アダム・イートン (外野手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
アダム・イートン
Adam Eaton
ワシントン・ナショナルズ #2
Spanky Eaton (34242357561) (cropped).jpg
ワシントン・ナショナルズ時代
(2017年4月28日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オハイオ州クラーク郡スプリングフィールド
生年月日 (1988-12-06) 1988年12月6日(30歳)
身長
体重
5' 8" =約172.7 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2010年 MLBドラフト19巡目(全体571位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名
初出場 2012年9月4日 サンフランシスコ・ジャイアンツ
年俸 $6,000,000 (2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

アダム・コーリー・イートンAdam Cory Eaton, 1988年12月6日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州クラーク郡スプリングフィールド出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。MLBワシントン・ナショナルズ所属。

経歴[編集]

プロ入りとダイヤモンドバックス時代[編集]

2010年、MLBドラフト19巡目(全体571位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、6月13日に契約。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイ英語版でプロデビュー。68試合に出場して打率.385・7本塁打・37打点・20盗塁の成績を残した。

2011年はA+級バイセイリア・ローハイドで開幕を迎え、65試合に出場。打率.332・6本塁打・39打点・24盗塁と結果を残し、7月2日にAA級モービル・ベイベアーズへ昇格。56試合に出場して打率.302・4本塁打・28打点・10盗塁の成績を残した。

2012年はAA級モービルで開幕を迎え、4月にAAA級リノ・エーシズへ昇格し、119試合に出場。打率.381・7本塁打・45打点・38盗塁と大活躍し、パシフィック・コーストリーグの最優秀新人賞、MVPを受賞した[2][3]9月4日にダイヤモンドバックスとメジャー契約を結び[4]、同日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビュー。1番・中堅で先発起用され、6打数2安打1三振だった[5]。その後は1番・中堅手として先発起用され続け、9月20日サンディエゴ・パドレス戦では、第四打席にブラッド・ブラックからメジャー初本塁打を放った[6]。この年メジャーでは22試合に出場して打率.259・2本塁打・5打点・2盗塁の成績を残した。

2013年3月2日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意[7]3月31日に左肘の故障で15日間のDL入りした[8]7月9日に復帰した[9]。この年は故障の影響で66試合の出場にとどまり、打率.252・3本塁打・22打点・5盗塁の成績を残した。

ホワイトソックス時代[編集]

2013年12月10日にダイヤモンドバックス、シカゴ・ホワイトソックスロサンゼルス・エンゼルス間で行われた三角トレードで、ホワイトソックスへ移籍した[10]

2014年3月1日にホワイトソックスと1年契約に合意し[11]、開幕ロースター入りした。開幕後は正中堅手として25試合に出場していたが、5月3日に右ハムストリングの故障で15日間の故障者リスト入りした[12]5月18日に復帰[13]。123試合の出場に留まったが、規定打席に到達して打率.300・リーグ最多の10三塁打を記録し、大ブレイクした。

2015年はスプリングトレーニング期間に5年総額2350万ドルの契約延長を結んだ[14]。シーズンでは4月22日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でヨーダノ・ベンチュラと乱闘になることがあった[15]。8月3日には自身初の週間MVP英語版に選出された。153試合の出場で打率.287・14本塁打・56打点という打撃成績を残した。三塁打も引き続き多く、リーグ6位タイの9本を放った。しかし三振が大幅に増え、前年比で + 約50となる131三振を喫した。走塁が絡むスタッツでは、リーグ8位タイの98得点を記録したほか、盗塁を18個決めた。中堅手の守備力は大幅に劣化し、DRSは -14だった。

2016年は157試合の出場で打率.284・14本塁打・59打点・14盗塁・OPS0.790という打撃成績を記録。ほぼ全ての部門で、2015年と同水準の数字を記録した。MLB屈指の三塁打生産マシンとしての能力は健在で、2年ぶり2回目のリーグ1位 (9三塁打) を放った。守備は右翼手にコンバートされ、121試合で3失策守備率.990・DRS +22という素晴らしい成績を記録。中堅手を守った48試合でのDRSは -2ながら、外野トータルのDRSは +20と好成績だった。

ナショナルズ時代[編集]

2016年12月8日ルーカス・ジオリトレイナルド・ロペスデイン・ダニング英語版とのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍した[16]

2017年4月28日ニューヨーク・メッツ戦の打席で一塁に到達した際につまずき、負傷交代した[17]。翌日、左膝十字靭帯の断裂と診断された[18]。残りのシーズンは全休した。

2018年は開幕から出場し、4月1日にはシーズン最初の週間MVPを獲得した[19]。しかし4月5日のニューヨーク・メッツ戦でのスライディングが原因で左足首の骨挫傷を負い、後に10日間のDLに入った[20]。5月10日、ウィスコンシン州グリーンベイで負傷した足首に関節鏡手術を行い[21]、遊離軟骨を除去した[22]。6月9日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で復帰した[23]。その後は安定した成績を残し、最終成績は95試合の出場で打率.301・5本塁打・33打点だった。

選手としての特徴[編集]

通算のコンタクト率が86%と高い巧打タイプの打者で、通算のレフト方向への打球の割合が36%とメジャーでも屈指のオポジットフィールドヒッター。ただし、2016年までのホームラン34本のうち29本はライトスタンドへの打球となっている。2015年以降フライ性の打球の割合が増え、本塁打が2桁に増加した。
2012年から2016年まで、センターを3,115.1回守ってDRS-8・UZR-21.0となっているが、ライトは1,008.2回を守ってDRS+24・UZR+24.7となっており、主にライトを守った2016年はリーグトップクラスの値となっている[24]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2012 ARI 22 103 85 19 22 3 2 2 35 5 2 3 1 0 14 0 3 15 0 .259 .382 .412 .794
2013 66 277 250 40 63 10 4 3 90 22 5 2 3 1 17 0 6 44 4 .252 .314 .360 .674
2014 CWS 123 538 486 76 146 26 10 1 195 35 15 9 2 2 43 0 5 83 4 .300 .362 .401 .763
2015 153 689 610 98 175 28 9 14 263 56 18 8 5 2 58 2 14 131 5 .287 .361 .431 .792
2016 157 706 619 91 176 29 9 14 265 59 14 5 7 3 63 2 14 115 6 .284 .362 .428 .790
2017 WSH 23 107 91 24 27 7 1 2 42 13 3 1 0 1 14 0 1 18 0 .297 .393 .462 .854
2018 95 370 319 55 96 18 1 5 131 33 9 1 2 0 38 0 11 64 2 .301 .394 .411 .805
MLB:7年 639 2790 2460 403 705 121 36 41 1021 223 66 29 20 9 247 4 54 470 21 .287 .363 .415 .778
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

背番号[編集]

  • 6(2012年 - 2013年)
  • 1(2014年 - 2016年)
  • 2(2017年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Adam Eaton Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年12月8日閲覧。
  2. ^ Dylan Higgins (2012年8月28日). “Eaton Named PCL's Rookie of the Year” (英語). MiLB.com. 2014年7月15日閲覧。
  3. ^ Eaton is PCL's Most Valuable Player” (英語). MiLB.com (2012年8月30日). 2014年7月15日閲覧。
  4. ^ “D-backs select contract of Adam Eaton from Triple-A Reno” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Arizona Diamondbacks), (2012年9月4日), http://m.dbacks.mlb.com/news/article/37873102 2016年12月8日閲覧。 
  5. ^ Scores for Sep 4, 2012” (英語). ESPN MLB (2012年9月4日). 2014年7月15日閲覧。
  6. ^ Scores for Sep 20, 2012” (英語). ESPN MLB (2012年9月20日). 2014年7月15日閲覧。
  7. ^ “D-backs agree to terms with 20 players; renew contract for Wade Miley” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Arizona Diamondbacks), (2013年3月2日), http://m.dbacks.mlb.com/news/article/42205912/d-backs-sign-20-players-renew-contract-for-miley/ 2016年12月8日閲覧。 
  8. ^ “D-backs announce 2013 Opening Day Roster” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Arizona Diamondbacks), (2013年3月31日), http://m.dbacks.mlb.com/news/article/43580814/d-backs-announce-2013-opening-day-roster/ 2016年12月8日閲覧。 
  9. ^ “D-backs Reinstate Eaton From 15-Day Disabled List; Option Brewer to Reno” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Arizona Diamondbacks), (2013年7月9日), http://m.dbacks.mlb.com/news/article/53215454/d-backs-reinstate-eaton-from-15-day-disabled-list-option-brewer-to-reno/ 2016年12月8日閲覧。 
  10. ^ “White Sox acquire outfielder Adam Eaton from Arizona” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Chicago White Sox), (2012年12月10日), http://m.whitesox.mlb.com/news/article/64551516/white-sox-acquire-outfielder-adam-eaton-from-arizona/ 2016年12月8日閲覧。 
  11. ^ “White Sox agree to terms with 24 players on 2014 contracts” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Chicago White Sox), (2014年3月1日), http://m.whitesox.mlb.com/news/article/68516948/white-sox-agree-to-terms-with-24-players-on-2014-contracts/ 2016年12月8日閲覧。 
  12. ^ “White Sox announce four roster moves” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Chicago White Sox), (2014年5月3日), http://m.whitesox.mlb.com/news/article/74189864/white-sox-announce-four-roster-moves/ 2016年12月8日閲覧。 
  13. ^ “White Sox reinstate Adam Eaton from 15-day disabled list; place Jose Abreu on 15-day disabled list” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Chicago White Sox), (2014年5月18日), http://m.whitesox.mlb.com/news/article/75898174/white-sox-reinstate-adam-eaton-from-15-day-dl-place-jose-abreu-on-15-day-dl/ 2014年12月8日閲覧。 
  14. ^ “White Sox, Adam Eaton agree to 5-year, $23.5 million extension”. Chicago Sun-Times. http://chicago.suntimes.com/baseball/7/71/457556/white-sox-adam-eaton-agree-5-year-23-5-million-extension 
  15. ^ Tempers flare at Chicago, five ejected.”. espn.go.com. ESPN. 2015年4月22日閲覧。
  16. ^ Eaton to Nats; Giolito, 2 more prospects to White Sox” (英語). MLB.com (2016年12月7日). 2016年12月8日閲覧。
  17. ^ Adam Eaton exits with apparent left leg injury” (英語). MLB.com. 2019年1月5日閲覧。
  18. ^ Nats' Adam Eaton talks ACL injury, recovery” (英語). MLB.com. 2019年1月5日閲覧。
  19. ^ Ellis, Cam (2018年4月2日). “Adam Eaton named NL Player of the Week”. NBC Sports Washington. https://www.nbcsports.com/washington/nationals/adam-eaton-named-nl-player-week 2018年6月9日閲覧。 
  20. ^ Snyder, Matt (2018年4月11日). “Adam Eaton will likely be placed on DL with leg injury, but fortunately his knee is OK”. CBS Sports. https://www.cbssports.com/mlb/news/adam-eaton-will-likely-be-placed-on-dl-with-leg-injury-but-fortunately-his-knee-is-ok/ 2018年6月9日閲覧。 
  21. ^ Calcaterra, Craig (2018年4月5日). “Adam Eaton leaves Mets-Nationals game with apparent injury”. NBC Sports Washington. https://mlb.nbcsports.com/2018/04/05/adam-eaton-leaves-mets-nationals-game-with-apparent-injury/ 2018年6月9日閲覧。 
  22. ^ “Nationals’ Adam Eaton has ankle surgery, no return timetable”. WTOP. (2018年5月10日). https://wtop.com/washington-nationals/2018/05/nationals-adam-eaton-has-ankle-surgery-no-return-timetable/ 2018年6月9日閲覧。 
  23. ^ Melnick, Kyle (2018年6月9日). “Eaton rejoins club; Nats celebrate Caps' Cup”. MLB.com. https://www.mlb.com/news/adam-eaton-returns-from-ankle-injury/c-280387548 2018年6月9日閲覧。 
  24. ^ FanGraphs

関連項目[編集]

外部リンク[編集]