マイク・ティムリン

マイク・ティムリン
*Mike Timlin*
	2007年のワールドシリーズ優勝後のティムリン
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	テキサス州ミッドランド
生年月日	1966年3月10日（58歳）
身長; 体重	6' 4" ＝約193 cm; 210 lb ＝約95.3 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	1987年ドラフト5巡目
初出場	1991年4月8日
最終出場	2008年9月28日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	トロント・ブルージェイズ (1991 - 1997); シアトル・マリナーズ (1997 - 1998); ボルチモア・オリオールズ (1999 - 2000); セントルイス・カージナルス (2000 - 2002); フィラデルフィア・フィリーズ (2002); ボストン・レッドソックス (2003 - 2008);
国際大会
代表チーム	アメリカ合衆国
WBC	2006年
	この表について

マイケル・オーガスト・ティムリン（Michael August Timlin、1966年 3月10日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ミッドランド出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

経歴[編集]

プロ入りとブルージェイズ時代[編集]

1987年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズからドラフト5巡目で指名され契約。

1991年4月8日にメジャーデビュー。先発登板は6月の3試合のみで、60試合にリリーフ登板。リリーフとしてマイク・ヘンネマンとともにリーグ最多タイの10勝を挙げた^[1]。

1992年のワールドシリーズで優勝投手となるなど、ブルージェイズのワールドシリーズ優勝に貢献。

1996年にクローザーとして31セーブを記録。

マリナーズ時代[編集]

1997年7月31日にホセ・クルーズ・ジュニアとのトレードでポール・スポヤリッチとともにシアトル・マリナーズへ移籍^[2]。

1998年はシーズン半ばからクローザーとして起用され、19回のセーブ機会のうち18回でセーブを記録。オフにフリーエージェント(FA)となった。

オリオールズ時代[編集]

クローザーとして起用を約束してくれた唯一のチームであったボルチモア・オリオールズへ4年総額1,600万ドルで移籍した^[1]。

1999年は、クローザーとして開幕から登板。不安定な投球が続いたが、後半戦は防御率1.40・18セーブと復調。

カージナルス時代[編集]

2000年7月29日にクリス・リチャードとマイナーリーガー1人とのトレードでウィル・クラークと共にセントルイス・カージナルスへ移籍^[2]。移籍後はデーブ・ベレスへ繋ぐセットアッパーとして起用された^[1]。

フィリーズ時代[編集]

2002年7月29日にプラシド・ポランコとバド・スミスとともにスコット・ローレンとダグ・ニックルとのトレードでフィラデルフィア・フィリーズに移籍^[2]。

レッドソックス時代[編集]

2003年以降はボストン・レッドソックスでプレー。

2004年と2007年にはレッドソックスでもワールドシリーズ優勝を経験している。

2005年にはリーグ最多の81試合に登板し、シーズン後半には故障したキース・フォークに替わりクローザーとして13セーブを記録。

2006年開幕前の3月に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出された。同大会では3試合にリリーフ登板した。

2007年は肩の痛みに悩まされたが、8月以降は痛みが取れ球威が戻った^[3]。8月31日には通算1000試合登板を達成。2008年終了時点で通算登板試合数が1058試合となり、メジャー歴代7位にランクインした^[4]。

2008年オフにFAとなる。

ロッキーズ傘下時代[編集]

2009年 7月29日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだが、8月15日に自由契約となり、引退した。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
1991	TOR	63	3	11	6	3	--	.647	463	108.1	94	6	50	11	1	85	5	0	43	38	3.16	1.33
1992		26	0	0	2	1	--	.000	190	43.2	45	0	20	5	1	35	0	0	23	20	4.12	1.49
1993		54	0	4	2	1	--	.667	254	55.2	63	7	27	3	1	49	1	0	32	29	4.69	1.62
1994		34	0	0	1	2	--	.000	179	40.0	41	5	20	0	2	38	3	0	25	23	5.18	1.53
1995		31	0	4	3	5	--	.571	179	42.0	38	1	17	5	2	36	3	1	13	10	2.14	1.31
1996		59	0	1	6	31	--	.143	230	56.2	47	4	18	4	2	52	3	0	25	23	3.65	1.15
1997		38	0	3	2	9	--	.600	190	47.0	41	6	15	4	1	36	1	1	17	15	2.87	1.19
1997	SEA	26	0	3	2	1	--	.600	107	25.2	28	2	5	1	0	9	0	0	13	11	3.86	1.29
'97計		64	0	6	4	10	--	.600	297	72.2	69	8	20	5	1	45	1	1	30	26	3.22	1.22
1998		70	0	3	3	19	--	.500	321	79.1	78	5	16	2	3	60	0	0	26	26	2.95	1.18
1999	BAL	62	0	3	9	27	0	.250	261	63.0	51	9	23	3	5	50	1	0	30	25	3.57	1.17
2000	BAL	37	0	2	3	11	1	.400	157	35.0	37	6	15	3	2	26	0	0	22	19	4.89	1.49
2000	STL	25	0	3	1	1	4	.750	138	29.2	30	2	20	3	2	26	0	0	11	11	3.34	1.69
'00計		62	0	5	4	12	5	.556	295	64.2	67	8	35	6	4	52	0	0	33	30	4.18	1.58
2001		67	0	4	5	3	12	.444	307	72.2	78	6	19	4	3	47	3	1	35	33	4.09	1.33
2002		42	1	1	3	0	12	.250	236	61.0	48	9	7	2	4	35	1	0	19	17	2.51	0.90
2002	PHI	30	0	3	3	0	8	.500	140	35.2	27	6	7	0	1	15	2	0	16	15	3.79	0.95
'02計	PHI	72	1	4	6	0	20	.400	376	96.2	75	15	14	2	5	50	3	0	35	32	2.98	0.92
2003	BOS	72	0	6	4	2	17	.600	340	83.2	77	11	9	3	4	65	0	0	37	33	3.55	1.03
2004		76	0	5	4	1	20	.556	320	76.1	75	8	19	3	5	56	1	0	35	35	4.13	1.23
2005		81	0	7	3	13	24	.700	342	80.1	86	2	20	5	2	59	3	0	23	20	2.24	1.32
2006		68	0	6	6	9	21	.500	279	64.0	78	7	16	4	2	30	3	0	33	31	4.36	1.47
2007		50	0	2	1	1	8	.667	222	55.1	46	7	14	3	3	31	0	0	23	21	3.42	1.08
2008		47	0	4	4	1	0	.500	227	49.1	60	9	20	4	1	32	1	0	32	31	5.66	1.62
通算：18年		1058	4	75	73	141	127	.507	5082	1204.1	1168	118	377	72	47	872	31	3	533	486	3.63	1.28

各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

40（1991年 - 2000年）
50（2000年 - 2008年）

代表歴[編集]

2006 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表

脚注[編集]

^ ^a ^b ^c “The Ballplayers - Mike Timlin” (英語). BaseballLibrary.com. 2008年12月5日閲覧。
^ ^a ^b ^c “Mike Timlin Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年12月5日閲覧。
^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、42頁頁。ISBN 978-4-331-51300-2。
^ “Career Leaders & Records for Games” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年12月5日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

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[libray-1] “The Ballplayers - Mike Timlin” (英語). BaseballLibrary.com. 2008年12月5日閲覧。

[trans-2] “Mike Timlin Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年12月5日閲覧。

[3] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、42頁頁。ISBN 978-4-331-51300-2。

[4] “Career Leaders & Records for Games” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年12月5日閲覧。

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[2]

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表話編歴ルー・ゲーリッグ賞
1950年代	55 アルヴィン・ダーク 56 ピー・ウィー・リース 57 スタン・ミュージアル 58 ギル・マクドゥガルド（英語版） 59 ギル・ホッジス
1960年代	60 ディック・グロート 61 ウォーレン・スパーン 62 ロビン・ロバーツ 63 ボビー・リチャードソン 64 ケン・ボイヤー 65 バーノン・ロー 66 ブルックス・ロビンソン 67 アーニー・バンクス 68 アル・ケーライン 69 ピート・ローズ
1970年代	70 ハンク・アーロン 71 ハーモン・キルブルー 72 ウェス・パーカー 73 ロン・サント 74 ウィリー・スタージェル 75 ジョニー・ベンチ 76 ドン・サットン 77 ルー・ブロック 78 ドン・ケッシンジャー 79 フィル・ニークロ
1980年代	80 トニー・ペレス 81 トミー・ジョン 82 ロン・セイ 83 マイク・シュミット 84 スティーブ・ガービー 85 デール・マーフィー 86 ジョージ・ブレット 87 リック・サトクリフ 88 バディ・ベル 89 オジー・スミス
1990年代	90 グレン・デービス 91 ケント・ハーベック 92 カル・リプケン・ジュニア 93 ドン・マッティングリー 94 バリー・ラーキン 95 カート・シリング 96 ブレット・バトラー 97 ポール・モリター 98 トニー・グウィン 99 マーク・マグワイア
2000年代	00 トッド・ストットルマイヤー 01 ジョン・フランコ 02 ダニー・グレーブス 03 ジェイミー・モイヤー 04 ジム・トーミ 05 ジョン・スモルツ 06 トレバー・ホフマン 07 マイク・ティムリン 08 シェーン・ビクトリーノ 09 アルバート・プホルス
2010年代	10 デレク・ジーター 11 ライアン・ジマーマン 12 バリー・ジト 13 ジョシュ・ハミルトン 14 エイドリアン・ベルトレ 15 カーティス・グランダーソン 16 ホセ・アルトゥーベ 17 ジョーイ・ボット 18 コーリー・クルーバー 19 バスター・ポージー
2020年代	20 スティーブン・ピスコッティ 21 サルバドール・ペレス

表話編歴野球アメリカ合衆国代表 - 2006 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	31 バック・マルティネス
コーチ	レジー・スミス（打撃）マーセル・ラッチマン（投手）ケン・グリフィー・シニア（一塁）ジョン・マクラーレン（三塁）
投手	19 アル・ライター 20 ヒューストン・ストリート 22 ロジャー・クレメンス 32 チャド・コルデロ 35 ドントレル・ウィリス 36 ジョー・ネイサン 38 ゲイリー・マジュースキー 39 ダン・ウィーラー 40 ブライアン・フエンテス 45 ジェイク・ピービー 50 マイク・ティムリン 54 ブラッド・リッジ 59 トッド・ジョーンズ 61 スコット・シールズ
捕手	8 マイケル・バレット 24 ブライアン・シュナイダー 33 ジェイソン・バリテック
内野手	1 マイケル・ヤング 2 デレク・ジーター 10 チッパー・ジョーンズ 13 アレックス・ロドリゲス 23 マーク・テシェイラ 25 デレク・リー 26 チェイス・アトリー
外野手	3 ケン・グリフィー・ジュニア 5 マット・ホリデイ 6 バーノン・ウェルズ 7 ジェフ・フランコーア 18 ジョニー・デイモン 21 ランディ・ウィン