フレディ・フリーマン

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フレディ・フリーマン
Freddie Freeman
アトランタ・ブレーブス #5
Freddie Freeman Braves versus Rangers in TX Sept 2014.jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カナダの旗 カナダ (二重国籍)
出身地 カリフォルニア州オレンジ郡ファウンテンバレー
生年月日 (1989-09-12) 1989年9月12日(29歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 一塁手三塁手
プロ入り 2007年 MLBドラフト2巡目
初出場 2010年9月1日 ニューヨーク・メッツ
年俸 $21,359,375(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム カナダの旗 カナダ
WBC 2017年

フレデリック・チャールズ・フリーマンFrederick Charles "Freddie" Freeman, 1989年9月12日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡ファウンテンバレー出身のプロ野球選手内野手)。右投左打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。両親は共にカナダ出身[2]

経歴[編集]

2007年MLBドラフト2巡目(全体78位)でアトランタ・ブレーブスから指名され、プロ入り。

2010年はAAA級グウィネット・ブレーブスで打率.319、18本塁打、87打点、OPS.898という成績を残し、9月1日のニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビュー。9月21日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で、ロイ・ハラデイからメジャー初本塁打を放った[3]。オフには、「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、ブレーブスの選手ではフリオ・テヘランに次ぐ2位、マイナー全体では17位の評価を受けた[4]

2011年は、開幕からブレーブスの正一塁手に定着。4月は月間打率.225と不振だったが、5月以降は調子を上げ、7月18日には打点が50に達した。これはブレーブスのルーキーとしては1954年ハンク・アーロンに並ぶ歴代最速タイであった[5]。7月は打率.362、6本塁打、OPS1.033を記録し、ナ・リーグの月間最優秀新人に選ばれた[6]。最終的な打撃成績は、157試合に出場して、打率.282、21本塁打、76打点だった。新人王の投票では、チームメイトのクレイグ・キンブレルに次ぐ2位に入った。

2012年は打率を.259に落としたが、本塁打は前年を上回る23本を放った。また、得点と打点でも自己ベスト(当時)を更新した。

2013年は、開幕早々に故障者リスト入りして出遅れたが、復帰後は好調を維持[7]。得点圏では非常によく打ち、得点圏打率.443・109打点はいずれもナ・リーグ2位だった。これらの活躍が評価され、シーズン後のMVP投票では5位にランクインした[8]

2014年2月4日にブレーブスと総額1億3000万ドルの8年契約に合意した[9][10]。この年は全162試合に「3番・一塁手」で出場[11]。前半戦は調子を維持して2年連続でオールスターにも選出された[11]が、後半戦はやや調子を落とし、レギュラー定着後では初めて20本塁打未満に終わったが、出塁数リーグ1位を記録した。

2015年は、相次ぐ故障に見舞われた[12]為、118試合の出場に留まり、レギュラー定着後では初めて規定打席到達を逃した。バッティング面では通算100本塁打を達成したが、打率.276、18本塁打、66打点という成績に終わり、20本塁打には届かなかった。守備では4失策守備率.996という成績を記録した。

2016年は6月15日のシンシナティ・レッズ戦でサイクル安打を達成した[13]。オールスターゲームブレイク期間中の7月12日に、悪性のホクロ(皮膚がん)の除去手術を受けた。早期発見のため大事には至らず、故障者リスト入りもしなかった。後半戦の開幕には3番・ファーストでスタメン出場した[14]。9月28日のフィラデルフィア・フィリーズでは2打数1安打をマークし、この年のメジャー最長となる30試合連続安打、またジェイソン・ワースに並ぶ46試合連続出塁を記録した[15]。最終的に158試合に出場し、打率.302・34本塁打・91打点とキャリアハイの成績を残した。43二塁打・6三塁打を放って長打数はリーグ1位だった。

2017年開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)カナダ代表に選出された[16]。5月17日のトロント・ブルージェイズ戦でアーロン・ループから死球を受けて左手首を骨折し[17]、その後1ヶ月半(44試合)を欠場した。復帰後は、フリーマンの長期離脱を見据えて移籍してきたマット・アダムスか一塁手を務めた関係で、三塁手に配置転換された[18]。8月2日以降はオジー・アルビーズが正二塁手となり、ブランドン・フィリップスが三塁手にコンバートされたことに伴い、アダムスが左翼手に配置転換され、フリーマンは本来の一塁手としての起用に復帰した[19]。打率.307・28本塁打・71打点などを記録。

2018年自身2度目の全162試合に出場し、打率.309(リーグ3位)・191安打(同1位)・44二塁打(同1位)・23本塁打・98打点(同9位)を記録。自身5年ぶりとなったポストシーズンでは、ディビジョンシリーズの第3戦で自身初本塁打かつこの試合の決勝本塁打を記録して勝利に貢献したが、その後1勝3敗で敗退した。

プレースタイル[編集]

打撃[編集]

2016年以降フライ率が上昇。それに伴い、ホームラン数が増加傾向にある。[1][2]

守備[編集]

ファーストの守備に関する各動き(グラブ捌き、キャッチング等)は安定している[20][7][11]

人物[編集]

2000年、11歳の頃に母親を皮膚がんで亡くしており、それ以来、自身も定期検診を受けてきた。本人曰く「がんの家系」だという。2016年に悪性のホクロが発見され、オールスターゲームの期間中に手術を受けた。手術自体は簡単なもので後半戦にすぐ戦列復帰したが、メディアを通じて皮膚がんの検診を呼びかけた[14]

また少年時代はカリフォルニア州オレンジ郡に住んでいたことからロサンゼルス・エンゼルスのファンであった。また両親がカナダ出身であることからカナダの市民権も取得している。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2010 ATL 20 24 24 3 4 1 0 1 8 1 0 0 0 0 0 0 0 8 1 .167 .167 .333 .500
2011 157 635 571 67 161 32 0 21 256 76 4 4 0 5 53 3 6 142 15 .282 .346 .448 .795
2012 147 620 540 91 140 33 2 23 246 94 2 0 0 9 64 4 7 129 10 .259 .340 .456 .796
2013 147 629 551 89 176 27 2 23 276 109 1 0 0 5 66 10 7 121 10 .319 .396 .501 .897
2014 162 708 607 93 175 43 4 18 280 78 3 4 0 3 90 4 8 145 18 .288 .386 .461 .847
2015 118 481 416 62 115 27 0 18 196 66 3 1 0 2 56 4 7 98 6 .276 .370 .471 .841
2016 158 693 589 102 178 43 6 34 335 91 6 1 0 5 89 18 10 171 12 .302 .400 .569 .968
2017 117 514 440 84 135 35 2 28 258 71 8 5 0 2 65 14 7 95 9 .307 .403 .586 .989
2018 162 707 618 94 191 44 4 23 312 98 10 3 0 6 76 12 7 132 11 .309 .388 .505 .892
MLB:9年 1188 5011 4356 685 1275 285 20 189 2167 684 37 18 0 37 559 69 59 1041 92 .293 .378 .497 .875
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 三塁(3B)
























2010 ATL 12 36 5 0 1 1.000 -
2011 156 1317 92 6 106 .996 -
2012 146 1295 74 12 122 .991 -
2013 147 1228 107 10 114 .993 -
2014 162 1271 116 5 130 .996 -
2015 117 893 63 4 103 .996 -
2016 158 1305 107 5 116 .996 -
2017 105 829 56 4 72 .996 16 13 21 1 1 .971
2018 161 1268 72 7 116 .995 -
MLB 1164 9442 692 53 880 .995 16 13 21 1 1 .971
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 5(2010年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Freddie Freeman Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年11月17日閲覧。
  2. ^ Craig Kimbrel, Kris Medlen candidates to join Team USA in World Baseball Classic MLB.com
  3. ^ Phillies increase lead over Braves to five games as Roy Halladay gets 20th win. ESPN.com(英語). 2011年10月2日閲覧
  4. ^ 2011 Top 100 Prospects, BaseballAmerica.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  5. ^ O'Brien, David(2011-07-19). Freeman gets 50 RBIs as quickly as rook named Hank Archived 2011年9月20日, at the Wayback Machine.. ajc.com(英語). 2011年10月3日閲覧
  6. ^ Nowak, Joey(2011-08-03). Freeman named NL's top rookie for July. MLB.com(英語). 2011年10月3日閲覧
  7. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、270頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  8. ^ 2013 Awards Voting - NL MVP Voting - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年8月29日閲覧。
  9. ^ Braves and Freddie Freeman agree to terms on eight-year contract”. MLB.com Braves Press Release (2014年2月4日). 2014年2月5日閲覧。
  10. ^ Mark Bowman (2014年2月4日). “Freeman gets eight-year extension, Heyward two”. MLB.com. 2014年2月5日閲覧。
  11. ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、282頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  12. ^ ブレーブス、フリーマンがDL入り…右脇腹の張りで”. SANSPO.COM (サンスポ) (2015年8月5日). 2015年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月13日閲覧。
  13. ^ “ブレーブス フリーマンがサイクル安打達成、今季メジャーで初”. スポニチアネックス. (2016年6月16日). http://m.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/06/16/kiji/K20160616012792850.html 2016年12月10日閲覧。 
  14. ^ a b “ブレーブスのF.フリーマン、オールスターブレーク中に皮膚がんを除去”. iSM (Yahoo!JAPAN). (2016年7月16日). オリジナルの2016年7月17日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20160717064716/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160716-00000214-ism-base 2016年7月17日閲覧。 
  15. ^ “【MLB】ブレーブス、F.フリーマンが30試合連続安打”. ISM. (2016年9月29日). オリジナルの2016年12月13日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20161213175338/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160929-00000212-ism-base 2016年12月10日閲覧。 
  16. ^ Canada roster announced for 2017 World Baseball Classic Baseball Canada (英語) (2017年2月8日) 2017年3月16日閲覧
  17. ^ ブレーブス痛手 主軸フリーマンが長期欠場へ 死球で手首骨折”. スポーツニッポン (2017年5月19日). 2018年10月14日閲覧。
  18. ^ Freeman back from DL, makes move to 3B MLB.com (英語) (2017年7月5日) 2017年8月3日閲覧
  19. ^ Freeman returns to first base for good MLB.com (英語) (2017年8月2日) 2017年8月12日閲覧
  20. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2012』廣済堂出版、2012年、277頁。ISBN 978-4-331-51612-6

関連項目[編集]

外部リンク[編集]