柳田悠岐

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柳田 悠岐
福岡ソフトバンクホークス #9
HAWKS44-YANAGITA.jpg
2012年7月16日、福岡Yahoo!JAPANドームにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 広島県広島市安佐南区[1]
生年月日 (1988-10-09) 1988年10月9日(29歳)
身長
体重
188 cm
93 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手(主に中堅手
プロ入り 2010年 ドラフト2巡目
初出場 2011年5月8日
年俸 2億6,000万円(2017年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 日本の旗 日本代表

柳田 悠岐(やなぎた ゆうき、1988年10月9日 - )は、広島県広島市安佐南区出身のプロ野球選手外野手)。福岡ソフトバンクホークス所属。愛称は「ギータ[3]

2015年度パ・リーグMVPNPB史上初のトリプルスリー首位打者の同時獲得者。2015年度ユーキャン新語・流行語大賞受賞者(「トリプルスリー」、山田哲人と共に)。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

広島県広島市安佐南区の生まれ[1][4]広島市立大塚小学校3年生の時に佐伯区の「西風五月が丘少年野球クラブ」に所属し野球を始め[5][6]、元は右打ちだったが6年生の時に左打ちに転向[7]

広島市立伴中学校の時は八幡少年野球クラブシニア(軟式野球)に所属した。広島商業高校時代は2年時の秋に中国大会出場、3年時の夏は県大会ベスト4で敗退した。高校通算11本塁打

大学は広島経済大学に進学。1年時の秋からレギュラーとなり、広島六大学野球リーグ首位打者とベストナイン獲得。2年時は春秋ともに同リーグのベストナインに選ばれた(2008年)。この年から3年連続で大学選手権に出場[8]2009年、3年時春季は打率.528を残し、同リーグで最優秀選手賞、首位打者、ベストナインを獲得。秋季は首位打者とベストナインを獲得した。

2010年、4年時秋季も同リーグで首位打者とベストナインを獲得した。大学通算82試合で打率.428、8本塁打、60打点の成績を残している[9]。 高校3年時の体重は68kgだったが、大学時代に金本知憲中田翔らが通うジムで体重を増やした結果、遠投距離が10m伸びた上に50m走のタイムも0.3秒速くなった[10][11]

ソフトバンク時代[編集]

2010年10月28日に行われたプロ野球ドラフト会議にて福岡ソフトバンクホークスから2巡目指名を受けた[12]。2位指名は数名の候補の中から秋山翔吾を指名する方向で固まっていたが、会長の王貞治が「待て、(指名候補の中で)誰が一番飛ばすんだ?」と訊くと、スカウトらが「柳田です」と即答し、寸前のところで指名が切り替えられた[13]。担当スカウトは若井基安であった[14]背番号は「44」。

2011年は春季キャンプは新人唯一のA組スタート[15]。するとフリー打撃や紅白戦などで結果を出し[16][17]オープン戦で大きくアピールをしたが[18]、開幕一軍とはならなかった。5月8日に一軍へ昇格すると、同日札幌ドームで行われた対北海道日本ハムファイターズ戦で、指名打者アレックス・カブレラの代走として9回同点二死一三塁の一塁走者でプロ入り初出場。直後の小久保裕紀の右中間タイムリー三塁打により、一塁から本塁を陥れ初得点を記録している[19][20]。7月21日に富山市民球場アルペンスタジアムで行われたフレッシュオールスターゲームに選出され、4番中堅手で先発出場したが4打数1安打だった[21]。二軍では77試合に出場し、規定未到達ながら251打数で打率.291、13本塁打(リーグ1位)、43打点(リーグ4位)、5三塁打(リーグ1位タイ)、20盗塁(リーグ4位)、外野手部門の6補殺(リーグ2位タイ)と活躍したものの、85三振(リーグ2位)、外野手部門5失策(リーグ1位タイ)、守備率.962と粗さも目立った。ウエスタン・リーグ本塁打王[22]8月度のミズノ月間MVP(ファーム)を獲得した。

シーズンオフにはプエルトリコウィンターリーグに派遣され、11月4日から12月22日までの22試合に出場、規定未到達で38打数11安打、打率.271、3本塁打、11打点、OPS.772の成績を残した[23][24]。18試合が先発出場で内訳は指名打者5試合、外野13試合、失策は無かった。また、12月15日には満塁本塁打も放った[25]

2012年は5月16日に一軍へ昇格したものの、3度の打席で結果が出せず5月21日に再び二軍へ戻った。6月22日に再昇格すると同日の対日本ハム戦で7番右翼手で先発出場し、7回の3打席目で斎藤佑樹から四球を得てプロ初出塁を達成。6月23日の同カードで8番右翼手として先発出場し、2回の1打席目で吉川光夫からプロ入り初安打を本拠地・福岡Yahoo!JAPANドームで達成した。5回の2打席目で吉川から三塁打で先頭出塁し、マルチヒットも記録(セカンドゴロの間に生還し初得点)[26]。3打席目は乾真大のスライダーを打ち三塁手のグラブを弾いてエラーで出塁と、4打席で3度出塁した[27]。6月28日の対オリックス・バファローズ戦では、西勇輝フォークボールを打ち先制のタイムリー安打を放ったことでプロ入り初打点を記録した。すかさず盗塁を試み、捕手の伊藤光からプロ初盗塁も達成。8月5日の対埼玉西武ライオンズ戦で多村仁志の負傷により途中出場すると、7回に松永浩典が投げた内角の初球スライダーを右翼席最上段へ運ぶツーランホームランを放ち、これがプロ入り初本塁打となった[28][29]。通算81打席目での本塁打は推定135メートルの特大弾だった[30]。8月16日の対千葉ロッテマリーンズ戦の延長10回同点の場面では、薮田安彦から生涯初のサヨナラ本塁打となる2試合連続本塁打を記録した[31]。このサヨナラ打は8月度のスカパー!ドラマチック・サヨナラ賞として表彰された[32]。9月25日の対オリックス戦では5打席で4安打1四球とプロ入り初の猛打賞を記録した[33]。10月3日の対日本ハム戦、3打数無安打で迎えた9回6点リード一死満塁の場面で、森内壽春の外角直球を左翼席に運び、プロ入り初の満塁本塁打を記録した[34]

クライマックスシリーズファーストステージは10月14日第2戦で、涌井秀章からポストシーズン初となる内野安打を放った。二軍では51試合に出場し打率.300、リーグ2位の16盗塁の成績を残した。

2013年はオープン戦で12球団最多の6本塁打を放ち[35]、開幕一軍入りを果たした。4月までで打率.298、3本塁打と好調を続けていたが、右鼠径化膿性リンパ節炎の診断を受けて5月1日に一軍登録を外れ[36]、同月11日に一軍復帰した。6月1日の対セ・パ交流戦広島東洋カープ戦で初回3点リード一死二三塁から、昇格後初となるスリーランホームランを放ち、広島のエース・前田健太をノックアウトした[37]。6月5日内川聖一の左翼手復帰を受け、残りの交流戦は途中出場に回った。ところが6月25日の対日本ハム戦で左肩を痛め、6月26日に出場選手登録を抹消された[38]。6月28日に福岡市内の病院で検査の結果、右肩の軽度の腱板損傷と診断された[39]。7月15日に一軍へ戻ると、同日の対ロッテ戦で代打として復帰し、以降8月13日まで代打出場となった。8月14日の対西武戦で7番指名打者で先発出場すると、6回に代わったばかりの石井一久から約2ヶ月半ぶりの本塁打となるスリーランホームランを放った。8月29日からは松田宣浩の不調に伴って4番に抜擢され、9月8日までの10試合45打席で打率.300、OPS.928と役割を果たした。指名打者・代打での出場が続いていたが9月26日の対オリックス戦で外野守備に復帰、残り8試合は右翼手で先発出場した。9月29日対楽天戦では辛島航嶋基宏バッテリーからプロ初のマルチ盗塁を記録した。プロ3年目にして初めて二桁本塁打、二桁盗塁を記録した。

2014年は開幕戦の対ロッテ戦で本塁打を含む猛打賞で好スタートを切ったが、4月1日からの対日本ハム戦では徹底的な内角攻めにより同カード内で2死球を受けた(同年は成績に伴いマークも厳しくなり、最終的にリーグ2位の16死球を受けた[40])。4月8日までの10試合で打率.161と対応に苦しんだが、4月27日の対西武戦の初回第1打席二死満塁の状況で、グレッグ・レイノルズの高めのチェンジアップバックスクリーンへ運び満塁本塁打を放つなど、4月末時点では打率.276まで戻した。4月22日の日本ハム戦では中田翔のライナーを捕球し1死、さらにホームへ強肩でストライク返球し、タッチアップした三塁走者の西川遥輝をアウトにして2死し、チーム15年ぶりの三重殺に貢献した[41]。5月には月間打率.395、安打数34(共にリーグトップ)を記録し月間MVPを受賞した[42][43]オールスターゲームに監督推薦選手として初選出[44]。7月18日第1戦では代打から左翼手で出場し四球で出塁した[45]。7月19日第2戦(阪神甲子園球場)では1番中堅手として先発出場、6回表の第4打席で中日の山井大介からバックスクリーン左へのツーランホームランを放つなど、この試合4安打の活躍[46]で同試合の最優秀選手賞を獲得した[47][48]。8月26日から9月13日までは自己最長の16試合連続安打と好調を維持した[49]。9月24日にはプロ入り4年目で初の1試合5安打を記録した[50]。最終的にチームトップの打率.317(リーグ3位)[51]、出塁率.413(リーグ2位)、盗塁33(リーグ2位)[52]を残し、猛打賞15回とマルチ盗塁4回を記録。打点も70へと伸ばし、チーム内の勝利打点李大浩に次ぐ10とリーグ優勝に貢献した。

クライマックスシリーズファイナルステージでは、10月15日第1戦に浦野博司から先制タイムリー二塁打を放ち、10月18日第4戦では木佐貫洋から初回先頭打者本塁打で先制するなど、全6試合に出場し25打数で打率.280、3打点の成績だった。日本シリーズでは10月25日第1戦では、先発のランディ・メッセンジャーから6回に日本シリーズ初安打を放つと、7回二死三塁でも同投手からライトへ安打を放ち日本シリーズ初打点を記録。全5試合に出場、20打数8安打(打率4割)、5得点と活躍してチームの日本一に貢献[53]、同選手権の優秀選手賞も受賞した[54]。他にも三井ゴールデン・グラブ賞[55][56]と、ベストナイン[57]を初受賞した。

また、10月9日に日米野球2014日本代表に選出された[58]。11月14日の第2戦で岩隈久志からセンターオーバー2点タイムリー三塁打、ライト前タイムリー、8回には和田毅からセンターオーバーのタイムリー二塁打を放った[59]。11月16日第4戦でもクリス・カプアーノロブ・ウッテントミー・ハンターからそれぞれ安打し猛打賞を記録[60]。全5試合に出場し、打率3割、6安打4打点の大活躍でMVPに選ばれた[61][62]ジャスティン・モルノーは「アメリカにつれて帰りたい」と称賛した[63]

12月1日に球団より小久保裕紀が使用していた「9」に背番号が変更されることが発表された[64]。12月25日の契約更改交渉で5,800万円アップの年俸9,000万円(金額は推定)でサインした[65]

2015年、開幕前の2月16日に「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の日本代表に選出された[66]。3月10日の第1戦に「1番 右翼手」で先発出場し[67]、3月11日の第2戦では「3番 右翼手」で先発出場した[68]

レギューラーシーズンでは9月8日、日本ハム戦で自身初の1シーズン30本塁打を達成[69]。9月15日、オリックス戦で2年連続の1シーズン30盗塁を達成[70]。9月26日の対ロッテ戦でイ・デウンから死球を受け[71]、翌日からシーズン終了までスタメンを外れるも、「打率.363、34本塁打、32盗塁、99打点、出塁率.469」の好成績を記録。自身初の首位打者のタイトルの獲得、12球団トップのOPS(1.101)及びRC27(11.39)、そしてプロ野球史上10人目(球団では初)のトリプルスリーの達成という、「桁違いの活躍」「記録ずくめ」の年となった[72][73]。またこの年は、東京ヤクルトスワローズ山田哲人もトリプルスリーを達成し、1950年岩本義行別当薫が達成して以来、65年ぶりに2人のトリプルスリー達成者が生まれた[74]

10月9日に第1回WBSCプレミア12の日本代表最終ロースター28名に選出された[75]が、上記の9月26日に受けた死球は左膝付近を直撃しており[76]、11月2日に左大腿骨内顆部骨挫傷で日本代表を辞退することを発表した[77][78]。11月25日にはチームを日本シリーズに導いた点やトリプルスリーを達成した点などが評価され、パ・リーグのMVPに選出された[79]。受賞の挨拶では「チームが2連覇したので、3連覇したいと思う」と翌年に向けての意気込みを語った[79]

12月25日、福岡ヤフオク!ドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の推定年俸約9,000万円から一気に3倍増の約2億7,000万円で更改した[80]

2016年は、2年連続のトリプルスリーが期待される状況でシーズンを迎えた[81]。4月15日の楽天戦で、パ・リーグのシーズン新記録となる16試合連続四球を記録して、田部輝男の15試合連続を65年ぶりに更新[82]。このように選球眼を向上させた一方で、相手投手の徹底マークに苦しみ、5月3日の対日本ハム戦では、打率が.229に落ち込むなど苦しんだ[83]。5月下旬以後、徐々に調子を上げたが、最終的には「打率.306、18本塁打、23盗塁、73打点、出塁率.446」といずれも前年よりも最終成績を落としてしまった。その一方で、OPSは「.969」、RC27は「9.29」で、いずれもリーグトップの成績であった。

シーズンオフの10月18日に「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」の日本代表に選出された[84]が、10月31日に右肘関節炎のため辞退した[85]

12月21日、福岡ヤフオク!ドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1,000万円減の年俸2億6,000万円(金額は推定)でサインした[86]

2017年は、糸井嘉男らと行った[87]自主トレで肉体改造を目指し、炭水化物をほとんど摂取しない食事制限を行うが[88]、そのトレーニング法を聞いたダルビッシュ有に苦言を呈される[89]。それに対して柳田は「感動しました。ダルさんにそんなこと言われてうれしかったです。僕のことを知ってくれているということなんで」と反応した[90]。宮崎春季キャンプは右肘の影響からB組からのスタート[91]。またその影響から第4回WBC日本代表への選出は見送られた[92]。オープン戦では、3月22日の対阪神戦では守備につくなど回復をみせ[93]、開幕一軍に間に合った[94]

レギュラーシーズンは、4月28日の対オリックス戦において、西勇輝から左足膝裏付近に死球を受け負傷交代する[95]。その後2試合欠場したが、5月2日の対西武戦で3試合ぶりにスタメン復帰する[96]。セ・パ交流戦では、6月6日の対ヤクルト戦で延長10回裏にボテボテの内野安打でサヨナラ勝ちを決め[97]、翌7日の同じく対ヤクルト戦では、推定飛距離145メートルの本塁打を放つなど[98]、6月9日の対阪神戦まで21試合連続安打を記録し[99]、チームの3年連続となるセ・パ交流戦最高勝率達成に貢献し、自身は史上初となる2度目の日本生命セ・パ交流戦最優秀選手賞(MVP)に輝いた[100]。6月23日に福岡ヤフオク!ドームで行われた対西武戦において、3打席連続本塁打と、自己最多タイの1試合6打点を記録する。2本目の17号2ランはプロ野球史上283人目となる通算100本塁打。3本目の18号ソロでの3打席連続本塁打は、チームでは1966年南海ホークス野村克也以来、51年ぶりの快挙となる[101]。7月7日、自身2015年9月度以来、4度目となる6月度の日本生命月間MVPを受賞する[102]。7月14日、15日両日に開催されたマイナビオールスターゲーム2017において、ファン投票で2年連続最多得票となる50万9,359票を獲得し選出された[103]。14日、15日の試合前に行われた本塁打競争では、2日連続の優勝を飾る[104]。7月7日対日本ハム戦で右膝当てた自打球の影響で、7月21日の対ロッテ戦を欠場したが[105]、リーグ優勝決定戦となった9月16日にメットライフドームで行われた対西武戦において、1点ビハインドで迎えた4回表に逆転2ラン本塁打を放ち、目標だった2年振りの30号本塁打に到達する[106]。 9月20日の対日本ハム戦において、スイングした際に右脇腹を痛め途中交代。翌21日に札幌市内の病院で精密検査を受け、右腹斜筋損傷・肋間筋損傷2度(中度)、全治3週間の見込みと診断され、出場選手登録を抹消されることとなりポストシーズンの出場が危ぶまれる[107]。また、首位打者 のタイトルを秋山翔吾と、最多本塁打最多打点のタイトルをチームメイトのアルフレド・デスパイネと争っていたが、以降の試合に出場できずそのタイトルを逃す。しかし、打率.310、31本塁打、14盗塁、99打点、出塁率.426」と打率、本塁打、打点の打撃3部門において、前年を上回る成績を残し、3年連続3度目となる最高出塁率のタイトルを獲得した[108]

上記の怪我で出場が危ぶまれた楽天とのクライマックスシリーズは、10月22日の第5戦からレギュラーシーズンの3番打者ではなく、「1番・中堅手」で出場。1回裏の先頭打者で内野安打で出塁し、先制点の足掛かりを作り、3打席目の4回裏には、2死二塁のチャンスでライト前前適時打を放つなど活躍し、日本シリーズに進出する[109]横浜DeNAベイスターズとの日本シリーズも「1番・中堅手」で出場。10月28日の第1戦では、1回裏の先頭打者でセンター前ヒットで出塁し、3番デスパイネの適時打で先制得点と5回にライト前適時打[110]、10月29日の第2戦では、1回裏の先頭打者でライト前ヒットで出塁し、2試合続けての3番デスパイネの適時打で先制得点。2点ビハインド7回裏1死三塁の場面で1点差に迫るセンター前適時打を放つ[111]。10月31日の第3戦では、1回表の先頭打者でライト前ヒットで出塁、2番今宮健太の打席で初球盗塁。4番内川聖一の適時打で先制の得点を記録[112]。チームは2年ぶりの日本一に輝いた。

シーズンオフの11月9日、2015年以来2年振り3度目の三井ゴールデン・グラブ賞と[113]、11月17日にはベストナインを受賞した[114]

選手としての特徴[編集]

遠投は125メートルを記録[115]。肩の強さをセールスポイントとし[116]、マウンドから投げた際には144km/hを記録、本人曰く「投げ方が素人」なためコントロールこそバラバラなものの、計測機能のあるボールを使用したところ、回転数は2300回転と則本昂大(楽天)並みだったという[117]。強肩と俊足を生かした外野守備、そしてスピード豊かな走塁を武器とする[118]とも評されるが、セイバーメトリクスに基づくアナリストによる守備評価は、2016年度の12球団のセンターの中で12人中10位[119]、2017年度は500イニング以上を守った11人中最下位であり、「世評とは異なり、他球団の中堅手に比較して守備的貢献は大きなものではない」としている[120]

ヘルメットが脱げるくらいのフルスイング(2017年10月29日、福岡 ヤフオク!ドームにて)

高校時代のバッティングフォームは中村紀洋を真似た一本足打法だったが、大学進学後にすり足打法を意識しゆくゆくは金本知憲のようなシンプルなすり足打法にしたいと述べていた[10]。2011年オフのプエルトリコウィンターリーグで、外国人選手を参考に右足をスムーズに前に出すフォームへ変更した[121]。重心を左の軸足に残し、豪快さと柔らかさを兼ね備えた打撃で逆方向の左翼へも強い打球を飛ばせ[122]、普通の打者ならアウトになる確率の高いゴロを、打球の速さと俊足で安打にしてしまい、ゴロアウト率が低い。また、その極端な引っ張り傾向から、打球が飛びやすいライト方向に野手が寄るシフトをロッテが採用している[123]

2015年はバントを除いた打球がゴロとなる割合は57%と過半数を占め、リーグ平均の47%を上回る値となっており、平均的な打者よりもゴロの打球を打つ確率の高いグラウンドボールヒッターである[124]。2016年も依然その傾向は続いており、打球がそれほど上がらないタイプであるため、パワーの割に本塁打が増えにくい打者である[125]。2017年は、高いフライを増やすよう意識したスイングに変更した結果、2016年はゴロアウト138、フライアウト62であった割合が、8月24日時点でゴロアウト82、フライアウト79とフライアウトの割合が増えている[126][127]

2012年8月に秋山幸二監督に連れられ、帯広の森野球場での対日本ハム戦の試合前に糸井嘉男の打撃練習を見学した[128]事をきっかけに、秋山監督と王貞治会長の勧めもあり2013年のオフから糸井の自主トレにも参加している[129]。糸井は柳田について「たぶん日本人で一番飛ばす。バケモン」[130]、「飛距離はギータの方が2段階ぐらい上だと思う」[131]と述べている。また、2015年6月2日の横浜DeNAベイスターズ戦では相手投手の三浦大輔からバックスクリーン直撃となる特大ホームランを放ち、その際に球場の液晶の一部が破壊される事態となった[132](壊れた液晶の一部は現在、ソフトバンクの本拠地である福岡 ヤフオク!ドームに展示されている[133])。

2013年オフからトリプルスリーを目標としており[134][135]、2014年オフには公約Tシャツも制作[136][137]。2015年に公約通りトリプルスリーを達成した。

人物[編集]

[147]

  • 球団主催の九州9カ所でのふれあい野球教室「ベースボールキッズ」、熊本では野球教室からトークショー形式で小学生から質問を受け、既婚者で子供もいる柳田に「彼氏はいますか?」と珍質問する小学生には爆笑しながら「彼氏?はいません」と答え、「怖い選手はいますか」という質問には「西武の高橋朋己投手。めちゃ死球を当てられるので怖いです」と答えていた[148]
  • 2017年シーズンに、ヒーローインタビュー際にインタビュアーに好調の要因を尋ねられる度、「穏やかな心」ですと繰り返し返答して話題になるが[149]、それは5月上旬に不調などで精神的に苦しんだ際に、工藤公康監督から自身の胸をさすりながら「心の中を穏やかに今日も一日すごそうね」と声を掛けてきたのが始まりで、その“儀式”は毎日続いた[150]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2011 ソフトバンク 6 5 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .000 .000 .000 .000
2012 68 212 195 17 48 10 1 5 75 18 6 1 2 0 10 2 5 56 2 .246 .300 .385 .685
2013 104 337 298 48 88 19 2 11 144 41 10 1 0 0 32 0 7 96 3 .295 .377 .483 .860
2014 144 615 524 91 166 18 4 15 237 70 33 6 0 3 72 5 16 131 8 .317 .413 .452 .865
2015 138 605 502 110 182 31 1 34 317 99 32 8 0 1 88 4 14 101 9 .363 .469 .631 1.101
2016 120 536 428 82 131 31 4 18 224 73 23 2 0 0 100 2 8 97 8 .306 .446 .523 .969
2017 130 551 448 95 139 30 1 31 264 99 14 7 0 7 89 8 7 123 6 .310 .426 .589 1.016
通算:7年 710 2861 2400 444 754 139 13 114 1261 400 118 25 2 11 391 21 57 607 36 .314 .420 .525 .946
  • 2017年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位[編集]























2011 23 パ・リーグ - - - - - - - -
2012 24 - - - - - - - -
2013 25 - - - - - - - -
2014 26 3位 3位 - 8位 - 10位 2位 2位
2015 27 1位 2位 6位 - 3位 3位 2位 1位
2016 28 5位 - 3位 7位 - 10位 4位 1位
2017 29 2位 8位 3位 - 3位 2位 8位 1位
  • -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)

年度別守備成績[編集]



外野












2011 ソフトバンク 2 0 0 0 0 .000
2012 62 113 0 1 0 .991
2013 57 107 3 0 1 1.000
2014 144 273 6 6 1 .979
2015 132 272 7 4 1 .986
2016 120 247 6 4 0 .984
2017 130 233 6 1 1 .996
通算 647 1245 28 16 4 .987

タイトル[編集]

表彰[編集]

記録[編集]

初記録
節目の記録
  • 100本塁打:2017年6月23日、対埼玉西武ライオンズ10回戦(福岡ヤフオク!ドーム)、4回裏に平井克典から右中間越2ラン ※史上283人目[152]
その他の記録

背番号[編集]

  • 44 (2011年 - 2014年)
  • 9 (2015年 - )

登場曲[編集]

※球場使用曲一覧[153]

代表歴[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]