アダム・ジョーンズ

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アダム・ジョーンズ
Adam Jones
オリックス・バファローズ #10
Adam Jones (48053097731) (cropped).jpg
アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2019年6月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンディエゴ
生年月日 (1985-08-01) 1985年8月1日(35歳)
身長
体重
188 cm
98 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2003年 MLBドラフト1巡目追補(全体37位)でシアトル・マリナーズから指名
初出場 MLB / 2006年7月14日
NPB / 2020年6月19日
年俸 4億3,600万円(2020年)※2020年から2年契約
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2013年2017年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2017 野球

アダム・ラ・マーキー・ジョーンズAdam La Marque Jones, 1985年8月1日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。愛称はパッポPappo[1]オリックス・バファローズ所属。

経歴[編集]

プロ入りとマリナーズ時代[編集]

2003年MLBドラフト1巡目追補(全体37位)でシアトル・マリナーズから指名され、プロ入り。

投手としての期待も受けていたが、入団後は遊撃手としてプレーした。

2005年キューバから亡命していたユニエスキー・ベタンコートが入団すると、外野手に転向した。

トッププロスペクト英語版(将来のスター選手候補)として2006年7月12日にメジャー初昇格し、14日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビューを果たした。

オリオールズ時代[編集]

ボルチモア・オリオールズ時代
(2018年4月11日)

2008年2月8日にエリック・ベダードとのトレードで、ジョージ・シェリルクリス・ティルマントニー・バトラーキャム・ミコライオと共にボルチモア・オリオールズへ移籍した。

2009年中堅手のレギュラーの座を掴み、オールスターにも選出された。オフには、ゴールドグラブ賞も受賞した。

2012年5月26日に6年総額8550万ドルと出来高600万ドルでオリオールズと契約を延長した[2]。この年は、オールスターに選ばれ[3]、初めて30本塁打の大台を突破した。3年ぶりのゴールドグラブ賞も受賞したが、守備防御点(DRS)が全中堅手で最低の-16を記録していたため、物議を醸した[4]

2013年はシーズン開幕前の3月に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[5]。シーズンでは打率.285、33本塁打、108打点、14盗塁を記録した。100打点超えは自身初である。

2014年は159試合に出場して4年連続で150試合以上に出場し、打率.281、29本塁打、96打点を記録し、通算150本塁打を達成した。走塁面では、4年ぶりに二桁盗塁に届かなかったが、成功7に対して失敗1(成功率88%)だった。四球が、規定打席に届いたシーズンとしては最少の19にとどまり出塁率が下がった。オフには、3年連続となるゴールドグラブ賞を受賞した。また、オフの11月に開催された日米野球2014のMLB選抜に選出されていた[6]が、先約があり[7]11月7日に辞退した[8][9]

2015年4月21日のトロント・ブルージェイズ戦では、ホセ・バティスタの本塁打の後にバットを投げた行為がメジャーの舞台ではふさわしくないとして攻守交代の際に口論となった[10]。同年は137試合に出場して打率.269、27本塁打(5年連続25本以上)、82打点(5年連続80打点以上)をマークした。しかし、規定打席に達したシーズンとしては盗塁と出塁率が自己ワーストに終わった。

2016年は、152試合の出場で打率.265、29本塁打、83打点という例年並みの打撃成績を記録。ただ、二塁打19本は規定打席に到達したシーズンとしては自己ワーストだった。同年、通算200本塁打を達成。オフの11月20日に第4回WBCアメリカ合衆国代表への参加の意思を表明し[11]、12月5日に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[12]

2017年はシーズン開幕前に選出されていた第4回WBCに参加。3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[13]。シーズンでは5月1日からのボストン・レッドソックス戦で相手ファンから人種差別的発言を受けたことで話題となり、問題解決後、バッターボックスに立つと観客から拍手を受ける光景があった[14]。同3日には審判にストライク判定について抗議して、自身初の退場処分を受けた。また、21日のトロント・ブルージェイズ戦でチームの本拠地、オリオール・パークでの通算124号本塁打を放ち、ラファエル・パルメイロを抜き同球場における本塁打の歴代最多記録を更新[15]。打点数の記録も保持している。さらに、31日のニューヨーク・ヤンキース戦で8回に通算1500安打を達成した[16]。8月28日には通算250本塁打に到達。最終成績は147試合の出場で打率.285、26本塁打、73打点だった。

2018年は開幕戦でサヨナラホームランを放つ。最終的に145試合に出場して打率.281、15本塁打、63打点の成績を残した。守備面では、オリオールズ移籍後初めてライトやレフトの守りに就いた。10月29日にFAとなった[17]

ダイヤモンドバックス時代[編集]

2019年3月11日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと1年300万ドルの契約を結んだ[18]

同年は主に右翼手として起用され137試合に出場し、打率.260、16本塁打、67打点だった。同年オフにFAとなった。

オリックス時代[編集]

2019年12月11日にオリックス・バファローズと正式契約したことが、同球団および自身のSNSにより発表された[19][20]。契約内容は2年総額800万ドル+出来高で、3年目は球団側に選択権がある[21]。背番号はオリオールズ時代から使用している10で、同年まで使用していた大城滉二は背番号9へ変更となった[22]

6月20日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で来日初安打を記録した。

6月23日の千葉ロッテマリーンズ戦にて来日初ホームランを記録した。

8月21日、成績不振により西村徳文監督が辞任し、中嶋聡監督代行の初陣となる今日の試合でホームランを放ち片腕を突き上げ「サイコー」と叫ぶパフォーマンスを行った。翌日の22日では初2試合連続&2打席連続となるアーチを放ちチームを2連勝に導き、昨日から行っているホームランパフォーマンスを披露した[23]

また、来日直後には日米通算ヒット数が2000安打に迫っていたこともあり、オリックス球団はアダメーター(ADAMETER)というジョーンズの通算安打数を京セラドームの試合時、ジョーンズが安打を放つたびに表示するようにした。 また、アダメーターはアダムとメーターを掛けている。 9月10日の埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)にて、4打席目にセンターへタイムリーツーベースを放ち、日米通算2000本安打を達成した。

選手としての特徴[編集]

ボルチモア・オリオールズの球団記録上位に名を連ねており、1781安打(5位)、263本塁打(5位)、866打点(6位)、595長打(5位)がある[24]。守備面では、中堅手としてイニング数が1位で、試合数や刺殺補殺ゴールドグラブ賞受賞数は2位である。

人物[編集]

クインティン・ベリーとは7歳からの幼馴染で、モース高等学校英語版までチームメイトでもあった[25]。クインティンの結婚式では新郎の介添人を務めた[26]

左肩に「人生で最も大切な女性」とする自身の母親と祖母のタトゥーを入れており、ホームランを打って生還した時は必ず左肩を軽く叩いている[27]

2013年8月11日、AT&Tパークで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、外野を守っていた彼に向けてファンからバナナを投げ付けられたことを、自身のツイッターで明らかにした[28]。翌日、その行為は彼に対する侮辱を意図するものではなく、大敗(2-10)に嫌気が差したものだったとして、ジャイアンツ・ファンの男性が名乗り出て謝罪した[29]

2016年9月12日、人種差別に抗議する目的で、NFLのような国歌斉唱中に膝をつく行動がMLBでは見られないのは「野球は白人のスポーツだから」と語り、物議を醸した[30]

2017年5月1日、フェンウェイ・パークでレッドソックス・ファンから人種差別的なやじを浴び、ピーナッツの袋を投げ付けられた。その観客は警備員によって退場させられ、翌日、レッドソックスとボストン市長が彼とオリオールズに対し謝罪の声明を発表した[31]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2006 SEA 32 76 74 6 16 4 0 1 23 8 3 1 0 0 2 0 0 22 3 .216 .237 .311 .548
2007 41 71 65 16 16 2 1 2 26 4 2 1 1 0 4 0 1 21 0 .246 .300 .400 .700
2008 BAL 132 514 477 61 129 21 7 9 191 57 10 3 2 5 23 0 7 108 12 .270 .311 .400 .711
2009 119 519 473 83 131 22 3 19 216 70 10 4 0 3 36 3 7 93 13 .277 .335 .457 .792
2010 149 621 581 76 165 25 5 19 257 69 7 7 2 2 23 1 13 119 17 .284 .325 .442 .767
2011 151 618 567 68 159 26 2 25 264 83 12 4 1 12 29 2 9 113 16 .280 .319 .466 .785
2012 162 697 648 103 186 39 3 32 327 82 16 7 0 2 34 0 13 126 15 .287 .334 .505 .839
2013 160 689 653 100 186 35 1 33 322 108 14 3 0 3 25 4 8 136 15 .285 .318 .493 .811
2014 159 682 644 88 181 30 2 29 302 96 7 1 0 7 19 1 12 133 11 .281 .311 .469 .780
2015 137 581 546 74 147 25 3 27 259 82 3 1 0 3 24 3 8 102 21 .269 .308 .474 .782
2016 152 672 619 86 164 19 0 29 270 83 2 0 1 8 39 2 5 115 13 .265 .310 .436 .746
2017 147 635 597 82 170 28 1 26 278 73 2 1 1 3 27 1 7 113 18 .285 .322 .466 .787
2018 145 613 580 54 163 35 0 15 243 63 7 1 0 4 24 1 5 93 21 .281 .313 .419 .732
2019 ARI 137 528 485 66 126 25 1 16 201 67 2 1 0 3 31 2 8 101 15 .260 .313 .414 .728
MLB:14年 1823 7516 7009 963 1939 336 29 282 3179 945 97 35 8 55 340 20 103 1395 190 .277 .317 .454 .771
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(RF)




































2006 SEA 26 67 5 3 1 .960 - -
2007 7 10 0 1 0 .909 26 24 2 1 1 .963 6 5 0 0 0 1.000
2008 BAL 129 336 4 3 1 .991 - -
2009 118 349 9 5 1 .986 - -
2010 149 422 12 7 6 .984 - -
2011 148 379 16 8 5 .980 - -
2012 162 439 7 8 0 .982 - -
2013 156 352 11 2 0 .995 - -
2014 155 374 7 6 3 .984 - -
2015 134 317 13 3 4 .991 - -
2016 152 349 4 2 1 .994 - -
2017 147 331 5 5 1 .985 - -
2018 106 237 3 3 1 .988 2 3 0 0 0 1.000 33 69 2 1 1 .986
2019 ARI 1 2 0 0 0 1.000 - 130 207 2 6 0 .972
MLB 1590 3964 96 56 24 .986 28 27 2 1 1 .967 169 281 4 7 1 .976

表彰[編集]

MLB

記録[編集]

MLB
NPB

背番号[編集]

  • 25(2006年 - 2007年)
  • 10(2008年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Orioles Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月4日閲覧
  2. ^ Source -- Baltimore Orioles to announce Adam Jones extension Sunday ESPN
  3. ^ Orioles trio tabbed for AL All-Star squad
  4. ^ Gold Glove Listing Improves but Still Has a Major Absence New York Times
  5. ^ Team USA final roster for WBC announced
  6. ^ “日米野球にプホルス、カノ、プイグら”. 日刊スポーツ. (2014年8月20日). http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/f-bb-tp2-20140820-1353736.html 2014年11月6日閲覧。 
  7. ^ Orioles' Tommy Hunter heading to Japan to play in MLB All-Star Series exhibition”. The Baltimore Sun (2014年11月6日). 2020年1月26日閲覧。
  8. ^ 日米野球のMLB選手確定!今季16勝のシューメーカーら追加発表
  9. ^ “シューメーカーら14人追加=日米野球”. 時事ドットコム. (2014年11月7日). http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/f-bb-tp2-20141101-1390295.html 2014年11月8日閲覧。 
  10. ^ Bautista-Jones exchange heightens tense rivalry MLB.com 英語 (2015年4月22日) 2015年5月10日閲覧
  11. ^ Jones motivated for Classic WorldBaseballClassic.com (英語) (2016年11月20日) 2016年12月15日閲覧
  12. ^ 24 All-Stars among initial confirmed players for 2017 World Baseball Classic MLB.com Press Release (英語) (2016年12月5日) 2016年12月15日閲覧
  13. ^ American Beauty: USA dominates PR in final World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  14. ^ Jones receives welcoming ovation at Fenway”. MLB.com. 2019年12月9日閲覧。
  15. ^ Orioles' Adam Jones hits his 124th Camden Yards home run, tying him for most in ballpark history”. baltimoresun.com. 2019年12月9日閲覧。
  16. ^ Jones' 5-RBI return is #ASGWorthy for O's MLB.com (英語) (2017年6月1日) 2017年6月4日閲覧
  17. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年1月4日閲覧。
  18. ^ Steve Gilbert (2019年3月11日). “Adam Jones has 1-year deal with D-backs” (英語). MLB.com. 2019年3月12日閲覧。
  19. ^ “新外国人選手獲得のお知らせ” (日本語). オリックス・バファローズ公式. (2019年12月11日). https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00003032.html 2019年12月11日閲覧。 
  20. ^ 本人Instagram (simplyaj10) 2019年12月11日
  21. ^ “ジョーンズのオリックス入団が決定 最大3年1550万ドルの大型契約” (日本語). MLB.JP. (2019年12月11日). http://www.mlb.jp/category/news/#31566 2019年12月11日閲覧。 
  22. ^ “背番号変更のお知らせ” (日本語). オリックス・バファローズ公式. (2019年12月11日). https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00003031.html 2019年12月11日閲覧。 
  23. ^ オリックス・ジョーンズ4打点「サイコー!」新儀式(日刊スポーツ)” (日本語). Yahoo!ニュース. 2020年8月23日閲覧。
  24. ^ Baltimore Orioles Top 10 Career Batting Leaders”. Baseball-Reference.com. 2019年12月9日閲覧。
  25. ^ San Diego pals Adam Jones, Quintin Berry reuniting at Camden Yards”. The Baltimore Sun (2012年7月12日). 2018年11月13日閲覧。
  26. ^ Berry, Jones bring a lifelong bond to AL East”. MLB.com (2013年9月27日). 2020年1月26日閲覧。
  27. ^ Jones ready to make an impact for O's”. ESPN (2009年4月10日). 2020年2月17日閲覧。
  28. ^ I want to thank whatever slapdick threw that banana towards my direction in CF in the last inning”. Adam jonesのTwitter (2013年8月12日). 2020年1月26日閲覧。
  29. ^ Giants fan steps forward in Adam Jones banana incident”. The Mercury News (2013年8月12日). 2020年1月26日閲覧。
  30. ^ Adam Jones on MLB's lack of Kaepernick protest: 'Baseball is a white man's sport'”. USA TODAY (2016年9月13日). 2020年1月26日閲覧。
  31. ^ Red Sox, Boston mayor apologize to Orioles' Adam Jones after fan incidents”. USA TODAY (2017年5月2日). 2020年1月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]