之は従っていない。(毎日新聞 2007年5月22日 朝刊33面 「メディアタイムズ=「2ちゃんねる」高まる批判 言葉の暴力「無法」状態」)

学園が名誉毀損で告訴[編集]

2007年、神奈川県小田原市で不登校の子どもが通う学園を運営する学校法人「湘南ライナス学園」(吉崎真里学園長)が、書き込んだ人物を被疑者不詳のまま名誉棄損等で県警小田原署に刑事告訴していたことがわかった。告訴状は2005年12月〜2006年10月、不特定多数が中傷や嘘の書込をし、同学園の信頼や吉崎学園長の名誉を損なったとしている。書込は2000件以上に上り、退学者や入学予定者の辞退が相次いだ。(毎日新聞 2007年1月16日 朝刊26面「小田原市 学園が告訴「2ちゃんねるで中傷」退学など相次ぐ)

空手道場を経営の男性[編集]

2007年、掲示板に道場を中傷する書き込みを削除せずに放置したため名誉を傷つけられたとして、山形市内で空手道場を経営する男性が2007年8月7日、西村氏に対し、慰謝料など320万円の損害賠償を求め、山形地裁に提訴した。(山形新聞 2007年8月8日 朝刊23面「山形地裁 インターネット掲示板「2ちゃんねる」 空手道場を経営の男性 西村管理者を提訴」)

栃木県内の中学校で数学科を担当する講師[編集]

2008年10月16日(事件番号:平成20(ワ)17072号)

栃木県内の中学校で数学科を担当する教師は、自身を誹謗中傷する記事について掲示板の管理者である西村博之に削除依頼を行ったものの、削除対象を完全には削除できなかったことに関して、原告が記事の削除を求めているのに被告がこれを怠っているとして、慰謝料等の支払、記事の削除及び記事を記載した発信者情報の開示を求めた。東京地検は、東京地検は2008年、50万円の損害賠償を命じた。

新潟弁護士 2ちゃんから損害賠償を回収[編集]

2010年4月。新潟の弁護士事務所が2ちゃんねるに対する損害賠償金の取り立てに成功したことを事務所HPで報告した。

「2ちゃんねる」訴訟賠償金、元管理人の印税充てる、出版社が支払い。(2010年4月5日 日経新聞夕刊 15ページ)

出演[編集]

WEB番組[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

  • ドワンゴイロメロミックス(2005年) - 声のみの出演

雑誌[編集]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『元祖しゃちょう日記』 講談社2004年10月ISBN 406212646X
  • 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』 扶桑社新書2007年6月ISBN 4594053882
  • 『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』 扶桑社新書2009年5月ISBN 9784594059521
  • 『ソーシャルメディア絶対安全マニュアル トラブルにまきこまれないFacebook、Twitter、LINEの使い方』 インプレス2013年9月6日ISBN 9784844334538
  • 『無敵の思考 誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』 大和書房2017年7月8日ISBN 4479796010
  • その他、2ちゃんねるに匿名で投稿された文章を元に編集された多くの書籍(例として「電車男」)は、2ちゃんねるの代表者である西村が、著作者権を投稿規定に基づいて行使する形で出版されている。ただしこれには異論もあり、投稿者が投稿した当時には投稿規定が表示されなかったり、あるいは当時には投稿規定の文言が現在表示されるものと異なるため、一部の投稿については投稿規定の効力に疑問があるとする意見もある。もっともこの場合、「電車男」のログの出版・ならびにそれを元に創作された映画・ドラマ・漫画など副次的創作物が利益を出した場合、還元すべき対象はどこの誰なのか、またスレッドに書き込みをしたと自称する人物たちが名乗りをあげた場合に、どうやってそれらを真実であると証明するのか、といった多くの問題が背後に控えている。西村自身は電車男の二次著作権料は受け取っておらず、新潟県中越地震災害義捐(ぎえん)金として送金したとしている[63]

共著[編集]

編著[編集]

[編集]

すべてネット上でフリーダウンロードシングルとして発表されたほか、2001年7月に開催されたイベント「2ちゃんねる祭り@2周年記念」で発売された『2ちゃんねるソング集』には「激走爆走チーム2ちゃんねる」~「アメニモマケテ」までの5曲が、2002年8月に発売された書籍『2ちゃんねる公式ガイド2002』の付録CD-ROMの音声トラックには「モナ~らぶ」と「4649!」の2曲が収録された。

  • 激走爆走チーム2ちゃんねる(2000年12月25日)
  • モナ~らぶ(2001年3月11日)
  • おいら(2001年5月11日)
  • やる気なし!(2001年7月7日)
  • アメニモマケテ(2001年7月14日)
  • 89337564!(2001年10月20日)
  • 4649!(2001年11月5日)

参考文献[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ あめぞうへの設立書き込みが5月30日。Internet Archiveでの2ch.net最古版は11月11日
  2. ^ 2006年には多くの裁判を抱えていたが、関係者によると裁判逃れの為に新宿にこもってゲームや不法ダウンロードした映画を見て暮らしていたという[51]
  3. ^ DHCとの名誉毀損裁判の時には、「主体を日本にしなければいいって必殺技も残ってる」、裁判に負けて法外な額を請求されたら「夜逃げします(笑)だってそれが相手に行くのってムカつくじゃないですか。そんな金ヤラネーヨって。あ、カンパだけ貰って夜逃げするとか。」と発言している[54]

出典[編集]

  1. ^ “ひろゆき氏、米匿名掲示板「4chan」を買収し、管理人に”. ITmedia. (2015年9月22日). http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1509/22/news024.html 2015年10月21日閲覧。 
  2. ^ “ハリウッド・エンタメ情報サイトの日本版「Variety Japan」開設へ 西村博之氏が編集長に”. ITmedia. (2015年9月17日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1509/17/news154.html 2017年6月8日閲覧。 
  3. ^ 西村(2009) p.212
  4. ^ 西村(2009) p.212-213
  5. ^ 西村(2009) p.240
  6. ^ 動画「英語公用語 ひろゆき 鳥飼玖美子」 での対談、7:30より、西村「もともと一年間アーカンソー州に住んでて、ほんで日本に帰って来て、日本で暮らしてる」
  7. ^ インターネット協会(監修) 『インターネット白書2001』 インプレス 2001年7月1日 pp.204-205
  8. ^ 「「2ちゃんねる」ができたのは1999年の5月30日とする説と、同年5月16日とする説がある。開設者である私も日にちは覚えていないのだが、1999年の5月、アーカンソー州の片田舎の大学の中で「2ちゃんねる」のスクリプトが作られ、「2ちゃんねる」として公開されたことは確かである。」[7]
  9. ^ Whoisでの"Creation Date: 1999-07-22 08:39:48"
  10. ^ “ガーラ、「2ちゃんねる」情報の商用利用許諾を取得”. ITmedia. (2003年6月17日). http://www.itmedia.co.jp/news/0306/17/njbt_06.html 2014年4月30日閲覧。 
  11. ^ “ドワンゴ、新会社“ニワンゴ”設立を発表”. KADOKAWA(アスキー). (2005年11月14日). http://ascii.jp/elem/000/000/350/350622/ 2014年5月6日閲覧。 
  12. ^ “mF247、ひろゆき氏が運営へ”. ITmedia. (2008年10月2日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/02/news037.html 2014年5月6日閲覧。 
  13. ^ a b “『2ちゃんねる』捜査に国家賠償請求訴訟 未来検索ブラジルの訴状・コメント全文掲載”. ガジェット通信 (東京産業新聞社). (2013年2月20日). http://getnews.jp/archives/291173 2014年4月28日閲覧。 
  14. ^ 「2ちゃんねる運営 海外の実態把握へ」朝日新聞、2012年5月18日、2014年4月28日閲覧
  15. ^ a b 朝日新聞2012年12月21日朝刊1面「2ちゃんねる創設者 書類送検」
  16. ^ a b “2ちゃんねる創設者を書類送検 麻薬特例法違反の疑い”. 朝日新聞. (2012年12月20日). https://web.archive.org/web/20121220112247/http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY201212200560.html 2014年3月11日閲覧。 ※現在は冒頭(一般閲覧可能)部分のみインターネットアーカイブに残存
  17. ^ a b “「2ch」商標をひろゆき氏が出願”. ITmedia. (2014年4月24日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/24/news086.html 2014年4月25日閲覧。 
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  19. ^ “2ちゃんねる元管理人を不起訴 東京地検、違法書き込み放置で”. 日本経済新聞. (2013年3月19日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1904E_Z10C13A3CZ8000/ 2013年3月21日閲覧。 
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  31. ^ ひろゆき、英語圏巨大匿名掲示板4chan管理人になる。「ひろゆきのもと4chanで何が起こるのか早く見たくてしょうがない」と前管理人mootさん | ガジェット通信
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  36. ^ 西村(2009) p.242
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  38. ^ 西村博之専用うまい棒のパッケージ画像(2009年4月24日閲覧、下記サイトより)
  39. ^ うまい棒同盟(2014年7月7日閲覧)
  40. ^ “失踪”ひろゆきキター!!2ch管理人が早大で講演会(2006.11 産経新聞 IZA!)
  41. ^ Be Taro Kono ~河野太郎 vsひろゆき@2ちゃんねる管理人(1)~(2006.8掲載(こまめな歯ぎしり)、2006.7.30実施)等
  42. ^ ついに結婚したと話題の2ちゃんねる管理人、西村博之氏がニコニコ超会議3に出演し、自身の結婚の真相や2ちゃんねるの現状について語った。
  43. ^ 外部リンク
  44. ^ かつての.net時代の管理人の発言
  45. ^ なお、2ちゃんねるの書き込み削除については「広告代理店」を標榜する未来検索ブラジル社が関係していたらしいことが、東京地方裁判所に提出された警察の捜査資料で判明している。ただ、その裁判の中でブラジル社はひろゆきは2ちゃんねるの運営に関して全く関与していない旨を主張している。すると、ホットリンク社・成瀬取締役の話した契約内容と、ブラジル社が警察を相手取って起こした裁判での言い分で整合性が取れなくなってしまう。エコーニュース2014年5月9日16時34分
  46. ^ エコーニュース
  47. ^ 成瀬氏-そうですね、僕ら的には法的に問題は無いですね。ちなみにどの法律に基づいて、法的な問題があるとお考えでしょうか?,江藤-条文まで申し上げた方がよろしいでしょうか?,成瀬氏-ええ。,江藤-端的に言うと普通の不法行為です。民法709条です。,,成瀬氏-それならば問題は無いと考えています。なぜなら、西村博之氏の陣営に「この権利は誰に帰属しているのか」と確認して、西村さん陣営からは自分たちであると回答をいただいています。またうちの顧問弁護士からも法律問題はないと言ってもらっているので、それは僕らはそれを是としていると言うことです。
  48. ^ DHCが2ch管理人・西村氏に「1億円」勝訴 | 2ch対策
  49. ^ 2ちゃんねる VS DHC~ 6億円訴訟 裁判潜入! ~ #探偵ファイル/探偵魂
  50. ^ 東京地判平成15年7月17日 2ちゃんねる・DHC事件
  51. ^ 2ちゃんねる逝ってヨシ?~管理人雲隠れの真相・2~ 4.被害者より広告主を重視 - ZAKZAK(2006年11月11日)
  52. ^ 連載「ネット君臨」第1部・失われていくもの/1(その2)毎日新聞 朝刊 2007.1.1、ウェブアーカイブ
  53. ^ 某雑誌の質問に答えてみるの巻。 : ひろゆき@オープンSNS(2006.10 西村)
  54. ^ ひろゆき氏インタビュー@日比谷公園 - #探偵ファイル/探偵魂 (2003年) 2014年7月確認
  55. ^ 朝日新聞社出版本部「AERA」2004年7月19日号の2ちゃんねる特集にて発言
  56. ^ 賠償金逃れは不可能…日大大学院教授が指摘(2006.10 サンケイスポーツ) [リンク切れ]
  57. ^ 「無能野郎」「氏ね」中傷氾濫…2ちゃん本印税差し押さえは有効か 産経新聞2010年5月4日(ウェブアーカイブ)
  58. ^ 2ちゃんねる訴訟に、ひろゆき氏が出廷 29日 - OhmyNews(2007.1 オーマイニュース 渋井哲也 ウェブアーカイブ)
  59. ^ 2ちゃんねる、マルサ動く・・・国税局職員の父親を直撃 (2007.2 夕刊フジ ZAKZAK)
  60. ^ 2ちゃんねる管理者、敗訴43件も制裁金4億円不払い (2007.3 読売新聞
  61. ^ 2ちゃんねる賠償金「死刑なら払う」…管理人・西村氏(2007.3 読売新聞社 ウェブアーカイブ)
  62. ^ 2ちゃんねるから「賠償金」 回収成功は極めて珍しいケース - 2010.2J-CASTニュース2010年2月19日閲覧
  63. ^ 某雑誌の質問に答えてみるの巻。」 ひろゆき日記@オープンSNS、2006年10月4日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]