ダスティン・ペドロイア

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ダスティン・ペドロイア
Dustin Pedroia
ボストン・レッドソックス #15
Dustin Pedroia 2012 (cropped).jpg
2012年
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 カリフォルニア州ウッドランド
生年月日 1983年8月17日(30歳)
身長
体重
5' 8" =約172.7 cm
165 lb =約74.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手
プロ入り 2004年 MLBドラフト2巡目
初出場 2006年8月22日
年俸 $10,250,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2009年

ダスティン・ルイス・ペドロイアDustin Luis Pedroia, 1983年8月17日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ウッドランド出身のプロ野球選手内野手)。現在は、MLBボストン・レッドソックスに所属。

略歴[編集]

2004年に、アリゾナ州立大学からMLBドラフト2巡目でボストン・レッドソックスに指名され、プロ入り。大学時代のチームメイトにはイアン・キンスラーアンドレ・イーシアージェフ・レリッシュトラビス・バックらがいる。

2006年8月17日に、レッドソックスでメジャーデビューを果たした。しかし、2006年は目立った成績を残すことは出来なかった。2006年オフにマーク・ロレッタヒューストン・アストロズに移籍したため、2007年は、本来のポジションは遊撃手ながら、二塁手のレギュラーとして開幕を迎えた。

2007年は4月の月間打率は.182だったが、5月の打率は.415を記録。ア・リーグ第9週に当たる5月28日から6月3日にかけて、出場した全6試合でヒットを放ち、そのうち3試合で「猛打賞」の固め打ち。特に6月1日からのニューヨーク・ヤンキースとの3連戦では、14打数8安打、5打点の活躍で、その週のMVPに選出されると共に、5月の月間最優秀新人にも選出された。終わってみれば打率.317・8本塁打・50打点を記録し、ア・リーグの新人王に輝いた。

2008年は6月に打率が2割6分台まで下がったが、後半戦は好調で打率.345を記録した。トータルでは.326でジョー・マウアーと2厘差で首位打者のタイトルを逃したが、得点(118)・安打(213)・二塁打(54)の3部門でリーグ1位。200安打・50二塁打は球団史上3人目の快挙となった[2]テリー・フランコーナ監督が「どんな展開でも、人生最後のゲームのように懸命にプレーする」と評し、チームに好影響を与えた[3]マニー・ラミレスが移籍し、デビッド・オルティーズマイク・ローウェルJ.D.ドリューらなど故障者が続出したチームの穴を埋め、ポストシーズン進出のキーマンとなった[2]

シーズン終了後にはゴールドグラブ賞シルバースラッガー賞を受賞。そしてカル・リプケンライアン・ハワードに次いで史上3人目となる新人王の翌年にMVPを受賞した。12月3日には6年総額4,050万ドル、7年目の2015年は1,100万ドルの球団オプションで契約延長した[4]

2009 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表に選出され、大会では主に2番打者として起用されるが、練習で左脇腹を痛め2次ラウンドから登録を外れる。2009年のシーズンでは、多くの部門でMVPを獲得した前年を下回ったものの、打率.296・15本塁打・72打点という数字を記録。盗塁も2年連続で20ちょうどを決め、得点(115)はリーグ1位の数字である。また、目立たないながら四球を24個増やすとともに三振を7個減らし、四球が三振を29上回った。四球を多く選んだ事で、前年と比べて打率は.030落ちた一方で、出塁率は.005しか差がない。

2010年は、6月24日コロラド・ロッキーズ戦で1試合3本塁打を記録するなど、75試合で12本のホームランを放っていた。しかし、翌6月25日サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で自打球を足に当て、舟状骨を骨折した為、DL入りする事になった[5]8月に一度復帰したものの、まだ痛みが残っていた為、2試合に出ただけで再度DL入りとなった[5]

選手としての特徴[編集]

公称身長約173cm(実際は170cmに満たないとも言われている[6])と小柄ながら、広い守備範囲と堅実なグラブ捌きを見せる。打撃面ではフルスウィングながら、コンタクトが非常に上手いので、三振を喫することはほとんどない。

長年、二塁手の人材不足に苦しんでいたレッドソックスにとって期待の新人といえる。セオ・エプスタインGMは、「あの子(ペドロイア)をドラフトで獲得し、育て上げている球団を誇りに思っている。何事にも一生懸命に取り組み、ハンディにも負けない。そしてさまざまな批判にも動じない。『小柄すぎる』とか批判されるたびに、彼は結果を出してきた。批判されることで彼は奮起してきたんだよ。明らかに、彼は素晴らしい選手だ」と語っている[1]

同じような体型でプレー・スタイルが似ているデビッド・エクスタインとよく比較される。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2006 BOS 31 98 89 5 17 4 0 2 27 7 0 1 1 0 7 0 1 7 1 .191 .258 .303 .561
2007 139 581 520 86 165 39 1 8 230 50 7 1 5 2 47 1 7 42 8 .317 .380 .442 .823
2008 157 726 653 118 213 54 2 17 322 83 20 1 7 9 50 1 7 52 17 .326 .376 .493 .869
2009 154 714 626 115 185 48 1 15 280 72 20 8 3 6 74 3 5 45 19 .296 .371 .447 .819
2010 75 351 302 53 87 24 1 12 149 41 9 1 2 6 37 1 4 38 7 .288 .367 .493 .860
2011 159 731 635 102 195 37 3 21 301 91 26 8 2 7 86 6 1 85 12 .307 .387 .474 .861
2012 141 623 563 81 163 39 3 15 253 65 20 6 1 6 48 3 5 60 9 .290 .347 .449 .797
2013 160 724 641 91 193 42 2 9 266 84 17 5 0 7 73 4 3 75 24 .301 .372 .415 .787
通算:8年 1016 4548 4029 651 1218 287 13 99 1828 493 119 31 21 43 422 19 33 404 97 .302 .370 .454 .823
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・記録[編集]

背番号[編集]

  • 64 (2006年)
  • 15 (2006年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Dustin Pedroia Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年10月9日閲覧。
  2. ^ a b 「ボストン・レッドソックス [レイズの後塵拝するも、貫禄の2年連続ポストシーズン進出]」『メジャー・リーグ記録集計号 ザ・スタッツブック 2008』、ベースボールマガジン社、2008年、雑誌 20449-11/20、27項。
  3. ^ 出野哲也「MVPの栄冠を手にするにはだれか? 両リーグの候補者たちのセールス&ウィークポイントを徹底検証!」『スラッガー』2008年12月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-12、14頁
  4. ^ Gammons, Peter (2008年12月3日). “JonesRed Sox lock up Pedroia with new $40.5 million contract” (英語). ESPN.com. 2008年12月4日閲覧。
  5. ^ a b 友成那智村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』 廣済堂出版2011年、77頁。ISBN 978-4-331-51518-1
  6. ^ 究極の“2番・セカンド”ペドロイア「大切なのは体ではなくハートの大きさ」sportsnavi.com、2009年7月21日

外部リンク[編集]