札幌ドーム

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札幌ドーム
Sapporo Dome
Hiroba
札幌ドーム
札幌ドームの位置(札幌市内)
札幌ドーム
施設データ
所在地 日本の旗北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
座標 北緯43度0分54.46秒 東経141度24分35.18秒 / 北緯43.0151278度 東経141.4097722度 / 43.0151278; 141.4097722座標: 北緯43度0分54.46秒 東経141度24分35.18秒 / 北緯43.0151278度 東経141.4097722度 / 43.0151278; 141.4097722
起工 1998年(平成10年)
開場 2001年(平成13年)6月2日[1]
所有者 札幌市
管理・運用者 株式会社札幌ドーム
グラウンド 天然芝(サッカー)
人工芝(野球)
ダグアウト ホーム - 三塁側
ビジター - 一塁側
建設費 約422億円
設計者 原広司、アトリエ・ファイ建築研究所、
アトリエブンク
建設者 大成建設竹中工務店
シャール・ボヴィス共同企業体
使用チーム • 開催試合
北海道コンサドーレ札幌(Jリーグ、開場 - 現在)
北海道日本ハムファイターズ (2004年 - 現在)
収容能力
41,484席(サッカー開催時、固定客席数)
40,476席(野球開催時、固定客席数)
53,845人(コンサート開催時)
グラウンドデータ
球場規模 サッカー
ピッチサイズ - 105m×68m
野球
 両翼 - 100m (約328.1 ft)
 中堅 - 122m (約400.3 ft)
 左右中間 - 116m(約380.6ft) 
 グラウンド面積 - 14,460m2
フェンス 5.75m (約18.9 ft)

札幌ドーム(さっぽろドーム、Sapporo Dome)は、北海道札幌市豊平区にあるドーム球場である。施設は札幌市が所有し、札幌市と道内財界各社が出資する第三セクター・株式会社札幌ドームが運営管理を行っている。

日本で唯一の完全屋内天然芝サッカースタジアムであり[注 1]、天然芝サッカー場移動方式「ホヴァリングシステム」を世界で初めて採用した[2]。このシステムによりサッカー天然芝グラウンドと野球人工芝グラウンドの併用が可能となっている。「第44回BCS賞[3]・平成14年度(2002年)「赤レンガ建築賞」受賞。

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアム[注 2]日本プロ野球(NPB)パシフィック・リーグ北海道日本ハムファイターズの本拠地球場として使用されている。以前はプロ野球マスターズリーグ・札幌アンビシャスも札幌ドームを本拠地としていた。また各種イベントにも利用されており、様々な国際大会が開催されている。

開業時より「Hiroba」の愛称がある。2017年現在、パシフィック・リーグで唯一ネーミングライツを導入していない本拠地球場でもある。

開業15周年を迎えた2016年6月2日にマスコットキャラクター「チャームコロン」が誕生。

開場までの経緯[編集]

農林水産省北海道農業試験場・甜菜試験農場の空中写真画像(1976年)。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

札幌市には以前から、東札幌(現在の札幌コンベンションセンター一帯)にドーム球場・「ホワイトドーム(仮称)」の建設構想があった。だが、政治汚職事件で逮捕者が出たことによる資金的な問題からこの構想は一時立ち消えになっていた。

1992年(平成4年)7月に、札幌市が2002 FIFAワールドカップの開催候補地として名乗りを挙げると、新たに建設するサッカースタジアムをホワイトドーム構想とリンクさせる案が浮上し、1996年(平成8年)1月にはサッカーだけでなく野球など多目的に利用できるドームスタジアムとすることが正式に決定した。サッカー専用競技場として建設した場合、赤字は必至だったため試合数の多いプロ野球球団の誘致が札幌ドーム建設の前提とされた[4]

1997年(平成9年)の設計コンペには9つのグループが参加し、東京大学名誉教授建築家原広司らのグループが提案したサッカー用の天然芝を空気圧で浮上するステージに乗せてドームに出し入れする「ホヴァリング・ステージ」方式が採用された。農林水産省北海道農業試験場・甜菜試験農場の跡地で1998年(平成10年)6月に着工し、10月に株式会社札幌ドームを設立した。

1999年(平成11年)に札幌ドームの愛称を公募し、応募総数7,722通、4,966作品の中から「HIROBA(ひろば)」が選ばれた。誰でも知っている言葉で、野球・サッカー・コンサートなど多目的に利用できるドームの機能を端的に表していることなどから採用された。しかし、札幌市民や北海道民の間では「ドーム」と言えば通じる事などから定着していない。

2001年(平成13年)5月に完成し、総事業費は約537億円[5]。同年6月2日に開場した[1]

同年6月3日には司会に徳光和夫、出演者として札幌出身のシンガーソングライターの大黒摩季らを招いたオープニングの記念イベントが開催された。

施設概要[編集]

  • 敷地面積:305,230m²
  • 建築面積:55,168m²
  • 延床面積:98,226.21m²
  • 容積:158万㎥(クローズドアリーナ)
    • メインとなるドームのクローズドアリーナ、屋外でホヴァリングサッカーステージの芝を育成するオープンアリーナ、その他の屋外施設を全て含めた数字である。
  • 屋根:固定型シェル(貝)型
    • 札幌周辺は冬季に北西から南東に向かう卓越風が吹くため、風上を屋根の高い部分に風下を低い部分に設計して屋根に積もった雪が自然に下へと落ちる構造となっており、降雪期も「雪下ろし」の必要が無い[6]

クローズドアリーナ[編集]

クローズドアリーナ(サッカー場モード。バックスタンドを観る)
クローズドアリーナ(野球場モード。メインスタンドを観る)
野球場モードからサッカー場モードに変わる時のイメージ
  • 階数・構造:地上4階地下2階、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
    • 掘り下げ式に作られており、アリーナ面が地下2階となっている。
  • 最大収容人数:53,738人
    • 固定客席数:41,484席(シングルスロープスタンド)
    • サッカー時収容人数:41,983人
    • 野球時収容人数:42,270人(フィールドシート202席、ファミリーシート50席含む)
    • その他:車椅子用席117席、貴賓室・特別室・記者席など。
    • 固定客席数変遷
2001年開業時 - 2002年夏:サッカー場約42,300人、野球場約41,300人(FIFAワールドカップのためプレス席拡張)[7]
2002年夏 - 2006年:サッカー場42,831人、野球場41,823人[8](プレス席縮小)
2007年 - 2008年:サッカー場41,580人[9]、野球場40,572人(デラックスシート新設)
2009年 - :現在
  • アリーナ面積:14,460m²
  • インターセクション(オープンアリーナとの連結部、外野バックスタンドの可動席部分):3,319m²
  • フィールドサイズ
    • サッカー場:ピッチサイズ縦105m×横68m、ステージサイズ:縦120m×横85m×高さ1.38m、芝のサイズ:縦113.4m×横80m、天然芝グラウンド
    • 野球場:両翼100m、センター122m、左右中間116m、全面ショートパイル人工芝(大塚ターフテック製グランドターフ)
      • 2013年3月に芝の張り替えを実施[10]
      • 2005年以前に使われていた人工芝は札幌コミュニティドーム(つどーむ)の軟式野球フィールドに流用されている。
      • 多くのドーム球場で使われているフィールドターフは構造上、使用できない。
  • 大型映像装置:2基(詳細は後述
    • 大型ビジョン:フルカラーLED方式(縦8.64m×横32.00m・2面)
    • サブスコアボード:フルカラーLED方式(縦3.84m×横13.12m・1面)
  • 展望台:高さ53m(アリーナ面から)
  • 照明設備
  • 温度:夏は約25℃、冬は約20℃

オープンアリーナ[編集]

メインアリーナと向かい合っており、ホバリングステージは普段はここに設置され、天然芝を育成している。周りはクローズドアリーナのスタンドと同じような面構成の芝生席となっている。北海道コンサドーレ札幌のサテライトの試合が行われたこともある。インターセクション部分を開放すればクローズドアリーナとの連続使用も可能。

北海道コンサドーレ札幌の練習場として使用している「宮の沢白い恋人サッカー場」が芝の養生で使えない時にオープンアリーナを練習場として利用してる。

  • アリーナ面積:18,800m²

付帯設備[編集]

屋外サッカー場 2013年10月
  • 駐車場:1,451台(大規模イベント時は前売制)
    • 普通車:1,434台(障がい者用駐車場を含む)
    • 大型車:17台
  • バスターミナル:48バース(乗り入れ路線は「#アクセス」の節を参照)
  • タクシープール:48台
  • 駐輪場:自転車393台、バイク112台
  • 屋外サッカー練習場:天然芝1面、人工芝1面
    • 北海道コンサドーレ札幌トップチームが練習場として使用。また同ユースチームの公式試合(高円宮杯U-18サッカーリーグなどに利用されている。夜間照明の設備はない。
    • 天然芝の練習場(サッカーステージ含む)は悪天候(雨天・積雪など)の場合、芝生の生育・保護のため使えない。
    • 天然芝の練習場は2016年8月 - 2019年7月までは、2019 ラグビーワールドカップ2020年東京オリンピック開催に向けたサッカー・ラグビー用更新用天然芝の養生のため、全面使用不可となっている[11]。人工芝の練習場については天候に関わらず常時使用可能。
    • 天然芝の練習場(サッカーステージ含む)は芝生保護の観点から使用はサッカーフットサルのみに限定。人工芝の練習場はラグビーアメリカンフットボールラクロスグラウンドゴルフなどの他の球技やレクリエーションにも使用可能[12]
    • 天然芝の練習場は積雪期のみ1周約300 mのクロスカントリースキーコースが開設され無料開放される[13]
    • 毎年11月-翌年4月は芝生の生育・保護に加え、積雪や気候上の観点から天然芝・人工芝とも使用不可[14]

使用料[編集]

  • 観戦・観劇型イベント
    • 利用料金(1日):8,316,000円(入場者が2万人を超える場合は、1人につき415円が加算)[15]
    • 設営・撤去料金:4,158,000円
  • 上記以外のイベント
    • 利用料金(1日):4,752,000円
    • 設営・撤去料金:2,376,000円
  • その他
    • オープンアリーナ:3,024,000円
    • 貴賓室:237,600円
    • 特別室:226,800円
    • 応接室:216,000円
    • 室内練習場:75,600円
  • 一般利用:サッカー:60,000円 ~ 180,000円  野球:100,000円 ~ 300,000円

施設詳細[編集]

ホヴァリングサッカーステージ[編集]

札幌ドームのホヴァリングサッカーステージ(オープンアリーナ)

ホヴァリングサッカーステージは、縦120m・横85m・重さ8,300tの天然芝のステージを空気圧によって7.5cm浮上し、直径600mmの駆動輪26輪・従動輪8輪の電動車輪(400V電圧)で毎分4mの速度で移動する[16]。設計製作は川崎重工業。普段は屋外(オープンアリーナ)で養生されており、サッカーの試合がある時にドーム内(クローズドアリーナ)に移動させたのち、ドーム内で90度回転させる。

ホヴァリングサッカーステージの入口は、サッカー場でのバックスタンド、野球場でのセンターの場所にあたる。ステージ移動の際にはこの部分の観客席が約1/3の大きさにまで折り畳まれ、レフト・ライトスタンドの下に収納される。さらにムービングウォールと呼ばれる、クローズドアリーナとオープンアリーナの間に設備されている可動壁を収納し、ステージの通り道ができるようになっている。このため、スコアボード(大型映像装置)は他の球場のようにセンターには設置できず、レフト・ライトスタンド側に設置している。

ステージの高さはラバーフェンスを含めると2.5mあり、2009年3月8日開催のサッカーJ2開幕節コンサドーレ札幌対ベガルタ仙台で、ゴールを決めた仙台の菅井直樹が喜びのあまり仙台サポーターに駆け寄ろうと飛び降りてしまったことがある。

年間を通して使用回数が少ないことと、寒冷地での芝のメンテナンスについてよく研究されていることもあって芝の状態は良好で、2002年には「Jリーグアウォーズ」で「ベストピッチ賞」を受賞している。

また、プロ野球の試合前には、外に出されているピッチ上で選手がウォーミングアップをすることもある。

屋内に引き入れたステージを90度回転させるためのスペースを必要とするため、野球場形態ではファウルグラウンドが極めて広くなっているのも特徴である。このため、他の球場ならばスタンドインして捕球される心配のないようなファウルフライでも、野手が追いついて捕球される場合がある。その反面、バックストップ(本塁からバックネットまでの距離)が他と比べ10m前後も長いため、投手暴投捕手後逸時にボールを拾うまでに時間がかかり、走者を余計に進塁させてしまうケースもある。

冬季は屋外のオープンアリーナに設置して冬を越す。天然芝は降り積もった雪によって風や乾燥をしのぐことができ、札幌市の最低気温がマイナス10℃を下回る厳冬期でも積雪のおかげで地中5cmの部分の温度は約0.5℃に保たれる。北海道コンサドーレ札幌のホーム開幕戦での使用に向けて、高さ20cmまで除雪用の機械で減らした上で、芝が寒風にさらされて葉が黄化するのを防ぐために高さ10cmまでスコップやスノーダンプなどを使って除雪作業を行う。開幕直前に、最後の仕上げとして北海道コンサドーレ札幌の有志サポーターと一緒に、天然芝を傷つけないように除雪作業を行う[17][18]。除雪後に土壌の凍結を防ぐためにアンダーヒーティングシステムを使って適切な地温を維持し、目土(補修用の砂)を芝が剥げてしまったところに入れる。トラクターで転圧用のローラーをけん引してピッチ表面を平らにし、転圧作業で寝てしまった芝をブラシがけ作業で起こす。古い葉や茎を取り除き、芝刈りなどを行って天然芝の状態を保つ。

スタンド・観客席[編集]

屋内の観客席(中央部が折り畳み収納式可動席)

概要[編集]

円形スタンドの中に三日月形の可動スタンドを備えている。これは野球場モードでの1・3塁側観客席の前列部分にあたり、サッカーの試合の際にはホームとセンター方向に移動し、メインスタンドとバックスタンドの前列となる。またサッカーモードのバックスタンド中央部、野球モードの外野スタンド中央部は収納式の可動席となっている。この可動席と固定席の間には三角形の空間ができる。これは可動席が折り畳み式であるための設計上の都合である。この部分には2005年から、プロ野球・北海道日本ハムファイターズ主催試合に限り、野球ボールの形をした広告看板を設置しており、北海道コンサドーレ札幌主催試合では三角形の空間に白い恋人の広告が設置されてる。

固定スタンドの傾斜角度は約29度で、後列からも良好な視界を確保することが可能な様に設計面で配慮がされている一方、高齢者を中心に階段の昇降には苦労する角度である(そのため北海道コンサドーレ札幌や北海道日本ハムファイターズの主催試合では階段の昇降が少ない「優し~と」という席種を設定している)。また、サッカー場ではメイン・バックスタンドの、野球場では1・3塁側内野席の前方部分となる可動式のスタンドは傾斜角度が約11度と固定スタンドに比べて緩く、低い位置にあるため視界はあまり良くない。これは同様の可動スタンドを持つ球場でも言えることであるが(可動席最後列の高さが外野フェンスの高さと一致するため)、当ドームはホヴァリングステージの存在のため最前列が高く設定されておりより傾斜が緩い。

またスタンドへの出入り口は北海道コンサドーレ札幌・北海道日本ハムファイターズの上位シーズンシート向けの専用出入り口が西ゲート付近に設置され2階へ上ることなく出入り出来るが、それ以外では地上2階部分(外野スタンドは最上段)にしかスタンド出入り口がない。2階コンコースにはエレベーターで上がることができるが、スタンド内では階段以外に昇降の手段がないため、階段に手すりが設置されている。

ドーム球場では通常、外野の両翼に添って巨大な広告看板を貼り付けているが、札幌ドームの場合はサッカー場としても利用されることから、バックネット側(サッカー場の場合はメインスタンド側)、外野スタンド側(バックスタンド側)と1・3塁側スタンド(両ゴール裏スタンド)の上方から垂下される形で掲示されている。

応援幕についてはプロ野球とサッカーとで条件が異なる。

  • プロ野球開催日 寸法を幅1座席分、縦は座席に座った状態で自分の座高を超えない範囲とする。横断幕は両手で保持し静止した状態とし、フェンス・壁面などへの貼り付け(養生テープ・ハトメも含む)は不可。
  • Jリーグ開催日 アウェーゾーンのみアウェーチームの横断幕のみ設置可能で、それ以外はホームチームである北海道コンサドーレ札幌の横断幕を設置可能。但し緩衝地域と、安全上立ち入り禁止となっている最前列3列部分の客席、セクターフェンスや手すり非常口表示盤付近、コンコースの壁面や柱、メイン・バックスタンド中央部分については設置禁止。

野球場としての使用時[編集]

野球場使用時

野球開催時にはバックスクリーンに相当する箇所の客席約1,000席分を使わないため、総客席数は40,000人強となる。デラックスシート設置により現在の座席配置となった2007年には北海道日本ハムファイターズ主催時のプロ野球公式戦では満員時の観客数は42,222人、2009年は42,328人と発表されているが、この数字はグラウンド部分を観客席として解放しない際の定員数と考えられている。日本野球機構(NPB)が主催し入場者数を発表する日本シリーズでは、現在の座席配置になってからは2007年の日本シリーズ第2戦で記録された40,770人が最多入場者数となっている。

プロ野球では一般的に、ホームチームのベンチは1塁側だが札幌ドームでホームとなる北海道日本ハムファイターズは3塁側のベンチを使っている。これは2014年シーズンまではスコアボードが1塁(ライト)側にしか設置されてなく3塁側からの方が見やすかったことや、メインの北側入場ゲート及び最寄の地下鉄東豊線福住駅からのアクセスがよいことなども理由となっている[19]。福住駅~国道36号線方面より来場する場合、1塁側ではドームの外周を半周して入場する事になる。なお、オープン戦の北海道日本ハムファイターズ対読売ジャイアンツ(巨人)のうち、巨人主催扱いの試合でもベンチ配列は日本ハムが3塁側、巨人が1塁側である。

2006年3月の北海道日本ハムファイターズ主催のオープン戦でバックネット裏を除く内野の防球ネットを試験的に取り外したところ、ファンから好評で安全性も確認されたとして、2006年の北海道日本ハムファイターズ主催の公式戦全戦で防球ネットをはずすことが決まった。ところが、2010年8月にファールボールが直撃し顔面骨折と片目失明の重傷を負った観客の女性が起こした裁判では防球ネットを外して以降、年間約100件のファールボール事故が発生していることが指摘されている[注 3]。また、フィールドシートの導入に関しては北海道日本ハムファイターズからの要請を受け、サッカー場やイベント会場への転換で可動席の移動が頻繁に行われることから取り外し式のフィールドシートを2009年から設置した。ただしフィールドシートには防球ネットが設置されている。

両翼のポールは脱着式となっており、野球・ソフトボール以外のイベントに使うときはこのポールが取り外される。

2014年から3塁側内野席の一部を応援席とし、その一角にお立ち台となる場所を設置して私設応援団やファイターズガール(チアガール)を常駐させて応援の先導をしている。

サッカー場としての使用時[編集]

サッカー場使用時

サッカー場としての使用時には、野球の場合と異なり全席が利用可能ではあるものの、北海道コンサドーレ札幌主催によるJリーグ公式戦の開催時には、転落防止の目的で両ゴール裏スタンドの前列3列に、アウェイチームサポーターを隔離し保護する目的でメインスタンドから見て右側のゴール裏スタンドに、それぞれ緩衝地帯を設けて閉鎖する。とくに後者の閉鎖範囲は広く、このため北海道コンサドーレ札幌主催時のJリーグ公式戦の定員数は客席数より約2,000少ない39,856人(Jリーグに提出した収容可能人数)となる。

サッカー場として見た場合、スタンド最前列とピッチとの距離は最大となるメインスタンドとの間で25m、最小となるバックスタンドとの間で12m程度と、少なくとも陸上競技場兼用の試合会場とは比較にならない良好な観戦環境にある。フェンスが高く、客席からはピッチを見下ろすような格好となるため、サッカー専用球技場と比較すると一体感や接近感で劣るものの、準専用球技場といえる程度の質を保持している。

放送席[編集]

放送ブース(放送席)は、日本のドーム球場では珍しく内野バックネット裏(メインスタンド)上段に観客席に入り込む形で設置されており、個別に部屋は設けていない。他のドーム球場では内野スタンド上段に個別の部屋を連ね、放送席のみのエリアを設けている。

大型映像装置[編集]

2014年まで使用されていたパナソニック製アストロビジョン(プロ野球使用時)
2015年から使用されている三菱電機製オーロラビジョン(プロ野球使用時・ライトスタンド)
2015年から使用されている三菱電機製オーロラビジョン(プロ野球使用時・レフトスタンド)

開場時から2014年シーズンまでは、パナソニック製の「アストロビジョン」がライトスタンド上方に設置されていたが、2015年3月に三菱電機製の「オーロラビジョン」に更新され、新たにレフトスタンド側にも新設された(2015年3月3日の北海道日本ハムファイターズ対読売ジャイアンツのプロ野球オープン戦で運用開始)[21][22]。基本仕様は以下の通り[23]

仕様 アストロビジョン(旧装置) オーロラビジョン(新装置)
仕様時期 2001年 - 2014年 2015年 -
表示部仕様 LED方式 LED方式(黒色パッケージ)
絵素間隔 40mm 16mm
視認角度 水平方向60度 垂直方向+10、-30度 水平方向75度 垂直方向+25、-30度
表示素子寿命 30,000時間 100,000時間
外野ライト側
バックスタンドアウェー側
縦7.04m × 横24.96m = 175.71m2 縦8.64m × 横32.00m = 276.48m2
外野レフト側
バックスタンドホーム側
- 縦8.64m × 横32.00m = 276.48m2
バックネット側上部
メインスタンドホーム側
縦2.56m × 横13.12m = 33.58m2 縦3.84m × 横13.12m = 50.38m2
  • アストロビジョン(旧装置)の右端にはサッカー用の45分タイマーと野球用のボールカウント表示、プレー表示のランプが設置されていた。大型映像装置に野球用とサッカー用の装置が併設されているのは日本でもZOZOマリンスタジアムと札幌ドームだけであった。
  • 2011年からはボールカウントを「SBO」から国際標準の「BSO」へ変更することが同年3月18日に発表され、開幕までに実施された。
  • 野球で使用する場合のスコア表示は9回まで。延長戦の場合は9回までのスコア表示を一旦消去し、改めて1回の表示部から10回以降のスコアを表示する。下部は選手表示(縦書き・横スクロール)となる。スコア表示と映像表示を併用する場合は右端の広告表示と審判表示部分を使う。
  • プロ野球の試合開催で、パ・リーグのチームと対戦するリーグ公式戦の試合と、セ・パ交流戦などセ・リーグのチームと対戦する試合とでは、スコア部分の左にあるチーム表記が異なる。
    • パ・リーグ公式戦では、上の先攻・対戦チームとその下の後攻・ホームチーム(北海道日本ハムファイターズ)のチーム名が、主にユニフォーム胸元のデザインに使われているタイプのものなどで表記される。
    • セ・リーグチームとの試合時には、チームのエンブレムマーク等(F,Sh,Ys,YG,CDなど)のイラストタイプのものが表記される。
2006年2007年中日ドラゴンズ2012年の読売ジャイアンツとの日本シリーズではパ・リーグ公式戦のものと同様の表記、2009年の読売ジャイアンツ、2016年広島東洋カープとの日本シリーズでは、対セ・リーグ戦用のタイプで表記。また、2011年と2012年の交流戦はパ・リーグ公式戦と同様のもので表記されている。
  • Jリーグ公式戦では左側(バックスタンドホーム側)はスコア表示と審判員とマッチコミッショナーの氏名を表示、右側(バックスタンドアウェー側)は選手名(横書き)が表示される。

売店・スタジアムグルメ[編集]

グッズショップ「グッズ☆ジャム」及びレストラン「スポーツ・スタジアム・サッポロ」はホームチームの入場口となる北ゲート付近に設置されており、場内飲食売店は1階の北ゲート付近を中心に南ゲート・西ゲート付近にも設置している。一方でホヴァリングステージの出し入れのため東側(バックスタンド・外野側)には設置されていない。

他のドーム同様、火をそのまま使えない事で制約を受けるが、開業当初より改善が行われ名物となっているものも登場している。

球場内で売られるビールは、株主に連ねている関係上ほとんどがサッポロビールであり、「黒ラベル」「サッポロクラシック」「ヱビスビール」とサッポロビールの3銘柄が揃う。しかし、キリンビールがスポンサーのサッカー日本代表の試合が行われる際は場内からサッポロビールが一掃され、全部の売り口でキリンビールが売られる。また、アジア野球選手権2003の開催時は、大会メインスポンサーがアサヒビールだったことから球場内広告がアサヒビールに書き換えられ、アサヒビールも売られた。このときはサッポロビールも同時に売られた。

場内では、缶・瓶飲料のほか、ペットボトル入り飲料(内容量・蓋の有無に関わらず)、及び球場の外部で購入した弁当類は持参禁止となっており、飲料類は各自で水筒タンブラーに持参してもらうか、会場で紙コップに移してもらう(ただし、水筒・タンブラーについてはイベントにより許可が出ていない場合は持参禁止。そのほか、イベントが行われていない場合のキッズパークにおいては、遊具そばにあるベンチでの飲食に限り、トレーニング室は水分補給の目的での利用についてはカン・ビン・ペットボトル・弁当の持参可。また屋内アリーナ(フィールド部)で一般利用する場合、水分補給名目でペットボトルは持参可)[24]

その他[編集]

  • 年間を通して多目的に使える施設であることから、2002 FIFAワールドカップの日本側の会場となった施設では最大の収益を上げており、2001年度の開業から2013年度終了時まで13期連続で黒字となった。2014年度は当時過去最大の売上高を記録したものの、大型映像設備更新に8億2800万円の費用負担があったことから、開業以来初となる単年度赤字決算となった[25]。北海道日本ハムファイターズが使用料減免を要求しているが、上記のように条例で額が定められていることもあり、応えられていない。なお、札幌市は北海道コンサドーレ札幌に対して「札幌ドーム利用料金減免補てん補助金」との名目で、ドーム利用料金の3分の1減免し、これに伴う減収分を株式会社札幌ドームへ補助金(年額3000万)として補填する事業を2000年度から行っている[26]
  • 北海道内では、プロ野球・Jリーグの公式戦がこれまで開催された屋外スタジアムの中で常設のナイター設備が整えられているのは旭川スタルヒン球場が日本ハム移転後の2013年に設置したのみで、コンサドーレが札幌ドーム開業前にメインホームスタジアムとして使用していた札幌厚別公園競技場でさえナイター開催時は移動照明車を利用していた。プロ野球・Jリーグの公式戦を開催するスタジアムとしては、道内初のナイター設備常設スタジアムとなった。
  • プロ野球の応援に際し、鳴り物による応援は近隣に配慮してほとんどの野球場が22時までとされているが、音漏れの少ない札幌ドームで騒音に関するトラブルは皆無であり、23時まで鳴り物の応援が許可されている。他球場では振動による近隣や建物への影響を配慮して規制している大人数によるジャンプ行為も開場当時より規制されておらず、コンサドーレサポーターがゴール裏で長年サルトによる応援を続けており、日本ハム移転後は稲葉篤紀へのジャンプ応援でテレビの中継画面が大きく揺れるのが有名となった。ただしこれは、ホヴァリング・ステージを出し入れするために折り畳み式で揺れる事を前提として設計した場所からさらに望遠レンズを使ってバッターボックス方向を撮っているため揺れが強調されており、実際の揺れはもっと小さい。この様に騒音・振動に対して比較的強い建築物である事などから、札幌都心で騒音など様々な問題を引き起こしている「YOSAKOIソーラン祭り」のドーム移転論というのもある。
  • 2002年FIFAワールドカップにおいて、当時のイングランド代表監督だったスヴェン・ゴラン・エリクソンハーフタイムに戦術指示を示したホワイトボードがそのままのかたちで保存されており、南北の連絡通路のメモリアルコーナーのギャラリーに展示されている。
  • 2002年FIFAワールドカップ開催時、冬期間のリーグ戦開催において寒さによるピッチの凍結に悩まされるヨーロッパ各国の関係者やマスコミからは、完全屋内で試合のできる本施設に高い評価が与えられた。ただし、札幌ドームでの冬季のサッカー公式戦開催は現状では不可能である。
展望台へと続いている通称「空中エスカレーター」(右上)
  • ドームの上には展望室が設けてあり、そこへアクセスするエスカレーターがアリーナ内に見える。天気の良い日には丘珠空港を離着陸する飛行機を見る事が可能である。新千歳空港発着の飛行機は見えないが、札幌ドームでの試合を中継したアナウンサーが言い間違えたこともある。
  • 観客動員数の最高記録は、2009年11月14日 - 15日に開催されたアイドルグループ による『ARASHI Anniversary Tour 5×10』2日目(11月15日)。この公演ではスウィート席など全ての座席を開放してコンサートを行い、2009年以降の札幌ドーム公演ではスウィート席を含めた座席開放をしている(なお、2010年の公演で観客動員記録を再び更新している)。
  • プロ野球のロケット風船はバックスクリーン付近のスタンド部分等の可動部が多く、除去されなかった風船を巻き込むことで稼働装置の故障が懸念されることを理由に2011年シーズンまで使用が禁止されていたが、専用のポンプで膨らませることを条件に2012年シーズンから全試合解禁になった[27]
  • Google ストリートビューでは、札幌ドームのグラウンドを見ることが出来、三塁側ベンチやホームベース上、マウンドからの眺めが見られるだけでなく、塁間や塁上からの映像もあり、ベースランニングも楽しめる内容となっている[28]
  • 北海道日本ハムファイターズはドーム内に球団事務所を設けており2012年に大幅改修した際、1階会議室の3部屋それぞれの部屋名に「北海道に移転してからの球団の功労者」としてトレイ・ヒルマン新庄剛志(SHINJO)ダルビッシュ有(入団順。序列の有無は不明。)の3人の姓の英語表記を使用した[29]
  • フェンス・スタンドの広告は、サッカー・ラグビーの国際大会(国際Aマッチ等)の時はフェンスと同じ黒のシートで覆ったり、スタンドの横断幕をはずしたりする(クリーンスタジアム)が、北海道コンサドーレ札幌の主催試合では特にシートで覆うことはせずそのまま露出される。

使用状況[編集]

試合当日の混雑する様子

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアム(2014年までは札幌厚別公園競技場と併用)であるほか、2004年度からプロ野球パシフィック・リーグ北海道日本ハムファイターズも本拠地球場として使用している(本拠地化する前年の2003年にも日本ハム主催試合の公式戦が数回開催されていた)。

北海道日本ハムファイターズの球団事務所は札幌ドーム施設内に居を構えている。かつては北海道コンサドーレ札幌のクラブ事務所も施設内に設けられていた(2014年1月29日より練習場・クラブハウスのある宮の沢白い恋人サッカー場に移転)[30]

また、多目的施設として様々な競技・イベントで使用されている。

2019年ラグビーワールドカップの会場で使用される。2020年の東京オリンピックサッカー会場にも選ばれている。


北海道日本ハムファイターズ以外のチームがプロ野球主催試合を開催した事例[編集]

読売ジャイアンツ
2000年まで札幌市円山球場で開催されてきた毎年夏の巨人のリーグ公式戦・北海道シリーズが、2001年から円山球場に代わって2009年まで開催されてきた。また定期的ではないものの、3月のオープン戦では北海道日本ハムファイターズと読売ジャイアンツの試合があり、そのうちの1試合は読売ジャイアンツ主催で北海道日本ハムファイターズがビジター扱いで試合をすることもある。
埼玉西武ライオンズ
日本ハムファイターズ移転前の2002年、2003年には埼玉西武ライオンズ主催の公式戦などが行われていた。札幌ドーム建設には西武の当時の親会社コクドが関わっていた事から、2003年から西武の準本拠地として使う事を計画していた経緯があり、2002年に西武は開幕戦を本拠地の西武ドームではなく札幌ドームで開催している。これは、札幌、東京名古屋市大阪市広島市福岡市の全国各地の主要都市で開催するための特例措置である。なお、2002年の開幕直前に日本ハムが2004年から本拠地として使う事を発表し、当初は日本ハムファイターズの移転に難色を示していた西武が6月に同意。これに伴い、西武の準本拠地としての使用構想は正式に中止となった。
東京ヤクルトスワローズ
東京ヤクルトスワローズは、札幌市円山球場時代から行われていた主催試合を2004年まで開催。対戦相手は、主に阪神タイガースだった。
横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズも、同じく札幌市円山球場時代からの主催試合を2005年まで開催。2002年には4試合を主催し、2003年には巨人とのオープン戦がホーム1試合、ビジター1試合で開催された。

北海道コンサドーレ札幌の試合開催数の変遷[編集]

2013年、札幌ドームの日程に空きが出たためJ2第37・39節のコンサドーレ札幌の試合会場が厚別から札幌ドームに変更された。写真はJ2第39節ジェフ千葉戦の会場風景。

北海道コンサドーレ札幌は2003年J2降格後、使用料の高い札幌ドームでの開催を減らし、まだ屋外に積雪の残る春季と秋季を中心に利用していた。その結果、2004年は全ホームゲーム22試合中、札幌ドームでの開催が8試合と大幅に減らされ実質準本拠地の扱いだった。しかし、使用料は高いものの観戦時の快適さやアクセスの容易さで厚別に優る札幌ドームでの試合は有意に動員数が多く、多くの入場料収入が見込めるため、2005年以降はほぼ半数程度にまで戻っている。

J2降格となった2013年は、主催21試合のうち8試合の開催にとどまる予定であったものの、北海道日本ハムファイターズがクライマックスシリーズに進出できなかったため、10-11月に予定された主催2試合を急きょ日程面で余裕の出た札幌ドームに変更することとなり、札幌ドームでの開催は10試合となった[31]

2014年は21試合中17試合が札幌ドームで開催され[32]、開場以来最多となった。これは札幌厚別公園競技場がJリーグクラブライセンス制度のスタジアム基準を満たしていないため、2015年のライセンス基準の厳格運用に先駆けて前倒しで開催を減らしたことによる[33]。なお、札幌厚別公園競技場は2014年度まで札幌ドーム共々本拠地としてJリーグに登録されていたが、2015年度から本拠地を札幌ドーム1か所のみにしている[34]。これに伴い、2015年も21試合中19試合を札幌ドームで開催し、2年連続で開場以来最多試合数となった。

北海道コンサドーレ札幌の試合日程の調整[編集]

シーズン閉幕の時期の違いからプロ野球の日程がJリーグよりも先に決定するため[35]、北海道コンサドーレ札幌の札幌ドーム利用日程の決定にあたっては、プロ野球が先に決めた日程の隙間で使わざるを得ないという課題も抱えている。2011年において、東日本大震災により延期された主催3試合(3月12日:ギラヴァンツ北九州戦、3月19日:ジェフユナイテッド市原・千葉戦、4月2日:東京ヴェルディ1969戦)の代替についても一時は厚別など他の競技場への代替も考えられたが、当初の札幌ドームでの開催ができるよう、J2の他チームと異なる日に開催するよう日程調整を行っている(振り替え後の開催日は、北九州戦:7月6日、千葉戦:8月17日、東京V戦:9月21日[36])。

また北海道コンサドーレ札幌のもう一つホームスタジアムである札幌厚別公園競技場は、11月から翌年4月は基本的には積雪期間に当たり使えないため通常なら札幌ドームを使うところ、11月上旬のホームゲームの開催については北海道日本ハムファイターズが上位3チームに入ってクライマックスシリーズ(2006年まではリーグ優勝決定プレーオフ)出場が決まった場合、クライマックスシリーズと日本シリーズを優先しなければいけないこともあり、11月であっても札幌厚別公園競技場で開催する事例が過去に生じている。またその場合、シーズン開始当初は「会場未定」とした上で後日(半年近く後)に決定するケースもある。

2004年の日本ハム本拠地移転後、日本シリーズとコンサドーレのホームゲームの開催日程が重なった場合の試合の対応は次のとおり。

  • プレーオフおよびクライマックスシリーズのレギュレーションでは、2位の場合はファーストステージ(最大3試合)、1位の場合はファイナルステージ(最大6試合)が全試合北海道日本ハムファイターズ主催で開催される。
  • 日本シリーズの日程は、西暦奇数年はパ・リーグ本拠地が土日開催、偶数年は平日開催(通常は火水木)である。そのため偶数年は日程が重複しても北海道日本ハムファイターズが使用しないことが確定していることがある。
年度 所属 日本シリーズの
開催期間
北海道コンサドーレ札幌の
重複するホームゲーム日
対戦相手 シーズン当初の
予定会場
実際に開催された
試合会場
2004年 J2 10月16日-25日 10月23日 湘南ベルマーレ 札幌厚別公園競技場
2005年 10月22日-26日 10月22日 モンテディオ山形 函館市千代台公園陸上競技場
2006年 10月21日-26日 10月21日 ヴィッセル神戸 札幌ドーム
2007年 10月27日-11月1日 該当試合なし[* 1]
2008年 J1 11月1日-9日 11月8日 浦和レッドダイヤモンズ 未定 札幌ドーム
2009年 J2 10月31日-11月7日 11月8日[* 2] カターレ富山 未定 札幌厚別公園競技場
2010年 10月30日-11月7日 11月7日 ジェフ千葉 未定 札幌ドーム
2011年 10月29日-11月6日
(当初予定)[* 3]
10月30日 ロアッソ熊本 札幌厚別公園競技場[* 4]
11月12日-11月20日
(変更後)[* 3]
11月12日 大分トリニータ 未定 札幌厚別公園競技場[* 5]
2012年 J1 10月27日-11月3日 該当試合なし[* 6]
2013年 J2 10月26日-11月3日 11月3日 ジェフ千葉 札幌厚別公園競技場 札幌ドーム[* 7]
2014年 10月25日-11月2日 10月26日 湘南ベルマーレ 札幌ドーム
2015年 10月24日-11月1日 11月1日 ジェフ千葉 札幌厚別公園競技場 札幌ドーム[38][* 8]
2016年 10月22日-10月30日 10月22日 東京ヴェルディ1969 札幌ドーム
2017年 J1 10月28日-11月5日 10月29日[* 9] 鹿島アントラーズ 未定 札幌ドーム

凡例

  •    :パ・リーグチームのホームゲーム開催日と重複する日程
  •    :パ・リーグチームのホームゲーム開催日と重複しない日程

注釈

  1. ^ 2007年の日本シリーズ(中日対日本ハム)が行われた期間中、コンサドーレに関連する試合はアウェー戦(対愛媛FC)ならびに天皇杯4回戦のみであり、ホーム戦は設定されなかった。
  2. ^ この日は2009年の日本シリーズ(日本ハム対巨人)の第7戦開催予定日であり、札幌ドームもそのために予定が確保されていたものの、前日・7日に巨人の日本一が決まり、開催されなかった。
  3. ^ a b 東北地方太平洋沖地震発生に伴うプロ野球の日程変更(当初3月25日→4月12日に開幕日を変更)が生じたため、日本シリーズの開催が延期されたことによるもの。なお、当初日本シリーズの開催が予定されていた期間中には、日程変更に伴いクライマックスシリーズファーストステージが開催されていた。
  4. ^ 10月29日か30日開催のロアッソ熊本戦(AFCチャンピオンズリーグ2011出場の日本からのチームが決勝トーナメントに出場した場合の日程調整が必要なため、このどちらかでの開催とされていた)は、当初から厚別での開催が決定している[37]
  5. ^ 日本ハムは日本シリーズ進出はならなかった(2011年のクライマックスシリーズファーストステージで西武相手に敗退)ものの、コンサドーレ戦の会場変更はされなかった。
  6. ^ 2012年の日本シリーズ期間中のコンサドーレに関連する試合はアウェー戦(対FC東京)ならびにナビスコカップ決勝のみであり、ホーム戦は設定されなかった。
  7. ^ 当初は厚別での開催を予定していたものの、その後10月20日のモンテディオ山形戦と11月3日のジェフ千葉戦の2試合を札幌ドームに変更。
  8. ^ 当初は厚別での開催を予定していたものの札幌ドームに変更。これとは別に、当初7月18日に厚別で開催する予定としていたカマタマーレ讃岐[39]についても札幌ドームに会場を変更。このため札幌ドームの開催が当初の17試合予定が19試合となった
  9. ^ 当初の日程発表時点で、この節(第31節)は、他の試合はすべて10月29日に開催されるものの、北海道コンサドーレ札幌の当該試合については、日本シリーズにファイターズが進出した場合を想定して開催日を未定としていたが[40]、ファイターズのクライマックスシリーズ進出が消滅したことを受け、ほかの試合と同じ日に開催されることが決まった。

サッカー・野球以外のスポーツ大会での使用[編集]

2008年のラリージャパンの模様

コンサート会場としての使用[編集]

北海道・東北地方における屋内最大のコンサート会場として、ドームツアーの一環で利用されることが多い[42]。一般的に東京ドーム大阪ドーム名古屋ドーム福岡ドームと合わせて「5大ドームツアー」と称されることがある。

利用記録についての出典:札幌ドームのあゆみ・イベント実績|札幌ドームについて|札幌ドーム

緑色の年月は、開催予定。

国内アーティスト

アーティスト 開催年月 備考
B'z 2001年7月、2002年7月、2003年12月、2006年7月、2013年8月 2001年の公演は、音楽イベント初開催
SMAP 2001年9月、2002年9月、2003年7月、2005年7月、2006年7月、2008年12月、2010年7月、2012年12月、2014年9月
GLAY 2001年12月、2005年2月 2001年はカウントダウン・ライブ[43]
桑田佳祐 2002年12月、2017年12月 2010年にも公演予定であったが、病気療養の為中止となった
MISIA 2002年12月、2004年2月 2002年はカウントダウン・ライブ[44]
KinKi Kids 2003年5月
CHAGE and ASKA 2003年12月 2003年はカウントダウン・ライブ[45]
Mr.Children 2005年12月、2009年12月、2012年5月、2015年7月、2017年6月
サザンオールスターズ 2005年12月、2015年6月
DREAMS COME TRUE 2007年8月、2011年7月、2015年12月 2015年はカウントダウン・ライブ[46]
2008年7月、2009年11月、2011年7月、2012年11-12月、2013年11月、2014年12月、2015年11月、2016年11月、2017年11月
EXILE 2008年12月、2011年12月、2012年6-7月、2013年6月、2014年12月、2015年12月 2008年はカウントダウン・ライブ[47]
2012年、2014年はEXILE TRIBEとしてのライブ開催
三代目 J Soul Brothersの2017年8月は2016年12月の振替公演[48]
三代目 J Soul Brothers 2015年7月、2017年8月
EXILE ATSUSHI 2016年9月
小田和正 2011年9月
関ジャニ∞ 2011年11月、2013年12月、2014年11月、2015年12月、2016年12月、2017年7月
安室奈美恵 2012年12月、2018年4月
AKB48 2013年7月
福山雅治 2014年5月
ももいろクローバーZ 2016年2月

海外アーティスト

アーティスト 開催年月 備考
ボン・ジョヴィ 2003年1月、2006年4月 2003年の公演は、海外アーティスト初の5大ドームツアーの一環として開催
エリック・クラプトン 2003年12月、2006年11月
エアロスミス 2004年7月、2011年12月
イーグルス 2004年10月
ローリング・ストーンズ 2006年3月
ビリー・ジョエル 2006年12月
サイモン&ガーファンクル 2009年7月
K-POP NON STOP LIVE 2012年8月 音楽イベント。KARABEASTRAINBOWなどが出演
東方神起 2013年5月、2015年2月、2017年11月
BIGBANG 2014年1月、2014年12月 2014年1月の公演は、海外アーティスト初の6大ドームツアーの一環として開催[49]

ドームツアー[編集]

イベントが開催されない日に、ツアーアテンダントの案内によるドームツアーが開催されている。選手が使用するロッカーブルペン等の見学が出来る[50]

札幌ドームMVP賞[編集]

2004年からフランチャイズチームの発展と選手のさらなる活躍を願い、「札幌ドームMVP賞」が設置された[51]。サッカー部門(北海道コンサドーレ札幌)と野球部門(北海道日本ハムファイターズ)の2部門があり、それぞれのチームにおいて、その年に最も活躍した選手に贈られる。2009年からはノミネート選手の中からのファン投票を実施し、投票結果をもとに選定されている。MVP賞金は100万円(サッカー部門はコンサドーレがJ2に所属した年のみ50万円)。西ゲート前のトンネル内には、表彰選手のプレートが展示されている。

年度 MVP賞 特別賞など
サッカー部門 野球部門
2004年 清野智秋 SHINJO 野球部門: 特別賞・B・B(マスコット)
2005年 和波智広 ダルビッシュ有
2006年 該当者なし 森本稀哲 サッカー部門: 優秀選手賞・芳賀博信、奨励賞・砂川誠、奨励賞・相川進也
野球部門: 特別賞・金子誠
2007年 曽田雄志 稲葉篤紀 サッカー部門: 奨励賞・高木貴弘
野球部門: 特別賞・ダルビッシュ有、功労賞・トレイ・ヒルマン、功労賞・田中幸雄
2008年 ダヴィ ダルビッシュ有
2009年 キリノ 金子誠
2010年 高原寿康 小谷野栄一
2011年 李昊乗 ダルビッシュ有
2012年 日高拓磨 吉川光夫
2013年 内村圭宏 陽岱鋼
2014年 都倉賢 野球部門: 功労賞・稲葉篤紀、功労賞・金子誠
2015年 宮澤裕樹 大谷翔平
2016年 福森晃斗
2017年 具聖潤 西川遥輝

アクセス[編集]

詳細は札幌ドームの公式ホームページ内「アクセス・駐車場」を参照[52]

地下鉄[編集]

札幌市営地下鉄東豊線福住駅から徒歩約10分

シャトルバス[編集]

プロ野球・Jリーグ・コンサート等の大規模イベント時に運行されている。

運行事業者 発着地 連絡している鉄道路線
じょうてつ 平岸駅 札幌市営地下鉄南北線
真駒内駅 札幌市営地下鉄南北線
ジェイ・アール北海道バス JR白石駅 JR函館本線千歳線
北海道中央バス 南郷18丁目駅 札幌市営地下鉄東西線
新札幌バスターミナル 札幌市営地下鉄東西線(新さっぽろ駅
ジェイ・アール北海道バス JR千歳線(新札幌駅

料金:大人(中学生以上)210円、こども(小学生)110円。
※ICカード乗車券(SAPICAKitacaSuicaなど)が利用できる。
※地下鉄乗継割引は対象外。

空港連絡バス[編集]

運行事業者 停車バス停 路線
北海道中央バス 札幌ドーム 札幌都心(地下鉄福住駅経由)発着路線
北都交通
北都交通 福住3条3丁目(降車)
福住3条2丁目(乗車)
円山バスターミナル発着路線

料金:大人(中学生以上)1,030円、こども(小学生)520円。

路線バス[編集]

運行事業者 停車バス停 路線
北海道中央バス 札幌ドーム 平岸線[平50]・月寒本線[74・80] ・清田団地線[85・福85・86・福86]
有明線[福87]・真栄団地線[88・福88]・柏葉台団地線[96・福96・福97]
真駒内線[真104・真105]・広島線(輪厚ゴルフ場経由・道都大学経由)
千歳線(急行含む)・大曲光線[113・福113]
福住3条3丁目 美しが丘線[福95]
月寒東1条16丁目 福住・平岡線[福51]・大谷地線[福63]・大谷地線[福68]・緑ヶ丘団地線[福99]

各料金:「さっぽろえきバスnavi」を参照[53]

徒歩利用者用入場口[編集]

ドーム内には5か所の徒歩利用者のための入場口があるが、積雪などの関係で冬季(原則11-3月)利用できない入場口がある。

通年を通して開場
  • 札幌ドーム歩道橋(国道36号沿い)
  • バス停口(同上)
  • 福住口(福住桑園通りと、羊ケ丘通りが交わる箇所)
冬期間のみ閉鎖(いずれも国道36号沿い)
  • 月寒口
  • 清田口

札幌ドームが登場した作品[編集]

テレビドラマ
漫画
その他

運営会社[編集]

株式会社札幌ドーム
SAPPORO DOME Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 062-0045
札幌市豊平区羊ケ丘1番地
設立 1998年10月1日
業種 サービス業
法人番号 2430001025174
事業内容 貸館、商業、観光事業
代表者 長沼修(代表取締役社長
資本金 10億円(2010年3月31日時点)
発行済株式総数 2万株(2010年3月31日時点)
売上高 36億9470万5000円(2010年3月期)
営業利益 3億8339万7000円(2010年3月期)
純利益 1億6642万円(2010年3月期)
純資産 24億7989万円(2010年3月31日時点)
総資産 37億9664万2000円
(2010年3月31日時点)
従業員数 65人(2010年3月31日時点)
決算期 3月末日
主要株主 札幌市 55.0%
札幌商工会議所 5.0%
北海道電力 5.0%
(2010年3月31日時点)
外部リンク 札幌ドーム
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株主[編集]

施設命名権[編集]

札幌市は2011年1月から札幌ドームの施設命名権を募集(施設名に札幌ドーム、またはそれに準ずるものを付けることが条件 5年間・年5億円)し、Google1社から応募があったが、意見の食い違いから契約締結には至らなかったため、2月、さらには2012年の開幕前の導入を前提とした12月に再び募集をした。しかし今度は2回とも希望者が現れなかった。買い手がつかない理由として「5年間・年5億円」という契約金の問題があるともされている。実際、2011年12月の募集では、契約年数を延長して実質的な年間負担の軽減を謳ったが、それでも買い手がつかず、2012年開幕当初の命名権実施を断念した[54]

その後、2013年12月に改修費用ねん出のために改めて募集をかけたが、再び見送ることとなった[55]

また、命名権とは別に札幌市は今後10年間で100億円を見込んでいる老朽化箇所の修繕費の一部を、運営会社に負担させる方針を固めている。これは、各種イベントの入場収入など、いわゆる「儲け」が約13億円もあるため「儲けすぎ」とする指摘があり、この儲けの大半を取り崩す形で照明塔や空調などの老朽化箇所の修繕に充てるとした[56]

北海道日本ハムファイターズ新球場建設をめぐる動き[編集]

2016年5月24日に、日本ハム球団が保護地域としている北海道内に新球場建設という報道が流れた。主な理由として球場使用料や諸経費負担が約13億円程度の賃貸料を支払って本拠地にしていること、さらに上記の命名権失敗、球場内の広告費用や、グッズの売り上げ一部を札幌ドームならびに管理者である札幌市に払っていること、他球団で急速に進んでいるボールパーク化(球場周辺の商業施設や遊戯施設の充実など)やイベントに関しては必ず市の許可を取らなくてならず遅れを取っている状況を打破するため、日本ハム球団が道内に新球場を作りチームと球場運営の一本化を図る考えを示し、新球場は総天然芝で屋根開閉式、観客動員数は3万人を想定している。主な候補地として札幌市北区にある北海道大学構内、北広島市きたひろしま運動公園、札幌市南区の真駒内地区などを候補として挙げている。これに対しドーム側は「売り上げは市の充実や施設の整備により市民に還元している。」とドームは道民、市のものであると主張。使用料引き下げについての駆け引きには応じない姿勢であり、札幌市長の秋元克広も会見で「総天然芝には出来ないので本拠地移転も仕方ない」と引き留めに消極的である[57][58][59][60]

しかしこの新球場構想に隣接する北広島市が全面的賛同の姿勢をみせ、必要な用地をきたひろしま運動公園内に用意して提供する意向を表明、球団に対して具体的な提案を行うなど、移転可能性を軽視もしくは移転先が市内に留まると楽観視していた札幌市にとって想定外の方向に進んでおり、チームの市外流出による市民感情やドーム経営への影響を恐れた札幌市は札幌ドームへの残留を求める姿勢に転じた。2016年12月には札幌市・札幌ドーム・日本ハム球団・北海道コンサドーレ札幌による初の四者会談を実施し札幌市はドームの野球専用化を提案したものの日本ハム球団から拒否されている。

送信施設[編集]

ドーム内で2002年6月23日から在札AM放送局の再送信が開始された[61]

周波数(kHz) 567 747 1287 1440
放送局名 NHK札幌第1 NHK札幌第2 北海道放送(HBC) STVラジオ

周波数は、札幌送信所と同じ。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 世界には開閉式屋根を利用した、屋内天然芝サッカースタジアムがいくつか存在する。また、移動式天然芝サッカー場を保有するスタジアムは、他にオランダのヘルレドーム(アーネム)、ドイツのフェルティンス・アレーナ(Veltins-Arena、旧アレーナ・アウフシャルケ)がある。
  2. ^ 2017年現在、Jリーグのホームスタジアムで競技場全体に屋根が架設されているのは他に豊田スタジアム名古屋グランパス)・大分銀行ドーム大分トリニータ)・ノエビアスタジアム神戸ヴィッセル神戸)の3競技場あるが、いずれも開閉式屋根であり、屋根が常に閉鎖されているのはJリーグ全参加クラブ通して札幌ドームのみとなっている。
  3. ^ 2015年3月26日の札幌地裁判決では「ドームの設備は安全性を欠いていた」とする原告側の主張をほぼ認め、日本ハムなどに4190万円の賠償支払いを命じた。日本ハム球団側は控訴する方針。[20]

出典[編集]

  1. ^ a b “札幌ドーム特集”. 北海道新聞北海道新聞社).(2001年6月2日)
  2. ^ 札幌ドームに世界初、空気圧浮上による可動式天然芝サッカーフィールド「ホヴァリングステージ」と「開閉式可動席」を納入”. 川崎重工業 (2001年5月29日). 2014年9月5日閲覧。
  3. ^ BCS賞受賞作品”. 日本建設業連合会. 2014年6月13日閲覧。
  4. ^ サンデー・トピックス:札幌ドーム開業10周年 プロスポーツで人気 毎日新聞. (2011年6月5日). 2012年7月1日閲覧。
  5. ^ “開業 札幌ドーム 上 537億円の夢 期待の陰に重い負担 問われる経営手腕”. 北海道新聞(北海道新聞社).(2001年5月25日)
  6. ^ 札幌ドームの誕生秘話&特徴~札幌ドームはなぜこの形になったのか~”. 札幌ドーム(公式サイト). 2017年12月24日閲覧。
  7. ^ Sapporo Dome” (英語). 2001年10月31日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年5月24日閲覧。
  8. ^ Sapporo Dome” (英語). 2002年12月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年5月24日閲覧。
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]