ジャコビー・エルズベリー

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ジャコビー・エルズベリー
Jacoby Ellsbury
Jacoby Ellsbury in 2017 (36862068702).jpg
ニューヨーク・ヤンキース時代
(2017年9月4日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オレゴン州マドラス
生年月日 (1983-09-11) 1983年9月11日(36歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2005年 MLBドラフト1巡目
初出場 2007年6月30日 テキサス・レンジャーズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジャコビー・マケイブ・エルズベリーJacoby McCabe Ellsbury, 英語発音: [d͡ʒəˈkoʊbi ˈɛlzˌbɛri]; 1983年9月11日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州マドラス出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。現在はフリーエージェント(FA)。愛称は、「チーフ[1]」、「タコビー・ベルズバリーTacoby Bellsbury[2]」。

アメリカ先住民ナバホ族初のメジャーリーガーでもある。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2002年MLBドラフト 23巡目(全体674位)タンパベイ・デビルレイズから指名されるも入団を拒否、その後オレゴン州立大学に進学した。

プロ入りとレッドソックス時代[編集]

ボストン・レッドソックス時代
(2013年9月28日)

2005年MLBドラフト1巡目(全体23位)でボストン・レッドソックスから指名され入団した。

2007年6月30日、本拠地フェンウェイ・パークで行われたテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビューした。ココ・クリスプが負傷したことにより昇格し、9番センターとしてスタメン起用された。初ヒットはその試合で3回裏にロビンソン・テヘダから放った。初盗塁は7月2日の同じくレンジャーズ戦でブランドン・マッカーシージェラルド・レアードのバッテリーから記録した。またその試合では二塁塁上から暴投で一気に本塁生還を果たし、その走力の高さを見せ付けることになった。その後は7月5日にマイナーへ降格し、8月17日に一旦昇格するもののメジャーに定着することは無かった。

9月1日のロースター拡大(セプテンバーコールアップ)に伴い、再びメジャー昇格。9月2日にはボルチモア・オリオールズ戦でダニエル・カブレラからメジャー初本塁打を放った。9月は活躍が認められアメリカンリーグ月間最優秀新人に選ばれた。

9月の活躍が認められポストシーズンのロースターに登録されるとココ・クリスプの不調に伴い、アメリカンリーグ優勝決定シリーズ (ALCS) 第6戦以降は先発選手として起用される。結局ポストシーズンは合計11試合で打率.360、25打数9安打2盗塁と結果を残した。10月27日のワールドシリーズ第3戦では新人としては史上初の1イニング2二塁打を放ち(MLBでは2001年マット・ウィリアムズ以来史上2人目)、新人では史上3人目の1試合4安打を記録した。

2008年は、まだ新人資格は引き続き有しているため、新人王有力候補と目され[3]、2008年のベースボール・アメリカの有望株ランキングでは13位[4]、レッドソックス傘下ではクレイ・バックホルツに次ぐ2位にランクされた[5]。開幕からリードオフマンとして出場し続けた。5月18日にメジャーデビューからの連続盗塁成功が25で途切れたが、1951年以降でティム・レインズの27、ミッチェル・ページに次ぐ長さとなった[6]。6月15日にはアンビー・マコネルが記録した31盗塁の球団新人記録を100年ぶりに更新[7]。球団史上3位の50盗塁で最多盗塁のタイトルを獲得し、98得点はダスティン・ペドロイアの118得点に次ぐチーム2位。新人王の投票ではエバン・ロンゴリアアレクセイ・ラミレスに次いで3位の票を集めた。

2009年4月26日、対ヤンキース戦、5回裏2アウト満塁でホームスチールを決め地元ファンを沸かせた。「失敗したら最悪だったが、(相手投手の)アンディ・ペティットの投球を見て、絶対に成功すると思ったから行った。」と話した[8]

2010年から背番号を46から2に変更している。開幕直後、守備の際にエイドリアン・ベルトレと交錯し肋骨を骨折。5月下旬に復帰したものの再びDL入り。結局3度のDL入りの影響で18試合に留まった。

2011年は自己最多の158試合に出場、打率.321、HR32本、212安打といずれもキャリアハイの成績を残し、さらにシーズン終了後には初のゴールドグラブ賞シルバースラッガー賞を受賞した。ア・リーグMVPの投票では、ジャスティン・バーランダーに次いで2位に入った。

2012年1月17日に年俸800万5000ドルで合意。調停2年目の選手としてはミゲル・カブレラに次いで史上2位の高額である[9]。シーズンでは開幕直後に右肩を亜脱臼し、74試合の出場に留まった。

2013年は134試合に出場し、9本塁打53打点、打率.298だった。盗塁はリーグトップの52個を記録した。10月31日にFAとなった。

ヤンキース時代[編集]

2013年12月7日にニューヨーク・ヤンキースと総額1億5300万ドルの7年契約(2021年・2100万ドルの球団オプション付き[10])を結んだ[11][12]

2014年は負傷による離脱もあったが、自己2位となる149試合に出場。打率.271、16本塁打、70打点(自己2位)、39盗塁(ア・リーグ2位)という成績を記録した。

2015年、5月19日の対ワシントン・ナショナルズ戦で右膝を痛め、後に15日間の故障者リスト入りした[13]。その後復帰し、111試合に出場したが、打率.257、7本塁打、33打点、21盗塁に留まった。

2016年4月22日のタンパベイ・レイズ戦の5回裏にホームスチールを決めた[14]。ヤンキース3シーズン目の同年は148試合に出場。打率.263、9本塁打、56打点、20盗塁を記録した。

2018年は右脇腹を負傷し[15]、故障者リスト入りした。8月6日に左臀部の手術を受け、全治に6ヶ月を要したため、この年の出場はなかった[16]

2019年も左臀部の手術の影響で開幕から負傷者リスト入りし[17]、9月8日には今シーズンの復帰がないことが明らかにされた[18]。11月20日に契約解除されたことが報じられ、自由契約となった[19]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2007 BOS 33 127 116 20 41 7 1 3 59 18 9 0 0 2 8 0 1 15 2 .353 .394 .509 .902
2008 145 609 554 98 155 22 7 9 218 47 50 11 4 3 41 2 7 80 9 .280 .336 .394 .729
2009 153 691 624 94 188 27 10 8 259 60 70 12 6 6 49 3 6 74 13 .301 .355 .415 .770
2010 18 83 78 10 15 4 0 0 19 5 7 1 0 0 4 0 1 9 0 .192 .241 .244 .485
2011 158 729 660 119 212 46 5 32 364 105 39 15 3 5 52 1 9 98 8 .321 .376 .552 .928
2012 74 323 303 43 82 18 0 4 112 26 14 3 0 1 19 0 0 43 5 .271 .313 .370 .682
2013 134 636 577 92 172 31 8 9 246 53 52 4 1 2 47 3 5 92 12 .298 .355 .426 .781
2014 NYY 149 635 575 71 156 27 5 16 241 70 39 5 0 7 49 5 3 93 9 .271 .328 .419 .747
2015 111 501 452 66 116 15 2 7 156 33 21 9 1 3 35 1 7 86 6 .257 .318 .345 .663
2016 148 626 551 71 145 24 5 9 206 56 20 8 4 3 56 1 2 84 11 .263 .330 .374 .703
2017 112 409 356 65 94 20 4 7 143 39 22 3 2 0 41 3 5 63 7 .264 .348 .402 .750
MLB:11年 1235 5375 4846 749 1376 241 47 104 2023 512 343 71 21 32 399 19 46 737 82 .284 .342 .417 .760
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2007 BOS 22 37 0 0 0 1.000 16 38 0 0 0 1.000 1 0 0 0 0 ----
2008 58 89 1 0 1 1.000 66 171 3 0 1 1.000 36 72 0 0 0 1.000
2009 - 153 357 4 2 1 .994 -
2010 6 11 0 0 0 1.000 13 33 0 0 0 1.000 -
2011 - 154 388 6 0 3 1.000 -
2012 - 73 164 2 3 1 .982 -
2013 - 134 347 3 3 2 .992 -
2014 NYY - 141 380 3 1 1 .997 -
2015 - 110 232 5 0 2 1.000 -
2016 - 148 272 5 3 1 .989 -
2017 - 97 193 1 3 0 .985 -
MLB 86 137 1 0 1 1.000 1105 2575 32 15 12 .994 37 72 0 0 0 1.000

タイトル[編集]

表彰[編集]

記録[編集]

諸記録[編集]

  • 先頭打者本塁打:14本
  • ランニングホームラン:1本(2011年9月19日)
  • 単独ホームスチール:2回(2009年4月26日、2016年4月22日)

背番号[編集]

  • 46(2007年 - 2009年)
  • 2(2010年 - 2013年)
  • 22(2014年 - 2017年)

脚注[編集]

  1. ^ Yanks Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
  2. ^ Callis. “Jacoby Ellsbury Stats” (英語). 2017年9月14日閲覧。
  3. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、49頁。ISBN 978-4-331-51300-2
  4. ^ Callis, Jim (2008年2月25日). “Top 100 Prospects: No. 1-20” (英語). BaseballAmerica.com. 2009年2月5日閲覧。
  5. ^ Callis, Jim (2008年1月4日). “Boston Red Sox: Top 10 Prospects” (英語). BaseballAmerica.com. 2009年2月5日閲覧。
  6. ^ Associated Press (2008年5月18日). “Behind Ortiz's blasts, Red Sox sweep away Brewers” (英語). ESPN.com. 2009年2月4日閲覧。
  7. ^ Petraglia, Mike (2008年5月18日). “Brewers swipe Ellsbury's history attempt Sox speedster gets caught stealing for first time in his career” (英語). MLB.com. 2009年2月4日閲覧。
  8. ^ Ian Browne. “Ellsbury steals home against Yanks”. MLB.com. 2009年4月27日閲覧。
  9. ^ Dierkes, Tim(2012-01-17). Red Sox Avoid Arbitration With Jacoby Ellsbury. MLBTradeRumors.com(英語). 2012年1月23日閲覧
  10. ^ 違約金は500万ドル。
  11. ^ Yankees sign outfielder Jacoby Ellsbury to a seven-year contract”. MLB.com Yankees Press Release (2013年12月7日). 2014年12月21日閲覧。
  12. ^ Bryan Hoch (2013年12月8日). “Ellsbury, Yankees complete seven-year deal”. MLB.com. 2014年12月21日閲覧。
  13. ^ ヤンキース・エルズベリーがDL入り”. 日刊スポーツ (2015年5月21日). 2015年10月7日閲覧。
  14. ^ ヤンキース・エルズベリーがDL入り”. 日刊スポーツ (2016年4月23日). 2017年3月3日閲覧。
  15. ^ “ヤンキース エルズベリーが開幕絶望 右脇腹痛め故障者リスト入り”. スポニチアネックス. (2018年3月20日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/20/kiji/20180320s00001007071000c.html 2018年10月7日閲覧。 
  16. ^ “ヤンキース・エルズベリー、左臀部手術で今季全休”. 日刊スポーツ. (2018年8月8日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201808080000326.html 2018年10月7日閲覧。 
  17. ^ 年俸23億の“不良債権化”するヤ軍35歳、2010年代最高の中堅手10選に「忘れては…」”. Full-count. 2019年11月1日閲覧。
  18. ^ Yankees' Jacoby Ellsbury: Will not play in 2019”. CBSSports.com. 2019年11月1日閲覧。
  19. ^ ヤ軍、年俸23億円“不良債権”エルズベリーと契約解除 直近2年間で一度も出場せず”. Full-count. 2019年11月21日閲覧。
  20. ^ “エルズベリー、打撃妨害出塁で最多記録=米大リーグ”. 時事通信社. (2017年9月12日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091200565&g=bsb 2017年10月8日閲覧。 
  21. ^ The catcher's interference record is a symptom of Jacoby Ellsbury's problem at the plate - River Avenue Blues” (英語). River Avenue Blues (2017年1月26日). 2017年10月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]