レイナルド・ロペス

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レイナルド・ロペス
Reynaldo López
アトランタ・ブレーブス #40
ワシントン・ナショナルズ時代
(2016年8月23日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サン・ペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス
生年月日 (1994-01-04) 1994年1月4日(30歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 アマチュアFA
初出場 2016年7月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

レイナルド・スターリング・ロペス・ケリーReynaldo Starling López Kely, 1994年1月4日 - )は、ドミニカ共和国サン・ペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。

経歴[編集]

プロ入りとナショナルズ時代[編集]

2012年6月にワシントン・ナショナルズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ナショナルズでプロデビュー。5試合に登板して1勝1敗1セーブ、防御率3.38、9奪三振を記録した。

2013年はA-級オーバーン・ダブルデイズとA級ヘイガーズタウン・サンズ英語版でプレーし、2球団合計で2試合に先発登板して0勝1敗、防御率16.88、4奪三振を記録した。

2014年もA-級オーバーンとA級ヘイガーズタウンでプレーし、2球団合計で16試合に先発登板して7勝3敗、防御率1.08、70奪三振を記録した。

2015年はA+級ポトマック・ナショナルズでプレーし、19試合に先発登板して6勝7敗、防御率4.09、94奪三振を記録した。

2016年は開幕をAA級ハリスバーグ・セネターズで迎えた。6月27日にAAA級シラキュース・チーフスへ昇格し、7月にはオールスター・フューチャーズゲームに選出された。7月17日にナショナルズ監督のダスティ・ベイカーがロペスを19日にメジャー昇格させることを発表し[1]、当日メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。メジャーデビューとなった同日のロサンゼルス・ドジャース戦では先発して4.2回を6失点で敗戦投手となったが、9奪三振を記録するなど三振奪取能力の高さを垣間見せた[2]。8月13日のアトランタ・ブレーブス戦では6.2回を無失点の好投でメジャー初勝利を挙げた[3]。この年メジャーでは11試合(先発6試合)に登板して5勝3敗、防御率4.91、42奪三振を記録した。

ホワイトソックス時代[編集]

シカゴ・ホワイトソックス時代
(2019年6月4日)

2016年12月8日にアダム・イートンとのトレードで、ルーカス・ジオリトデーン・ダニングと共にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[4]

2017年は開幕から傘下のAAA級シャーロット・ナイツでプレーし、22試合に先発登板して6勝7敗、防御率3.79、131奪三振の成績を残した。8月8日にメジャー昇格した後は先発ローテーション入りし、8試合に先発登板して3勝3敗、防御率4.72、30奪三振を記録した。

2018年は一年通してホワイトソックスの先発ローテーションに定着していた。32試合に先発登板し、7勝10敗だった。

2019年は、10勝15敗、防御率5.38、MLBで最長の本塁打(505フィート=153.924メートル)をノマー・マザラに打たれた[5]。また、MLBでは最もゴロ率(35.0%)が低かった[6]

2020年は8試合に先発登板し、1勝3敗、防御率6.49という成績に終わった。

2021年スウィングマンとして起用され、20試合に登板し、内9試合に先発して4勝3敗、防御率3.43であった。

2022年はブルペンの一角として61試合に登板し、防御率2.76と好成績を収めた。

エンゼルス時代[編集]

2023年7月27日にカイ・ブッシュエドガー・クエロとのトレードで、ルーカス・ジオリトと共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[7]

ガーディアンズ時代[編集]

2023年8月31日にウェイバー公示を経て、クリーブランド・ガーディアンズへ移籍した[8]。またジオリトも同時にガーディアンズ移籍となり、ナショナルズ入団以来3回目の同時移籍となった。オフの11月3日にFAとなった[9]

ブレーブス時代[編集]

2023年11月20日にアトランタ・ブレーブスと3年総額3,000万ドルの契約を締結した。4年目は年俸800万ドルの球団オプションとなる[10]

選手としての特徴[編集]

最速99.8mph[11](約160.6km/h)・平均90mph中盤の速球とスライダーで空振りを奪えるが、本塁打を打たれることが多く、強気な投球はリリーフ向きと評される[12]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2016 WSH 11 6 0 0 0 5 3 0 1 .625 201 44.0 47 4 22 2 0 42 5 0 27 24 4.91 1.57
2017 CWS 8 8 0 0 0 3 3 0 0 .500 207 47.2 49 7 14 0 1 30 3 0 29 25 4.72 1.32
2018 32 32 0 0 0 7 10 0 0 .412 799 188.2 165 25 75 1 10 151 7 3 88 82 3.91 1.27
2019 33 33 1 0 0 10 15 0 0 .400 809 184.0 203 35 65 0 8 169 5 2 119 110 5.38 1.46
2020 8 8 0 0 0 1 3 0 0 .250 121 26.1 28 9 15 0 1 24 1 0 21 19 6.49 1.63
2021 20 9 0 0 0 4 4 0 0 .500 222 57.2 42 10 13 0 0 55 1 0 27 22 3.43 0.95
2022 61 1 0 0 0 6 4 0 9 .600 254 65.1 51 1 11 1 1 63 4 0 24 20 2.76 0.95
2023 43 0 0 0 0 2 5 4 10 .286 178 42.0 33 7 22 1 0 52 2 1 21 20 4.29 1.31
LAA 13 0 0 0 0 0 2 2 4 .000 60 13.0 12 1 8 1 1 19 1 0 4 4 2.77 1.54
CLE 12 0 0 0 0 1 0 0 8 1.000 40 11.0 5 0 4 0 0 12 1 0 0 0 0.00 0.82
'23計 68 0 0 0 0 3 7 6 22 .300 278 66.0 50 8 34 2 1 83 4 1 25 24 3.27 1.27
MLB:8年 241 97 1 0 0 39 49 6 32 .443 2891 679.2 635 99 249 6 22 617 30 6 360 326 4.32 1.30
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2016 WSH 11 0 6 0 0 1.000
2017 CWS 8 1 2 0 0 1.000
2018 32 11 17 0 1 1.000
2019 33 9 13 1 1 .957
2020 8 0 1 0 0 1.000
2021 20 1 5 2 0 .750
2022 61 6 6 1 0 .923
2023 43 0 1 0 0 1.000
LAA 13 0 1 0 0 1.000
CLE 12 0 2 0 0 1.000
'23計 68 0 4 0 0 1.000
MLB 241 28 54 4 2 .953
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録[編集]

背番号[編集]

  • 49(2016年)
  • 40(2017年 - 2023年7月23日、2023年9月2日 - 同年終了)
  • 41(2023年7月29日 - 2023年8月30日)

脚注[編集]

  1. ^ Washington Nationals (2016年7月17日). “Dusty Baker said postgame that RHP Reynaldo Lopez will be called up to start for the #Nats on Tuesday vs. LAD.”. Twitter. 2017年10月2日閲覧。
  2. ^ Janes, Chelsea, "Reynaldo Lopez’s debut is a win for the organization, a loss for the Nats," washingtonpost.com, July 19, 2016, 10:36 p.m. EDT.
  3. ^ Murphy's 4 RBIs leads Nationals past Braves 7-6
  4. ^ Eaton to Nats; Giolito, 2 more prospects to White Sox” (英語). MLB.com (2016年12月7日). 2017年10月2日閲覧。
  5. ^ Statcast Leaderboard | baseballsavant.com”. Baseballsavant.mlb.com. 2019年10月9日閲覧。
  6. ^ Major League Leaderboards » 2019 » Pitchers » Batted Ball Statistics | FanGraphs Baseball”. Fangraphs.com (2019年1月1日). 2019年10月10日閲覧。
  7. ^ “エンゼルスが投手陣補強、Wソックスから先発右腕ジオリト、救援右腕ロペスをトレードで獲得”. 日刊スポーツ. (2023年7月27日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/amp/202307270000502.html 2023年7月30日閲覧。 
  8. ^ GUARDIANS AWARDED RHP LUCAS GIOLITO, RHP REYNALDO LÓPEZ & LHP MATT MOORE ON WAIVER CLAIMS” (英語). MLB.com. 2023年9月1日閲覧。
  9. ^ 130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月3日). 2023年11月8日閲覧。
  10. ^ 山下翔悟. “ブレーブスが救援右腕ロペス獲得 3年45億円、今季エンゼルスなど3球団でプレー - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年4月27日閲覧。
  11. ^ 2019年8月15日 エンゼルス戦で計測
  12. ^ 「2017プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2017年5月号 日本スポーツ企画出版社 36頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]