マイケル・テイラー (1991年生の外野手)
ワシントン・ナショナルズ #3 | |
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![]() 2015年6月28日 | |
基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | フロリダ州フォートローダーデール |
生年月日 | 1991年3月26日(28歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 205 lb =約93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2009年 ドラフト6巡目(全体172位)でワシントン・ナショナルズから指名 |
初出場 | 2014年8月12日 ニューヨーク・メッツ戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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マイケル・アンソニー・テイラー(Michael Anthony Taylor, 1991年3月26日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身のプロ野球選手(外野手)。MLBのワシントン・ナショナルズに所属。愛称はマイキー・T[1]。
経歴[編集]
ナショナルズ傘下時代[編集]
2009年のMLBドラフト6巡目(全体172位)でワシントン・ナショナルズから指名され入団。
2010年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプロデビュー。遊撃手・三塁手・二塁手として38試合に出場し、1本塁打12打点1盗塁、打率.195だった。9月にA級ヘイガーズタウン・サンズへ昇格。一塁手として5試合に出場した。
2011年はA級ヘイガーズタウンでプレー。この年から外野手に転向した。126試合に出場し、13本塁打68打点23盗塁、打率.253だった。
2012年はA+級ポトマック・ナショナルズに昇格。109試合に出場し、3本塁打37打点19盗塁、打率.242だった。
2013年もA+級ポトマックでプレー。5月28日にカロライナリーグ・5月第3週(5月20日から26日)の「Player of the Week」に選出され[2]、7月23日に2度目となる7月第3週(7月15日から21日)の「Player of the Week」に選出され[3]、9月4日には3度目となる8月第4週(8月26日から9月2日)の「Player of the Week」に選出された[4]。この年は133試合に出場し、10本塁打87打点51盗塁、打率263だった。11月20日に40人枠入りを果たした[5]。
2014年3月13日にAA級ハリスバーグ・セネターズへ異動し、98試合に出場して打率.313・22本塁打・61打点・34盗塁などを記録した。
ナショナルズ時代[編集]
2014年8月4日にAAA級シラキュース・チーフスに昇格して数試合に出場後、メジャー初昇格した。デビュー戦となった8月12日のニューヨーク・メッツ戦では8番・右翼手で先発出場してカルロス・トーレスから初本塁打を放った。この年は17試合に出場し、打率.205・1本塁打・5打点という打撃成績を残した。守備面では、センター10試合・ライト5試合を守り、無失策だった。
2015年は、センターのレギュラー格の座を獲得した。9月4日のアトランタ・ブレーブス戦では自身初のサヨナラ安打となる本塁打をブランドン・カニフから記録した。9月8日のニューヨーク・メッツ戦では満塁ランニング本塁打を放った[6]。しかし9月25日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では自身の失策により逆にアーロン・アルテールに満塁ランニング本塁打を許すことがあった[7]。この年は138試合に出場して規定打席に届き、打率.229・158三振 (リーグワースト5位) と、ミート面では課題を残したが、14本塁打・63打点・16盗塁という成績を残した。守備は、96試合でセンターを守り3失策・守備率.987だった。ライトの3試合では無失策、レフトの38試合では同じく無失策だった。
2016年は開幕からセンターのレギュラーとして固定され、主に1番打者として起用されたが、打率や出塁の面での改善は見られなかった。攻守ともに精彩を欠き、6月22日のロサンゼルス・ドジャース戦では5打席連続三振を喫し、スコア3-2で迎えた9回裏の1アウトランナー1塁の場面では、ヤシエル・プイグが打ったセンター前安打を後逸し、サヨナラ負けを許した。この年はレギュラーをキープする事は出来ず、76試合の出場に留まった。打撃面では打率.231・7本塁打・16打点を記録したほか、前年比で60試合以上減ながら、前年とほぼ同数の14盗塁を決めた。守備では主にセンターを守り、64試合で1失策・守備率.99という内容だった。ライトは5試合、レフトは1試合で守ったのみだった。
2017年も控え外野手に回ると思われていたが、トレア・ターナーが遊撃手に転向し、センターを引き継いだアダム・イートンが4月末に怪我で離脱したことで正中堅手として起用された。スタメン起用後は打撃成績が向上し、イートンの怪我前は打率.192・0本塁打だったが、5月からの前半戦終了までを打率.287・12本塁打とした[8]。しかし、7月7日に腹斜筋の張りで故障者リスト入りした[9]。8月13日に復帰し、後半戦は調子を落としたものの、9月8日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では満塁ランニング本塁打を放つなどした[10]。最終成績は118試合に出場し、打率.271・19本塁打・53打点で飛躍のシーズンとなった。UZR +10.3は外野守備全体でリーグ2位、センターのみだとリーグトップだった。ポストシーズンのディビジョンシリーズでは第4戦で球団史上初となるポストシーズンでの満塁本塁打を放った[11]。
2018年は開幕から正中堅守として出場したが、アダム・イートンの故障に伴い5月中旬にメジャーデビューしたファン・ソトの台頭と、その後のイートンの復帰により控えに回ることが多くなった。出番の減少に伴い打撃の成績も落ちていった。最終成績は134試合に出場し、打率.227・6本塁打・28打点だった。昨季より出場試合数は増えたが、打席数は減少した。
2019年はスプリングトレーニング中に左足を故障し、故障者リスト入りして開幕を迎えた[12]。4月10日のフィラデルフィア・フィリーズ戦の途中出場で復帰するも、このシーズンも新人ビクター・ロブレスの台頭により控えに回ることが多かった。6月後半にマイナー降格し、セプテンバーコールアップが起きる9月にようやくメジャーに戻った[13]。初年度以降自己最少となる53試合の出場で打率.250・1本塁打・3打点だった。ポストシーズンでは、地区シリーズ第2戦でロブレスが負傷したことで第3戦から先発出場し、チーム移転後初のシリーズ突破を決める最後のアウトをダイビングキャッチで取り、リーグチャンピオンシップシリーズ第2戦では先制ホームランを放った[14]。ロブレスの復帰後は控えに戻ったが、ワールドシリーズ第2戦で代打出場して本塁打を打った。
詳細情報[編集]
年度別打撃成績[編集]
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2014 | WSH | 17 | 43 | 39 | 5 | 8 | 3 | 0 | 1 | 14 | 5 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 17 | 1 | .205 | .279 | .359 | .638 |
2015 | 138 | 511 | 472 | 49 | 108 | 15 | 2 | 14 | 169 | 63 | 16 | 3 | 1 | 2 | 35 | 9 | 1 | 158 | 5 | .229 | .282 | .358 | .640 | |
2016 | 76 | 237 | 221 | 28 | 51 | 11 | 0 | 7 | 83 | 16 | 14 | 3 | 0 | 1 | 14 | 0 | 1 | 77 | 2 | .231 | .278 | .376 | .654 | |
2017 | 118 | 432 | 399 | 55 | 108 | 23 | 3 | 19 | 194 | 53 | 17 | 7 | 1 | 2 | 29 | 3 | 1 | 137 | 3 | .271 | .320 | .486 | .806 | |
2018 | 134 | 385 | 353 | 46 | 80 | 22 | 3 | 6 | 126 | 28 | 24 | 6 | 2 | 0 | 29 | 2 | 1 | 116 | 9 | .227 | .287 | .357 | .644 | |
2019 | 53 | 97 | 88 | 10 | 22 | 7 | 0 | 1 | 32 | 3 | 6 | 0 | 2 | 0 | 7 | 0 | 0 | 34 | 0 | .250 | .305 | .364 | .669 | |
MLB:6年 | 536 | 1705 | 1572 | 193 | 377 | 81 | 8 | 48 | 618 | 168 | 77 | 21 | 6 | 5 | 117 | 14 | 5 | 539 | 20 | .240 | .294 | .393 | .687 |
- 2019年度シーズン終了時
年度別守備成績[編集]
年 度 |
球 団 |
中堅(CF) | 左翼(LF) | 右翼(RF) | 一塁(1B) | ||||||||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2014 | WSH | 10 | 15 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | 5 | 16 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | ||||||||||
2015 | 96 | 228 | 3 | 3 | 1 | .987 | 38 | 72 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | ||||||
2016 | 64 | 121 | 5 | 1 | 0 | .992 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | ||||||
2017 | 111 | 258 | 8 | 4 | 1 | .985 | - | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | |||||||||||
2018 | 113 | 232 | 6 | 1 | 2 | .996 | - | - | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | |||||||||||
2019 | 25 | 29 | 2 | 1 | 1 | .969 | - | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | ||||||
通算 | 419 | 883 | 24 | 10 | 5 | .989 | 39 | 73 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | 22 | 25 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- |
- 2019年度シーズン終了時
背番号[編集]
- 18 (2014年)
- 3 (2015年 - )
脚注[編集]
- ^ Explaining Nats Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月22日閲覧
- ^ P-Nats Center Fielder Michael Taylor Earns Carolina League's Player of the Week Award MiLB.com
- ^ Potomac Outfielder Michael Taylor Claims Second 2013 Carolina League Player of the Week Award MiLB.com
- ^ P-Nats Outfielder Michael Taylor Honored with Third Carolina League Player of the Week Award in 2013 MiLB.com
- ^ Nationals select Sammy Solis, Michael Taylor and Aaron Barrett MLB.com
- ^ “Yoenis Cespedes Misplays Ball in Center Field, Leads to Little League Grand Slam”. Bleacher Report. (2015年9月8日) 2017年9月12日閲覧。
- ^ Axisa, Mike (2015年9月26日). “LOOK: Phillies' Aaron Altherr hits inside-the-park grand slam”. CBS Sports 2017年9月12日閲覧。
- ^ Lebowitz, Paul (2017年6月28日). “Michael Taylor making most of opportunity after Adam Eaton injury”. FanRag Sports Network 2017年9月12日閲覧。
- ^ Janes, Chelsea (2017年7月6日). “Michael A. Taylor is headed to the 10-day disabled list with oblique strain”. The Washington Post 2017年9月12日閲覧。
- ^ Castillo, Jorge (2017年9月8日). “Michael A. Taylor takes the inside track to a grand slam in Nationals’ victory”. The Washington Post 2017年9月12日閲覧。
- ^ Janes, Chelsea (2017年10月11日). “Through teeth of a Wrigley wind, Michael A. Taylor shows his power”. The Washington Post (Chicago) 2017年10月13日閲覧。
- ^ “ナショナルズ、俊足テイラーが故障で長期離脱か”. nikkansports.com. 2019年10月19日閲覧。
- ^ “Nationals add Michael A. Taylor, Wilmer Difo to active roster”. The Washington Post. 2019年10月19日閲覧。
- ^ “Taylor 'huge part' of Nats' success thus far”. MLB.com. 2019年10月19日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Michael A. Taylor stats MiLB.com (英語)
- Michael A Taylor (@Taylor_Michael3) - Twitter
- Michael A Taylor (mataylor03) - Instagram
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