ポストシーズン
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ポストシーズンとは、スポーツ(特に球技)のリーグ戦において、リーグ戦の成績上位チームによる順位決定トーナメント(プレーオフ)を総じて表現するものである。
北米[編集]
北米では4大プロスポーツリーグ(MLB、NFL、NHL、NBA)とメジャーリーグサッカー(MLS)の各大会に参加するチームをいくつかのブロック(一般には複数のカンファレンス、更にそれを地域別にチームを配分する。MLSの場合は1つのリーグ戦で東西2つのディビジョンに分けて行う)に分けてリーグ戦をこなし、その成績上位のチーム(例:MLBは両リーグとも、各地区の1位となった3チーム及び、1位になれなかったチームの内の勝率上位3チーム計6チーム)が出場して、トーナメント形式(一般には5戦3勝制、7戦4勝制といった番勝負形式が多い)で優勝チームを決める。
日本[編集]
日本では以下のリーグ戦でこの制度が採用されている。これらは全チームとの総当たり終了後、成績の上位チームがそれにコマを進める方式で争われる。
- プロ野球・クライマックスシリーズ(セ・パ共に上位3チーム プレーオフ制度 (日本プロ野球)の項も参照されたい)
- 同・日本選手権シリーズ(セ・パ両リーグの年間優勝チーム)2007年以降はトーナメント方式のポストシーズンゲームのうちの決勝戦を日本シリーズ、決勝戦以外をクライマックスシリーズと呼ぶ。トーナメント形式でのポストシーズンゲーム全体(クライマックスシリーズ+日本シリーズ)の固有の名称は存在しない。
- BCL(ベースボールチャレンジリーグ)・地区チャンピオンシップ(東西各3戦)/リーグチャンピオンシップ(全5戦)
- 四国アイランドリーグplus・チャンピオンシップ(全5戦)
- 日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ(全5戦) 野球の独立リーグ組織である四国アイランドリーグplusとBCリーグのそれぞれの優勝チームが、独立リーグ日本一の座をかけて争うチャンピオン大会
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグチャンピオンシップ(CS) レギュラーシーズンの前期・後期それぞれの1位チームによる優勝決定戦)
- 2015年から2016年まで変則2シーズン制+ポストシーズンの併用を採用していた(前後期の優勝チームが年間勝ち点2位、3位チームとそれぞれ対戦。トーナメントで勝ち上がったチームがチャンピオンシップに出場し、年間勝ち点1位のチームと年間王者を争う)
- バスケットボール・bjリーグ(東西各上位4チーム Bjリーグプレイオフの項も参照されたい)
- 同・NBL(東西上位各3チーム)
- 同・Bリーグ(B.LEAGUEチャンピオンシップ(CS) 3地区各上位6チーム及び各地区の3位以下のうち上位2チーム)
- 同・Wリーグ(上位4チーム)
- バレーボール・プレミアリーグ(男女 各上位6チーム 総当り準決勝リーグの後、上位3チームによる「ファイナル3トーナメント」で優勝を決める)
- アイスホッケー・アジアリーグ(上位6チーム)
- ソフトボール・日本女子ソフトボールリーグ(上位4チーム)
- ソフトボール・日本男子ソフトボールリーグ(東西それぞれの上位4チームずつ)
- ラグビー・トップリーグ(リーグ戦上位4チームによる決勝トーナメント「マイクロソフトカップ杯」(2005-06年までのシーズンは、リーグ戦上位8チームでマイクロソフトカップを行っていたが、トップリーグとは独立した大会とされた。従ってそれぞれの大会が予選リーグと決勝トーナメントという考えではなかったが、2006-07年シーズンから一体化した))
- アメリカンフットボール・Xリーグ(ファイナルステージとジャパンエックスボウル。2008年までは各地区上位2チームによるFINAL6)
韓国[編集]
- KBOリーグ(韓国野球委員会が運営するプロ野球。)10チームのうちレギュラーシーズン上位5チームが進出、4位と5位が対戦するワイルドカード決定戦、3位とワイルドカード決定戦勝者が対戦する準プレーオフ、2位と準プレーオフ勝者が対戦するプレーオフ、1位とプレーオフ勝者が対戦する韓国シリーズの順に実施され、韓国シリーズ優勝チームが年間優勝となる。