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藤原恭大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤原 恭大
千葉ロッテマリーンズ #1
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府豊中市
生年月日 (2000-05-06) 2000年5月6日(24歳)
身長
体重
181 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2018年 ドラフト1位
初出場 2019年3月29日
年俸 3200万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
獲得メダル
日本の旗 日本
アジア プロ野球チャンピオンシップ
2023

藤原 恭大(ふじわら きょうた、2000年5月6日 - )は、大阪府豊中市出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。千葉ロッテマリーンズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

豊中市立原田小学校1年生の時に園和北フレンズで野球を始めた[2]豊中市立第五中学校時代は枚方ボーイズに所属し、小園海斗と共に全国優勝を経験[2]大阪桐蔭高等学校に進学すると、3年時には4番打者として甲子園春夏連覇の原動力となった[3]。秋の高校日本代表にも2年連続で選出され、主砲として活躍した[2]。大阪桐蔭時代の同級生に根尾昂柿木蓮横川凱山田健太(2023年より日本生命)らがいる。

2018年10月25日に行われた2018年のドラフト会議では、東北楽天ゴールデンイーグルス阪神タイガース千葉ロッテマリーンズの3球団から1位指名を受け、抽選の結果ロッテが交渉権を獲得。12月1日に最高条件となる契約金1億円+出来高払い5000万円、年俸1500万円で入団に合意した[4]。背番号は2[4]。また、根尾、柿木、横川もドラフト指名された。同一高校から同時に4人がドラフト指名されたのは、2001年日大三高以来17年ぶり5校目となった[5]

ロッテ時代[編集]

2019年は、春季キャンプから一軍に帯同し、練習試合やオープン戦など対外試合計30試合すべてに出場[6]。開幕一軍入りを果たし、3月29日東北楽天ゴールデンイーグルスとの開幕戦(ZOZOマリンスタジアム)に「1番・中堅手」でプロ初出場・プロ初先発出場する。開幕戦でのプロ初先発出場は、球団の高卒新人では榎本喜八山崎裕之に次いで54年ぶり3人目[7]、高卒新人の「1番」での出場に限れば、近鉄バファローズ飯田幸夫に次いで史上2人目となる[8]。試合では第4打席に青山浩二から遊撃内野安打を打ち、史上6人目となる高卒新人の開幕先発出場での安打を記録した[9]。4月6日まで6試合に出場(うち4試合で「1番・中堅手」として先発)したが、19打数2安打2打点、打率.105で、4月7日に出場登録を抹消された[10]。以降は一軍に再登録されることなくシーズンを終えた。オフに、現状維持の推定年俸1500万円で契約を更改した[11]

2020年は、開幕から二軍で過ごし、10月5日までに58試合に出場。7本塁打、19打点、14盗塁、打率.230の成績を残した。10月6日に一軍選手複数名が新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱せざるを得なくなったことを受けて、「感染拡大防止特例2020」の代替指名選手としてシーズン初の一軍初昇格[12]。10月7日のオリックス・バファローズ戦(ZOZOマリン)に「1番・左翼手」としてシーズン初スタメン。2019年4月6日以来の一軍出場となった。 5回裏、アンドリュー・アルバースからシーズン初安打となる右前打を打つと[13]、7回裏には、無死一・二塁の場面で山田修義から自身初の犠打となる送りバントを決めた[14]。10月9日の福岡ソフトバンクホークス戦(福岡PayPayドーム)では、「1番・左翼手」で出場し、プロ初の猛打賞を記録し、プロ初盗塁も記録した[15]。10月14日の楽天戦(ZOZOマリン)では涌井秀章からプロ初本塁打を初回先頭打者本塁打で記録すると[16]、2日後の北海道日本ハムファイターズ戦(ZOZOマリン)では杉浦稔大からまたも初回先頭打者本塁打を打った。プロ第1号&第2号をいずれも先頭打者本塁打で飾ったのは2008年4月29日&30日(いずれも対巨人)の赤松真人広島)以来12年ぶり、パ・リーグに限ると1953年3月26日(対大映)&4月9日(対西鉄)で前身の毎日オリオンズの栗木孝幸が記録して以来67年ぶりとなる[17]荻野貴司清田育宏角中勝也などの、新型コロナウイルスに感染した主力外野手が一軍に復帰しても一軍への帯同を続け、26試合に出場し、打率.260、3本塁打、10打点、4盗塁の成績を残し、コロナ禍のチームを支え、チーム4年ぶりのクライマックスシリーズ進出、13年ぶりの2位に貢献した。11月14日にはクライマックスシリーズに初出場。第1戦・第2戦ともに「2番・中堅手」として出場した。チームは敗退したものの、11月15日の第2戦では猛打賞を記録。プレーオフ、クライマックスシリーズでは、20歳6か月での猛打賞は2005年の西岡剛(21歳2か月)を上回り、史上最年少での記録となった[18]。オフに、300万円増の推定年俸1800万円で契約を更改した[19]

2021年は、3月26日に行われたソフトバンクとの開幕戦(福岡PayPayドーム)に「9番・中堅手」で出場。自身2度目の開幕スタメンを果たすも、22試合で打率.161と低迷し4月22日に二軍降格[20]。7月3日に再昇格すると好調を維持し、7・8月で打率.348、5本塁打、15打点、OPS1.069を記録し、7・8月度の月間MVPを受賞した[21]。しかし、9月5日の日本ハム戦で死球を受け、別メニューでの調整となった。実戦復帰するも思うように調子が上がらず、その後は守備固めや代打、代走での出場が主となった。オフに、500万円増となる推定年俸2300万円で契約を更改し、背番号1への変更を発表した[22][23]

2022年は、開幕こそ一軍で迎えたものの打撃の調子が上がらず、中堅手のポジションも岡大海髙部瑛斗に明け渡すことになる[24]。その後は体調不良などもあってシーズン通して一軍・二軍の往復が続き、9月こそ月間打率が3割を超えたものの、シーズンを通して49試合の出場に留まる。成績は打率.209、1本塁打、5打点と苦しいシーズンとなった[24]。オフに、100万円減となる推定年俸2200万円で契約を更改した[25]

2023年は、3月31日に行われたソフトバンクとの開幕戦(福岡PayPayドーム)に「9番・中堅手」で出場。3・4月は打率.298、2本塁打、11打点、交流戦の開催期間も打撃好調だったが、後半戦が始まると調子を落とす。この年はプロ入り後初めて100試合以上に出場したが、打率.238、3本塁打、21打点とやや低調に終わった[26]。オフに、1000万円増の推定年俸3200万円で契約を更改した[27]

2024年は、3月10日のソフトバンクとのオープン戦で5回の打席で自打球が右膝に直撃し、我慢をしながら出場を続けていたが8回の守備から退き、翌日病院で診断を受け、右膝蓋骨骨折が判明した[28]。5月29日に行われたイースタン・リーグの楽天戦で実戦復帰を果たした[29]

選手としての特徴[編集]

走攻守の三拍子揃った外野手[30]。高校通算32本塁打を記録した長打力に加え、50m走は5.7秒[30][31][32][33][34]。遠投110メートル[35]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2019 ロッテ 6 19 19 0 2 0 0 0 2 2 0 0 0 0 0 0 0 6 0 .105 .105 .105 .211
2020 26 105 96 10 25 5 0 3 39 10 4 1 2 1 6 0 0 33 1 .260 .301 .406 .707
2021 78 254 217 27 47 12 1 5 76 22 7 2 5 4 23 0 5 55 3 .217 .301 .350 .651
2022 49 126 115 10 24 2 0 1 29 5 9 0 1 0 9 1 1 23 1 .209 .272 .252 .524
2023 103 361 328 35 78 15 2 3 106 21 5 2 10 1 18 0 4 78 3 .238 .285 .323 .608
通算:5年 262 865 775 82 176 34 3 12 252 60 25 5 18 6 56 1 10 195 8 .227 .286 .325 .611
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野












2019 ロッテ 5 13 1 0 0 1.000
2020 23 59 0 0 0 1.000
2021 76 171 2 0 0 1.000
2022 42 70 1 2 0 .973
2023 102 208 3 2 1 .991
通算 248 521 7 4 1 .989
  • 2023年度シーズン終了時

表彰[編集]

  • 月間MVP:1回(野手部門:2021年7・8月)

記録[編集]

初記録
その他の記録
  • 高卒新人が開幕戦で1番打者としてプロ初先発出場(2019年3月29日)※史上2人目[8]
  • 高卒新人が開幕戦に先発出場し、プロ初安打(同上)※史上6人目[9]
  • プロ1号2号が初回先頭打者本塁打(2020年10月14日・16日)※史上3人目、パ・リーグでは67年ぶりの記録[17]
  • クライマックスシリーズ最年少猛打賞:20歳6か月(2020年11月15日)[18]

背番号[編集]

  • 2(2019年 - 2021年)
  • 1(2022年 - )

登場曲[編集]

  • 「Symphony (feat. Zara Larsson)」Clean Bandit(2019年 - )※2022年から奇数打席
  • 「If I Can't Have You」Shawn Mendes(2022年 - )※偶数打席

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ロッテ - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年12月5日閲覧
  2. ^ a b c 【ドラフト】ロッテ1位 藤原恭大(大阪桐蔭高) 走攻守全てが揃う日本代表の四番打者/プロ野球ドラフト会議」『週刊ベースボール』ベースボール・マガジン社、2018年10月25日。2021年9月8日閲覧
  3. ^ 井口監督「引く」スター性◎大阪桐蔭・藤原指名へ」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2018年10月24日。2021年9月8日閲覧
  4. ^ a b ロッテD1・藤原に背番号「2」!球団高卒ルーキー初の満額出来高つき最高条件」サンケイスポーツ、2018年12月2日。2021年3月25日閲覧
  5. ^ 大阪桐蔭から高校史上最多タイ4人が指名 01年日大三以来5校目」スポニチ、2018年10月25日。2021年3月25日閲覧
  6. ^ ロッテD1・藤原 プロ初のオープン戦は全試合出場「自分の持っている力は、ほぼ100%出せた」」『サンスポ』2019年3月24日。2019年4月17日閲覧
  7. ^ ロッテ藤原プロ初安打「成長したい」記念球は両親に」『日刊スポーツ』2019年3月29日。2019年4月17日閲覧
  8. ^ a b ロッテ藤原、プロ初打席は右飛 史上2人目の高卒新人開幕「1番」」『スポニチ Sponichi Annex』2019年3月29日。2019年4月17日閲覧
  9. ^ a b ロッテ藤原、苦難の初年 開幕スタメンも感じたプロの壁」『朝日新聞デジタル』2019年11月29日。2024年4月6日閲覧
  10. ^ ロッテ 藤原 登録抹消 井口監督「技術、体力を含めて準備してほしい」」スポーツニッポン、2019年4月8日。2021年3月25日閲覧
  11. ^ ロッテ藤原現状維持 福田移籍に「学べる部分多い」」日刊スポーツ、2019年11月27日。2021年3月25日閲覧
  12. ^ ロッテ藤原恭大ら昇格「若い選手にチャンス」監督」『日刊スポーツ』2020年10月6日。2020年10月6日閲覧
  13. ^ “緊急昇格組”のロッテ・藤原 今季初安打「初球から積極的に」」スポニチ、2020年10月8日。2020年10月8日閲覧
  14. ^ ロッテ・藤原のプロ初犠打成功に見た執念 井口監督「勝たなきゃいけない時は…」」スポニチ、2020年10月7日。2020年10月7日閲覧
  15. ^ ロッテ再び救世主!藤原3安打「もってる」井口監督」日刊スポーツ、2020年10月9日。2021年3月25日閲覧
  16. ^ a b ロッテ・藤原 プロ1号は先頭初球弾 球団初の快挙「タイミングが遅れたけど、体が反応」」スポニチ Sponichi Annex、2020年10月15日。2021年9月8日閲覧
  17. ^ a b ロッテ藤原恭大が先頭弾 パ67年ぶり1号も2号も」日刊スポーツ、2020年10月16日。2021年3月25日閲覧
  18. ^ a b ロッテ藤原、高校先輩の西岡上回るCS最年少猛打賞」日刊スポーツ、2020年11月16日。2020年11月16日閲覧
  19. ^ ロッテ藤原300万増「来年は飛躍」レギュラー獲る」日刊スポーツ、2020年12月10日。2021年3月25日閲覧
  20. ^ 22日の公示 ロッテ藤原恭大が2軍に降格、広島・小園海斗は今季初の1軍昇格」Full-Count、2021年4月22日。2021年9月8日閲覧
  21. ^ ロッテ藤原恭大が月間MVP初受賞 柳田、吉田正尚を抑え「うれしかった」」日刊スポーツ、2021年9月8日。2021年9月8日閲覧
  22. ^ ロッテ藤原恭大 背番号「1」の覚悟「本当に結果を残さないといけない」」日刊スポーツ、2021年12月10日。2021年12月11日閲覧
  23. ^ ロッテ 小島、藤原のレプリカユニホーム発売」デイリースポーツ online、2022年2月11日。2022年2月11日閲覧
  24. ^ a b “常勝軍団”を築くため必要なロッテ・藤原恭大の成長」『BASEBALL KING』2023年1月7日。2023年1月28日閲覧
  25. ^ ロッテ・藤原が100万円減、佐々木千は650万円減でサイン」『サンスポ』2022年11月17日。2023年1月28日閲覧
  26. ^ ロッテ・藤原恭大「課題である体力もそうですけど、まだまだ技術不足も感じました」来季は「圧倒的な数字を残さないと」」『BASEBALL KING』2023年11月4日。2024年1月20日閲覧
  27. ^ 星夏穂「【ロッテ】藤原恭大が1000万円増で更改「そこそこの成績ではなく、大活躍を目指して」」『日刊スポーツ』2023年12月5日。2024年1月20日閲覧
  28. ^ 【ロッテ】藤原恭大、右膝蓋骨骨折で開幕絶望…回復次第では前半戦棒に振る可能性も」『スポーツ報知』2024年4月13日。2024年4月9日閲覧
  29. ^ 【イースタン・リーグ】ロッテ、藤原恭大が実戦復帰でヒット放つ!上田希由翔は2安打で打率.327とアピール続ける」『BASEBALL KING』2024年5月29日。2024年6月21日閲覧
  30. ^ a b ロッテ、藤原一本釣りも 井口監督1位指名明言「三拍子そろっている」」『Sponichi Annex』スポーツニッポン、2018年10月24日。2020年2月9日閲覧
  31. ^ ロッテ、大阪桐蔭・藤原の1位指名を公表 “最強世代”4番、将来トリプルスリーも期待」『Sponichi Annex』スポーツニッポン、2018年10月23日。2020年2月10日閲覧
  32. ^ 「これが日本一の走塁か」大阪桐蔭・藤原、勝利導く激走」『朝日新聞』2018年7月16日。2020年2月10日閲覧
  33. ^ 【ドラフト1位候補大解剖】大阪桐蔭・藤原恭大外野手 握力90キロ!腕相撲負けなし“怪力無双” 短距離走者ばりの俊足も」『zakzak』2018年10月20日。2020年2月10日閲覧
  34. ^ ロッテ藤原恭大「1つでも先の塁を」。開幕スタメンで刻んだ記録と記憶。」『Number Web』集英社、2019年4月3日。2020年2月10日閲覧
  35. ^ 丸を逃しても藤原がいる ロッテ初高卒新人最高契約」『日刊スポーツ』日刊スポーツ、2018年12月2日。2020年2月9日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]