美術出版社

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株式会社美術出版社
Bijutsu Shuppan-Sha, Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
150-0033
東京都渋谷区猿楽町11-1 ラ・フェンテ代官山 アネックスB1
設立 2015年5月25日
業種 情報・通信業
法人番号 1010001168149
事業内容 雑誌・書籍の出版・販売
代表者 代表取締役社長 中西一雄
主要株主 カルチュア・エンタテイメント
外部リンク http://www.bijutsu.press/
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株式会社美術出版社(びじゅつしゅっぱんしゃ)は、日本出版社

概要[編集]

美術手帖』、『国際建築』、『リビングデザイン』、『美術批評』等の定期刊行物を創刊。 『日本現代画家選』21巻、『年鑑広告美術』(現在の『ADC年鑑』)、『建築年鑑』などの出版を行ってきた。 日本を代表する美術、デザインの専門出版社としての伝統をもつ。

  • 1905年 - 創業者である水彩画家・大下藤次郎が水彩画の指南書『みづゑ』を創刊
  • 1943年 - 日本美術出版株式会社を設立
  • 1948年 - 社名を株式会社美術出版社に変更
  • 1956年 - 株式会社美術出版デザインセンターを設立
  • 2015年
    • 3月4日 - 東京地裁へ民事再生法の適用を申請。負債は2014年3月期末時点で約19億6300万円[1]
    • 5月15日 - カルチュア・コンビニエンス・クラブ子会社のカルチュア・エンタテイメントが、同社との再建スポンサーに関する基本合意書を締結[2]
    • 5月25日 - カルチュア・エンタテイメントが事業を譲受する新会社として、株式会社美術出版社(新社)を設立。
    • 8月1日 - 事業を株式会社美術出版社(旧社)から株式会社美術出版社(新社)へ譲渡。株式会社美術出版社(旧社)は株式会社BSSへ商号変更。
  • 2016年
    • 1月1日 - 株式会社BSHを吸収合併。
    • 7月 - 本社を東京都千代田区五番町から渋谷区猿楽町へ移転。

特徴[編集]

主な事業[編集]

現在、画集、技法書、美術・工芸に関する実用書など年平均40冊を刊行。 雑誌は美術総合雑誌の月刊『BT/美術手帖』、デザイン情報誌の隔月刊『デザインの現場』、年2回刊のコミック技法誌『Comickers Art Style』を刊行している。

近年では、豊富な図版で美術史を学ぶ「カラー版」シリーズに代表されるロングセラーの企画出版、「つくるヨロコビ、えがくタノシミ」を謳う「みづゑのレシピ」シリーズ、コミック技法シリーズ「激マン」など、様々な人気シリーズを生み出している。

また、2000年からモバイルコンテンツ事業の立ち上げ、2003年からアートナビゲーター検定試験(現美術検定)の実施、2007年から美術系学校検索サイト「WEB版アートスクールガイド」のオープンなど、新事業を次々立ち上げている。

定期刊行物[編集]

  • 季刊みづゑ - 1905年創刊。1992年夏号で一時休刊したが、2001年「絵やものづくりの本」として復刊。2007年春号をもって休刊
  • 月刊BT/美術手帖 - 1948年創刊。アートの現在(いま)を伝える日本を代表する美術雑誌。毎月17日発行
  • 隔月刊デザインの現場 - 1984年創刊。2010年4月発売号をもって休刊
  • Comickers Art Style(コミッカーズアートスタイル) - 2005年11月15日より年2回ペースで刊行。前身は1994年創刊の季刊(のちに隔月刊)美術手帖別冊『コミッカーズ』。2008年12月発売の第7号をもって休刊
  • 季刊Winart ワイナート - 1998年創刊。ワインと食のビジュアルマガジン。3、6、9、12月5日発売

書籍[編集]

  • 「カラー版」シリーズ - 『カラー版西洋美術史』、『カラー版日本美術史』などのロングセラー
  • 画集・作品集
  • 技法書
  • ガイド - 『イラストスタートアップガイド』、『マンガスタートアップガイド』など。
  • 評論・評伝
  • コミック

旧:美術出版グループ[編集]

戦後、出版事業の他に各種展覧会の図録制作やデザイン制作の注文等が加わり、1956年デザイン・制作部門を分離独立、株式会社制作社を設立。1961年株式会社制作社を株式会社美術出版デザインセンターと社名変更。小中学校への美術教育教材販売を行う教材部を株式会社美術出版サービスセンターとし、以来、美術出版社(出版)、美術出版デザインセンター(カタログ制作)、美術出版サービスセンター(教材販売)の三者によるグループ体制が続いた。

2008年10月、株式会社美術出版社と株式会社美術出版デザインセンターを統合再編し、美術出版グループは株式会社美術出版ホールディングス、株式会社美術出版社、株式会社美術出版サービスセンター、株式会社美術出版ネットワークスの4社体制となった。

2015年3月の民事再生法申請以降、美術出版グループは解体された。旧:美術出版社は株式会社BSSへ商号変更され、2017年1月に法人格が消滅[3]。美術出版ホールディングスは事業停止。美術出版ネットワークスの一部事業は同年7月にD2Cソリューションズへ譲渡され[4]、美術出版ネットワークス自体は事業停止の後、2016年8月28日に法人格が消滅[5]。美術出版サービスセンターは旧:美術出版社から独立し、2016年9月1日に株式会社美術出版エデュケーショナルへ商号変更された。なお、美術出版ホールディングス・美術出版ネットワークス・美術出版エデュケーショナルの3社は新:美術出版社とは資本関係はなく、旧:美術出版社のホームページのドメインは美術出版エデュケーショナルが保有している[6]


関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 帝国データバンク大型倒産速報 (2015年3月5日付)
  2. ^ 株式会社美術出版社との民事再生スポンサーに関する基本合意書締結のお知らせ”. カルチュア・エンタテインメント株式会社 (2015年5月21日). 2015年7月25日閲覧。
  3. ^ BSS国税庁法人番号公表サイト
  4. ^ 制作体制の強化を図り、ソリューション事業を拡大D2Cソリューションズ 2015年7月1日
  5. ^ 美術出版ネットワークス国税庁法人番号公表サイト
  6. ^ 旧美術出版グループについて美術出版エデュケーショナル

外部リンク[編集]