ジョー・ケリー (投手)

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ジョー・ケリー[1][2][3]
Joe Kelly
ボストン・レッドソックス #56
Joe Kelly (33847292340) (cropped).jpg
2017年4月23日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[4]
出身地 カリフォルニア州オレンジ郡アナハイム[4]
生年月日 (1988-06-09) 1988年6月9日(29歳)[4]
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手[4]
プロ入り 2009年 MLBドラフト3巡目でセントルイス・カージナルスから指名[4]
初出場 2012年6月10日[4]
年俸 $2,800,000 (2017年)[5]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗アメリカ合衆国
獲得メダル
男子野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2007 野球

ジョセフ・ウィリアム・ケリー (Joseph William Kelly, 1988年6月9日 - ) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡アナハイム出身のプロ野球選手 (投手) [4]。右投右打[4]MLBボストン・レッドソックス所属[6]

愛称はJK[7]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

カリフォルニア大学リバーサイド校では、クローザーを務めていた[8]。同校在籍時の2007年には、ブラジルリオデジャネイロで行われた第15回パンアメリカン競技大会における野球アメリカ合衆国代表に選出された[9][10]

プロ入りとカージナルス時代 (2009 - 2014)[編集]

2009年MLBドラフト3巡目でセントルイス・カージナルスから指名され、6月28日に契約を結んだ[4]。プロ入り後にカーブチェンジアップを習得し、先発に転向した[8]。同年、A-級のバタビア・マックドッグス英語版でプロデビューを果たすと、16試合 (先発2試合) に登板して防御率4.75・2勝3敗1セーブ・11四球・30奪三振・WHIP1.45の成績を残した[11]

2010年は、A級のクァッドシティズ・リバーバンディッツ英語版に所属し、26試合 (先発18試合) に登板して防御率4.62・6勝8敗1セーブ・WHIP1.43という成績を残した[11]

2011年は、まずA+級のパームビーチ・カージナルス英語版でプレーし、12試合中11試合に先発登板して防御率2.60・5勝2敗・34四球・62奪三振という成績を残した[11]。その後、7月にAA級のスプリングフィールド・カージナルスへ昇格し、11試合の先発登板で防御率5.01・6勝4敗・25四球・51奪三振の成績を残した[11]マイナー2チーム合算では、23試合 (先発22試合) ・132.0イニングの登板で、防御率3.68・11勝6敗・59四球・113奪三振・WHIP1.40という成績を記録、プロ初の2ケタ勝利を挙げた[11]

2012年は、AAA級のメンフィス・レッドバーズで12試合に先発登板し、防御率2.86・2勝5敗を記録、この時点でパシフィック・コーストリーグの防御率1位だった[12]6月10日にカージナルスとメジャー契約を結び、40人ロースター入りした[12]。同日のクリーブランド・インディアンズ戦で先発としてメジャーデビューし、5.0回を7安打1失点に抑えたが、メジャー初勝利はならなかった[13]。3度目の登板となった6月22日カンザスシティ・ロイヤルズ戦で6.0回を9安打3失点というピッチングを見せ、メジャー初勝利を挙げた[13]。この年は24試合に登板・16試合に先発登板し、防御率3.53・5勝7敗・WHIP1.38の成績をマーク、16試合の先発登板中10試合でQSを記録するという見事なピッチングを見せた[14]ポストシーズンでは7試合にリリーフ登板し[4]、2度チームの勝利に貢献した[14]

2013年は、スプリングトレーニングで結果を残せなかった為、リリーフとして開幕を迎えた[15]。7月に先発復帰後は好調になり、後半戦は防御率1.92・9勝2敗を記録した[15]。通年成績は、37試合 (うち15試合が先発登板) の登板で防御率2.69・10勝5敗・44四球・79奪三振・WHIP1.36という成績をマークした[4]。2年連続で出場したポストシーズンでは計4試合に先発登板したが、勝ち星は挙げられなかった[4]

2014年は先発ローテーションの5番手で起用され、3試合の先発登板で防御率0.59・1勝1敗と絶好調だった[16][3]。しかし、4月17日に左ハムストリング肉離れで15日間のDL入りした[17]6月25日に60日間の故障者リストに異動し[18]7月11日にDLから復帰した[19]。カージナルスでは、DL入り前と合わせて7試合に先発登板し、防御率4.37・2勝2敗・WHIP1.46を記録した[4]

レッドソックス時代 (2014 - )[編集]

2014年7月31日に、ジョン・ラッキーコーリー・リットレル英語版とのトレードで、アレン・クレイグと共にボストン・レッドソックスに移籍した[20]。レッドソックス加入後は10試合に先発登板し、うち6試合でQSを記録、防御率4.11・4勝2敗という成績を残した[3]。シーズントータルでは、17試合の先発登板で防御率4.20・6勝4敗・WHIP1.35という成績を記録、メジャー3年目で初めてシーズン防御率が4.00を超えた[4]

2015年は、シーズン開幕前の上腕二頭筋の故障でDL入りしたが、復帰後は先発ローテーションの5番手に入った[2]。単調な投球が続き、防御率5.00台が続いた為、6月にAAA級に降格した[2]。7月に復帰後は好調になり、8月にはレッドソックスの投手としては1999年ペドロ・マルティネス以来となる月間6勝を挙げた[2]。この年は、キャリアハイの25試合に先発登板し、防御率4.82・10勝6敗・WHIP1.44という成績を記録した[4]

2016年も先発ローテーションに入ってシーズン開幕を迎えたが、制球難に陥って6月にマイナー降格した[1]7月25日デトロイト・タイガース戦でリリーフとして登板すると、以後リリーフに専念して防御率1.02という圧巻の成績を残した[21][1]。レギュラーシーズンでは20試合中14試合にリリーフ登板し、防御率5.18・4勝無敗・キャリアハイの奪三振率10.8を記録した[4]。ポストシーズンでは、ALDSで3試合に登板し。3.2イニングを無安打無四球3奪三振に抑えた[4]

2017年はリリーフに専念し、キャリアハイの54試合に登板[4]。4年ぶりの2.00台となる防御率2.79・自己ベストのWHIP1.19という成績をマークした[4]

選手としての特徴[編集]

2015年までは、150キロ台前半から半ば (150 - 156キロ) のツーシーム (シンカーとも) が主体をなしていた[2][3][15]が、2016年にリリーフに転向すると球速が増して、161キロまで出るようになった[1]変化球としては、チェンジアップカーブスライダーがある[2][3][15][14]。チェンジアップやカーブは、プロ入り後に習得した[8]

投球スタイルとしては、ツーシーム・シンカーでゴロを量産するグラウンドボールピッチャーだったが[3][15]、リリーフ転向後は三振を大量に奪うようになった[1]

身体能力が高く、60ヤード走が6.5秒、垂直跳びが95cm等の記録がある[14]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[4][6][編集]





















































W
H
I
P
2012 STL 24 16 0 0 0 5 7 0 0 .417 457 107.0 112 10 36 2 3 75 4 0 50 42 3.53 1.38
2013 37 15 0 0 0 10 5 0 2 .667 532 124.0 124 10 44 4 5 79 3 0 42 37 2.69 1.36
2014 7 7 0 0 0 2 2 0 0 .500 156 35.0 41 3 10 0 3 25 3 0 19 17 4.37 1.46
BOS 10 10 0 0 0 4 2 0 0 .667 259 61.1 47 5 32 0 4 41 0 0 29 28 4.11 1.29
'14計 17 17 0 0 0 6 4 0 0 .600 415 96.1 88 8 42 0 7 66 3 0 48 45 4.20 1.35
2015 25 25 0 0 0 10 6 0 0 .625 587 134.1 145 15 49 0 6 110 9 0 76 72 4.82 1.44
2016 20 6 0 0 0 4 0 0 2 1.000 188 40.0 44 5 24 0 2 48 0 0 23 23 5.18 1.70
2017 54 0 0 0 0 4 1 0 13 .800 238 58.0 42 3 27 1 1 52 4 0 19 18 2.79 1.19
MLB:6年 177 79 0 0 0 39 23 0 17 .629 2417 559.2 555 51 222 7 24 430 23 0 258 237 3.81 1.39
  • 2017年度シーズン終了時

背番号[4][編集]

  • 58 (2012年 - 2014年途中)
  • 56 (2014年途中 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』 廣済堂出版、2017年、35頁。ISBN 978-4-331-52084-0
  2. ^ a b c d e f 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』 廣済堂出版、2016年、96頁。ISBN 978-4-331-52002-4
  3. ^ a b c d e f 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、95頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v Joe Kelly Stats - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年10月11日閲覧。
  5. ^ Joe Kelly Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2017年10月11日閲覧。
  6. ^ a b Joe Kelly Stats, Fantasy & News - MLB.com (英語) . 2017年10月11日閲覧。
  7. ^ Ian Browne (2017年8月24日). “Red Sox Players Weekend nicknames explained” (英語). MLB.com. 2017年9月6日閲覧。
  8. ^ a b c DERRICK GOOLD (2011年2月21日). “Bird Land Q-&-A: Prospect Joe Kelly” (英語). stltoday.com. 2017年10月11日閲覧。
  9. ^ Martin Curi, Jorge Knijnik, Gilmar Mascarenhas (2011年2月3日). “The Pan American Games in Rio de Janeiro 2007: Consequences of a sport mega-event on a BRIC country” (英語). SAGE Journals. 2017年10月11日閲覧。
  10. ^ a b 2007 Pan American Team Roster” (英語). USA Baseball (2010年9月21日). 2017年7月2日閲覧。
  11. ^ a b c d e Joe Kelly Minor Stats - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年10月11日閲覧。
  12. ^ a b Cards purchase Joe Kelly, Option Hill to Memphis” (英語). MLB.com Cardinals Press Release (2012年6月10日). 2014年8月3日閲覧。
  13. ^ a b Joe Kelly 2012 Pitching Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年10月11日閲覧。
  14. ^ a b c d 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』 廣済堂出版、2013年、350頁。ISBN 978-4-331-51711-6
  15. ^ a b c d e 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』 廣済堂出版、2014年、337頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  16. ^ Joe Kelly 2014 Pitching Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年10月11日閲覧。
  17. ^ Cardinals place Joe Kelly on 15-day D.L.” (英語). MLB.com Cardinals Press Release (2014年4月17日). 2014年8月3日閲覧。
  18. ^ Kozma clears waivers; Optioned to Memphis (AAA)” (英語). MLB.com Cardinals Press Release (2014年6月25日). 2014年8月3日閲覧。
  19. ^ Cardinals announce roster moves” (英語). MLB.com Cardinals Press Release (2014年7月11日). 2014年8月3日閲覧。
  20. ^ Red Sox acquire Allen Craig and Joe Kelly from St. Louis” (英語). MLB.com Red Sox Press Release (2014年7月31日). 2014年8月1日閲覧。
  21. ^ Joe Kelly 2016 Pitching Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年10月11日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]