カート・スズキ

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カート・スズキ
Kurt Suzuki
アトランタ・ブレーブス #24
Kurt Suzuki on August 22, 2015.jpg
2015年8月22日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ハワイ州マウイ島ワイルク英語版
生年月日 (1983-10-04) 1983年10月4日(33歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2004年 MLBドラフト2巡目(全体67位)でオークランド・アスレチックスから指名
初出場 2007年6月12日 ヒューストン・アストロズ
年俸 $1,500,000(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

カーティス・キヨシ・“カート”・スズキ英語: Kurtis Kiyoshi "Kurt" Suzuki、日本名:鈴木 清〈すずき きよし〉、1983年10月4日 - )は、アメリカ合衆国ハワイ州マウイ島ワイルク英語版出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。

祖父母が愛知県名古屋市出身であり、カート自身は日系アメリカ人3世[2]である。左上腕には漢字で「鈴木」とタトゥーを入れている。

経歴[編集]

アマチュア時代[編集]

カリフォルニア州立大学フラトン校在籍時の2004年、全米大学一に輝く。正捕手として好成績を挙げ、全米大学代表チームに選ばれた他、ビッグ・ウェスト・カンファレンスプレーヤー・オブ・ザ・イヤーブルックス・ウォレス賞カレッジ・ベースボール・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー)、並びに大学最優秀捕手を称えるジョニー・ベンチ賞の3賞を受賞している。

アスレチックス時代[編集]

2004年MLBドラフト2巡目(全体67位)でオークランド・アスレチックスから指名を受け、7月16日に契約成立。この年からA-級でプレーを始める(46試合出場)。

2005年はA+級ストックトン・ポーツ英語版で114試合に出場。打撃はまずまずだったが、守備では15失策、19捕逸を喫し、特に捕球に難があった。しかし、2年連続でベスト・ディフェンシブ・キャッチャーに選出されたほか、チームのプロスペクトランキングで10位(前年9位)となった[3][4]

2006年はAA級ミッドランド・ロックハウンズにステップアップ。99試合 ・ 打率.285 ・ 出塁率.392 ・ OPS.807を記録し、7月9日に行われたフューチャーズゲームに出場した他、ベースボール・アメリカ誌が選ぶAA級オールスター・チームにも選出された[5]。シーズン終了後チーム内の有望株リストで3位にランクされ、三年連続でベスト・ディフェンシブ・キャッチャーに挙げられるなど[6]マイナーリーグにおいて着実に成長を続ける。

2007年の開幕はAAA級サクラメント・リバーキャッツで迎えたが、控え捕手アダム・メルヒューズテキサス・レンジャーズに移籍したため、6月9日にメジャー初昇格。6月12日ヒューストン・アストロズ戦の延長10回表に代打でメジャー・デビュー。この時はサードゴロに倒れたが、14日のアストロズ戦ではライト前に初安打を放っている。7月16日、成績が低迷していたベテラン正捕手ジェイソン・ケンドールシカゴ・カブストレードされたため正捕手に大抜擢され[7]、翌17日レンジャーズ戦の8回表、ハワイ出身の日系人投手シェーン・コミネが5番手として登板し、メジャー史上初のハワイ出身バッテリーが誕生した[8]盗塁阻止率19.4パーセントと低迷したが[9]9月10日シアトル・マリナーズ戦では満塁本塁打を放つなど、68試合に出場して経験を積んだ。

2008年2月28日、1年間の契約延長が成立。

2012年東京ドームで行われたプレシーズンゲームでは対巨人戦でレビ・ロメロから、対阪神戦ではランディ・メッセンジャーから本塁打を放った。また、この試合では、東日本大震災で被災した福島県の親戚を招待していた。

ナショナルズ時代[編集]

2012年8月3日デビッド・フレイタスとのトレードで、ワシントン・ナショナルズに移籍した[10]。移籍後は43試合に出場し、打率.267・5本塁打・25打点・1盗塁だった。

2013年は79試合に出場し、打率.222・3本塁打・25打点・2盗塁だった。

アスレチックス復帰[編集]

2013年8月22日ダコタ・バッカスとのトレードで、アスレチックスに復帰した[11]。移籍後は15試合に出場し、打率.303・2本塁打・7打点だった。11月1日FAとなった[12]

ツインズ時代[編集]

2013年12月20日ミネソタ・ツインズと年俸275万ドルの1年契約で合意したことを報道され[13]12月23日に球団が発表した[14]

2014年7月31日にツインズと総額1200万ドルの2年契約(2017年の球団オプション付き)に合意した[15]

ツインズ加入1年目のシーズンは、正捕手として131試合に出場し、3年ぶりに規定打席に到達を果たした。また、自身初のオールスターのメンバーに選ばれた。打撃面では、ホームランこそメジャー生活で最少の3本に終わったが、打率.288・46三振と巧打を見せた。守備面では失策を4つに抑えて守備率.995という高い数値を記録したが、DRSに関しては - 5と平均以下だった。盗塁阻止率では、85回中21回を刺して阻止率25%だった。

2015年も正捕手を務め、2年連続で131試合に出場した。バッティング面ではやや低調であり、打率.240・5本塁打・50打点という成績に終わった。また、ディフェンス面でも不振であり、守備率こそ.997という安定した数値だったが、DRSは - 9・盗塁阻止率は15%とイマイチだった。

2016年は過去2シーズンと比べると出番が減ったが、それでも正捕手格で106試合に出場。打率.258・8本塁打・49打点という成績を記録、特に本塁打はここ5シーズンで最多だった。守備力の低下には歯止めが掛からず、99試合で守って5失策・守備率.993・DRSは自己ワーストの - 12という惨状だった。他、4試合で指名打者としてもプレーした。オフの11月3日にFAとなった[12]

ブレーブス時代[編集]

2017年1月30日アトランタ・ブレーブスと1年150万ドルで契約を結んだ[16]

選手としての特徴[編集]

ベースボール・アメリカ誌の有望株リストでは、2007年版89位にランクされた[17]

打席内では待球打法に徹し、まずまずのパワーがある。対左投手をカモにするが、対右投手は今一つ。また、その勝負強さからデーブ・ジョンソンに「カート・クラッチ」という愛称を付けられた。ガッツがあり、タフな捕手ではあるが、捕球技術には改善の余地がある。本人は「打撃よりもまずは守備、それがチームと投手陣から信頼を勝ち取る手段」と語っており、守備に対する意識が高い[2][18][19][20]

マイナー4年間の通算成績は、打率.283、出塁率.380、OPS.799。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2007 OAK 68 248 213 27 53 13 0 7 87 39 0 0 3 5 24 0 3 39 4 .249 .327 .408 .735
2008 148 588 530 54 148 25 1 7 196 42 2 3 2 1 44 2 11 69 20 .279 .346 .370 .716
2009 147 614 570 74 156 37 1 15 240 88 8 2 1 7 28 0 8 59 14 .274 .313 .421 .734
2010 131 544 495 55 120 18 2 13 181 71 3 2 0 4 33 3 12 49 22 .242 .303 .366 .669
2011 134 515 460 54 109 26 0 14 177 44 2 2 3 7 38 1 7 64 14 .237 .301 .385 .686
2012 75 278 262 19 57 15 0 1 75 18 1 0 2 2 9 0 3 53 3 .218 .250 .286 .536
WAS 43 164 146 17 39 5 0 5 59 25 1 0 2 3 11 3 2 20 2 .267 .321 .404 .725
'12計 118 442 408 36 96 20 0 6 134 43 2 0 4 5 20 3 5 73 5 .235 .276 .328 .605
2013 79 281 252 19 56 11 1 3 78 25 2 0 2 4 20 6 3 32 2 .222 .283 .310 .593
OAK 15 35 33 6 10 2 0 2 18 7 0 0 0 0 2 0 0 3 0 .303 .343 .545 .888
'13計 94 316 285 25 66 13 1 5 96 32 2 0 2 4 22 6 3 35 2 .232 .290 .337 .627
2014 MIN 131 503 452 37 130 34 0 3 173 61 0 1 1 7 34 0 9 46 9 .288 .345 .383 .727
2015 131 479 433 36 104 17 0 5 136 50 0 0 6 4 29 4 7 59 14 .240 .296 .314 .610
2016 106 373 345 34 89 24 1 8 139 49 0 0 1 4 18 0 5 48 9 .258 .301 .403 .704
通算:10年 1208 4622 4191 432 1071 227 6 83 1559 519 19 10 23 48 290 19 70 541 113 .256 .311 .372 .683
  • 2016年度シーズン終了時

記録[編集]

背番号[編集]

  • 28 (2007年 - 同年途中)
  • 6 (2007年途中 - 同年終了)
  • 24 (2008年、2012年途中 - 2013年途中、2017年 - )
  • 8 (2009年 - 2012年途中、2014年 - 2016年)
  • 22 (2013年途中 - 同年終了)

脚注[編集]

  1. ^ Kurt Suzuki Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2017年1月31日閲覧。
  2. ^ a b 『月刊スラッガー』 2008年3月号 25 , 50 - 53頁。
  3. ^ Ages are as of April 1, 2005. Top Ten Prospects: Oakland A's , BEST TOOLS” (英語). BaseballAmerica.com (2004年12月7日). 2008年3月24日閲覧。
  4. ^ Ages are as of April 1, 2006. Top Ten Prospects: Oakland Athletics , BEST TOOLS” (英語). BaseballAmerica.com (2006年2月6日). 2008年3月24日閲覧。
  5. ^ Awards/Honors:” (英語). MiLB.com. 2008年3月24日閲覧。
  6. ^ Ages are as of April 1, 2007. Top 10 Prospects Oakland Athletics , BEST TOOLS” (英語). BaseballAmerica.com (2006年12月6日). 2008年3月24日閲覧。
  7. ^ 『月刊スラッガー』 2007年12月号 85頁。
  8. ^ 『月刊メジャー・リーグ』 2008年3月号 35頁。
  9. ^ Fielding Statistics” (英語). ESPN. 2008年3月24日閲覧。
  10. ^ “Nationals acquire catcher Kurt Suzuki from Athletics” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Washington Nationals), (2012年8月3日), http://m.mlb.com/news/article/36050964/nationals-acquire-catcher-kurt-suzuki-from-athletics/ 2017年1月31日閲覧。 
  11. ^ Kurt Suzuki rejoining A's; his comments plus trade details”. 2017年1月31日閲覧。
  12. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2017年1月31日閲覧。
  13. ^ Rhett Bollinger (2013年12月23日). “Twins agree to one-year deal with Suzuki” (英語). MLB.com. 2017年1月31日閲覧。
  14. ^ “Twins sign right-handed pitcher MIke Pelfrey and catcher Kurt Suzuki” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Minnesota Twins), (2013年12月23日), http://m.twins.mlb.com/news/article/66160660/twins-sign-pelfrey-and-suzuki/ 2017年1月31日閲覧。 
  15. ^ “Twins sign Kurt Suzuki to a two-year contract extension” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Minnesota Twins), (2014年7月31日), http://m.twins.mlb.com/news/article/87297038/twins-sign-kurt-suzuki-to-a-two-year-contract-extension/ 2017年1月31日閲覧。 
  16. ^ Mark Bowman (2017年1月30日). “Braves make Suzuki signing official” (英語). MLB.com. 2017年1月31日閲覧。
  17. ^ All-Time Top 100 Prospects” (英語). BaseballAmerica.com (2007年2月28日). 2008年3月25日閲覧。
  18. ^ 『月刊スラッガー』 2008年4月号 46 - 47頁。
  19. ^ Scouting Report” (英語). sportsnet.ca. 2008年3月25日閲覧。
  20. ^ PECOTA , Kurt Suzuki” (英語). BaseballProspectus.com. 2008年3月25日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]