アニバル・サンチェス

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アニバル・サンチェス
Anibal Sanchez
アトランタ・ブレーブス #19
Aníbal Sánchez in 2017.jpg
デトロイト・タイガース時代
(2017年8月6日)
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 アラグア州マラカイ
生年月日 (1984-02-27) 1984年2月27日(34歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 アマチュアFA
初出場 2006年6月25日 ニューヨーク・ヤンキース
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ベネズエラの旗 ベネズエラ代表
WBC 2013年

アニバル・アレハンドロ・サンチェス(Anibal Alejandro Sanchez, 1984年2月27日 - )は、ベネズエラアラグア州マラカイ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。愛称はサンチー[1]

経歴[編集]

プロ入りとレッドソックス傘下時代[編集]

2001年1月3日ボストン・レッドソックスと契約してプロ入り。

2004年、傘下のA-級ローウェル・スピナーズ英語版でプロデビュー。15試合に先発登板して4勝4敗・防御率1.77・101奪三振の成績を残した。オフの11月20日にレッドソックスとメジャー契約を結び、40人枠入りした。

2005年3月3日にレッドソックスと1年契約に合意し、14日にA級ウィルミントン・ブルーロックスへ配属された。A+級ウィルミントンでは14試合に先発登板して6勝1敗・防御率2.40・95奪三振と好投した。7月にAA級ポートランド・シードッグスへ昇格した。11試合に先発登板して3勝5敗・防御率3.45・63奪三振の成績を残した。

マーリンズ時代[編集]

2005年11月24日ジョシュ・ベケットマイク・ローウェルギレルモ・モタとのトレードで、ヘスス・デルガドハービー・ガルシアと共にフロリダ・マーリンズへ移籍した[2]

2006年3月16日に傘下のAA級カロライナ・マドキャッツへ配属された。6月25日にメジャーへ昇格し、同日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビュー。9月6日アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦ではノーヒットノーランを達成(スコアは2-0)した。新人としてはバド・スミス以来5年ぶり。この活躍から9月第1週の週間MVPに選ばれた[3]。この年は18試合に登板し、10勝3敗、防御率2.83だった。

2007年は先発ローテーション入りを果たしたものの、5月4日にAAA級アルバカーキ・アイソトープスへ降格した。結局肩を手術し、僅か6登板でシーズンを終了した。

2008年3月2日にマーリンズと1年契約に合意。3月24日に前年の手術の影響で15日間の故障者リスト入りした。開幕後の5月23日に60日間の故障者リストへ異動した。7月31日に復帰。この年は10試合に登板して2勝5敗・防御率5.57だった。

2009年は故障の影響で16試合の先発に終わり、フルシーズンを過ごすことができなかった。

2010年は先発ローテーション入りを果たし、大きな故障も無く、ルーキーイヤーの2006年以来となる二桁勝利(13勝)を挙げた。

2011年4月22日コロラド・ロッキーズ戦では8回まで無安打(1失点)に抑え、自身二度目のノーヒッターを目前にしたが、9回表に先頭のデクスター・ファウラーに安打を浴び、1安打1失点の完投に終わった。勝ち運に恵まれず8勝止まりだったが、初の200奪三振をクリアするなど投球内容的には充実したシーズンだった[4]

2012年2月6日にマーリンズと1年契約に合意。19試合に先発登板して5勝7敗・防御率3.97・110奪三振の成績を残した。

タイガース時代[編集]

2012年7月23日ジェイコブ・ターナーら3選手とのトレードで、オマー・インファンテと共にデトロイト・タイガースへ移籍した[5]。移籍後は12試合に先発登板して4勝6敗・防御率3.74・57奪三振の成績を残した。シーズン終了後の10月29日FAとなったが、12月17日に5年契約総額8000万ドルの(2018年の球団オプション付き)[6]でタイガースと再契約した[7]

2013年開幕前の3月に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ベネズエラ代表に選出された[8]

シーズンでは開幕ロースター入りしたが、6月9日に右肩を故障。6月17日に15日間の故障者リスト入りした後、7月5日に復帰。この年は29試合に登板し、自己最多の14勝(8敗)を挙げ、防御率はリーグトップの2.57を記録し、最優秀防御率のタイトルを獲得した。

2014年は開幕ロースター入りしたが、開幕後5試合目の登板となった4月26日ミネソタ・ツインズ戦で、投球中に右手中指を負傷。試合終了後に15日間の故障者リスト入りした[9]。5月18日に復帰[10]。この年は故障の影響もあって22試合の登板 (うち21試合で先発登板) に終わった。また7月以降、調子を落とし[11]、最終的には防御率3.43・8勝5敗という成績だった。

2015年、25試合に先発登板し、1完封を含む2年ぶりの二桁勝利を挙げたが、ア・リーグワーストの29被本塁打を浴び、防御率も4.99と不調だった。

2016年はリリーフで登板する機会が増え、先発26試合とリリーフ9試合で投げた。前年にも増して調子を落とし、自己ワーストの防御率5.87・7勝13敗・WHIP1.46という成績に終わった。また、失点が100・被本塁打が30のラインを上回ったのも、いずれも自身初と散々なシーズンだった。

2017年は先発17試合・リリーフ11試合と前年以上に先発の機会が減少し、3勝7敗・防御率6.41・WHIP1.60と成績も更に低下した。オフの11月2日にFAとなった[12]

ブレーブス時代[編集]

2018年2月20日にツインズと1年250万ドル(ロースター入りできなければ50万ドルのみ、出来高は最大250万ドル)で契約を結んだ[13]が、3月11日ランス・リンの加入に伴い、自由契約となった[14]

その後、3月16日アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ[15]4月2日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[16]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2006 FLA
MIA
18 17 2 1 0 10 3 0 0 .769 469 114.1 90 9 46 1 4 72 4 1 39 36 2.83 1.19
2007 6 6 0 0 0 2 1 0 0 .667 151 30.0 43 3 19 1 2 14 3 0 17 16 4.80 2.07
2008 10 10 0 0 0 2 5 0 0 .286 241 51.2 54 7 27 2 6 50 1 0 35 32 5.57 1.57
2009 16 16 0 0 0 4 8 0 0 .333 383 86.0 84 10 46 5 1 71 0 1 39 37 3.87 1.51
2010 32 32 1 1 0 13 12 0 0 .520 841 195.0 192 10 70 5 7 157 7 0 89 77 3.55 1.34
2011 32 32 3 2 0 8 9 0 0 .471 830 196.1 187 20 64 8 5 202 4 5 85 80 3.67 1.28
2012 19 19 0 0 0 5 7 0 0 .417 504 121.0 119 12 33 2 2 110 4 1 59 53 3.94 1.26
DET 12 12 1 1 0 4 6 0 0 .400 316 74.2 81 8 15 1 3 57 3 0 36 31 3.74 1.29
'12計 31 31 1 1 0 9 13 0 0 .409 820 195.2 200 20 48 3 5 167 7 1 95 84 3.86 1.27
2013 29 29 1 1 0 14 8 0 0 .636 746 182.0 156 9 54 1 2 202 7 0 56 52 2.57 1.15
2014 22 21 0 0 0 8 5 0 0 .625 514 126.0 108 4 30 1 3 102 5 0 55 48 3.43 1.10
2015 25 25 1 1 1 10 10 0 0 .500 660 157.0 152 29 49 1 1 138 5 3 89 87 4.99 1.28
2016 35 26 0 0 0 7 13 0 0 .350 668 153.1 171 30 53 1 5 135 7 2 108 100 5.87 1.46
2017 28 17 0 0 0 3 7 0 0 .300 482 105.1 139 26 29 1 4 104 5 1 81 75 6.41 1.60
2018 ATL 25 24 0 0 0 7 6 0 0 .538 553 136.2 106 15 42 0 4 135 4 0 48 43 2.83 1.08
MLB:13年 309 286 9 7 1 97 100 0 0 .492 7358 1729.1 1682 192 577 30 49 1549 59 14 836 767 3.99 1.31
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • FLA(フロリダ・マーリンズ)は、2012年にMIA(マイアミ・マーリンズ)に球団名を変更

表彰[編集]

背番号[編集]

  • 36(2006年 - 2008年)
  • 19(2009年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Tigers Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月13日閲覧
  2. ^ Marlins acquire Hanley Ramirez, Anibal Sanchez, Jesus Delgado and Harvey Garcia from Boston in exchange for Josh Beckett, Mike Lowell and Guillermo Mota”. MLB.com Marlins Press Release (2006年11月24日). 2014年5月21日閲覧。
  3. ^ Anibal Sanchez of the Florida Marlins named Bank of America Presents the National League Player of the Week”. MLB.com Marlins Press Release (2006年9月11日). 2014年5月21日閲覧。
  4. ^ April 22, 2011 Colorado Rockies at Florida Marlins Box Score and Play by Play Baseball-Reference.com
  5. ^ Tigers acquire Anibal Sanchez, Omar Infante and Draft choice from Marlins”. MLB.com Tigers Press Release (2012年7月23日). 2014年5月21日閲覧。
  6. ^ Jason Beck (2012年12月17日). “Sanchez signs on for five more years with Tigers”. MLB.com. 2014年5月21日閲覧。
  7. ^ Tigers agree to terms with Anibal Sanchez”. MLB.com Tigers Press Release (2012年12月17日). 2014年5月21日閲覧。
  8. ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月3日閲覧 [リンク切れ]
  9. ^ Patrick Donnelly (2014年4月27日). “Ausmus supports decision to put Anibal on DL”. MLB.com. 2014年5月21日閲覧。
  10. ^ Jason Beck (2014年5月18日). “Ausmus takes Lamont deep over Green Monster”. MLB.com. 2014年5月21日閲覧。
  11. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』、2015年、110頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  12. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  13. ^ Anibal joins Twins, eager to make rotation case MLB.com (英語) (2018年2月20日) 2018年2月23日閲覧
  14. ^ Rhett Bollinger (2018年3月11日). “Twins release Sanchez to make room for Lynn” (英語). MLB.com. 2018年3月13日閲覧。
  15. ^ Maureen Mullen (2018年3月16日). “Braves add Anibal on Minor League pact” (英語). MLB.com. 2018年3月18日閲覧。
  16. ^ Mark Bowman (2018年4月2日). “Adding Perez gives Braves options with Suzuki” (英語). MLB.com. 2018年4月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]