万波中正

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万波 中正
北海道日本ハムファイターズ #66
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都練馬区
生年月日 (2000-04-07) 2000年4月7日(19歳)
身長
体重
190 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2018年 ドラフト4位
初出場 2019年8月14日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

万波 中正(まんなみ ちゅうせい、2000年4月7日 - )は、北海道日本ハムファイターズに所属する東京都練馬区出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

練馬区立開進第二小学校の2年時に、投手としてブルーフェニックスで野球を始めた[1]

練馬区立開進第二中学校への進学後は、陸上競技部と東練馬シニアに所属。陸上競技の東京都大会では、1年時に100メートル 障害決勝で2位、3年時に砲丸投げ5kgの部で優勝した(記録は14m85)。その一方で、3年時には東練馬リトルシニアの外野手兼エースとして、リトルシニアの日本選手権大会でチームを準決勝進出に導いた[2]。この時点で身長がおよそ190cmにまで達していた[3]ほか、ストレートで最速138km/h [1]、バットのスイングで150km/hを超えるスピードを計測[4]。野球でも陸上競技でも、このような身体能力を大一番で発揮してきたことから、「スーパー中学生」と呼ばれた[5]

中学校からの卒業後に進学した横浜高校でも、入学直後の春季神奈川大会から、外野手として背番号25を着けてベンチ入り[6]。入学から1ヶ月半の間に対外試合で2本の本塁打、背番号13で臨んだ5月の春季関東大会(明治神宮野球場)準々決勝の対千葉黎明高校戦では代打で適時二塁打を放つ[7]など、「スーパー1年生」という異名を取るほどの活躍で脚光を浴びた[6]。夏の第98回全国高等学校野球選手権大会では、横浜スタジアムで催された松陽高校との神奈川大会3回戦で、バックスクリーンの看板を直撃する公式戦初本塁打(推定飛距離135m)をマーク[8]。2学年先輩の藤平尚真や、1学年先輩の増田珠などと共に、チームを甲子園球場での本大会出場に導いた。本大会ではベンチ入りにとどまったものの、9月の秋季神奈川大会から4番打者に抜擢[9]されると、投手としても救援で登板を重ねた[10][11]。2年時夏の第99回全国高等学校野球選手権大会で、再び甲子園球場に登場。「4番・右翼手」として秀岳館高校との初戦へ出場すると、2打数1安打を記録したが、チームは初戦敗退を喫した。さらに、秋の神奈川大会では、鎌倉学園高校との準々決勝でチーム3年振りのコールド負けを経験[12]。3年時の春先には、関東大会の序盤にベンチ入りのメンバーから外れるほどの不振に見舞われた。夏の選手権南神奈川大会でも1次登録の段階でベンチ入りのメンバーから外れていたが、後に背番号13ながらメンバーへ登録されると、チームの3年連続本大会(第100回全国高等学校野球選手権記念大会)出場に貢献。4番打者へ復帰した立花学園高校との準々決勝で横浜スタジアムのバックスクリーンを直撃する本塁打を再び放った[13]ほか、出場した4試合通算で打率.542、2本塁打、12打点という好成績を残した。背番号9を着用した本大会では、2回戦まで通算2試合で9打数無安打と振るわなかったが、金足農業高校との3回戦で吉田輝星から5打数2安打をマーク。しかし、チームがこの試合で敗れたばかりか、万波自身も3試合通算で打率.143、5三振と精彩を欠いた[2]

それでも、高校時代に対外試合で通算40本塁打を放った実績や潜在能力の高さを背景に、2018年のNPBドラフト会議で外野手として北海道日本ハムファイターズから5巡目で指名。契約金3,500万円、年俸520万円(金額は推定)という条件で入団した。背番号は66。ちなみに日本ハムでは、前述した吉田や、その吉田と選手権第100回本大会決勝で投げ合った末に優勝投手になった柿木蓮大阪桐蔭高校)も万波の前後に相次いで指名。いずれも交渉後に入団したため、万波のチームメイトになった。

日本ハム時代[編集]

2019年には、吉田・柿木と揃って、春季キャンプを二軍で迎えた[14]オープン戦期間中の3月3日に1日限定で一軍に昇格すると、本拠地・札幌ドームでの対横浜DeNAベイスターズ戦に、「9番・右翼手」としてスタメンでフル出場[15]。以降は二軍で実戦経験を積んでいた。イースタン・リーグの公式戦で開幕から8月上旬までに67試合の出場で10本塁打を放ったことなどを背景に、吉田が先発した8月14日の対千葉ロッテマリーンズ戦(東京ドーム)で、「9番・左翼手」としてスタメンで一軍公式戦にデビュー[16]。一軍公式戦全体では2試合の出場で4打数無安打に終わったが、イースタン・リーグの公式戦では、90試合の出場でチームトップ(リーグ4位タイ)の14本塁打を記録した[17]

選手としての特徴[編集]

遠投110メートル、50メートル走6秒2、高校通算40本塁打[18]

家族[編集]

2歳上の実姉・アイシャ[19]に続いて、コンゴ出身の実父と、日本人の実母の間に出生[2]。アイシャは現役の陸上競技選手で、中学生時代の2012年には、ジュニアオリンピック陸上競技大会の砲丸投げ種目に東京都選手団の選手として出場している[20]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2019 日本ハム 2 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
通算:1年 2 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野












2019 日本ハム 1 0 0 0 0 .---
通算 1 0 0 0 0 .---
  • 2019年度シーズン終了時


記録[編集]

背番号[編集]

  • 66(2019年 - )

脚注[編集]

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  1. ^ a b 横浜・万波、怪物1年!オコエよりビッグ190cm(『日刊スポーツ2016年5月4日付記事)
  2. ^ a b c 日本ハム4位・万波中正の潜在能力 順風満帆ではなかった高校3年間(『週刊ベースボールONLINE』2018年11月9日付記事)
  3. ^ 中学3年生“ネクスト清宮”に注目 未来の甲子園を沸かすのは誰だ!?(『週刊ベースボールONLINE2015年8月29日付記事)
  4. ^ 「両親からいただいた体があるから。」横浜高校・万波中正(まんなみちゅうせい)外野手(1年生)ニッポン放送高嶋ひでたけのあさラジ!』「スポーツ人間模様」公式ブログ2016年7月28日付記事)
  5. ^ 横浜・万波逆転打「元スーパー1年」復活だ/神奈川(『日刊スポーツ2017年8月17日付記事)
  6. ^ a b 横浜スーパー1年生・万波2安打 コールド勝ち貢献(『日刊スポーツ2016年4月17日付記事)
  7. ^ 横浜・万波、怪物1年!オコエよりビッグ190cm(『日刊スポーツ2016年5月24日付記事)
  8. ^ 【神奈川】横浜1年生・万波135メートル弾「ブラッグスだ!」(『日刊スポーツ2016年5月24日付記事)
  9. ^ 横浜・万波 初4番で2安打1打点 練習場には“万波ネット”完成(『スポーツニッポン2016年9月4日付記事)
  10. ^ 横浜 敗れたけど収穫あり 1年万波&増田が好投(『スポーツニッポン2016年9月28日付記事)
  11. ^ 【神奈川】横浜5投手執念継投!万波ピンチで好救援&及川も無失点 (『スポーツニッポン2017年7月29日付記事)
  12. ^ 横浜14年秋以来のコールド敗退、センバツ絶望…(『日刊スポーツ2017年9月21日付記事)
  13. ^ 横浜・万波 バックスクリーン看板直撃弾/南神奈川(『日刊スポーツ2018年7月23日付記事)
  14. ^ 2019年春季キャンプメンバーのお知らせ(北海道日本ハムファイターズ2019年1月17日付ニュースリリース)
  15. ^ 日本ハム万波、フェンス際の打球を好捕でアピール(『日刊スポーツ2019年3月3日付記事)
  16. ^ 日本ハム万波2三振「悔い残る」ほろ苦デビュー戦(『日刊スポーツ2019年8月14日付記事)
  17. ^ 日本ハム万波が二軍14発 大器の片りん見せた1年(『日刊スポーツ2019年9月29日付記事)
  18. ^ 日本ハム4位万波弾!キャンプ引き揚げ最後練習の虫(『日刊スポーツ2019年3月6日付記事)
  19. ^ 日本ハム4位万波、同期吉田輝星への誕プレは計画中(『日刊スポーツ』2019年1月13日付記事)
  20. ^ 第43回ジュニアオリンピック陸上競技大会 東京都選手団記録(女子)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]