コーリー・クルーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。 Template:表記揺れ案内
  • コーリー・クリューバー
  • コーリー・クラバー
コーリー・クルーバー
Corey Kluber
クリーブランド・インディアンス #28
Corey Kluber (41951688034).jpg
2018年6月5日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アラバマ州バーミングハム
生年月日 (1986-04-10) 1986年4月10日(33歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 ドラフト4巡目(全体134位)でサンディエゴ・パドレスから指名
初出場 2011年9月1日 オークランド・アスレチックス
年俸 $17,200,000(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

コーリー・スコット・クルーバーCorey Scott Kluber1986年4月10日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBクリーブランド・インディアンスに所属。

愛称はクルーブス(Klubes)ハンス・クルバー(Hans Kluber)[注 1]、クルボット(Klubot) [2][3]など。

経歴[編集]

パドレス傘下時代[編集]

2007年MLBドラフト4巡目(全体134位)でサンディエゴ・パドレスから指名を受けプロ入り。

2010年7月31日にパドレス、セントルイス・カージナルスが絡む三角トレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した。

インディアンス時代[編集]

2011年9月1日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビューを果たす。

2012年は傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでは21試合(全て先発)に登板して11勝7敗・防御率3.59の好成績を残すも、メジャーでは12試合(全て先発)に登板して2勝5敗・防御率5.14だった。

2013年は途中から先発ローテーションに定着。規定投球回には到達しなかったが、26試合に登板して11勝5敗・防御率3.85の成績を残した。

2014年、7月19日のデトロイト・タイガース戦で10勝目を挙げ、2年連続で二桁勝利を達成した[4]。また、オールスターのメンバーの最終候補にも挙げられた。9月は6試合に投げて43イニングで防御率2.09、56奪三振などと活躍し[4]ピッチャー・オブ・ザ・マンスを初めて獲得した。最終的には18勝でア・リーグ最多勝のタイトルを獲得した。9月16日以降の3試合では、それぞれ14・14・11奪三振と3試合連続で2ケタ三振を奪い[4]、奪三振王のデビッド・プライスに迫る勢いを示した。防御率がリーグ3位、勝率がリーグ9位、奪三振がリーグ2位、WARがリーグ3位・投手の中ではリーグ1位の成績を残した。このような成績から11月12日に自身初めてア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した。

2015年は出だしが不調で、5月初旬には防御率が5.00を超えた時期もあった[5]。しかしその後2試合の登板で計17.0イニングを投げ、1失点・30奪三振という投球を披露して[5]からは安定感を取り戻し、防御率3.00台をキープした。好投しても勝ち運に恵まれず、9勝止まりでリーグワーストの16敗を喫した。防御率は3.49、リーグ3位の245奪三振を記録した。

2016年も序盤は低調で、5月終了時点で4勝6敗・防御率4.15だったが、6月以降は立ち直り8月には5連勝を記録。最終的には18勝(リーグ3位)、防御率3.14(4位)、227奪三振(5位)と復調した。ボストン・レッドソックスとのディビジョンシリーズでは第2戦に先発し、7回無失点で勝利投手、トロント・ブルージェイズとのリーグチャンピオンシップシリーズでは第1戦と第4戦に先発し、1勝1敗、防御率1.59であった。ワールドシリーズでは、2011年クリス・カーペンター以来となるシリーズ3度の先発となった[6]。第1戦では6回無失点、第4戦では6回1失点でどちらも勝利投手となったが、3勝3敗で迎えた第7戦では4回0/3を4失点で降板(勝敗つかず)。チームは延長戦で敗れワールドシリーズ優勝を逃した。

2017年も序盤は低調で、4月の防御率は4.19に留まり、さらに5月3日の試合で3回5失点と打ち込まれると試合後に腰の違和感を訴えて10日間のDL入り。6月1日のゲームで復帰すると、6月は6試合の先発で1完封を含む4勝0敗・防御率1.26の好成績を挙げて月間最優秀投手賞を受賞した。また2年連続となるオールスターゲームに選出された。シーズントータルでは29試合に先発し、18勝4敗、防御率2.25、奪三振265を記録、約1ヶ月の離脱をものともせず3年ぶりの最多勝、自身初の最優秀防御率の2冠を達成し、5完投、3完封もリーグ1位だった[7]。チームメイトのカルロス・カラスコも最多勝であり、ア・リーグとしては47年ぶり3度目のチームメイト2人による最多勝となった[7]。ポストシーズンではニューヨーク・ヤンキースとのディビジョンシリーズ第1戦に先発したが、4被弾、9失点と炎上した。オフの11月15日、自身2度目のサイ・ヤング賞を受賞した[8]

2018年は前年までとは打って変わって開幕から好調を維持し、5月までに8勝2敗・防御率2.02を記録した。6月は3勝2敗・防御率4.08だったが、それ以降も勝ち星を積み重ね、最終的には33試合先発でリーグ最多の215イニングを投げ、20勝7敗・防御率2.89・奪三振222と自身初の20勝を達成した。ポストシーズンではヒューストン・アストロズとのディビジョンシリーズ第1戦に先発したが、3被弾で降板した。

2019年は不安定な投球を見せていると、5月1日のマイアミ・マーリンズ戦で102.2mph(約164.5km/h)の打球が直撃して右腕を骨折。リハビリを重ねていたが、腹部に圧迫感により中断し、復帰はなかった[9]。わずか7登板で防御率5.80に終わった。

2019年10月2日、球団が単年1750万ドルのオプションを行使するとMLB公式サイトが報じた[10]

投球スタイル[編集]

元々は平均球速約93mph(約150km/h)の速球フォーシーム)と平均球速約145km/hの高速スライダーを中心とした本格派投手だったが、2013年からシンカーを主体としたシンカーボーラーに転身した。また、高速スライダーと低速スライダーを使い分け、チェンジアップも投げる。今でもフォーシームを投げる事があるが、持ち球の中ではもっとも出番の少ない球種になった。

尚、低速スライダーは、メディアによってはカーブとして扱われる場合もある。クルーバー本人は変化球の総称であるブレイキングボールと呼んでいる[11]。また、かつてはツーシームも投げていたが、メジャー昇格と同時に封印してしまった。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2011 CLE 3 2 0 0 0 0 0 0 0 ---- 25 4.1 6 0 3 0 2 5 1 0 4 4 8.31 2.08
2012 12 12 0 0 0 2 5 0 0 .286 281 63.0 76 9 18 0 4 54 2 0 44 36 5.14 1.49
2013 26 24 1 0 0 11 5 0 0 .688 608 147.1 153 15 33 0 5 136 1 0 67 63 3.85 1.26
2014 34 34 3 1 3 18 9 0 0 .667 951 235.2 207 14 51 3 6 269 3 0 72 64 2.44 1.10
2015 32 32 4 0 0 9 16 0 0 .360 886 222.0 189 22 45 3 11 245 6 1 92 86 3.49 1.05
2016 32 32 3 2 0 18 9 0 0 .667 860 215.0 170 22 57 1 7 227 5 1 82 75 3.14 1.06
2017 29 29 5 3 3 18 4 0 0 .818 777 203.2 141 21 36 2 5 265 4 0 56 51 2.25 0.87
2018 33 33 2 1 0 20 7 0 0 .741 842 215.0 179 25 34 0 3 222 2 0 75 69 2.89 0.99
2019 7 7 0 0 0 2 3 0 0 .400 168 35.2 44 4 15 0 3 38 1 0 26 23 5.80 1.65
MLB:9年 208 203 17 7 6 98 58 0 0 .628 5398 1341.2 1165 132 292 9 46 1461 25 2 518 471 3.16 1.09
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2011 CLE 3 0 0 0 0 ----
2012 12 9 5 0 1 1.000
2013 26 12 18 1 1 .968
2014 34 14 17 0 1 1.000
2015 32 16 25 0 2 1.000
2016 32 19 17 1 1 .973
2017 29 15 16 1 1 .969
2018 33 19 13 0 0 1.000
2019 7 0 3 0 0 1.000
MLB 208 104 114 3 7 .986
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル [編集]

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 34 (2011年)
  • 28 (2012年 - )

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Corey Kluber Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年2月22日閲覧。
  2. ^ Explaining Indians Players Weekend names MLB.com (英語) (2017年8月26日) 2017年9月15日閲覧
  3. ^ Corey Kluber Stats” (英語). Baseball Reference.com. 2017年11月22日閲覧。
  4. ^ a b c Corey Kluber 2014 Pitching Gamelogs. Baseball-Reference.com (英語) . 2014年10月26日閲覧。
  5. ^ a b Corey Kluber 2015 Pitching Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年10月17日閲覧。
  6. ^ 「中3日もOK」を証明したクルーバーはインディアンス68年ぶりの世界一へ導く?J SPORTS 2016年11月1日配信
  7. ^ a b Slugger 2017年12月号増刊 2017MLB総決算:メジャーリーガー555人&全30球団通信簿
  8. ^ Indians' Corey Kluber wins AL Cy Young Award MLB.com (英語) (2017年11月15日) 2017年11月16日閲覧
  9. ^ Noga, Joe. “Cleveland Indians pitcher Corey Kluber exits Triple-A rehab start after one inning with left abdominal tightness”. cleveland. 2019年8月18日閲覧。
  10. ^ 右腕骨折のクルーバー、年俸19億円で残留 インディアンスが契約延長オプション行使へ”. Full-count. 2019年10月3日閲覧。
  11. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、140頁。ISBN 978-4-331-51921-9

注釈[編集]

  1. ^ 映画「ダイ・ハード」の登場人物ハンス・グル―バーが由来。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]