吉田輝星

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吉田 輝星
北海道日本ハムファイターズ #18
Kosei Yshida.jpg
2018年11月24日 札幌ドームにて。
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 秋田県
生年月日 (2001-01-12) 2001年1月12日(20歳)
身長
体重
175 cm
85 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2018年 ドラフト1位
初出場 2019年6月12日
年俸 960万円(2022年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

吉田 輝星(よしだ こうせい、2001年1月12日 - )は、秋田県潟上市[2](文献によっては秋田市[3])出身のプロ野球選手投手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

潟上市立天王小学校3年から天王ヴィクトリーズで野球を始める。潟上市立天王中学校では軟式野球部に所属[4]秋田県立金足農業高等学校に進学し、1年夏からベンチ入りする。2年夏は県大会決勝まで進むが、同学年の山口航輝を擁する明桜高校に敗れ甲子園出場を逃した。3年夏は秋田大会から夏の甲子園準決勝まで10試合連続完投勝利を挙げる[5]大阪桐蔭高等学校との決勝戦では5回12失点で敗退[6]斎藤佑樹松井裕樹と並ぶ夏の甲子園・4試合連続2桁奪三振を記録[7]

2018年10月25日に行われたドラフト会議では、1巡目で根尾昂を抽選で外した北海道日本ハムファイターズが再指名で交渉権を獲得し[8][注 1]、11月15日に、契約金1億円、年俸1000万円で入団に合意(金額は推定)[9]。11月23日の入団会見で、背番号は18に決まった[10]。入団当初は吉田侑樹が在籍していたため、スコアボード及び報道上の表記は「吉田輝」となっていた。

日本ハム時代[編集]

2019年には、野村佑希万波中正柿木蓮田宮裕涼と揃って、春季キャンプを二軍で迎えた[11]。6月12日の対広島東洋カープ2回戦(札幌ドーム)で先発投手として初登板し、5回を4安打1失点で初勝利[12](21世紀生まれの投手としても初)。高卒1年目の投手が先発で初登板勝利を挙げたのは2015年の安樂智大東北楽天ゴールデンイーグルス)以来で、球団では2010年の中村勝以来9年ぶりとなった[13]。華々しいスタートを飾ったが、変化球に課題があり変化球が決まらず苦しい投球になり自慢のストレートを狙い撃ちされるケースが目立ち早い回にノックアウトされ、一軍では初先発初勝利後は3試合に先発し3連敗でシーズンを終えた[14]。オフに、30万円増となる推定年俸1030万円で契約を更改した[15]

2020年は9月11日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)で初登板。2対1のリードで迎えた4回に平沼翔太の失策と小深田大翔の適時打で2点を失い降板した。9回に同点に追いついた為黒星はつかなかった[16]。翌日9月12日に登録を抹消され9月27日に再び一軍登録。同日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)では苦しみ2回途中に被安打5、失点4で降板となった[17]。翌日9月28日に登録抹消。10月22日に再び一軍登録され同日の福岡ソフトバンクホークス戦(札幌ドーム)で先発するも四球や中田翔の失策等で満塁となりジュリスベル・グラシアルに適時打を打たれその後も補逸があり3失点。敗戦投手となった[18]。11月5日に登録を抹消された。この年は5試合に登板したが援護に恵まれなかったことや味方の失策等もあり2敗防御率8.41でシーズンを終えた。オフに、現状維持となる推定年俸1030万円で契約を更改した[19]

2021年吉田侑樹の引退に伴って区別が不要となったため、スコアボード及び報道上の表記が「吉田」に変更された。

選手としての特徴[編集]

投球フォームはオーバースロー[20][21]。ノビのあるストレートが武器[20]。高校時代にストレートの最速は152km/hを計測[22]スライダーカーブスプリットなどの変化球を持つ[23][24]。プロ入り後の最速は152km/h[25]

人物[編集]

三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの大ファンであり、高校時代は試合前に「MUGEN ROAD」を聴くことをルーティンとしていた[26]。好きなメンバーはボーカルの今市隆二であり[27]、2019年2月24日の休養日に美容室に行き、今市の髪型にイメチェンしたこともある[28]。今市本人はこれに反応し自身のInstagramに「今市カット 吉田選手頑張って下さい」と激励のメッセージを送っている[29]

吉田は秋田時代、同郷で同じくファイターズに所属した工藤幹夫が立ち上げたスポーツ用品店「クドウスポーツ」に通っていた。工藤は2016年に死去したため、両者が顔を合わせることはなかったが、吉田はプロ入り前に同店を訪れて挨拶をしている[30]

チームメイトである宮田輝星(みやたほくと)とは漢字1文字違いのため、宮田がドラフト指名された際に話題となった[31][32]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2019 日本ハム 4 4 0 0 0 1 3 0 0 .250 59 11.0 18 3 7 0 1 13 0 0 15 15 12.27 2.27
2020 5 5 0 0 0 0 2 0 0 .000 99 20.1 26 2 12 0 1 11 0 0 22 19 8.41 1.87
通算:2年 9 9 0 0 0 1 5 0 0 .167 158 31.1 44 5 19 0 2 24 0 0 37 34 9.77 2.01
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2019 日本ハム 4 0 0 0 0 ----
2020 5 0 3 0 0 1.000
通算 9 0 3 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録
打撃記録

表彰[編集]

スカパー!ファーム月間MVP賞(2021年8月度)

背番号[編集]

  • 18(2019年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 誕生年が2001年のため、太田椋オリックス1位指名)と共に21世紀生まれ初のドラフト指名選手となった。

出典[編集]

  1. ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2021年11月26日閲覧。
  2. ^ 【秋田】上背なくても…“みちのくの桑田”金足農・吉田150キロ16K完封”. スポニチアネックス (2018年7月16日). 2019年1月20日閲覧。
  3. ^ 金足農・吉田輝星、日本ハム1位指名に「うれしい。安心しました」”. スポニチアネックス (2018年10月25日). 2018年10月27日閲覧。
  4. ^ 金足農高・吉田は外れ1位で日本ハムが交渉権/ドラフト”. サンスポ (2018年10月25日). 2021年9月3日閲覧。
  5. ^ “金足農・吉田輝星プロ決断!運命の1日追う/まとめ”. 日刊スポーツ. (2018年10月10日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201810100000649.html 2018年10月26日閲覧。 
  6. ^ “金足農・吉田が今夏初の途中降板、11戦目力尽きた”. 日刊スポーツ. (2018年8月21日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201808210000464.html 2018年10月26日閲覧。 
  7. ^ 金足農・吉田4戦連続2桁奪三振 佑、松井に並んだ”. 日刊スポーツ (2018年8月18日). 2020年5月14日閲覧。
  8. ^ “栗山監督、吉田1位に満面「精いっぱい誠意尽くす」”. 日刊スポーツ. (2018年10月25日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201810250000716.html 2018年10月26日閲覧。 
  9. ^ 吉田輝星 契約金1億円でハムと仮契約「もう部活ではない 仕事で野球をやる意識を」”. スポニチ Sponichi Annex (2018年11月15日). 2021年9月4日閲覧。
  10. ^ 日本ハム・吉田輝星、背番号は18 入団会見「1年目から1軍に」” (2018年11月23日). 2020年5月14日閲覧。
  11. ^ 2019年春季キャンプメンバーのお知らせ”. 北海道日本ハムファイターズ (2019年1月17日). 2021年9月3日閲覧。
  12. ^ 吉田輝星、初勝利 大瀬良との投げ合い制す”. 日刊スポーツ (2019年6月12日). 2021年9月3日閲覧。
  13. ^ 日本ハム・輝星、初登板で勝った!驚がくの直球に広島・誠也「見たことない」(3/3ページ)”. イザ! (2019年6月13日). 2021年9月4日閲覧。
  14. ^ ロッテ種市8回0封8勝目 日本ハム吉田輝星3敗目”. 日刊スポーツ (2019年9月22日). 2021年9月4日閲覧。
  15. ^ 日本ハム吉田輝星30万円増更改「すごい汗が出た」”. 日刊スポーツ (2019年11月18日). 2021年9月4日閲覧。
  16. ^ 2年目の輝星、98球の熱投!今季初先発もプロ2勝目ならず”. サンケイスポーツ (2020年9月11日). 2021年1月31日閲覧。
  17. ^ 日本ハム・吉田輝、二回途中KO 今季2度目登板5安打4失点···課題は「真っ直ぐ」”. サンケイスポーツ (2020年9月28日). 2021年1月31日閲覧。
  18. ^ 日本ハム・吉田輝星は五回に3度の“不運”で3点失う”. サンケイスポーツ (2020年10月22日). 2021年1月31日閲覧。
  19. ^ 日本ハム吉田輝星、色紙に「開幕ローテ、二桁勝利」”. 日刊スポーツ (2020年12月7日). 2021年9月4日閲覧。
  20. ^ a b データで明らかになる 吉田輝星投手の「ストレート」”. NHK (2018年9月7日). 2020年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月3日閲覧。
  21. ^ 吉田輝星は球筋に“角度”を加えられるフォームを覚えたい”. 日刊ゲンダイ (2018年10月25日). 2021年9月3日閲覧。
  22. ^ “自己新152キロ出した金足農・吉田5回無失点降板”. 日刊スポーツ. (2018年10月2日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201810020000746.html 2018年10月26日閲覧。 
  23. ^ 吉田輝星は高校トップ評価、大学生候補は豊作年! ドラフト会議、注目選手をタイプ別解剖<投手編>”. ベースボールチャンネル (2018年10月16日). 2021年9月3日閲覧。
  24. ^ 日本ハム吉田輝星、デビュー戦5回1失点!「直球はある程度通用したのかな」”. スポニチ Sponichi Annex (2019年6月12日). 2021年9月3日閲覧。
  25. ^ 吉田輝星「良くなってきている」今季初勝利に自信”. 日刊スポーツ (2020年9月26日). 2021年9月3日閲覧。
  26. ^ “輝星 三代目JSBで登板したい 中学時代からファン”. スポニチ Sponichi Annex. (2018年11月25日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/11/25/kiji/20181124s00001173622000c.html 2019年4月11日閲覧。 
  27. ^ “進歩示した日本ハム吉田輝星、発奮材料は今市JSB”. 日刊スポーツ. (2019年4月4日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904030000812.html 2019年4月11日閲覧。 
  28. ^ “ワイルドだぜぇ!吉田輝星がJSB今市風ヘアに”. 日刊スポーツ. (2019年2月25日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201902250000960.html 2019年4月11日閲覧。 
  29. ^ “日本ハム・輝星、三代目・今市からのメッセージに感激「共演できたら嬉しい」”. スポニチ Sponichi Annex. (2019年2月26日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/02/26/kiji/20190226s00001173249000c.html 2019年4月11日閲覧。 
  30. ^ 吉田輝星、同郷で日本ハムの先輩・工藤幹夫氏との縁”. 日刊スポーツ (2019年6月12日). 2021年9月3日閲覧。
  31. ^ 吉田輝星? いや、宮田輝星だ! 日本ハム育成1位が描く『宮田輝星物語』”. 週刊ベースボールONLINE (2019年11月9日). 2021年9月4日閲覧。
  32. ^ 日本ハム育成1位は宮田輝星 名の読みは吉田輝星と違って…”. 西日本スポーツ (2019年10月18日). 2021年9月4日閲覧。
  33. ^ こだわりのストレートが威力を発揮!日本ハム・吉田輝星がプロ初登板初先発初勝利”. 日本野球機構 (2019年6月18日). 2021年9月3日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]