トラビス・ダーノー

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トラビス・ダーノー
Travis d'Arnaud
ニューヨーク・メッツ #18
Travis d'Arnaud on August 19, 2015.jpg
2015年8月19日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州レイクウッド
生年月日 (1989-02-10) 1989年2月10日(28歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2007年 ドラフト1巡目追補(全体37位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名
初出場 2013年8月17日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2011 野球

トラビス・ダーノーTravis E. d'Arnaud , 1989年2月10日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州レイクウッド出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。MLBニューヨーク・メッツに所属。愛称はリルディー[1]

兄のチェイスもプロ野球選手。姓のd'Arnaudは"dar-NO"と発音する[2]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

ロングビーチ近郊のレイクウッドで生まれる。ロサンゼルス・ドジャースのファンとして育ち、子供の頃に憧れていた選手はマイク・ピアッツァだった[3] 。地元のレイクウッド高校に進学し、卒業後は兄チェイスと同じくペパーダイン大学への進学を予定していた[4]

プロ入りとフィリーズ傘下時代[編集]

2007年MLBドラフト1巡目追補(全体37位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、83万2500ドルの契約金で入団した[5]

2009年はA級レイクウッド・ブルークローズ英語版で初めてフルシーズンを過ごし、打率.255、13本塁打、71打点、38二塁打を記録。

ブルージェイズ傘下時代[編集]

2009年12月、ロイ・ハラデイとのトレードで、カイル・ドレイベックマイケル・テイラー(直後にブレット・ウォレスとトレード)と共にトロント・ブルージェイズへ移籍した[6]。「ベースボール・アメリカ」誌からは、ブルージェイズ内ではドレイベック、ウォレスに次ぐ3位、マイナー全体では81位の有望株と評された[7]

2010年はA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレーしたが、背中を痛めて71試合の出場に留まり、打率.256、6本塁打だった[8]。それでもスカウトからの評価は揺るがず、オフには「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、ドレイベックに次いで球団内2位、マイナー全体では36位という高い評価を受けた[9]

2011年はAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレー。打率.311、21本塁打、78打点、OPS.914という好成績を残してイースタンリーグMVPに輝いた。同年11月19日にブルージェイズの40人枠に入った[10]。オフの10月に開催されたグアダラハラパンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表に選出された[11]。また、ベースボール・アメリカ誌のランキングを17位に上げ、マイナーで最も有望な捕手の1人と見なされるようになる。

2012年はAAA級ラスベガス・フィフティワンズで打率.333、16本塁打、52打点を記録し、メジャーデビューは目前であったが、6月25日に二塁ベースへ併殺崩しのスライディングを行った際に膝の靭帯を損傷して残りのシーズンを棒に振った[12]

メッツ時代[編集]

2012年12月17日R.A.ディッキーと捕手2人とのトレードで、ジョン・バックノア・シンダーガードウィルマー・ベセラと共にニューヨーク・メッツへ移籍した[13]

2013年8月17日サンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビュー。この年は31試合に出場し、打率.202・1本塁打・5打点・OPS0.548という成績を記録。ディフェンス面では、30試合でマスクを被って無失策だったが、DRS - 2と平均を割った。

2014年は正捕手に抜擢されたが、打撃不振により6月にマイナー降格した[14]。しかし、同月中に再昇格すると、以後はバッティングの調子を取り戻した[14]。最終的には108試合に出場し、打率.242・13本塁打・41打点・1盗塁という成績を残し、長打力の片鱗を見せた。一方で守備面では課題山積で、105試合の守りで9失策・守備率.990・DRS - 15という成績だった。パスボール12はリーグワーストで、盗塁阻止率も19% (産出方法によっては13%[14]) だった。とは言え、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では7位にランクインした[15]

2015年は複数回DL入り[16]した影響もあり、67試合の出場に留まった。しかしながらバッティング面では長足の進歩を遂げ、前年比で - 40試合以上ながら、ほぼ同等の打率.268・12本塁打・41打点・OPS0.825という好成績を残した。また、ディフェンス面の成績も大幅に向上し、3失策・守備率.995・DRS - 1・盗塁阻止率33%という数字を記録。パスボールも1つだけで、全体的に、正捕手定着に向けてワンランクグレードアップした。

2016年4月26日、右肩の故障でDL入りした[17]。この離脱の影響もあって75試合の出場に留まり、打率.247・4本塁打・15打点という成績に終わった。守備面では73試合でマスクに被り、1失策・守備率.998・DRS - 4・盗塁阻止率22%という内容だった。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2013 NYM 31 112 99 4 20 3 0 1 26 5 0 0 0 1 12 0 0 21 3 .202 .286 .263 .548
2014 108 421 385 48 93 22 3 13 160 41 1 0 1 1 32 5 2 64 15 .242 .302 .416 .718
2015 67 268 239 31 64 14 1 12 116 41 0 0 0 2 23 0 4 49 7 .268 .340 .485 .825
2016 75 276 251 27 62 7 0 4 81 15 0 0 2 1 19 1 3 50 7 .247 .307 .323 .629
通算:4年 281 1077 974 110 239 46 4 30 383 102 1 0 3 5 86 6 9 184 32 .245 .311 .393 .704
  • 2016年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 15 (2013年 - 2014年)
  • 7 (2015年 - 2016年7月4日)
  • 18 (2016年7月5日 - )

代表歴[編集]

  • 2011年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表

脚注[編集]

  1. ^ Explaining Mets Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月28日閲覧
  2. ^ Brink, Bill(2011-07-10). On the Pirates: Presley and d'Arnaud validating roster spots. Pittsburgh Post-Gazette(英語). 2011年11月19日閲覧
  3. ^ Travis D'Arnaud Q&A”. PhoulBallz.com. 2011年10月6日閲覧。
  4. ^ So Far We Are: Meet Your New Jays, Travis d'Arnaud”. Bluebird Banter. 2011年10月5日閲覧。
  5. ^ MLB Draft Signing Bonuses/2007”. myMLBdraft.com. 2011年10月5日閲覧。
  6. ^ New kids on the block”. Toronto Sun. 2011年10月5日閲覧。
  7. ^ Cooper, J.J.(2010-02-23). The Complete Top 100 Prospects List. BaseballAmerica.com(英語). 2011年11月19日閲覧
  8. ^ Prospect of the Day: Travis D'Arnaud, C, Toronto Blue Jays”. Minor League Ball. 2011年10月6日閲覧。
  9. ^ Staff Report(2011-02-23). 2011 Top 100 Prospects. Baseball America.com(英語). 2011年11月19日閲覧
  10. ^ Chisholm, Gregor(2011-11-18). Molina highlights additions to 40-man roster. bluejays.com(英語). 2011年11月19日閲覧
  11. ^ 2011 Pan Am Team Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2011年12月23日) 2017年7月2日閲覧
  12. ^ Top prospect d'Arnaud likely out for season bluejays.com
  13. ^ R.A. Dickey deal official as Blue Jays acquire ace MLB.com
  14. ^ a b c 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、299頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  15. ^ 2014 Awards Voting - NL Rookie of the Year Voting - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年12月20日閲覧。
  16. ^ Anthony DiComo (2015年6月30日). “d'Arnaud placed on DL with left elbow sprain”. MLB.com. 2015年12月20日閲覧。
  17. ^ Mike Axisa (2016年4月26日). “Mets catcher Travis d'Arnaud lands on DL with shoulder injury” (英語). CBSSports.com. 2016年11月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]