ニコラ・ヨキッチ (Nikola Jokić、1995年 2月19日 - )は、セルビア のプロバスケットボール 選手。NBA のデンバー・ナゲッツ に所属している。ポジションはセンター 。
ユーロリーグ [ 編集 ]
2012年にセルビア の国内リーグでプロデビュー。その後ABAリーグ で名を上げたヨキッチは、2014年のNBAドラフト で41位でデンバー・ナゲッツ から指名を受けた[3] 。2014-15シーズンはABAリーグ のMVP に選出されるなど、大きく飛躍[4] [5] 。
デンバー・ナゲッツ [ 編集 ]
2015-16シーズン [ 編集 ]
そして2015年6月28日にデンバー・ナゲッツ と4年契約を締結[6] 。11月18日のサンアントニオ・スパーズ 戦で23得点11リバウンドのダブル・ダブル を記録[7] 。2016年2月1日のトロント・ラプターズ 戦では、27得点14リバウンドを記録するなど[8] 、ルーキーながら中心選手に定着し、最終的には平均10得点 7リバウンドを記録し2015-16シーズンのNBAオールルーキーチーム のファーストチームに選出された。
2016-17シーズン [ 編集 ]
2017年1月16日のオーランド・マジック 戦で、自己最高の30得点を記録[9] 。同月19日のサンアントニオ・スパーズ 戦では、自己最高を更に更新する35得点を記録した[10] 。2月3日のミルウォーキー・バックス 戦では、20得点13リバウンド11アシストを記録し、自身初にトリプル・ダブル を達成[11] 。11日のニューヨーク・ニックス 戦では、自己最高を更に更新する初の40得点を記録した[12] 。
また、全体で4位となる6回のトリプル・ダブルをマークしMIP 投票では第2位[13] とリーグでも有数のオールラウンドビッグマンとして大きく成長を遂げた。
2017-18シーズン [ 編集 ]
11月7日のブルックリン・ネッツ 戦で、自己最多を更新する41得点を記録した[14] 。2018年2月1日に行われたオクラホマシティ・サンダー 戦で今季3回目のトリプル・ダブル となる29得点、13リバウンド、14アシストを記録、試合はナゲッツが127-124で勝利した[15] 。2月13日に行われたサンアントニオ・スパーズ 戦で今季4回目のトリプル・ダブル となる23得点、13リバウンド、11アシストを記録、試合はナゲッツ が117-109で勝利した[16] 。2日後の2月15日に行われたミルウォーキー・バックス 戦で30得点、15リバウンド、キャリア・ハイの17アシストを記録、前半だけでトリプル・ダブル を記録する活躍で試合はナゲッツ が134-123で勝利した[17] 。また、ヨキッチ は今回のトリプル・ダブル を14分33秒で達成しており、1955年にジム・タッカー が記録した17分でのトリプル・ダブル 達成を更新し、NBA史上最速の記録となった[18] 。2月23日に行われたサンアントニオ・スパーズ 戦で28得点、11リバウンド、11アシストを記録、これで3試合連続でのトリプル・ダブルとなった。試合はナゲッツが122-119で勝利した[19] 。3月7日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ 戦で36得点、13リバウンドを記録、試合はキャバリアーズ に113-108で敗れた[20] 。3月11日に行われたサクラメント・キングス 戦で今季7度目のトリプル・ダブル となる20得点、11リバウンド、10アシストを記録、試合はナゲッツ が130-104で勝利した[21] 。3月15日に行われたデトロイト・ピストンズ 戦で今季8度目のトリプル・ダブル となる23得点、12リバウンド、10アシストを記録した。シーズン8度のトリプル・ダブル は1988-89シーズンにラファイエット・リーバー が記録した9度のトリプル・ダブルに次ぐチーム史上2番目の記録となった[22] 。試合はナゲッツ が120-113で勝利した[23] 。3月19日に行われたマイアミ・ヒート 戦で34得点、15リバウンドを記録、試合はヒート に149-141で敗れた[24] 。4月1日に行われたフェニックス・サンズ 戦で35得点、13リバウンドを記録、試合はオーバータイムの末、ナゲッツ が128-125で勝利した[25] 。4月7日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ 戦で今季9度目のトリプル・ダブル となる23得点、11リバウンド、11アシストを記録、試合はナゲッツ が134-115で勝利した[26] 。4月9日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ 戦で今季10度目のトリプル・ダブル となる15得点、シーズン・ハイの20リバウンド、11アシストを記録、試合はナゲッツ が88-82で勝利した[27] 。
2018-19シーズン [ 編集 ]
2018年7月9日、ヨキッチはナゲッツと5年間で最高1億4800ドルの契約延長に合意した。2018年10月20日、フェニックス・サンズ 戦で35得点、12リバウンド、11アシストを記録し、チームも119-91で勝利した。この試合で彼はNBAにおいてウィルト・チェンバレン が1966年と1967年に二度達成して以来2人目となる、フィールドゴールが100%かつ30得点以上のトリプルダブルを達成した。また、ナゲッツにおいてラファイエット・リーバー 以来、シーズン最初の2試合でトリプル・ダブルを達成した二人目の人物となった。
ヨキッチはシーズン最初の1週間でWestern Conference Player of the Weekを受賞し、アレックス・イングリッシュ 、ディケンベ・ムトンボ 、カーメロ・アンソニー 、アレン・アイバーソン 、チャウンシー・ビラップス と並び、フランチャイズ史上3回以上受賞した6番目のプレーヤーとなった。2018年11月3日、ユタ・ジャズ 戦でシーズンハイとなる7得点、16アシスト、10リバウンドを記録し、チームを103-88で勝利に導いた。 2018年11月9日、ブルックリン・ネッツ 戦でシーズンハイとなる37得点、21リバウンドを記録し、チームは112-110で敗北した。2019年1月5日、シャーロット・ホーネッツ 戦でシーズンハイとなる39得点を記録し、チームは 123-110で勝利した。2019年1月8日に、マイアミ・ヒート 戦で29得点、11リバウンド、10アシストを記録し、チームは103-99で勝利した。この試合でヨキッチは23歳で、NBAのキャリアで通算20回目のトリプル・ダブル を達成した。これはオスカー・ロバートソン とマジック・ジョンソン がともに22歳で達成して以来、3番目に若い記録である。その2日後、ロサンゼルス・クリッパーズ 戦で 18得点、14リバウンド、10アシストを記録し、チームも121-100で勝利した。2019年1月13日、ポートランド・トレイルブレイザーズ 戦でシーズンハイとなる40得点を記録し、チームは116-113で勝利した。2019年1月19日、クリーブランド・キャバリアーズ 戦で 19得点、12アシスト、11リバウンドで今シーズンでの6度目のトリプル・ダブル を記録し、124-102で勝利した。 これはNBAキャリアにおける彼の22回目のトリプルダブルである。2019年1月27日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 戦で32得点、18リバウンド、10アシストを記録し、チームは126-110で勝利し、自身もこのシーズン7回目のトリプルダブルを記録した。2019年1月31日に、自身初となる2019年NBAオールスターゲーム のウェスタン・カンファレンス のリザーブとして指名を受け、2011年のアンソニー以来のナゲッツからのオールスター選手になった。
そしてこのシーズンナゲッツ はプレイオフに出場し、ウェスタンカンファレンスセミファイナルで敗退してしまった。
個人成績 [ 編集 ]
NBAレギュラーシーズン [ 編集 ]
シーズン
チーム
GP
GS
MPG
FG%
3P%
FT%
RPG
APG
SPG
BPG
PPG
2015–16
DEN
80
55
21.7
.512
.333
.811
7.0
2.4
1.0
.6
10.0
2016–17
DEN
73
59
27.9
.577
.324
.825
9.8
4.9
.8
.8
16.7
2017–18
DEN
75
73
32.6
.500
.396
.850
10.7
6.1
1.2
.8
18.5
2018–19
DEN
80
80
31.3
.511
.307
.821
10.8
7.3
1.4
.7
20.1
Career
308
267
28.3
.523
.345
.828
9.6
5.1
1.1
.7
16.3
All-Star
1
0
13.0
.750
.000
.000
9.0
0.0
.0
.0
6.0
プレイオフ [ 編集 ]
シーズン
チーム
GP
GS
MPG
FG%
3P%
FT%
RPG
APG
SPG
BPG
PPG
2019
DEN
14
14
39.8
.506
.393
.846
13.0
8.4
1.1
.9
25.1
Career
14
14
39.8
.506
.393
.846
13.0
8.4
1.1
.9
25.1
プレースタイル [ 編集 ]
ビッグマンとしては突出した視野の広さ、ボールハンドリング、パススキルの持ち主であり、コート上であらゆるパスを操り相手ディフェンスを混乱に陥れる。ミドルレンジや3Pシュートにも長けており、得点能力も高い。リバウンド能力も年々向上し続けており、現役屈指の攻撃型センターとして名を馳せている。
セルビア代表 [ 編集 ]
2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップ でセルビア代表 に初招集され、準優勝に貢献。2016年リオデジャネイロオリンピック でも銀メダル獲得に貢献している。
^ “Nikola-Jokic ”. draftexpress.com (2014年). 2017年 閲覧。accessdateの記入に不備があります。
^ “Nikola Jokic Stats ” (英語). Basketball-Reference.com. 2018年2月3日 閲覧。
^ Denver takes Nikola Jokic with the No. 41 pick in the 2014 NBA Draft
^ MVP: Nikola Jokić (Mega Leks – val. 39)
^ Regular season MVP - Nikola Jokić (Mega Leks)
^ Nuggets Sign Nikola Jokić
^ Parker scores 25, Spurs beat Nuggets for 6th straight
^ Nikola Jokic scores career-high 27 points vs. Raptors
^ Nuggets' Nikola Jokic scores career high 30 points in win
^ Nikola Jokic scores career high 35 points in loss vs. Spurs
^ Nikola Jokic Notches First Career Triple Double: 20 points, 13 rebounds, 11 assists
^ Nikola Jokic Scores Career High 40 Points
^ Nuggets’ Nikola Jokic finishes second in Most Improved Player voting
^ Nuggets big man Nikola Jokic scores career-high 41
^ “Harris hits 3 at buzzer, Nuggets beat Thunder 127-124 ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年2月1日). 2018年2月17日 閲覧。
^ “Jokic's triple-double leads Nuggets over Spurs, 117-109 ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年2月13日). 2018年2月17日 閲覧。
^ “Nuggets make 24 3-pointers, beat Bucks 134-123 ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年2月15日). 2018年2月17日 閲覧。
^ Tim Cato (2018年2月15日). “Nikola Jokic records triple-double in 14 minutes, fastest in NBA history ” (英語). SBNation.com . 2018年2月17日 閲覧。
^ “Jokic's triple-double leads Nuggets over Spurs, 122-119 ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年2月23日). 2018年2月25日 閲覧。
^ “James scores 39 as Cavs beat Nuggets 113-108 ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年3月7日). 2018年3月8日 閲覧。
^ Gina Mizell (2018年3月11日). “Denver Nuggets cruise past Sacramento Kings to keep pace in Western Conference playoff chase ” (英語). denverpost.com . The Denver Post. 2018年3月12日 閲覧。
^ “Jokic turns in triple-double, Nuggets beat Pistons 120-113 ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年3月15日). 2018年3月20日 閲覧。
^ “Nuggets' Nikola Jokic: Triple-double in victory ” (英語). cbssports.com . CBS Sports (2018年3月15日). 2018年3月17日 閲覧。
^ “Nuggets' Nikola Jokic: Scores game-high 34 points in loss ” (英語). cbssports.com . CBS Sports (2018年3月20日). 2018年3月20日 閲覧。
^ “Nuggets rally in last minute of 4th, beat Bucks in OT ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年4月1日). 2018年4月2日 閲覧。
^ Christopher Dempsey (2018年4月7日). “With Win Over Clippers, Nuggets Playing Most Effective Ball of Season ” (英語). NBA.com . 2018年4月9日 閲覧。
^ “Nuggets beat Trail Blazers 88-82 for 6th straight win ” (英語). ESPN.com . ESPN (2018年4月9日). 2018年4月11日 閲覧。
外部リンク [ 編集 ]