杉本裕太郎

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杉本 裕太郎
オリックス・バファローズ #99
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 徳島県阿南市
生年月日 (1991-04-05) 1991年4月5日(26歳)
身長
体重
190 cm
92 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2015年 ドラフト10位
初出場 2016年6月24日
年俸 600万円(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

杉本 裕太郎(すぎもと ゆうたろう、1991年4月5日 - )は、徳島県阿南市出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校から野球を始めると、阿南市立阿南中学校では軟式野球部に所属。中学3年の時には、徳島県大会での優勝や、四国大会でのベスト4進出に貢献した。

徳島商業高等学校への進学後は、1年生の夏に投手として、徳島大会に登板。チームが全国大会への出場を決めると、控え投手としてベンチ登録のメンバーに入ったが、甲子園球場での登板機会はなかった。2年生の夏にクローザーを任されると、2年生の秋からエースに定着。しかし、全国大会への出場は1年生の夏だけにとどまった。

高校卒業後に青山学院大学へ進学。投手としての素質を見込まれていたが、自身の志願によって、入学早々に外野手へ転向した。東都大学リーグでは、1年生の秋季リーグ戦から指名打者に起用。4番打者に定着した2年生の秋季リーグ戦では、10月6日日本大学戦でリーグ史上19年振り6人目のサイクルヒットを達成した[2]末に、ベストナインを受賞した。3年生以降のリーグ戦では、2年後輩の3番打者・吉田正尚との2者連続本塁打を3回記録。4年生の秋季リーグ戦では、駒澤大学今永昇太から、単独で2打席連続本塁打を放った[3]

大学卒業後の2014年JR西日本へ入社。入社1年目から公式戦に出場すると、広島東洋カープ二軍も参加したJABA広島大会で、当時広島に在籍していた池ノ内亮介から特大の本塁打を放った。

2015年のプロ野球ドラフト会議で、オリックス・バファローズから10巡目で指名された。杉本が指名されたのは、支配下登録選手として指名された88選手中の87番目であった[4]が、指名後に契約金2,000万円、年俸600万円(金額は推定)という条件で入団した[5]。背番号は99。この会議では、大学で共にクリーンアップを担った吉田を、オリックスが1巡目で単独指名。JR西日本でのチームメイト・高野圭佑も、千葉ロッテマリーンズから7巡目で指名された。

プロ入り後[編集]

2016年、同期入団の大城滉二鈴木昂平と共に、春季キャンプを一軍でスタート[6]。途中まで一軍に帯同した。公式戦では、6月14日の対阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)に、「1番・中堅手」としてスタメンで一軍デビュー。しかし、無安打に終わったことから、この試合に出場しただけで出場選手登録を抹消された。さらに、かねてから痛めていた右肘の状態が打撃に支障を来すまでに悪化したため、抹消後の8月10日には右肘骨棘(こっきょく)を内視鏡で除去する手術を受けた[7]

2017年、2年連続で春季キャンプのスタートを一軍で迎えた[8]ものの、公式戦は二軍で迎える。ウエスタン・リーグ公式戦では、9月上旬までに80試合へ出場すると、打率.250ながらチームトップの8本塁打と35打点を記録した。また、7月13日草薙球場で催されたフレッシュオールスターゲームでは、同リーグ選抜の「6番・右翼手」としてスタメンでフル出場を果たした[9]9月9日にシーズン初の出場選手登録を果たすと、当日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(Koboパーク宮城)に「1番・中堅手」としてスタメンで出場。1回表に先頭打者として辛島航からバックスクリーンに放ったソロ本塁打が、一軍公式戦でのプロ初安打にもなった。NPBの一軍公式戦初安打を初回先頭打者本塁打で記録した日本人選手は、杉本で史上3人目である[10]。翌10日の同カードでも1点ビハインドの9回表2死二塁から代打に起用されたが、3球三振でゲームセットを迎えた末に、わずか2日で登録を抹消された[11]

選手としての特徴[編集]

高校時代には、投手として最速140km/h台のストレートを投げ込む一方で、打者として通算12本塁打を記録。外野手として出場した東都大学のリーグ戦では、「打者転向2年目」という異例の早さでサイクルヒットを達成したほか、通算で打率.260、10本塁打、34打点、11盗塁という成績を残した。当時から飛距離の長い本塁打を何本も放つ一方で、好不調の波が激しいため、打撃の確実性を高めることが大学時代からの課題になっている[12]

身長190センチメートル・体重88キログラムの大柄ながら、50メートル走6秒0、遠投115メートルという俊足強肩の持ち主。オリックス・ブルーウェーブでの現役時代にイチロー田口壮(入団時の二軍監督)のチームメイトであり、オリックス入団時の一軍監督で、内野手だった福良淳一は、杉本の肩を「(外野守備の名手であった)2人に匹敵するレベル」と絶賛している[13]

前述したように長打力も兼ね備えていることや、大学2年生の時から主に中堅手として起用されていることから、オリックスのチームメイトで左打者の糸井嘉男にちなんで「糸井2世」[4]「右の糸井」と呼ばれている[12]。入団1年目の春季一軍キャンプでは、シートノックを視察したマーリンズのデイビッド・サムソン社長から、「99番の子(杉本)は肩が強くて、体格も良いので気に入った」との賛辞を受けた[13]

人物[編集]

漫画北斗の拳』に登場するラオウのファンで、ラオウの最期の言葉である「我が人生に一片の悔いなし!」を座右の銘に挙げている[14]。そのため、オリックス入団後の報道では、杉本のことを「オリックスのラオウ」と称することがある[15]

オリックス入団直後の2016年1月23日には、ほっともっとフィールド神戸での新人合同自主トレーニング中にイチローと遭遇。最初は別々に練習していたが、「もし打つなら、打っていいよ。おじさん1人じゃあ、しんどいんやで~」とイチローから声を掛けられたことを機に、新人野手で最初に合同でのフリーバッティングへ名乗りを上げた。イチローは、その姿勢とフリーバッティングの打球に注目[16]。自主トレーニングの最終日(30日)には、球団関係者を通じてイチローの練習パートナーに指名されると、イチローから打撃に関するアドバイスを受けた[17]。イチローが新人選手から杉本だけを指名したのは、自身と同じ外野手で、身体面の不安がなかったことによるという[18]。当の杉本は、練習後に、イチローの前で阿波踊りを披露。「自分は日本で一番幸せでしょう」と表現するほど感激していた[19]。なお、同年のオフシーズンにも、イチローの自主トレーニングに参加。しかし、「(自分はまだ一軍で活躍していないので)イチローに迷惑が掛かる」という理由から、2017年に一軍初安打を初回先頭打者本塁打で記録するまでその事実を伏せていた[20]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2016 オリックス 1 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
2017 9 17 17 2 2 1 0 1 6 2 0 0 0 0 0 0 0 6 1 .118 .118 .353 .471
通算:2年 10 20 20 2 2 1 0 1 6 2 0 0 0 0 0 0 0 8 1 .100 .100 .300 .400
  • 2017年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野











2016 オリックス 1 1 0 0 0 1.000
2017 3 4 0 0 0 1.000
通算 4 5 0 0 0 1.000
  • 2017年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 99 (2016年 - )

出典[編集]

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  1. ^ オリックス - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2016年12月1日閲覧
  2. ^ リーグ6人目の快挙だ!青学大・杉本がサイクル達成スポニチアネックス 2011年10月7日配信
  3. ^ 【オリックス好き】杉本裕太郎、ドラフト最下位ルーキーの逆襲はあるか(1)J SPORTS『野球好き』公式サイト「野球好きコラム」 2016年2月11日配信
  4. ^ a b JR西日本から高野、杉本が指名「うれしい気持ちでいっぱい」スポーツ報知 2015年10月22日配信
  5. ^ オリックス10位指名、JR西日本・杉本と仮契約スポニチアネックス 2015年11月19日配信
  6. ^ 2016年春季キャンプメンバーのお知らせオリックスバファローズ公式サイト 2016年1月27日配信
  7. ^ オリックス杉本が8月に右肘手術 来季は1軍定着だスポニチアネックス 2016年12月15日配信
  8. ^ 2017年春季キャンプメンバーのお知らせオリックスバファローズ公式サイト
  9. ^ 2017年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果日本野球機構公式サイト
  10. ^ オリックス杉本、先頭弾「やっとプロ野球選手に」日刊スポーツ 2017年9月9日配信
  11. ^ オリックスの「ラオウ」杉本、2試合で二軍落ち日刊スポーツ 2017年9月10日配信
  12. ^ a b 【オリックス好き】杉本裕太郎、ドラフト最下位ルーキーの逆襲はあるか(2)前掲「野球好きコラム」
  13. ^ a b 【オリックス】「イチロー2世」ドラフト10位・杉本をマーリンズ社長絶賛スポーツ報知 2016年2月4日配信
  14. ^ オリックス10位杉本 座右の銘はラオウの名セリフ日刊スポーツ 2016年1月10日配信
  15. ^ オリックス10位“ラオウ”杉本、弱点は日本語!?日刊スポーツ 2016年1月16日配信
  16. ^ イチロー「おじさん1人じゃあ、しんどいんやで~」日刊スポーツ 2016年1月24日配信
  17. ^ オリックス10位杉本「まさか」イチローが単独指名日刊スポーツ 2016年1月31日配信
  18. ^ オリックスドラフト10位杉本 イチローが仰天指名(1)デイリースポーツ 2016年1月31日
  19. ^ オリックスドラフト10位杉本 イチローが仰天指名(3)デイリースポーツ 2016年1月31日
  20. ^ [1]日刊スポーツ 2017年9月10日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]