スティーブン・ピスコッティ

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スティーブン・ピスコッティ
Stephen Piscotty
オークランド・アスレチックス #25
Piscotty 2016 001.jpg
カージナルス時代(2016年5月2日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州アラメダ郡プレザントン英語版
生年月日 (1991-01-14) 1991年1月14日(27歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2015年7月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

スティーブン・エドワード・ピスコッティStephen Edward Piscotty, 1991年1月14日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州アラメダ郡プレザントン英語版出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。MLBオークランド・アスレチックス所属。愛称はモモMoMo[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2009年MLBドラフト45巡目(全体1357位)でロサンゼルス・ドジャースから指名されたが、この時は入団せずスタンフォード大学に進学した。

プロ入りとカージナルス時代[編集]

2012年MLBドラフト1巡目追補(全体36位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。当時のポジションは三塁手だった。契約後、傘下のA級クァッドシティズ・リバーバンディッツ英語版でプロデビュー。55試合に出場して打率.295、4本塁打、27打点、3盗塁を記録した。

2013年はA+級パームビーチ・カージナルス英語版とAA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーし、2球団合計で112試合に出場して打率.295、15本塁打、59打点、11盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した[2]

2014年はAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、136試合に出場して打率.288、9本塁打、69打点、11盗塁を記録した。

2015年は開幕をAAA級メンフィスで迎え、87試合に出場して打率.272、11本塁打、41打点、5盗塁を記録した。7月21日にメジャー初昇格を果たし、アクティブ・ロースター入りした[3]。同日のシカゴ・ホワイトソックス戦にて「8番・左翼手」で先発出場し、4打数1安打を記録した[4]。メジャーでは控え外野手として63試合に出場し、打率.305、7本塁打、39打点、2盗塁・OPS0.853という好成績で、ハイレベルな打撃力を発揮。守備では左翼手をメインに守ったが、55試合で2失策守備率.965・DRS - 4と、イマイチ芳しくなかった。次いで15試合で守った右翼手の方が堅実で、無失策・DRS0だった(中堅手は1試合のみ)。外野以外に一塁手も11試合守り、無失策でDRS - 1だった。出場機会はフルシーズンではなかったが、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では1.0ポイントを獲得し、6位タイに入った[5]

2016年は右翼手のレギュラーに定着し、153試合に出場。打率は.273と平凡ながら、持ち前のパワーで35二塁打、22本塁打を放ってチームトップ[6]の85打点を叩き出し、主軸の1人にのし上がった。右翼の守備は安定感があり、146試合で4失策・守備率.985・DRS + 4・UZR + 3.3という内容だった。また、中堅手10試合と一塁手1試合でも守りに就いた。

オフには、2022年までの6年総額3250万ドル(7年目の2023年は年俸1500万ドルの球団オプション)の長期契約を締結した[7]

2017年は107試合に出場して打率.235、9本塁打、39打点、3盗塁を記録した。

アスレチックス時代[編集]

2017年12月14日ジャイロ・ムニョスマックス・シュロック英語版とのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[8]

2018年は151試合に出場して打率.267、27本塁打、88打点、2盗塁を記録した。

プレースタイル[編集]

広角に打球を飛ばす中距離打者。走攻守そつなくこなすタイプも、強力といえるツールが肩だけなので「第4の外野手」止まりの可能性がある[9]との声もあったが、2016年より完全にレギュラーに定着した。

人物・エピソード[編集]

2017年オフのトレード移籍は、母親のグレッチャンが難病のALSを発症したため、ピスコッティがカージナルスに対して地元・オークランドでのプレーを直訴。まだ、26歳と若く将来の主砲候補だったピスコッティだが、カージナルスはこれを快諾してアスレチックスにトレードを打診。アスレチックスもこれを了承したことでトレードが実現した。各メディアはこのトレードを称賛し、父親のマイクもメディアを通じて感謝の意を表した[8][10]

グレッチャンは2018年5月に亡くなった。その直後、ピスコッティは忌引リストからの復帰初戦となった5月15日ボストン・レッドソックス戦での第1打席で本塁打を放った[11]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2015 STL 63 256 233 29 71 15 4 7 115 39 2 1 0 2 20 2 1 56 7 .305 .359 .494 .853
2016 153 649 582 86 159 35 3 22 266 85 7 5 1 2 51 0 12 133 14 .273 .343 .457 .800
2017 107 401 341 40 80 16 1 9 125 39 3 6 0 3 52 2 5 87 11 .235 .342 .367 .708
2018 OAK 151 605 546 78 146 41 0 27 268 88 2 0 0 5 42 0 12 114 21 .267 .331 .491 .821
MLB:4年 474 1911 1702 233 456 107 8 65 774 251 14 12 1 12 165 4 30 390 53 .268 .341 .455 .784
  • 2018年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 55(2015年 - 2017年)
  • 25(2018年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Cards' Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月20日閲覧
  2. ^ Goold, Derrick (2013年11月19日). “Piscotty soars among Cards' top prospects” (英語). St. Louis Post-Dispatch. 2015年10月7日閲覧。
  3. ^ Lee Enterprises (2015年7月20日). “Cardinals to call up Piscotty” (英語). St. Louis Post-Dispatch. 2015年10月7日閲覧。
  4. ^ Holliday's slam lifts Cardinals over White Sox” (英語). MLB.com (2015年7月21日). 2015年10月7日閲覧。
  5. ^ 2015 Awards Voting - NL Rookie of the Year Voting - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年2月4日閲覧。
  6. ^ 2016 St. Louis Cardinals Batting Statistics - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年12月10日閲覧。
  7. ^ Stephen Piscotty Stats” (英語). Baseball Reference.com. 2017年12月20日閲覧。
  8. ^ a b Jane Lee (2017年12月15日). “With trade, A's bring Piscotty closer to home” (英語). MLB.com. 2017年12月16日閲覧。
  9. ^ 「プロスペクト名鑑100」『月刊スラッガー』2015年5月号 日本スポーツ企画出版社 56頁
  10. ^ “MLBで成立の“心温まるトレード” 難病の母が感謝「電話が鳴りっぱなしでした」”. Full-Count. (2017年12月17日). https://full-count.jp/2017/12/17/post98453/2/ 2017年12月20日閲覧。 
  11. ^ Jane Lee (2018年5月16日). “Piscotty's emotional home run 'pure joy'” (英語). MLB.com. 2018年10月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]